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ビー玉  作者: 桜奈
7/19

ライバル


それから、数日後。

私は、珍しく熱で学校を休んだ。


「あーだるい。動けない」

寝ていると、耳元で声がした。


「えな、大丈夫か?」

「たかや?」

「心配して来てみたら、スッゲー熱で汗かいて。親父曰く、風邪だから安静に寝てなさいって。着替えはおふくろやったから」


たかやのお父さんは、医者。病院抜け出して来たんだな。と思った。

「お粥食べれるか?」

「うん、ありがとう」

「なに、笑ってんの」

「んー内緒。たかやのお粥美味しいなぁって。たまに、看病されんのもアリかなって」

「ばーか」


お粥を食べ終えると、たかやが泊まってくと言った。ものすごく嬉しかった。


「なんかあったら、呼べよ」

「はーい」


私は、布団に入った。

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