教師
途中から別の人の視点です。誰なのかはそのうち……ね。
しばらく歩いていると
「あなた達、ここでなにをしているのですか?ここは特別棟ですよ。」
と声をかけられた。
「あ、すみません。道に迷ってしまいまして…‥」
そう答えると
「ああ、新入生ですか。何組ですか?お送りいたしますよ。」
といってくれたので、頼むことにした。
「俺はカイト•ルシフォードです。Sクラスです。」
「同じくSクラスのラキス・ジーンです。」
「ああ、首席と次席の方ですか。そろいもそろって迷子になるとは情けないですね。」
「「すみません。」」
「私はハルス•マキナです。Sクラスの担任ですよ。」
「マキナ先生はどうしてここに?」
「ああ、特別棟の方に向かっていくのを見つけたので追いかけてきたんですよ。」
なるほど、つまり最初からみられていたわけだ。恥ずかしいな。
そして、マキナ先生の案内のおかげで無事、教室についた。
ーーー
私は強い者を求めてこの地へやってきた。
この学校の首席とは、どれくらい強いのだろうか。とても楽しみだ。ああ、早く来ないかな。
「…‥だよなっと、ここが教室か。先生、ここまでありがとうございました。」
「いえいえ、これも仕事のうちなので。」
「席はどこだ? ……よしっ、窓際だな。お前は?」
「俺はその後ろだ。」
窓際の一番前と、その後ろか。
彼らが今年の首席と次席ということか。
……なんだろう、あまり強そうには見えない。私の目は確かなはずだ。まさか、裏口入学か? この学校で? ……無理だな。どういうことなんだろう。
やっぱり、本人に聞くのが一番だな。後で話しかけてみよう。
「えっと、今年度のSクラス担任のマキナ・ウルラーレです。よろしくお願いします。得意属性は水です。」
マキナ先生か。女性の教師って珍しいな。
「じゃあ、首席から順番に自己紹介してくれる?」




