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【完結】転生したけどやっぱり底辺ぽいので冒険者をやるしかなかった  作者: よぎそーと
その8 目指すべき次は、やっぱりいつも通りな感じのようだった

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レベル158-2 物理的なものだけではなく、考え方の部分でも準備が必要です

 外に送り込む者達の日程と人員の決定をしていく。

 それと同時に取り決めなども考え出していく。

 とりあえず、一団として最低限守るべき部分からであった。

 余計なもめ事を起こすな、という事を書き起こしいくだけだが、これが結構多い。

 それと、新規に加えていく者達への条件も決めていく。

 最低限の装備などは自前で用意する事など、入るための条件を決めていく。

 レベルなどで制限をかけるつもりはないが、こちらに負担を強いるような事は受付ないように。

 やっていくという意志はしっかりともってきてもらいたいし、それを分かる形で示してもらわねばならない。

 それらを分かりやすい形で示しておかねばならなかった。

 周旋屋にも事前に通知しておいて、事前に選別してもらう必要もある。

 入ってきてから守ってもらう事も、入る前にやってもらいたい事も決めねばならない。

 何かあった場合の対処の仕方も含めて。



 どうしたって問題は発生してしまう。

 それがちょっとしたいざこざで終わるなら良いが、そうでない事もある。

 内部における不和もそうだし、外部の者達との衝突もありえる。

 所属してる者達が周りに悪さをする事も考えねばならない。

 その逆もあり得る。

 そういった場合にどう対処するかも決めておく必要がある。

 発生してしまった場合には断固とした対処をするように。

 とにかく悪さには何一つ妥協しないように求めていくしかない。



 それらを決めてサトシとレン達を送り出す。

 トオルもそれに付き添い、周旋屋に顔を出していく。

 今後の行動について話を通しておかねばならない。

 入ってくる依頼と、一団への参加希望者への条件。

 これらを再確認しておく。

 条件については以前から既に出していたので拗れる事は無い。

 細かい部分についての確認と修正訂正が主になる。

 追加で幾つか条件が加わるが、基本的な内容に変更はない。

 周旋屋の方も問題なく受け付けてくれた。

 おかげでと言うべきか。

 既に依頼も入っており、それを確かめていく。

 これらについては、依頼主もこちらにやってきて最終確認を取ることになる。

 その為トオルも一週間ほど逗留せざるえない。

 分かってはいたが、やむをえない。

(宿泊と食事代がなあ……)

 この出費が少しばかり痛かった。



 既に集めてもらってる一団への参加希望者達とも顔をあわせていく。

 本来なら九月以降に参加という事であったのだが、大分前倒しになってしまった。

 おかげでさほど人数は集まってない。

 二十人の所が、全部で十二人。

 村の方の宿泊所が大分空いたので受け入れには困らない。

 ただ、すぐに連れて帰るわけにもいかないので、レンに彼らを預ける事にした。

 今後、ここで新人を受け入れる事にもなる。

 その予行練習みたいな感じで。

「はいはい、分かりましたよ」

 苦笑しながらレンは引き受けてくれた。

 トオルが引き連れて帰るまで、一緒にモンスターを相手にしてもらう。

 実際にやってみて、どういう事をしていくのかを分かってもらう為にも。

 ついでながら、サトシ達も一緒に参加させる。

 休んでいてもいいのだが、宿泊にかかる費用もある。

 多少は稼ぐ為にも、作業を一緒にしてもらいたかった。

 続けてやってる者達がどれだけ出来るのかを見せる意味もある。

 教えるにあたって、見せるという事は重要だ。



 そうするのにはそれなりに理由もある。

 実際にやってる所を、周囲の者達にも見せるためである。

 興味を示しているが、モンスター相手という事で躊躇う者もいる。

 そういった者達にやってる所を見せる必要もあった。

 これからレンを中心とした一組がいる事になるので、随時の見学も出来る。

 試験的にそれを今ここで実行しておこうと思っていた。

 受付のオッサンにも、希望者に見学を促すよう求めた。



「けど、これは意外だったな」

 集まった志願者達の履歴に目を通しての感想である。

 なんと、サトシの出身村からの希望者が多い。

 周旋屋への依頼は村から相変わらず出ていたようで、その時に周旋屋から話しを出したようだった。

 トオルの所が、こういう形で依頼を引き受け始めるという事を。

 そして、一団で新人を募集しているという事を。

 トオルのやり方を知ってる村長と村の者達は、それならばと希望者を募ったらしい。

 今回の新人達の中にはそういった者達もいるという。

 また、九月の募集に会わせていたために今回参加出来ずにいる者もいるという。

 それらの引き受けもお願いしたいという事も伝えてもらっている。

「やっぱり、仕事を引き受けて正解だったのかな」

 大分前の事であるが、その時の記憶が今に続いている。

 仕事を真面目にこなすことの大切さをあらためて感じた。

 サトシの村から来ている志願者達は、すぐにでも引き受ける事にする。

 周旋屋の宿泊所があるので、寝泊まりには困らない。

 レンにそれらを任せて教育などに専念させる。



 依頼を出した村の者との話も割合簡単に進む。

 村からすればあり得ない好条件なので拒む理由はない。

 手伝いとして何人かの村人をつけさせるというあたりが唯一調整が難しい所だった。

 それでも、トオルの方から十人ほどの人数を出す事を知り、それならばと納得する。

 モンスターの相手をするのが、主に冒険者である事で納得をしたようだった。

 期限一ヶ月で契約を結び、村長の帰りと一緒にサトシ達がついていく事になる。

 ついでながら、村長には勧誘もしていった。

 人手が余ってるならこちらで引き受けたいと。

 奉公先が決まってない者達が何人かいるのは世の常なので、これも存外あっさりと通った。

 もっとも、最終的に決めるのは村人であるとしっかりと言われたが。

 それは当然なので否定はしない。

 勝算はあるのでかまわなかった。

 実際にサトシ達がやってる所を見れば、多少はその気になる者達も出るはず。

 サトシの村の村長がそうであるように。

 上手くいけば、村全体でそういう雰囲気になるかもしれない。

 同調圧力と言えるが、トオルとしてはありがたい事ではある。



 翌日、サトシ達は依頼をしてきた村長と共に旅立つ。

 契約の一ヶ月に移動時間は含まれないから、一ヶ月半ほどは町に戻ってこれなくなる。

 違約があった場合はその限りではないのでさっさと戻ってこいとは言ってある。

 そうでないなら、しっかり働いてくれとも。

「まかせておけって」

 今では一団最強となってる男はそう言って仲間を引き連れていった。

 もともと教育係としてトオルから離れて行動していたので不安は少ない。

 何かあってもどうにかしてくれるとは思う。

 それでも、不安はやはりある。

 自分の見てる前でも手の届く所でもない場所。

 そこに人を送り込むのはやはり怖さがある。

 早く慣れないといけないのだろうが、上手くできるか分からない。

(俺も成長しないといけないか)

 一団の者達もそうだが、何より自分自身がまだまだなのを感じた。

 続きを明日の7:00に投稿予定

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