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チェケラハラ(check it out 関が原)

時は、1600年


亡くなった、極悪無双の華、豊臣秀吉の利権の歯車が、狂いだす。

権力。金。領地。女。

すんなり、移行しない・・息子、秀頼に。

誰もが、恩を仇で返す。奪い合いが、始まる。


クソ野郎共の、渦巻く欲望。罠。友情。裏切り。嫉妬。


遂に、東西に分かれて、潰しあう。

天下分け目の大戦。


石田三成

徳川家康

宇喜多 秀家

島左近

小早川秀秋

大谷吉継

宮本武蔵


他多数の有名武将。


全員、極悪。悪たれ共。


いずれ、生まれ変わる・・・また、同じ時代、同じこの国、東京で

現代に・・・

ヤンキー、B系、チンピラ、やくざ、女帝、実業家・・・

そいつらの、前世の大激動。




関が原。この地で・・

現世に続く友情。最後の恋。






1600年関が原・・・開戦前、西軍。



「石田よ・・・・散りゆく美学か?・・・」大谷


この大谷は、西軍の敗北は、わかっている模様だ


大谷吉継 42歳  兵力600 西軍


この男、石田三成の親友。名将の大悪党。

あの太閤秀吉にも、100万の軍勢を与えてみたいとまで言わせた人物。

個人の強さも、兵を率いた強さも、この日本で、上位級。

だが、裏では、

大阪で辻斬り、千人斬りと言う、伝説の殺戮を成し遂げた極悪人。

史実では・・・・


滋賀の、人斬り毘沙門天の異名で有名。

とにかく、人を殺す事に、感情が、無い男


現世2000年では、六本木の、チーマー系チームに

生まれ変わる男



「うん。・・・仁義に、死んで行きたい・・・」石田



石田三成 41歳 兵力7000 西軍の実質的大将


ただ、仁義に生き。秀吉に気に入られた、人物。

真っ直ぐ。裏切らない。

ただ、周りからみれば、少し鼻に付く。

頭は、切れるが、暴力は、てんで駄目。

史実では・・・



「もう・・無理なのか・・・鍵は?・・・」島


二人の所に現れた、島



島左近 59歳 兵力500 西軍 石田三成の先鋒 


石田三成の懐刀。

三成に過ぎたるものが、二つ有り。

島の左近と佐和山の城。とまで言われ鳴り響く武勇

一騎当千の男。

史実では・・・


奈良の大砲の異名で、喧嘩になれば一人で突っ込んで大暴れする男

古今無双の喧嘩屋。未だ負け無し。無法者。女好き。

石田の配下で、大谷より、はるか格下だが、なぜかタメ口

それも、自身の強さの自信から。



鍵・・・・



そう、史実でも、この大戦の、勝敗を、

たった一人で、決する事のできる男

この男の行動で、関が原の決着がつく。決した男。



この物語の主役



小早川秀秋 18歳 兵力15000 現在西軍?



優柔不断。暗愚。軽薄。

史実では、ろくなもんじゃない、人でなし。くそ殿様。

秀吉の養子。


だが・・・本当は、

惹きつける。

圧倒的暴力。強さ。美しさ。人柄。

史実は、妬みから、生まれたもの。

この戦国でも、突き抜けた逸材だ。


誰もが、欲しがる逸材。

あの秀吉にも、気に入られ、養子にまで、なった男。


まさか、この関が原に現れるとは・・・


誰もが、小早川は、現れないと・・・

まったく天下統一とかに、興味の無い男のはず。

西軍が、勝とうが、東軍が、勝とうが、まったく興味もない。


事実すでに、18歳で、30万石の大大名だ。

小早川の魅力に憧れ集まってくる若者達と地元でバカ騒ぎの毎日。

その中には、あの、有名な、宮本武蔵も・・・・


誰もが、この戦いに、呼ばず、タブーと、されてきた男。

触らぬ神に、たたり無し。

解っている。すべての、大大名達も。

この戦いの勝敗がどちらであれ、いずれ天下人は、小早川だと・・・

いずれ、その気になれば、すべて、飲み込む事さえできる。

兵を率いた戦力も、飛びぬけている。

この関が原でも、東軍、西軍、小早川軍の、三つに別れても、

勝つ可能性が、あるほどの強さの兵力、人物。


その男が、兵を率いて、主戦場となるであろう、この関が原を

見下ろせる松尾山に布陣。



「どけ!オラ!小早川だコラ!」武蔵

「うっ!・・・」びびる西軍の兵隊逃げていく


元々、西軍が、駐留してあった、松尾山を、どかして、居座る。

意図がわからない。両軍。

ただの、物見か?だが、兵力15000も、引き連れての登場。

一応・・・西軍。


松尾山頂上で・・


「うん。いいね。全部見えるじゃん。」秀秋

「ここで、狂い咲く華が、日の本無双の華に・・」武蔵



宮本武蔵 17歳


天下無双の剣豪

史実では、宇喜多秀家の配下として、西軍で、戦ったとか、

東軍で、九州で、戦ったとか、曖昧な点が多いが・・・

だが、まだこの時は、武勇は鳴り響いていない。



この武蔵も秀秋に憧れて、側近になった一人だ。

二刀の悪魔の異名で、地元では、有名の大悪。

ただ、二刀は、刀二本ではなく、抜いたままの刀と、火縄銃。

二つを、肩に担ぎ、異様、異彩を放つ男。


突き抜けたい・・この乱戦で。

天下無双に近づく足音。高鳴る鼓動。


「とっ・・殿っ!家康様が!」

「ん?んん・・」秀秋


甲冑仮面の徳川家康が、直々にこの、松尾山山頂に訪れ・・

それを遠くで、双眼鏡で、眺める。西軍。石田三成



「どうだ?家康か?家康に付きそうか?見せてくれよ。」大谷


「・・いやっ・・止めときな・・。

 毒に当たる・・・秀秋の・・」三成


事実すでに、秀秋の毒に当たっている三成・・・・。

まだ、面識の無い大谷。


(秀秋・・・・認めざるを得ない。

 なんとも・・・くっそ!・・嫉妬か、俺が!)島



秀秋の前で、

地面に手を付こうとする家康を、家臣が止める。


「上様!。おやめください!」家臣


「・・・・・・」家康


(あの、家康が秀秋さんに手を付いてまで・・・

 どんだけだよ・・秀秋さん・・)武蔵


「なぁ・・どうして?こんな風に・・」秀秋


家康と、仲がいいのか?タメ口の秀秋


家康と、比べれば対した事無い秀秋だ

250万石の徳川家康。

織田信長、豊臣秀吉にならぶ、超大物。


「・・・・・・・っ。」答えない家康。だが、少し笑った?


家臣を連れ、帰りだす家康

帰り際、家臣の一人が、しゃべりだす


「不義理に、謝ったんだ・・秀秋・・・だが、しかたないんだ・・・」



井伊直政 40歳 兵力3600 東軍 家康配下 15万石の大名


徳川四天王の一人。負けず嫌い。家臣には、嫌われているが、

武力、知力とも、評価は、高い。天下を狙えるほどの人物。

通称 赤鬼



「わかってる・・・・だいたい・・・」秀秋



この戦国の世・・・色々な事情が、ある。

秀吉になら、逆らわない。

いわば、同門の家康。

二人共、あの、覇王悪魔クズ織田信長に憧れて、駆け抜けた戦国時代

だが、今は、息子の秀頼。


しかも、父親は・・・


秀吉の子なら、家康も、手を出さない。


だが、噂は、広がる・・・

秀吉の子じゃ、無いのではと・・・

大野治長の子じゃ、ないかと・・


事実。・・この悪党の子だ。



大野治長 32歳 


戦国一の大悪党。


元は、秀吉の部下だが、

徳川家康暗殺疑惑の首謀者により、関東に追放されていたが、

起死回生の策を忍ばす。


家康に、この事実を説明。秀頼は、自分の子だと・・

さらに、色々な、根回し。

天下分け目の大戦、この関が原の仕掛け人だ


家康を殺そうとした、男が、

今この関が原で、東軍に付く不思議な構図。


悩む家康。すべて、大野の、はかりごと・・・

秀頼を討たねば、結局大野の思い通り。天下は、大野の物へ。


だが、この大野も討てず・・・


隠した。

家康のすべてを。

金。家族。


家康の息子、徳川秀忠と、結託し、

家康の留守を狙い、すべてを攫った。


もう、すでに、踊らされている家康。

天下は、すでに、二代目秀忠へと、動き出している。


当然現れない、秀忠軍。

主戦力の38000の部隊を率いて、今は長野で時間つぶしだ。



徳川秀忠 21歳


家康の息子。

大野と組んで、すべてを殺そうとする男。

特筆すべきことは、ただ、残忍。


2000年現代で、池袋のチーマー系チームで

いずれ初の東京制覇を成し遂げる男。


全員・・・悪ガキ。


悪ガキが生まれ変わっても、所詮悪ガキだ。




自陣に戻っって来た家康


(手前のガキに、操られたまま、終わらねえよ・・

 この、罠・・関が原さえ、突破してやる・・・・

  だが・・・秀秋・・・真実は、こちらだぞ・・・)家康



息子秀忠と、大野の罠だと、知りつつも、

勝つしかない。



家康は、秀頼の失脚を狙う。

秀忠、大野の、はかりごとを、ぶち壊すつもりだ。


後々、息子秀忠、大野も取るつもり。

また、トップに返り咲きを狙う。


そして秀頼の母、淀殿も、殺すつもりだ。

当然邪魔をする、石田三成は・・・


消えてなくなればいい・・


秀忠、大野、淀殿の北軍?小早川の南軍?

真実を知らない石田三成?



自陣で、何か考える石田三成


(・・・わかってる・・

 でも、淀殿に忠義を・・・やらなきゃ、やられる・・)三成


三成は、なんとなくは、わかっている。

だが、子が、誰の子であれ、

淀殿の兵として配下として、死んで生きたい。


秀吉と、淀殿に可愛がられていた、三成だ。

さらに、家康が大嫌い。


そして、

誰の子であれ、自分の子に天下を取らせたい淀殿・・

しかも、家康が、嫌い・・


秀忠のはかりごととは、知らずにこの渦の中。

だが・・・愛している。

儚き恋・・・。



(・・もう、戻れないなら・・

 秀秋・・すべて・・殺してよ・・)三成



そう・・


三成は・・



戦国に咲いた・・女だ。

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