嵐
翌日は、気分的に行きたくなく家にこもった。
その次の日は、なんとか学校に行き必要最低限、教室から出なかった。たかやに会うのが辛い。ただそれだけ。ゆきたちも、わかってくれたから、たかやの話はしなかった。
「えな、次体育だけど大丈夫?」
「うん」私は着替えてゆきたちと体育館に向かった。
すると周りがざわついた。
「えな」振り向くと、真っ黒の髪色をしたたかやがいた。
「えっ…」
「えな、行こ」
「待って。俺にえなを貸してくれ」
「うちは、大丈夫。少し話してくる」
「わかった」
ゆきたちは、体育館に向かった。
私たちは、屋上に。
「えな、ごめん。俺えなが他の男と付き合ってる聞いてショックだった。えなにちゃんと確認すればよかったのに。嘘に騙されて。どうしたらいいかわからいからとりあえず全部を直した」
「バカだよ。うちらは、何年の付き合いなわけ。そんな嘘に騙されるような付き合いなの?何かあればすぐ確認してきたくせに、なんで今回はしなかったわけ。たかやが他の女とイチャイチャしてんのとか見たくない!うちにはたかやしかいないんだから!」
「えな本当にごめん」
たかやは、抱きついてきた。
「全部とかキモい。今までのたかやの匂いしない」
「わかった」
授業が終わる頃教室に戻った。
そして、仲直りしたことを言った。




