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プロローグ
初めてファンタジーものを書きました。些か不安な点も多いのですが、暖かく見守ってくれるとうれしいです。
<プロローグ>
ある少女は、村の神に願った。
「この村を救ってください」と。
だが同時刻、少女の母親は別の願いを祈っていた。
「○○を救ってください」と。
親子の願いはすれ違い、その土地の神様は困り果てた。
―さて、どうしたものか…―
神様は、時空を超越する存在である。
故に神様は、自身の過去の記憶、そして未来の記憶を辿る。
そして神様は、一つの案を思いついた。
二人の願いを叶える方法。さらには、一人の少年の心を救う方法を。
「ふぅ…。久々の、大仕事じゃの」
神様の呟きは、誰も耳にすることはない…。