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【完結】転生したけどやっぱり底辺ぽいので冒険者をやるしかなかった  作者: よぎそーと
その8 目指すべき次は、やっぱりいつも通りな感じのようだった

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レベル157-1 次を見据えているけど、まだ見てるだけに止まってます

 まず、兵士が既にいるかどうかによる違い。

 既にいるなら、やり方を実地で見せ、多少やり方を教えるだけで済むだろう。

 兵士達がどれだけのレベルになってるかにもよるが、レベル2くらいになってるならそれほど問題は無い。

 突発的な出来事が起こっても、十分に対処出来るはずだった。

 おそらく二週間もあれば十分だろう。

 多少余裕を持たせるにしても、一ヶ月もあれば十分のはずである。

 解体のやり方などは別に教える必要もあるだろうが、妖ネズミ相手なら手間はさほどかからない。

 素材となる心臓を手に入れれば良いのだから。

 毛皮をとるとか、肉を切り分けるといった事は必要ない。

 慣れは必要だが、さほど高度な技術は必要ないはずだった。



 これが全くいないとなると、一から全てを教える必要が出てくる。

 何かあった時のために護衛を兼ねて教導役が必要になる。

 必須という事はないが、いるといないのとでは安心感が違ってくる。

 また、得られる成果にも当然響いてくる。

 妖ネズミ相手であっても、レベル2はどうしても欲しい所だった。

 そのためにも、そこに至るまでの半年は付き添いがいた方が良い。 

 人を送り込んで、警備も兼ねて作業をさせた方が良いと思われた。



 トモノリの所からの距離の問題もある。

 遠い所から多くの人間を送り込むのは手間がかかる。

 それならば少数を教官教導として送り込んだ方が手間が省ける。

 近くならその逆で、ある程度の人数を送り込んでもそれほどの負担にはならない。

 トオル達としても、実はこちらの方がありがたい部分もある。

 あちこちに人を送り込むとなると、どうしても教える側の人数を揃える事になる。

 それよりは一カ所に集め、まとめて教えた方が手間が少ない。

 個別にあちこち巡るよりも、一カ所に集まってもらう方が手間は少ない。

 近くからなら出向くよりも来てもらう方が良いと考えられていた。



 ただ、遠いか近いかだけで判断するわけにもいかない。

 ここにどれほど急ぐのかという緊急性も加わる。

 モンスターに頻繁に襲われてる所では早急に対応しなくてはならなくなる。

 トモノリの領地のように辺境に位置してる所だとこの傾向が強くなる。

 そういった所では、一定の訓練期間すら待ってられない場合もあるだろう。

 実際、話しあいの中で、

「教えるついでに倒してもらえるならそうしてもらいたい」

という者もいた。

 事情を聞くと、辺境に位置しており、モンスターの脅威に常にさらされているという事だった。

 国家の内側に位置しており、モンスターの出回る無人地帯との間に他の領地がある所はそこまで逼迫してるわけではない。

 そういう所は、時折出て来るモンスターを倒せればいいので、さほど急いでるというわけではなかった。

 被害は出るのでなるべくなら解決したいとは思っているのだが。

 こういった差が出てくるので、距離の遠近だけで決定するわけにもいかなかった。

 そういう地域では、技術レベルがついてないような新人兵士だけにまかせるわけにもいかない。

 護衛も兼ねた付き添いの必要性も高まっていく。

 画一的に対応するわけにはいかなかった。



 しかし、個別の事情の全てをくみ取れるわけではない。

 ある程度は斟酌するにしても、対応しきれない部分は出てくる。

 トオルとしても、決して変える事が出来ない部分が出て来る事になると思った。

 ある程度の基準ややり方を決めて、それを元にしていくしかないと。

 やれる事と出来ない事はある。

 そこを明確にし、無理なものは断っていくしかない。

 続きを19:00に投稿予定

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