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殺人執行人

警視庁特別捜査班特任課が設けられ、指揮官の元に訓練された特殊部隊が組織やくざの殲滅する作戦を実践していくアクション物語、そして、巨悪な悪事を働く、悪徳政治家や闇商人が法律を捻じ曲げて、まかり通る悪人を罰する執行人のハードボイルド物語。

そして、江戸時代の大泥棒と言われた末裔が一人で、悪徳商法で暗躍する組織やくざに立ちむかい殲滅していくサスペンスドラマ

アクション小説「殺人執行人」原作者 献残屋藤吉朗


第一話「この世の悪を撃つ」


第二話「怒る五右衛門と呆れる次郎吉」


第三話「執行人」



〇「第一話」「この世の悪を撃つ」

〇この世の悪を切りまくる、、、この世の妖怪と魔界転生の亡霊たち


(1)死に損ねた怨霊たち


警視庁特捜班特任課が設けられた、責任者に近藤勇警視正が着任してきた。特任課の構成捜査員は8名だった。

副捜査主任は土方歳三で残りの7名はそれぞれ、、沖田総氏、斉藤一、永倉新八、藤堂平助、山崎勤、南道子、倉田里美の捜査員だった。それぞれ、部署の違った警察官だった。

共通点は武芸に秀でていることであった。

射撃、剣道、柔道、空手そして合気道などである。

「私が近藤です。。。凶悪犯人逮捕のために,構成されたあくまでも犯人撲滅の捜査班です。。。。

ビシビシ、悪人を取りしまるのでよろしくな。。。」

「直接の指示は土方主任が担当するので、、、指示に従って欲しい。。」

「私たちの特別捜査班特任課は常に、拳銃を所持することが決められている。。。悪人に対しての拳銃使用は特別に許可されているから、、、遠慮するなよ。。。」

「私たちの特別捜査班特任課は、どこの担当とも独立して、捜査にあたってよいから。。。悪人逮捕、撲滅には捜査権限が特別だから、、、遠慮するなよ。。。」


(2)特別捜査班特任課、動く


今回、創設された特別捜査班特任課全国警察官のはみ出し者ばかりの集まりだった。規則を守らず、上司の言うことを聞かず、、、そして、武芸のつあものぞろいだった。しかし、犯人逮捕には容赦なく立ちむかう警察官だった。

そのはみだし警察官が警視庁に集結されたのであった。

班長には警視庁きっての剛腕警視の近藤勇が任命された。

上司に対して犯行罪で罰をうけている。

副主任の土方歳三は正当防衛ではあるが犯人を銃殺している、、、5人の殺人犯と強盗犯人を射殺している。

沖田総氏は土方歳三の腹心で、常に歳三を守っていた。

斉藤一は剣の達人で、居合切りが得意であった。

それぞれが各捜査員ともに武芸の達人であり、、、全国警察署管内で問題を起こしている、、、しかし、班員検挙率は抜群であった。

容赦なく、手段を択ばずに逮捕している、、、生きているかは言えないが、、、、

その警察官ならず者が集結されたのであった。

警視庁での管理は大川戸警視正刑事局長だった。

赴任して初めての事件が起きた。

警視庁特別捜査班特任課に招集された。

特任課の捜査室は地下の記録保管室だった。

捜査には関係ないので、誰一人苦情を言うやつはいなかった。

最初の指令は、大川戸警視正刑事局長からあった。

「これからの指示は、全て近藤班長からと言うことになりますから、、、、よろしくお願いします」

今回の捜査は誘拐事件だった。

大物政治家の竹林剛三の孫娘が誘拐されたのであった。

犯人の要求は身代金5億円だった。

マスコミには触れないように、隠密裏に捜査して欲しいので、特任課に命が下った。


(3)誘拐犯との攻防


警視庁特別捜査班特任課の一回目の捜査会議が開かれた。

近藤警視班長からはいつもの訓示が有った。

そして、土方副主任からは、、、

「今回の誘拐事件は早急に解決したいので、みんなで力を合わせて頑張るように、、、今回は個人プレーは認めないから。。」

誰をあげても個人捜査が得意な連中ばかりであった。

「いいか、、、全員で事に当たるように、、、的を間違えるなよ。。。」

土方副指令の指示で、命令で動いた。

今回の誘拐は恨み事で起きている、、、、行ってみれば単純な事件だ、、、だから、竹林剛三に恨みを持っている奴を徹底して探せ、、、、その号令の下に動いて、誘拐犯はすぐに探し当てた。

竹林剛三に潰された身内の会社経営者である、竹林与一の犯行と分かり、孫娘は救助された。

今回の特別捜査班特任課の動きは目覚ましかった。

事件解決後、特別捜査班特任課での会議で、大川戸警視正刑事局長から特別な訓示があった。

「近藤警視正を出頭に9名全員に特別指示が出された。

全国警察の悪行と言われる「うみ」を絞り出して、健全な警察組織を作り上げることを目的とする」

ための特別組織である。

そのために、因果関係や、血縁関係でのつながりを一切無視した組織を作り上げることに意味があった。

過去から、目には見えない影の力あるような、、、恐ろしい力が作用する国家に対抗するための新しい力を生み出すための組織力を作り出したようんな、、、、


(4)新しい力、、、権力に負けない力


警視庁特別捜査班特任課に課された任務は警察の組織の中に渦巻く黒い噂を一掃することであった。全国規模の警察組織を浄化することは不可能に近いけれど、少しでも消し去ることが目的であった。

そんために全国の警察官の中で、因縁、ゆがみのないものを抜擢したのであった。行ってみれば組織に馴染まない変わり者だ。

そして、警察に何らかの恨みと言いうか、犠牲を強いられた連中の集まりでもあった。

班長の近藤警視は北海道きっての警察官であり、その出世を望まれていたエリートであったが、家族の事で事件を起こして、今に至っている。

副主任の土方警部は大阪府警のやり手刑事だった。その手法が強引しすぎて、今回の人事になった。

他の選ばれた刑事もそれぞれに問題があった。しかし、事件解決に対しての取り組み方、犯人逮捕に関しては群を抜いていた。

それらの猛者を束ねるのが、大川警視正刑事局長であった、エリート官僚であったが、どこか官僚崩れのところがあった。そして、警察官を貫くために、独身でいた。彼には警察官としての覚悟があったのであった。

そんな特別捜査班特任課には大川警視正刑事局長から、一度だけ訓示があった。以後は近藤班長からの指示だけだった。

近藤班長からの指示は、、、警察関係の黒い噂の情報を出来るだけ集めろ、、、と言う指示であった。

そして、集めた情報から土方副主任の指示で動き出した。

集めた情報の中から、最近起きた贈収賄事件の捜査だった。


(5)切り込み捜査


最近起きた贈収賄事件で、大手建設会社の入札問題が絡み、営業係長の杉田紘一係長が自殺した、世間的には責任を取っての自殺とされていた。

特別捜査班特任課の土方副主任は他殺とみていた。部下の沖田と斎藤に捜査をさせ直した。

徹底して調べるようにと。。。そして、永倉と藤堂にも自殺した家族の事を調べるように指示をした。

また、調査で器量を発揮する山崎にも会社そのものを調べさせた。

まず、沖田と斎藤は本人関係を調べた、、、自殺するような人間なのか、、、責任を取るような人間なのか、、、徹底して同僚関係、友達関係を調べた。

どうも、責任を取るような性格ではないような、、、調子のよい人ような性格であった。

どうも、付き合いかあみて、やくざ絡みがあったようだった、、、借金もあり、無理やり殺されたようだったので、、、やくざを探した。

そして、斉藤と沖田の二人はやくざを締め上げたようであった。

永倉と藤堂の二人は自殺した杉田紘一係長の奥さんにもあたったが、意外にケロッとしていたような。。。おかしいなと思い金銭面での調査をした。お金にルーズで、金遣いが荒かった。杉田紘一係長の奥さんを徹底して追跡した。

案の定、やくざ関係から資金が回っていた。

会社の調べをしていた山崎は、会社そのものが談合専門で、下請けを使って、裏金を作っていた。

第一工業株式会社は大林社長自らが裏金工作をしていた。

下請け会社を数社絡ませて脱税の工作をしていた。

報告を受けた土方副主任んは証拠をそろえた、一挙に検挙した。

警視長特別班特任課の仕事は速かった。


6)(黒い力との戦い)


土方副主任が指示した捜査の結果から、土方は想像はしていたが上層部と副総裁からクレームが入った。

今回の贈収賄絡みの第一工業株式会社からの圧力だった。

沖田たちが強引に捜査した件で、捜査資料を副総裁に提出するように指示が出た。揉み消すつもりらしい。

また、自殺した杉田係長の件を疑った藤堂たちの調査でのやくざ絡みの証拠が出てきたので,関東睦会を閉めげていた、

その結果、手を下したやくざが分かったので逮捕したのであった。

その件は仕方がないということになったが、贈収賄事件の裏金造りは揉み消されたのであった。

事件内容が杉田係長と下請けの横領と言う事件にすり替えられた。

土方副主任は憤慨した。。。絶対に許せないと、、、

近藤班長にも憤りをぶっつけて、反発した。

そして、警視庁副総監に、、、更に証拠を見つけて当たった。絶対の納得いかないと。。。

そして、警視庁副総監の面子を潰した。

警視庁内部で問題になった。

強気の土方副主任と近藤班長の正統派に押し切られた。

警視庁副総裁と総裁側に派閥があったので、副総裁は降格された。

罰は無く、、、影の力で揉み消されてしまった。

警察と言うところは恐ろしいところだ。



7)(警視庁特別捜査班特任課)


今回の贈収賄事件で、警視庁特別捜査班特任課は圧力に屈しない警察権力と言うか、あくまでも正統派警察の威厳を示した。警察や検察の中で、、、日本の法曹界で国家権力を守る目には見えない権力が渦巻いている中で、一つの新しい勢力を作り上げた組織のような気がする。

しかし、国家権力の組織の中でつまはじきにされることは間違いないと言える。

それでもくじけずに、立ち向かっていく連中に違いなかった。

出世を考えずに、法制化でもなにごとにも左右されずに、生きていける連中だった。

近藤班長は特任課全員に言い聞かせた。完全な独立機関と同じだから、他からの協力はあてにするなよ。。。

この特任課は我々一代限りこもしれない。腹を据えて取り掛かるようにと、、、、

早速、沖田から連絡が入った。。。捜査中に妨害があったと、、、暴力団からの嫌がらせだった。

そんなことで、へこたれる捜査員は一人もいないから、、、

くよくよするような奴は一人もいなかった。

近藤班長は告げた、、、、常に拳銃を所持するようにと。

強引な捜査を認めていた。

今回の事件で土方副主任を始め。みんな気を引き締めていた。悪に対する姿勢を更に強固にした。


8)(特別捜査班特任課、山崎勤拘束される)


関東睦会本部での幹部会の通達が出された。

関東睦会会長黒田東一郎が直々に、幹部会を招集して密かに秘密命令を出した。民政党の大物政治家と結託して、警視庁特別捜査班特任課の動きを封じるようにと。

警察内部にも連絡は入り、特任課は日本の黒い悪業組織から睨らまれていた。

特任課を潰そうという動きがおもてだってきた。特任課の総指揮を執る大川警視正刑事局長から、近藤班長に情報が入った。

「近藤班長、、、注意するようにと、、、行動は慎重にと。

連絡は私一人にするように、、、全て、任せるから、結果報告だけでいいから」と、、、

警察内部にもスパイはいるから、気を付けてな、、、と

特任課は自分たちで身を守るように、、、、くれぐれも気を付けて欲しいと伝達があった。

その矢先に山崎勤が拘束されたようであった。

関東睦会に監禁されたと、沖田たちから連絡が入つた。


(9)山崎勤の救出


土方副主任は山崎勤救出のために、沖田と斎藤の二人を連れて、関東睦会の本部に向かった。

関東睦会の本部の正門にたち、、、

「警視庁特別捜査班特任課の土方だ、、、山崎を受け取りにきたので、会長黒田東一郎に面会を申し込む、、、取り次いでくれ」

中から声が聞こえた。。。

「会長は留守だけど、、、今、門を開けるから、入ってきてくれ」

門が開いたら、なかの事務所のドアも開いていた。

土方が先頭で事務所に入っていった。中には屈強なやくざたちが待ち構えていた。

「沖田、斉藤気をつけろよ、、」と、言うより早く、

やくざたちが切りかかってきた。初めから、警察だろうが殺すつもりで襲ってきた。

沖田が早かった、、、背中に仕込んでおいた仕込み刀で、最初のやくざを切りおろしていた。

次に斉藤も沖田に負けずぐらい早く、敵陣に飛び込んでいった。

土方は監禁されていた斎藤のもとに走り、助けた。

特任課の沖田、斉藤そして土方たちに刃が立つものは一人もいなかった。

あっという間に関東睦会の幹部やくざたちは切り崩されていた。

「お前ら、全員、銃刀法違反、殺人未遂で逮捕するからな。。。動くなよ、、、動いたら死ぬよ。。。いいか」

「じっとしていろよ、、もう、反殺しだから、半分は死んでるな」

土方副主任んが連絡を入れて、外で待機していた警察官がなだれ込んできた」

土方副主任が、、、「黒田会長をよんでくれ、、、、今、留守なら後で来てもらうから、、、、今日の責任者は出て来いよ、、、」

争いが終わってから、幹部の太田紘一が出てきた。

関東睦会の副会長の太田がいるなら、、、一緒に来てくれ」

と言って、土方副主任たちは引きあげた。


10)(特任課と関東睦会の争い)


土方副主任から今朝は訓示があった。

関東睦会とは今回の山崎勤の件で争いが起きた、先方も躍起になって、俺たちを狙ってくるだろう。

だから、これから一人歩きはしないように、、、間違いなく奴らにも面子があるから、攻撃してくると思う。

特に南道子と倉田里美は一人では捜査するなよ、、、、必ず、沖田たちの誰かと捜査するように。

これからは、ふざけた話だが、関東睦会と特任課近藤隊の争いが続くと思う、、、そして、誰も助けてはくれないから気を付けるように。。。。念いは念を入れて、南と倉田は今回の件が落ち着くまで、警視庁官舎に移るように、、、そして、必ず誰かが一人護衛するように気を配ってくれ、、、

他のものも気を付けてくれよ、、、

みんな独身だからいいけど、、、危険を感じたら警察官舎に

一時的に移るようにしてくれと。。。

土方は仲間に注意した。

それからしばらくして、南道子が斉藤と捜査にあたっているときに襲われた。斉藤が捜査で一人にした瞬間の出来事だった。

関東睦会は常に狙っていたのであった。斉藤が機転が利いたので助かったが、、、奴らは本気で付け狙っていた。

土方副主任は外へ出るときは3人一組で出かけることを指示した。

いよいよ、本腰を入れて戦って、関東睦会を潰さないと。。。

土方副長は本気で考えた。この戦い勝たなくては、、、

命を賭けてつぶさにと、、、巨大組織でも最後までやらないと、、、本当に潰されてしまう。。。


(11)倉田里美田舎へ里帰り


近藤隊の捜査署員の倉田里美が初盆なので福島県東会津街への里帰りが予定されていた。

警察としては秘密裏に行動したいたが、心配なので沖田総士をガードにつけた。

土方としては休みもなく働き詰めであったので、沖田を休養をかねて行かせたのであった。東会津は山間の田舎町で、温泉地でもあるので、、、

二人が出発した日は夏の暑い日であった。

「土方さん、ありがとうございます、、、少し、ゆっくりして、美味いもんを食べてきます」と元気に出かけた。

東京を出るときはあつかったが、、、郡山を過ぎて、、東会津に着くころには少し、涼しくなってきた。

「里美さん、、、素敵な田舎で育ったんですね。。」

「総士さん、、仕事が一段落したら、、一度ゆっくり、温泉にみんなで期待ですね、、、、いいところを案内しますよ」

そんな会話をしながら、東会津駅に着いた。

駅を出て、里美の実家の田舎道を歩いていたら、、数人の男たちが襲ってきた。

総士は素早く、里美の前に立ちはだかり、背中から持ち前の刃を抜いた。そして、あっという間に二人を切り倒した。

そして、得意の菊一文字で残りの二人も袈裟懸けに倒した。

5人で襲ってきたが一人は逃げた。

さすが沖田総士であった。

里美は沖田の素早さにびっくりした。

「また襲ってくるけど、心配しないで」と沖田は里美に手を差し伸べた。

そして、沖田は言った。

「里美さん、、、家族の方には話さない方がいい」

襲ってきたのはやくざで、おそらく関東睦会の連中なので、黙って引き上げて、また、襲ってくるはずだから、気を付けお墓参りをしましょう」

と、里美の実家に急いだ。


12)(里美の実家は田舎祭りだった)


里見の実家に着いた沖田総士は歓迎された。里美の実家は旧家らしく今は農業を営んでいるが、一昔前までは武家だったと言う。幕末維新の時には会津松平藩の武士であり、鶴ヶ城に立ち籠り、官軍と戦ったとの事であった。

里見の祖父は今でも先祖の武勇を自慢していた。

里見はその末裔であるから、決して弱い女ではなく、武芸も心得ていると沖田に自慢げに話していた。

だから、里美を女とは思わずに、捜査にビシビシ使ってくれとの事だった。

東会津は丁度、街の祭事だったので、里美の家でもにぎやかだった。

人の出入りも多いので、関東睦会の襲撃も無いように思えた。

沖田総士は明日の朝が危ないとみていた。

注意して里美を守らないと、、、また、その家族も危険には晒せないと考えていた。

そこで、「里美、、、お前の家族には迷惑をかけられない。

だから、支度をして、今夜遅くには家を出よう」と。。。

沖田は準備をしていた。

相手もがむしゃらに向かってくるぞ。。。。

特に俺を狙ってるので、、、「里美、自分の身は自分で守れよ、、、いいな」

俺がいるのが分かったから、相当人数をそろえてくるはずだから、、

兎に角、関東睦会は俺をどうしても取りたいらしい。。。

「里美。。。悪いけど、覚悟してくれな、、、」

「里美、俺も死に物狂いでやるからな、、、命あったら、、な、、」

「俺から離れるなよ、、、いいか、、、付いて来いよ」

「里美、、、じゃあ、、行くぜ、、、」

二人は明け方の暗闇に向かって走った。


13)(沖田大いに切りまくる、、里美捜査員奮戦)


沖田総士が見た限りでは、関東睦会のやくざ突入隊は10人はいるようだった。

沖田は既に菊一文字を抜刀していた、そして、片手に拳銃を構えて切り込んでいった。里美も沖田に引き続き拳銃を撃ちながら付いていった。

沖田の勢いに、関東睦会の連中は少し,動きが止まった。

その間を沖田は切り込み、3人が倒れた。そして、更に沖田は切り込んでいったので、相手は怯んだ。

里見も沖田に必死につきながら、関東睦会のやくざめがけて、銃を放っていた。

残り4人ぐらいを倒せばと睨みつけて、菊一文字を構えていた。

その時、二人の男たちが関東睦会のやくざ者のところへ、切り込んでいった。

「総士、、、遅くなったな」と言いながら、やくざたちを切り倒した。

斉藤一と藤堂平助だった。

そして、二人は里美のもとに走り寄って、彼女を助けた。

沖田総士だけでも強いのに、斉藤、藤堂が加勢してきたので、関東睦会のやくざたちは、仲間を抱えながら逃げていった。

「斉藤さん、藤堂さん、、ありがとう、助かったよ」

「里美、怪我は大丈夫かな、、、手当てしないとな」

「実家が近いから、戻って傷を見よう、、」

と、沖田は里美を気遣った。

里見の実家が近かったので、戻って手当てをすることにした。

里見の祖父が心配して、知り合いの病院へ連れて行ってくれた。

その間、沖田や斎藤、藤堂は休ませてもらった。

沖田は里美の家族に,謝った。心配をかけてしまい、怪我までさせて、危ない仕事をさせたことに。。。。

里見の父親は、、、「警察官をしているんだから、仕方がないですよ、、、それにしても、皆さん、お強いんですね、

安心しましたよ」と、、、

沖田は本部に連絡した。無事だったことを。。。


(14)警視庁特別捜査班特任課、近藤班長怒る)


今回の関東睦会による沖田、里美襲撃に対して、近藤班長は大いに怒りを露わにした。

近藤班長は捜査員を前にして、、、関東関東睦会の行動は社会に対しての冒涜であり、警視庁特別捜査班特任課の無視的な行動である。従って、社会悪の犯行であり、許すことは出来なと話して、今回は強硬な捜査をすることを指示した。

関東睦会は、警視庁特任課の捜査に対して、強硬に抵抗してきている。

そのために本部事務所を引き上げて、組員を散らしている。そのために、特任課も的を絞って逮捕が出来なかった。

近藤たちの特任課に追い詰められて、関東睦会はゲリラ戦に持ち込んで、特任課の近藤、土方たちを襲撃しているのであった。

まるで、関東睦会と警視庁特任課はやくざ同士の闘争をしているようだった。

近藤も土方も、ここまで来たら関東睦会を許す気はなく、徹底的に潰そうとしていた。

近藤隊は人数は少ないけど、精鋭ぞろいであった。

そして、徹底的に戦う準備をしていた。

ゲリラ戦で特任課を狙ってきている体勢に対して、近藤、土方は守りも固めて、攻めの体制に入った。

特に土方副主任は燃えていた。

毎日、探索に出かけては、関東睦会のアジトを襲っていた。


15)(山崎勤が見つける本拠地を)


近藤や土方たちも躍起になって、関東睦会の異動した本拠地を探した。そして、密偵の山崎勤がとうとう見つけ出した。関東睦会の残党も30人に減少した。

彼らは警視庁特別捜査班特任課に追い詰められて、群馬県榛名湖にある、別荘地の一つににげこんでいた。

近藤班は土方副主任を始め、捜査員全員でせん滅する覚悟で検挙に向かった。

近藤も土方も今回が最後だと準備をしていた。

近藤班総勢8名で銃装備で関東睦会の山荘を取り囲んだ。

警視庁警察の他の部署の応援を頼まず,近藤班8名で,決着をつける覚悟であった。

近藤と土方は警察官として責任を取る覚悟を事にあたった。

世の中の悪業と言われる暴力団せん滅に命を賭けていたのであった。

戦いは始まった。

近藤と土方の二手に分かれて、山荘に飛び込ん入った。

暫く、銃撃戦やら、切り合いが続き、銃弾が鳴りやんだ。

近藤も土方も無事だった。

闘争は激しかった。近藤隊は銃装備していたので、怪我はしたが死者は出なかった。

約1時間の戦いであった。

山荘での構想が終わるころには警視庁警察隊が周りを取り囲み、生存者を逮捕していた。

関東睦会と警視庁特別捜査班特任課との戦いはおわった。

関東睦会をせん滅したのであった。



16)警視庁特別捜査班特任課の謎。。。


警視庁特別捜査班特任課は警視庁きっての警察官である、大川警視正刑事局長が設立した特任課であった。特別任務を与えらた特殊部隊である。

大川警視正刑事局長が夢に描いた理想的な警察官集団で、、この集団は大川警視正刑事局長の夢の中に出てきた男達であった。

日本の幕末に最強の治安警察集団である「新選組」が、今の時代に存在すればいいのだがと、、常に思っていた。。

そして、その人材を北海道警察に、大阪府警にみつけたのであった。

その部下たちも日本全国の警察署で問題を起こしてはいたが最強な警察官である人材が現れたのである、、、まるで、その新選組の亡霊のように。。。

大川警視正刑事局長は身震いをしたのであった。

そして、、、彼らを招集したのである。

それが「近藤勇警視班長、土方警部副班長、そしてその隊員が、沖田総士、斎藤一,永倉新八、藤堂平助、山崎勤、南道子、倉田里美」であった。

不思議な特捜班ができあがったのである。

警察組織のどの部門にも属さない、、日本国家の内閣府行政の人事権の及ばない警察官集団を作り上げたのである。

特別捜査班特任課の存在は知られているが、、どんな特務機関かは警察内部でも一部の管理者にしか知らされていない。

知られていることは「怖ろしい権限のある部署」であることは分かっていたので、誰も近寄らなかった。

関東地域の組織武力団を壊滅させたことは知られている。

そんな空白になった反社会勢力の地域を黙って見ているやくざ組織はなかった。

人の生き血を食らって生き抜く集団であるやくざ集団が、狙ったのだ、、、そして、関西から東北から北陸からと隙を狙って動き出したのである、、、その情報を察知した特任課は大川警視正刑事局長に依頼して、特殊警察官の参入を頼んだ。

その結果、全国の警察関係の特殊部隊が招集された、、、いわゆる、特殊訓練を受けた「狙撃捜査官」である。

特任課に「特殊狙撃警察官」が配属された、、、「30名」であった。

全ての「特殊狙撃警察官」ライフル、拳銃、機関銃の名手で、武闘の訓練も受けていたのである。

早い話が「戦上手」というか「喧嘩の旨い奴である」土方副班長の願い通りの部下であった。



17)特別捜査班特任課、、動き出す。、


特任課に「特殊狙撃警察官」が配属になったので、、近藤勇警視班長は捜査員を集めて厳命指示を出したのである。

近藤班長から指示を受けた土方歳三警部副班長は、攻めてくる暴力団に対抗するためのシステムを言い渡したのだった。

「特殊狙撃警察官30名」を三班に分けた、、、一組目は沖田総士組長、藤堂平助副組長、、二組目は斎藤一組長、南道子副組長、、三組目は永倉新八組長、倉田里美副組長に、、山崎勤は情報担当にした。」

のであった、、人員は各組員は8名で山崎勤の情報担当には6名を配置した。

今回の捜査で大事なことは正確な情報を集めることであり、、進出してきたやくざ組織をいかに早く撃退するかが重要であった。

土方警部副班長は情報収集では山崎勤を信頼していた。

こうして特任課のやくざ組織への対策は進んだ。

「特殊狙撃隊員」の常駐場所と訓練所は特別機動隊の屯所に決まり、、日々,訓練して,いつでも出撃出来る準備をしていたのである。

「特別狙撃隊」は原田左之助隊長であった。

情報収集部隊の山崎勤は6人の部下を二名一組で動かした、

土方警部副班長たちの予測した通りに、、関西からは「関西連合桜会」が、、東北からは「東北連合紅葉会」が,そして、北陸からは「奥陸連合会椿会」が動き出したのである。。

土方警部副班長は指示を出した、、各連合会が関連事務所を出す素振りが見えたら、すぐに潰すようにと、、、

「絶対に事務所関係のものは出させるな、、、いいか、絶対にだ、、しっかり情報収集をしてくれ、、関係のあるお店を含めて、綿密にな、、頼んだぞ山崎」と、、、厳命を言い渡したのである。



18)山崎勤から連絡が入る、、


本部で待機していた土方警部副班長に、山崎勤広報室長から連絡がはいった、、、

関西連合桜会の幹部参与の大原小十郎が先発隊を連れて、横浜の桜会傘下のクラブ「桜花」に潜り込んだという

情報が入り、、世の中の黴菌は早く取り除くという特任課の方針通りに土方警部副班長が指示を出した。

特任課一番隊の沖田総士、藤堂平助たちが奇襲攻撃を掛けて殲滅したのである。

この奇襲攻撃は関西連合会桜会の肝を潰したのであった。

大阪の関西連合櫻会では幹部会が招集されて、、会津伸一郎会長、櫻木純若頭を始め、幹部が集まって、、関東進出は慎重にやらないと、、警視庁特任課には潰されてしまうぞ、、、という話がでた

それほど部副班長の攻めは厳しかっ

警視庁特任課の土方副班長は、、このころから「鬼軍曹」の異名を取り、、ヤクザ組織から敬遠された居たんである、、そして、、山崎勤室長には、更に厳しく取り締まりをする様に指示を出していた。

今回の大阪連合会桜会の特任課の奇襲攻撃による殲滅作戦を聞いた、他のやくざ組織も関東進出には慎重になった。


19)警視庁特捜班特任課の治安維持は凄かった。、、、、


警視庁特捜班特任課の治安維持にも努力があった、、、命がけの捜査をして、体を張っての闘いを重ねてきたのである。。この世にやくざ組織などという反社会勢力が無ければ,起こらない闘争が起きてしまうのであった、、武士の時代の幕末には勤王だ、佐幕だと政権争いたから、京都や江戸に不逞浪士たちが争いを起こして、、焼き討ちとか押し込み強盗などが頻繁に起きていた。。その市中見回りなどを江戸では「庄内藩見回り」が、京都では「新選組」や、幕府直属の「京都見回り組」が、現在の警察と同じ監視や警護をしていたのであるが、、特に「新選組」は最強の軍団であった。

警視庁の大川警視正は現代にも最強の警察軍団をつくりたかったのである。。そして社会の巨悪を撲滅したかったのであった。

そんな意味では警視庁特捜班特任課はそれに近い働きをして、関東一円にやくざ組織を潜入させまいと奮戦しているのである、、、

その防御態勢を作りつつあるのだが、ヤクザも現代やくざは巧妙になり、頭脳的な犯罪や暴力を考える奴が増えてきたのであった。

今回の関東近郊への進出は一団体で責めても潰されることが分かったので、、初めから、

「関西、東北、北陸」と縄張りを区分して、同時に三方向から多人数で攻め込む作戦てていたのであ

しかし、山崎勤室長の捜査力は凄かった、、、その地域を担当する「公安」を利用もしていたのである、、地安の隠密捜査もすごかったのである。

そんな情報網によって、やくざ組織の先方はばれていた。

土方副班長「鬼軍曹」は守りを三隊に分けて、待っていたのである。。

「沖田総士、藤堂平助部隊」「永倉新八、倉田里美部隊」「斎藤一、南道子部隊」と、、予備隊として「山崎勤、原田左之助部隊」に分けて、待つことにしたのであった。

また、捜査で山崎勤が動けない時は山崎にかわり、、土方副班長が代わりに出撃することになっていた。

そして、各部隊には8名の隊員が付いていたのである。



20)やくざ組織を殲滅させる警視庁特捜班特任課、、、


山崎勤室長情報部隊から連絡が入った、、、大阪関西連合会は川崎飲食街のクラブ「花の蝶」に50名が乗り込み、東北連合会が水戸市大工町のゲームセンター「みと会館」に、北陸連合会が埼玉県大宮市のクラブ「北の華」にそれぞれ30名ずつ乗り込んでくるという情報を入手したので土方副班長は出動命令を出した。

予備隊はいつでも出動態勢を取って本部で待機していたのである。

山崎情報部隊の情報はいつも正確であり、、集合する場所近くで更に情報を集めていた。

潜入するやくざ組織も、いろいろに変装したりして集まってきたのであった。

そして、現場に待機する特任課は襲撃するタイミングを見ていたのである、、最初に攻防戦が始まったのは川崎で、、沖田総士と藤堂平助は部下を2名づつ連れて集まったやくざ集団に機関銃を打ち込み始めた。表と裏の出入り口には銃撃隊員を待機させて、出てくるものは容赦なく撃ち殺す指示を出していた。

余りにも早い警視庁特任課の襲撃に、、集合したやくざ軍団は対応が出来なかった。

時間にして15分ぐらいかなと思われる速さで、狙撃銃殺されたのである、、、

訓練された重装備の警視庁殺人部隊には太刀打ちできなかった。

埼玉県大宮市のクラブ「北の華」に集合した北陸のやくざ軍団も「斎藤一と南道子」率いる警視庁特任課には制圧されたのである、、南道子隊員の銃撃技は女警察官にしては優れていた。

茨城県水戸市の「永倉新八、倉田里美」の働きも凄かった、、あっという間の襲撃だった。集まったやくざ連中では用意した銃をつ余裕はなかったのである。

それぞれの襲撃した現場の死体整理は特別機動隊が純測に処理した。

警察側のこの治安体制が崩れない限りは関東エリアへの進出は難しかったのである。

この襲撃状況を知った組織暴力団はぞっするほど、、警察が怖くなった。

このままでは他の地域の組織暴力団はまずいと思うようになったのである、、、この警視庁特任課を潰さないと、、、

そんな話も出てきたのである、、金の力で大物政治家を動かして、何とか警視庁特別捜査班特任課を何とかしなければと動き出した。

そして、ヒットマンを飛ばして、個人攻撃をする計画も出始めたのだった。

この際に体裁は言ってはいられない、、特任課を徹底して調査して、個人暗殺を考えたのである、、そのための準備を始めたやくざ組織も出て来て、、全国の連合会で連絡を取り,真剣に暗殺を考えた。



21)暗殺


組織暴力団も今回の様な国家警察の動きがあっては堪らないのであった。

うかうかしていると潰されてしまうと思うようになったのである。

権力者や金力者が圧力を掛けても、政治力でも動かない警視庁特任課では、歯が立たない。。。これは「非情」の暴力で潰さないと、本当に潰されてしまうと考えた。国家権力である警察が「力」で制圧してくるのだから、政治力や資金力では駄目なのである。

そこで、それぞれが考えたことは「暗殺」であった。この情報は警視庁特任課の山崎情報部隊は手に入れていた。

土方副班長、「鬼軍曹」は指示を出していた、、、、

やくざ組織が襲撃してくることを前提に「守り」を固めた。

特別捜査班特任課の沖田総士を始めの幹部警察隊員を完璧にガードできる「機動隊宿舎」を用意したのである。

そして、一人行動を禁止したのであった。

その他の特殊隊員も同じように機動隊宿舎に集めたのである。

更に特殊隊員は全員、独身警察官に切り替えたて、訓練をした。

やくざ組織の「襲撃犯」から鉄壁のガード体制を作り上げたのである。

山崎情報部隊には監視を厳しくして、、先手必勝で責める指示を出した。

この体制を知ったやくざ組織は唸ったのである、、、、



22)策略。。。


現代やくざも馬鹿ではなかった、、警視庁特捜班特任課にやられっぱなしではやくざの面子も何もなくなってしまう、

この特任課の殲滅作戦で、関西も東北も北陸も責められ放題で、困っている時に、関西連合の幹部で丹波五郎という奴が、、「警視庁特任課をやっける方法があるけどな、、」と、、九州連合の幹部の兄弟分の玄海次郎の話をしたのであった、、、関西連合会の桜木純若頭がその玄海次郎にあうことになった、

関西連合の丹波五郎が付き添いで、、九州連合会幹部の玄海次郎に会って話を聞いた、、、

その計画とは犠牲が出るのであった、、、警視庁特任課に情報を流して、、お酉作戦を立てて、、特捜班に襲撃させるのである。

襲撃された組員は犠牲にはなるが、、その後をこっち側は相手が10人なら20人から30人で襲撃をするという計画であった。

警視庁が「機関銃なら機関銃を用意して」皆殺しに銃殺をするという方法である、、、

そして、情報は流れないように、秘密裏に行動をする。

お酉場所は相手がその襲撃部屋に入ったら、出れない工夫をすることであると、、

中にいる突撃隊を外に逃がさない、、、外から来た応援部隊は絶対に阻止する体制を考えることだと、、説明をしてくれた。

関西連合会の桜木純若頭はその準備をしたのであった。

お酉の組員には全員「防弾着」を着せて,なるべく助かる様に訓練をした、、そして、突撃隊は機関銃の扱い方、撃ち方を徹底して訓練を篠であった、、、

ここまで来たら、国家権力であろうが何だろうが、、、どんな犠牲を払っても崩してやろうと決心をした桜木若頭であったのである。

集合場所を川崎に決めて、情報を流して、警視庁特任課の一部隊を殲滅しようと時をまった。

この作戦には警視庁特任課の山崎情報隊も騙されたのである。

警視庁特任課の沖田総士、藤堂平助部隊は桜木若頭の用意したお酉やくざ集団に乗り込んで、いつものように機関銃を乱射した。

その時に気が付いたのは沖田総士だけだった、、警視庁特任課全員、10名に機関銃が撃ち込まれたのであった。

用意された襲撃だったので誰も逃げることとか、、、防御することができなかった、、、

沖田総士だけは隠し持っていた日本刀を振りかざして活路を切り開いたのだった、、「平助、掴まれ、、逃げるぞ、」

と、、言って、銃弾を浴びながら外に脱出したのである、、

辛うじて外に出たところに,、情報部隊の山崎たちが駆け寄り、その場を逃げた。

沖田総士も藤堂平助も傷だらけであった。



23)反撃、、、報復



沖田総士は我慢が出来なかった、、傷だらけの体をひずって、藤堂平助を助けだしてから、山崎勤情報部隊8名を

引き連れて、銃撃の中に戻った、、、

山崎勤情報部隊長が、、「沖田隊長、、無理ですよ、、辞めてください、、」ということを聞かずに一人、飛び込んでいったのである。

山崎隊も無茶なことは分かっていたが、、沖田総士隊長に附いていった。

沖田総士の戦いぶりは「鬼」のようであった。

片手に日本刀、左手に機関銃を振りかざして、取り囲むやくざ集団に襲い掛かっていったのである。

沖田総士の特殊部隊の中にも、撃たれて倒れても動ける隊員もいたので応戦していた。

そんな修羅場の中に、、遅れて来た応援部隊、永倉隊、斎藤隊が戦いに参加してきたのであった。

土方副班長も「鬼軍曹」の名の如く、、やくざ集団を撃ちまくっていった。

警視庁特別捜査班特任課の精鋭が総がかりで反撃していったのである。。

そして、近藤勇班長が第一警視庁機動隊「100名」引き連れてやってきて、襲撃現場を包囲した。

土方鬼軍曹たちはヤクザ集団を容赦なく、射殺した。

壮絶なやくざ集団と警視庁特任課の闘いになったのであるが、、最終的には警察力という権力と、暴力戦力の勝る、警視庁特任課が戦いに勝利したのであった。

闘い終わって、、傷だらけになって、特殊部隊員を助けに戻った沖田総士は倒れた、、、

土方歳三副班長が、沖田総士を助け起こしたが気を失っていたのである。。。

「総士、、死ぬなよ、、」と、、言いながら、」すでに待機していた救急車で運ばれた。「総士、、、よく頑張ったな、、歳さん、、ついて言ってくれ、、平助もたのむよ、、ここは俺が始末するから、、、」と、、送り出した。



24)後始末、、、


今回の襲撃戦は激しく、特捜班特任課も沖田総士、藤堂平助を始め痛手を負った、、また、特殊隊員も八名うちの二人が死亡して6人が重傷を負ったのである。

今までの様な襲撃にはならずに、逆に襲われたのであった。

山崎部隊の情報不足であり、、相手やくざ集団の罠に嵌ってしまった。。。ミスと言えばミスであった。

関西連合会の桜木純若頭が先頭を切って指揮していたので、、今回の殲滅でせめてもの救いは桜木若頭が死亡したことであった。

関西連合会では桜木若頭を失ったことは大きな痛手であったのである。今後の闘いに影響を及ぼしてくるはずであった。

今回の警視庁特捜課との戦いで、関西連合の武闘派が戦力低下したことは事実であり、、警視庁特捜課も陣営を立て直さなくてはならなかった。

警視庁特捜班特任課の切り込み隊長ともいうべき沖田総士の重症は痛かったのである。

特殊隊員は補充が可能であったが、沖田総士の代わうらまれtりはいなかったので、、当分は、暴力団対応は土方歳三副班長がやらなければならなかった。

今回の襲撃の後始末というか、、あと片付けは近藤勇班長が自ら指揮をしたのである。。

病院に運ばれた沖田総士はかなりの重症で、回復するまでに、リハリビを入れて半年はかかるようだった。

藤堂平助は2か月ぐらいで退院できそうであった。

沖田総士は気が付くまでに3日間、目が覚めなかつたのである。。。

医者が言うのにはよく生きていたと言われた、、、普段の鍛錬が聞いていたようだった。

沖田総士はヤクザ集団からは恨まれ、狙われていたので、、病院での警護は土方歳三副班長が

自らがおこなったのである


25)特捜班特任課の再編成。。。


今回の警視庁特捜班特任課のやくざ集団の襲撃事件では、、ヤクザ集団の罠に嵌り

、痛手を被った。沖田総士は半年は活動が出来ず、藤堂平助も2,3か月は動きが取れないのであった。

土方歳三副班長は、沖田総士がせめて、口が利けるようにな体が動けるようになるまでは病院を離れることは出来なかった。

どこに敵の間者が居るか分からずに、、沖田たちの命が狙われるか心配で沖田と藤堂のガードをすることにしたのであった。

その間は近藤勇班長が特捜隊の指揮を執ることにした、、そして、、近藤勇と土方歳三は今後の相談を重ねたのである。。

山崎勤情報隊は慎重にやくざ集団の動きを監視していた。

そして、、公安委員会との連絡を密にして、、ヤクザ集団を集めていたのである。

今は情報集めで、監視体制を作り上げて、、次期攻撃の機会をまつことにした。警視庁特捜班特任課はやくざ集団の殲滅作戦を諦めることはなかった。

特捜班を管理指揮している「大川戸警視正刑事局長」とも、今回の失態について打ち合わせをしたのである。。

「近藤、、土方、、警視庁内部での批判も強くなってきたが、、気にしないでやれよ、、今まで通りにな、」と、指示を受けた。

「最後は俺が責任を取るから心配するな、、、沖田と藤堂は大丈夫か、、面倒みてやってよ、、、見舞いにも行けずすまない、、」

そんな指示を受けた近藤と土方は少々、安心をした。

しかし、二人の行動は誰が何といおうと止まらない、、二人ともやめるつもりはなかったのであった。



26)土方副班長、、特殊部隊を増やす、、大川戸警視正刑事局長に直訴。


沖田総士と藤堂平助が入院中に、土方歳三副班長は特殊部隊の隊員を大川戸警視正の承諾を受けて倍増したのであった。

藤堂平助を部隊長に昇格させて隊員8名を配置した、、、更に、常に予備軍として山崎努を部隊長にして、情報部隊以外の任務として襲撃の際に現場にひかえさせて、いつでも応援が出来る体制にした。

また、、土方歳三副班長も特殊隊を連れて、情報の状況に応じて襲撃現場に控えたのであった。se

そして、、近藤勇班長はヘリコプターによる特殊部隊を襲撃の日にはいつでも出撃出来る体制を組み上げた。

更に各部隊の隊員を2名づつ増やして、襲撃部隊を強化したのであった。

沖田総士が復帰した時には、、、沖田総士隊10名、藤堂平助隊10名、斎藤一隊10名、永倉隊10名、山崎隊10名、倉田隊10名、南隊10名そして、土方副班長隊15名、、近藤空挺隊(ヘリ4台)8名を増員しての強力たいせいであった。

退院してきた沖田総士はビックリした、、余りにも多い増員大勢だったので、、

「総士、、体は大丈夫かな、、、しばらくは予備軍に回って自重しろよ、、」と、、土方副班長に言われた沖田総士は、、

「大丈夫ですよ、、、いつでもいいですよ。。」と、、笑って答えた。

藤堂平助も「自分も大丈夫ですから、、いつでも指示を出してください。。。」と、、二人とも死にかけたことなど忘れたかのようであった。

「分かった、、分かったよ、、、無理はするな、、、」と、、緊張する命がけの警察の仕事の合間のひとときであった。



27)先手必勝、、、


警視庁特別捜査班特任課の近藤班長や土方副長は打ち合わせをしたのだった、、、情報が入ってからの襲撃作戦ではやくざ集団の戦法に嵌められて、今回の様な失態をしてしまうので、、ヤクザ集団の襲撃は作戦を変えた。

関東エリア進出の計画が把握出来た時点で、、これからは大々的に本部事務所を襲撃して、、一挙に潰してしまうということになったのである、、、

集合場所などの手ぬるいことなどはしないで、、暴力で進出してくるやくざ組織は初めから本拠地を殲滅させることにしたのであった。。、、

そのための特捜班特任課の再編成を行い、、襲撃特殊部隊を増強してのうごきであり、、「やくざは辞めたい」というまでの打撃を衝撃を与えようとしていた。

この世の中に悪行暴力は必要ないのである、、、誰もが平等の権利を持って、維持して平穏に暮らしたいのである筈である、、それを乱す悪行は、、暴力は、、「非情」はいらないのである、、、

誇りを持って「良き権力」をかざしていかないと、、、「悪を征ための暴力という、、殿下の宝刀」を抜かないとならいのであるはずである、、、

そんな「誇り」を持って、、命を燃やして戦っているのが「警視庁特別捜査班特任課」なのであった。

沖田たちは意気込みをみせたいた。

「わかったよ、、、山崎の情報次第では動くから、、体調を整えておけよ、、」と、、土方副班長も時期を待っていた。。

そして、、、「これからは関東ばかりではないぞ、、全国でのやくざ組織の動きでは、どこにでも出撃するからな、、忙しくなるよ、、覚悟しとけな、、、」

と、、沖田たち幹部特別隊員に声を掛けた。

そして、、情報員を増やした山崎隊から情報があつまってきたのであった。

今回は北陸連合会が動くらしいので、、情報を密に取る様に土方副班長は指示を出した。

北陸連合会は警察と公安委員会の取り締まりが厳しく成り、、解散を迫られる組織も出てきたのであった。。

そんなことで、、関東エリアへの進出が必要であったのである、、、

特別捜査班特任課もその情報に基づいて準備を始めた。



28)公安委員会が指定した「指定暴力団」の狙い討ち、、


警視庁特任課は全国に存在する「指定暴力団」そして、それらに傘下している「二次団体、三次団体」で巨悪な行動を起こしている組織を虱潰し殲滅する計画を立てて行動を開始したのであった。

暴力団との癒着されている悪行権力者を含めて、狙いを定めて、攻撃していく方針を決めた。

その行動に対して「横槍」も入った、、しかし、いつまで経ってもきりがない暴力団との闘いに終止符を打つ覚悟を決めた警察でもあった、、特に特別捜査班特任課を創設した「大川戸警視正刑事局長」は責任は自分でとる覚悟で近藤たちに強固な指示命令を出した。

大川戸警視正刑事局長は特任課の捜査員全員に訓示を、、

「いいか、、全責任は俺が取る、、暴力に対しては、警察暴力を駆使して、対処しろよ、、絶対に引くな、、この世から暴力を排除するつもりでやれよ、、」

言い渡したのであった。

特任課の近藤班長と土方副長は大川戸軽視正の覚悟を聞いたので、、自分たちで出来る精一杯の作戦をたてた、、、。作戦実行部隊の隊長には土方歳三副班長がつき、、関東エリアを殲滅したように、、

沖田総士や藤堂平助、斎藤一、永倉新八、山崎勤、原田左之助たちを前に、、

鬼軍曹の土方歳三はこれからの作戦を話した。。

原道子と倉田里美には控の特殊部隊を引き受けさせて、何時でも出動できる体制を作らせたのであった。

土方鬼軍曹の作戦では、、最初に組織の大きい「関西連合桜会」の本部事務所を 襲撃する計画であった。。

「最初に山崎情報部隊8名」が関西に行き、、「情報を集めろ、、連合会の幹部特に会長、若頭の行動を調べて、本部事務所にいる日時を明確にしてくれ、、

しっかり、頼んだぞ。。」と、、土方鬼軍曹は指示をした。

次に沖田総士特殊部隊が出動だ、、と、、

「いいか、、総士、、俺が指示を出すまで動くなよ、、待機場所は大阪機動隊宿舎だぞ、、連絡はしてある、、情報が漏れないように大阪府警でも一部の担当者しか知らないからな、、」

土方鬼軍曹の指示で、、随時出発した、、

「次は藤堂平助、、、そして、斎藤一、永倉新八特殊部隊と、、警察関係の車両は使うな、、新幹線で行けよ、、大阪ではタクシーを使って、、用心しろよ」

と、、、順番に少人数で行動をしたのであった。

原道子と倉田里美の部隊は警視庁に残した、、いざという予期せぬ出来事が起きたためにでる。。

そして、近藤勇班長も残った、、、

土方鬼軍曹は原田左之助と共に決行前日に「ヘリ」を利用して大阪に向かうことにしたのであった。



29)決行日


警視庁特任課の近藤隊は土方鬼軍曹が現地指揮を執ることで大阪に乗り込んだ。

土方鬼軍曹が大阪機動隊屯所について、、今回の襲撃部隊70人が揃った。。決行は山崎情報部隊からの連絡があり次第Ndえあるに出動することになった。

関西連合桜会本部の襲撃は午前3時にした、、そして、大阪機動隊100人の出動も準備したのである。

山崎情報部隊からの連絡があり、、決行日が決まった。

当日の午前2時に関西連合本部近くに集合した土方突撃隊は、鬼軍曹の合図を待った。

土方鬼軍曹は自分に言い聞かせた、、「落ち着け、、チャンスは一度だけだ、、」と、、、そして、

午前3時5分前に号令を掛けた。

まるで忠臣蔵の討ち入りのようだった、、、特殊部隊の人員の配置を済ませ、、蟻一匹逃げ出させないように

大阪機動隊に逃げ道を守らせた。

人員配置を確認した土方鬼軍曹は突入を開始させたのである。

関東連合のやくざ軍団も朝駆けの襲撃では一たまりもなく、、潜入された。。そして、反撃してくるやくざ連中を片っ端から銃撃していった。

今回の土方鬼軍曹の用意周到な準備のお陰で、、襲撃時間も1時間で済み、、幹部連中で抵抗したもは銃殺されて、、降伏したものは逮捕した。逮捕者の中に連合会会長、若頭も含まれていた。

関西連合会本部は壊滅状態になり、、機能不能となった。

今回の奇襲攻撃は成功したが、、各方面から非難は囂々だった。

「やり過ぎではないか、、」とか、、「人の人権を無視したやり方だ」とか、、警視庁特任課は非難のやり玉にがったのであった。。。

「ふざけるな、、、暴力を振り回して、何寝ぼけたことをいいやがる、、」と、、大川戸軽視正刑事部長は啖呵をきったのである、、、

土方鬼軍曹は危険を感じた。そして、沖田総士と倉田里美ほか8名の特殊隊員を警護に配置したのであった。土方鬼軍曹の予感は当たった。沖田総士たち警護隊を配備した、その日に襲われたが、沖田隊に警邏された。

しばらくは大川戸警視正刑事局長には警護を配置することにした。

大川戸警視刑事局長の方針通りに特別捜査班特任課の近藤班長達は動いていた。警警視庁警察官の中にも暴力を許さない者も数多くいるので、捨てたものでもない。

暴力と闘う誇り高き警察官が居ることを、、、、



30)警視庁特任課、、誰が何といおうと暴力殲滅を目指す。。。


警視庁特任課の働きで関東エリアの暴力追放についで、関西地区の暴力団追放の一角を崩したのであった。

これを機会に暴力追放に更に強化していこうと、張り切る取り締まり側で、、戦力強化を図った。

そのために反社会勢力側も手段を択ばずに防衛に走り、、暴力反対を唱える警察や公安委員会その他の関係団体を狙い,要人暗殺を企てて来た。

それらの情報を特任課の山崎情報部隊は入手して、、その対策を練ったのである。

そのための擁護特殊部隊を土方鬼軍曹は組み立てた。

攻撃部隊とは違った防衛部隊で、、常に原田左之助が防衛部隊を引き連れた,、、参謀に小太刀の達人の南道子

を配置した、彼女は東京大学卒業の「法学部のエリート」であり、、文武両道に長けていたので、土方鬼軍曹の信任も厚かった。

防衛部隊で人員が足りない場合は攻撃特殊部隊が補ったのである、、、ヤクザ組織も生き残る為にはなりふりを構ってはいられなかったのであった。

暴力団がなぜ、裏社会で生残れか、、それは暴力の力なのだった、、暴力団から暴力の脅威を取ったら、何も残らないのである、、知恵や資金力だけでは、暴力団ではないからだ。

知能やくざとか経済ヤクザとか云うけれど、、最終的に暴力団の強さは暴力なのだった。

しかし、、暴力的な強さでは国家警察も負けてはいなかった。

これから正義と言えるはずの国家暴力と悪行と言えるやくざ暴力は戦い続けていくことだろう、、終わりのない戦いが。。。



〇「第二話」新「怒かる五右衛門、呆れる鼠小僧」献残屋藤吉郎書房


〇現代の強盗事件を見て怒る五右衛門、呆れる鼠小僧物語


(1)可笑しな世の中


現代は不思議だ。

白昼堂々の強奪事件、、どうしたのだろう

夜中も一軒家が強盗に、、、そして、怪我をさせられる。

昔なら、、安土桃山の秀吉時代の大泥棒「石川五右衛門」

が芸術的に財産を盗む。

そして、江戸時代なら義賊「鼠小僧治郎吉」が夜中にそっと盗み、、、貧乏人に配る。

そんなお洒落な強盗、泥棒はいない。

落ちたもんだ、、強盗、泥棒も何の芸もなく、暴力沙汰で人の財産を奪う。。。

そして、その泥棒、強盗に指示をする奴がいる。

むやみやたらに、泥棒、強盗を募集して、無知な行動をとらせるような、、、

すぐに、警察に捕まるような、野暮な強盗をさせるような。。。

世の中は変わったな。。。

なんの教育もなく、やみくもに泥棒、強盗をさせるような。。、

もう少し考えたら、、、スマートにやれよ、、、

泥棒も強盗も、全く酷いもんだよ。。。

初めから泥棒、強盗は悪いことだ。。。それをやっている、

今の馬鹿な野郎は分かってるのかなーーー

恐ろしい世の中になったもんだよ。

今の泥棒、強盗君よ、、、なんで働かなで、人の財産をとって、、、生きようとするんだよ。

金が欲しいなら、、働け

働けなければ、、もらえヨ、、、乞食しても、

金や財産は自分の力で取れよ。。

と言えば、、、俺たちは泥棒、強盗をして稼ぐんだよとか言いそうだ、、、まったくな。

終いには怒るよ五右衛門が、、、呆れた顔で笑ってるよ鼠小僧次郎吉が、、、

笑われてもいいのかよ、、、、、



(2)しっかりしろよ、、、怠け者自分で考える人の方が多い筈だ。


第三者に指示され、命令されて動くより。。。

人とは持って生まれて思考能力で生きた方がいい。。

余程の阿呆か、知恵遅れでも、やはり、自力思考を持っている筈だ、、、それなりの生き方を。

だから、他人が何を言おうが、余程に間違っていなければ、人としての生きる道を外さないような。。。

しかし、ニュースなどをみていると、第三者にコントロールされているような事件が多い。

強奪や泥棒や、、、オレオレ詐欺のように。。

どいしてなんだろう、、まったく不思議な人の世だ。

法治国家の日本、、、社会悪に対する巨悪がまかり通る世の中で、、いくら、法的罰則を捻るような世の中でも、誰が見ても悪事だ、、、悪きことだと分かることを遣って退ける人種がいることも、、、法制を歪める人種が入り事も同じだ。

談合贈収賄を組み立てることも、強引な悪事を計画して実行させる人種も罰して許すな、、、、、

決して、猶予を与えるな、、公正することに時間をかけるな、、、やってはいけない罪を、即座に罰することだ。。。

世の中、、世界は、、人の世は人が多いのだ。

もっともっと、、モアモアモアだよ。振るい落せ、、、、悪事を働く人種を許しすぎるんだよ、、、、

なんでも罰することがいいとは思わない、、、悪事を働く事のできない社会を作ることだ。

難しいと思う。。

最初は罰して、無くすることだよ。

そんな世の中が出来るといいな、、、、

誰もが心にゆとりが持てるような世の中が来るように、、、

甘い考えかも知れない。

今できることは、今、目に見えること、、、悪い芽は取り除かなければ。。。

どんな美学を持っていても泥棒は泥棒、、強盗は強盗、、

オレオレ詐欺は騙しだ。。。

誰もほめてはくれない。

石川五右衛門は「釜湯での刑」に、、、鼠小僧次郎吉は「極門」に、、、やはり美学を並べても悪事は悪事で葬られる。。。それが人の世だ。

強盗、泥棒、オレオレ詐害はやめろよ、、、最後は釜湯でが、、獄門が待っている。。。。

人は働かないと、、、働け、働け、、自分のために、少しは人のために、、働けーーー。



(3)今風五右衛門、、、今風鼠小僧


今風五右衛門は警視庁きっての強硬班刑事であった。

先祖が石川五右衛門ということらしく、一代おきに子供に名前がつくらしい。。五右衛門も子供のころは嫌いな嫌な名前を付けてくれたと恨んでいた、しかし、今は好きな名前だ。

誰もがすぐに分かるし、目立つので好きなのだ。

現代も増える強奪泥棒の逮捕に燃えていた。

そして、警視庁事件記者ルームにも面白い新聞記者がいた。

大江戸次郎吉という記者であった。

なんか今風五右衛門とは気が合い、暇が出来ると馴染の居酒屋の暖簾を潜っていた。

二人とも酒が強いが、女には持てないタイプで、誰が見ても美男子と言えなかった。

しかし、好男子だった。

名前のいわれのように、今風五右衛門は大阪道頓堀の出身であり、大江戸次郎吉は東京浅草の生まれであった。

二人とも白昼堂々の宝石店強盗、夜に一軒家を襲い強盗をする連中を、腹から憎んでいた。

特に大江戸次郎吉は実家が宝石店をしていて被害に遭っていたので、燃えていた。

報道も執拗に世間に知らせていた。

今風五右衛門にも協力して強盗団のもと、司令塔を探していたのである。

心の底から、頻繁に起こる強奪事件を憎んでいた。

若いだろうが、どんな理由があろうが、強盗団、泥棒、オレオレ詐欺の連中を殺したい気持ちでいた。



(4)黒い狼、残らず悪を。。。。


大江戸次郎吉は今朝も早くから市中見回りに出かける前に、朝からやっている食堂「早起き食堂」に立ち寄り、朝定食を頼んでいた。

早起き食堂の看板娘、八千代に。。。

「おはよう、、、次郎さん、いつもの定食でいいのかな、、」と、、、笑顔で迎えられた。

大江戸次郎吉は、この朝の八千代の笑顔を見て、見回りにも元気が出るのであった。

次郎吉の見回りは東京近郊の市町村の見回りだった。いつ起きるか分からい事件を追って、見回っていた。

この見回りも一年になるが、まだ成果は上がっていない。

しかし、諦めずに根気よく、会社へ行く前の早朝見回りと、夜間見回りを行っている。

特に日曜祭日には一日中であった。

本当は事件は起きない方が、見つからない方がいいのだ。

でも、見つけて、そのグループを早く検挙したいのであった。

そのグループとは今風の強奪、強盗を白昼、堂々と横行して暴れている悪党集団だ、、、そして、夜は夜で強盗を働き、庶民に怪我させたり、殺しまで働いている。

その現場を押さえたい一瞬から、見回りをしているのであった。

現場を押さえて、親友の警視庁きっての今風五右衛門警部補とお縄にしたいのであった。

それで、雨の日も風の日も見回りをしている。

「犬も歩けば棒に当たる」。。。

「下手な鉄砲も数うちゃ当たる」の例えである。

人の世だは、、、「捨てる神も拾う神あり」だ。

そして、ある日、とうとう出会ったのであった。。。

新宿歌舞伎町の無人弁当店に、怪しい人影を、黒頭巾で顔を隠して、片手にバールのような物を持って、押し入ってる現場に、、、次郎吉は車の中で待っていた。

泥棒集団が車で逃走する後をつけた。逃げた先には指示した人間がいる筈と思い。。。そして、古びた工場跡に入っていくまで確認した。

次郎吉が入った先は新宿を根城ととする「新宿興行」と言う、広域暴力団「松枝会」の傘下やくざ企業だった。

確認した次郎吉は警視庁記者クラブに戻り、五右衛門警部補に報告をした。

鬼五右衛門と言われる男は証拠固めに動いた。

次郎吉は報告を済ませてから、警視庁記者クラブから姿を消した。



5)(ひっくり返った警視庁強行班)


今朝の警視庁強硬班の鬼の五右衛門たちは慌てていた、驚いたニュースが飛び込んできた。

広域暴力団の傘下である新宿興行の事務所が銃撃されていたのであった。事務所にいた連中、いわゆるやくざたちは機関銃のようなもので全員、血だらけになり死んでいた。

偶然に事務所に顔を出していた、新宿興行の清水会長を含めて、15人が即死だった。

警視庁警察署内の記者クラブは大騒ぎであった。

以前から狙いをつけていた警視庁関係の担当刑事たちは、、

臍を噛んだ。

警視庁強硬班の専従捜査員たちは、今回の強奪事件、宝石店、貴金属店強盗の司令塔、、指図をしているのは早くから暴力団の資金源になっていると考えて、新宿興行に一斉捜査に立ち入るところだったのであった。

それが、事務所が狙撃され、清水会長以下の幹部やくざが銃殺されてしまったのであった。

しかし、この新たな強盗、強奪は無くならなかった。

新宿連合を壊滅したが、次の日には大阪でも起きた。

今の時代の「イタチごっこ」なのか。。。強盗、泥棒のスタイルが変わったような。。。

新宿興行のような、強盗専門の反社会勢力、やくざが台頭してきたようだ。

人の噂では「黒い狼」が出現したと、、、、、

警視庁記者クラブに大江戸次郎吉は、今回のような悪に対する殺人執行人を応援したかった。



6)(鬼の五右衛門と特ダネ記者の次郎吉)


二人は最近、馴染の居酒屋「早起き食堂」で酒を酌み交わす時間が増えた。

強奪、強盗が堂々と横行して、ニュースでもまたかと言うくらい多くなってきた。

特ダネ記者の次郎吉は言う。。。

今の日本の罰則は軽すぎると、、、初犯だと、4年から7年くらいで刑を追えてしまう、、、そして、再犯が多い。今風では人権擁護団体とか、死刑廃止を唱える団体が多すぎる、この世な中、人が多いのだから、もっともっと罰したほうがいいような。

しかし、世の中、ままならぬ、、、少子化と言って。

悪人は減らせだよ、、、二度と出来ないようにしないと。

「おーーい。鬼警部さん、、そう思わないかな」

二人の話を聞いていた、店の看板娘が、、、少し、酔っていたのか「そうだ、そうだよ」と相槌をしたきた。

しかし、取り締まる鬼の五右衛門も、頷いていた。

今風時代は可笑しい、、、

石川五右衛門だって「釜茹での刑」。。。鼠小僧次郎吉だって「獄門」だよ、、

何とかしないと、、、悪いことをしたらの「見せつけ刑」と。。。悪事を働けば「死」が待っていると。。。



7)(大いに黒い狼、、、応援したいような)


大江戸次郎吉は、グループで動く強盗団には非情に腹が立っていたというより、憎んでいた。

自分の親が経営する貴金属店を襲われ、その強盗団に母親が殺されていたのであった、

そんな意味でも、NSNで高額アルバイトとして参加した若者が、ある日、突然襲ってきて、平和だった家庭が、家族が崩壊させられてしまったことへの怒りであった。

そして、警視庁事件クラブの勤務だった大江戸次郎吉は、特にこれらの事件に燃えていた。

そのためにも、朝、夜と、、、休日も返上して、いつ来るともあてのない強盗団を待っていたのであった。

大江戸次郎吉は事件記者の立場からも、優先的にこれらの強盗事件、オレオレ詐欺にのめり込んでいった。

彼は事件記者になる前は陸上自衛隊の特殊任務についていた。特に射撃の腕は一流であり、狙撃手として参加もしていた。

そんな彼は出来れば、自分の手で始末をしたい気分であった。

ある時、鬼の五右衛門警部補と居酒屋「早起き食堂」で、酒を酌み交わしながら。。。

「おい、、、鼠、まさかお前がやったのではないのか、、、

一連の新宿興行のやくざ銃殺は、、、俺はそんな気がするけどな。。。あははは、、、」

その居酒屋「早起き食堂」の一人娘の八千代が相槌を打ってきた。、、、「そうかも知れないよ、、、鼠さん、狙撃手だったんだろう、、、親の仇討ちと言うところかな、、」

とんでもない、物騒な話をして来た。

大江戸次郎吉は「ドキッと」生唾を飲み込んだ。

その態度を見ていた鬼の五右衛門警部補は、何かを感じていた。

その晩も楽しい酒を飲んだ、二人は家路についた。



8)(黒い狼、、、多いに暴れる。見せしめ)


世の中は不安定さを増した。いつ襲ってくるか分からない、強盗、窃盗団、暴漢の類が、街のあちこちにいるような。

スマホなどを開けると、とんでもない闇アルバイトが氾濫している。甘い言葉に誘われて、ついつい手を染めてしまう若者が多いような、、、

罪を犯したら、捕まり、そして、日本の法治国家の法制に従い、罰せられる。しかし、世の中の事件は後を絶たないのはなんでだろうと、、、大江戸次郎吉たちは考える、、、いや、世間の人々は考える。

そして、悪事を働いているという自覚がないのではないのかと思われるような、、、若者の挙動、行動がうかがわれる。

人は無関心になったのかと思われる。人は人、我は我、と言う様な人間模様があるようだ。

しかし、世の中、それが当たり前とは思われない面もあるような、、、、

ひと昔前なら、家々には家訓のような決まりがあり、やってはいけないことの見せしめのような掟があった。

そして、地域地域には共同で生きるための規則と言うか「町決め事」があったような。。。

今は各家庭が中心になり、勝手な生き方をしているようだ。

ましてや家族が何をしているか分からないほど、孤立化してしまったのか。。。

一人一人が己の好き勝手な行動を起しているのかも知れない。

だから、思う、、、、

大江戸次郎吉は今こそ、法律で裁いても裁ききれない悪事を、、、悪行をしたら、その結果は恐ろしい末路があることを知らせ示さないと、、、人は泥棒や強盗や、、、オレオレ詐欺を辞めないのかも知れない。

その最も恐ろしいこと、、、誰もが望まないことを、、、

そうだよ、、悪行を悪事を犯したら、、、「死」があることを知るべきだと、、、

法治国家の法制の定めるところの「死」ではないものを。

警察官である鬼の五右衛門警部補も、事件記者である次郎吉も、常々、居酒屋で酒を酌み交わしながら思うのであった。

今の世の中では危険的な思想には違いないが、、、そうでもしないと「悪事」は無くならないような気がする。



(9)怒る黒い狼


世の中の悪事は無くなるどころか、文明の進歩に伴い日を追うごとに増えている。悪事を悪事と思わない節があるような、、、携帯特にスマホがその元凶になっている。スマホが媒体となり悪事を拡散しているように見える。

しかし、今やスマホは人々に必要になり、なくては日常の生活が成り立たないような、、、老若男女を問わず必需品でもある。

その使い方が良いことを目指して開発されていればいいのだが、、、

悪事を目指した利用がされているようだ。スマホを利用した悪事企業バイトが目立つ。若者を引き付ける「誘い文句」で、誘われて、気が付けば抜き差し出来ない状態に。

恐ろしい世の中だ。

企業バイトの誘い文句では「今すぐにでも大金が入る」ような広告で、引きずり込まれている。

しかし、スマホの企業バイトが危険であることが分かりながら、もしかしてと言う気持ちで、、、安易な気持ちで、、

白昼堂々の強盗や強奪をしているのだから、恐ろしい世の中になったような。。。

その悪事の結果を、、逮捕して、取り締まっても、罰則が甘いよな気がする。日本の法治国家の法制化では無理なのかも知れない。

出来ないような規則はいくら作っても破られる。

それなら、破ったら、元には戻らないと言う様な仕組みにしないと。。。。紙は破ったら、張り合わせはしても、元の紙には戻らないのだ。

人もやったら、元の自分には、同じ人には戻らないのだ。。。ある程度は「厚生」はしても、傷ついた形の、心病んだ人間にしか戻らない。

戻った人間は絶対とは言えない、、どこかに不安を残しているような。

悪事をしたら、二度と出来ないようにしないと。

そして、初めから悪事は出来ないという「みせしめ」をつくらないと。。。

もう一度、法治国家の日本での悪事を見て、考えないと。。




10)(五右衛門と鼠小僧)黒い狼は。。。


白昼堂々強盗団屋やオレオレ詐欺が横行しても、一番元締めは捕まらない。。。五右衛門と大江戸次郎吉は、話し合っていた。

今風の強盗、詐欺の指揮官は暴力団で間違いなく「やくざ」だ。そして、強盗された、詐欺をされた金は、やくざの軍資金に化けている筈だ。

だから、元を絶たなければ、白昼堂々の強盗、泥棒やオレオレ詐欺は無くならない。

そんな話をしながら酒を酌み交わす二人だった。

そして、日本最大の広域暴力団事務所が襲われたのであった。、、、

「関東睦会」の本部だ。。。一人の男が機関銃を持って殴り込んだのだった。その時は幹部会が開かれていたので、関東睦会の緒方浩一郎会長も襲われて、銃殺された。

幹部も数名、銃殺をされたので、警視庁特捜班がその捜査に入った。

特別捜査班の中に鬼の五右衛門警部補もいた。

そして、強盗団も、オレオレ詐欺も、社会の悪事には相違ないが、広域暴力団の事務所への殴り込みを怒る五右衛門警部補が、その夜、連絡をして、大江戸次郎吉をいつもの居酒屋であった。

そして、

「おい、、、次郎吉、、しばらくは会わないでおこうか、、

最後の酒になるかも知れないのでな。。。」

その晩は居酒屋の娘、八千代も交えて、最後まで飲んだ。

そして、

鬼の五右衛門は、、、「次郎吉、元気でな、、無理するなよ」と、何か寂しげに分かれた。



11)広域暴力団事務所襲われる、、、


前夜、居酒屋「八千代」で五右衛門と妙な別れ方をした大江戸次郎吉はきになった。

しかし、五右衛門は仕事が忙しいので、、会えあないといったと次郎吉はおもったいたのである。

それは勘違いであった、、、

五右衛門はうすうす感ずいていたのである、、、長い付き合いから次郎吉の性格を見抜いていた。

今回の関東睦会への襲撃事件に何らかに次郎吉が絡んでいるのではないかと、、心配していたのである。

それで、五右衛門はしばらく会わないほうがいいといったのであるが、、、次郎吉には理解できていなかった。

もし、次郎吉がかかわったいたら、五右衛門は次郎吉を庇うことができなくなってしまうからである。。。

警察は甘くはない、、、次郎吉に目を付けたら、五右衛門が近づくことも情報を流して助けることが出来なくなるからだ。

もし、次郎吉と五右衛門が知り合いとなると、、五右衛門に一切の情報が入らなくなるからである。

そんなことで、五右衛門は次郎吉を心配して気づかった。

そんなある日、、、夜中である、ので、、事件が起きたのである、、、

今回は横浜に事務所を構える「横浜茜組」が襲われた、、、横浜茜組は傘下に「反ぐれ集団」をいくつか持っていて「覚せい剤おさわれたの密造販売」をしていたのである。

横浜茜組の茜創造組長のもとで地方の組員100人程度のやくざ組織であるが、傘下に従える「反ぐれ茜第一会」とか「反ぐれ茜第三会」とかのは反ぐれグループの若者が多い。

「横浜茜会」は組織は小さいが「覚せい剤密造をしていた」ので警察でもマークをしていたグループ集団であった。

その本部事務所が襲われたのである、、、茜創造はじめ幹部10名が銃撃されたのである。

やはり「機関銃」のようなものでの銃殺であったので、襲われた時の茜組長ほかのやくざ幹部は即死であった。

五右衛門刑事は調べてみたのである、、、その時の次郎吉の行動を、、、その時、彼は大阪へ取材出張をしていたのであった。

五右衛門は少しは安心したのであるが、、、火が付いた疑惑はなかなか消えないので、、細かく調査してのである。

確実に大阪取材出張の確証は取れなかったので、不安がつのった。



12)五右衛門警部補は次郎吉を呼んだ。


警視庁特捜課では組織暴力団事務所の襲撃事件を重く見て、専属特捜班を設け、捜査を始めた。

五右衛門警部補も専属班に指名されたのである。

捜査会議に臨んだ五右衛門警部補はまずいとおもったのである。」

警視庁特捜班の班長に任命されたのは警視庁きっての鬼警部と言われる、黒田権太警部で、組織暴力団専門の事件をあたかっていた。。。

黒田警部班長は捜査会議で述べた、、、

「今回のいくつかのやくざ事務所襲撃は同じ犯人によるのと思われるので、、、まずは使用された機関銃らしき銃を割り出してくれ、、、簡単に手に入る銃ではないのだから、、、出所を探せば、犯人につながるはずだ」

と、、説明した後に、、、

「たとえ、、、ヤクザと云えども人殺しを許してはおけない。。検察の面子においても犯人を検挙するぞ、、、そのつもりで捜査に当たってくれ、、、いいな」と厳命を出した。

五右衛門警部補はどうしても次郎吉に会わなけらばと思ったのである。

いつもの居酒屋「八千代」で次郎吉と会った。

暖簾を潜って、ガラス戸を開けて入ってくる次郎吉がなんとなく懐かしかったのである。。

つい最近、会ったばかりなのに、、、

「次郎吉、、、元気だったか、、、よかった、よかった無事で、、、」と、、、随分長い間会わないような挨拶をしてきたので、、、

「何、、寝ぼけてんだよ、、、2,3日前に会ったばかりじゃないか、五右衛門年取ったな、、あはっあはっ」

と、言っている、そんな次郎吉こそ、呑気なことを言っていると思った五右衛門であった。

しかし、五右衛門は安心をしたのである。

「次郎吉、、、お前、何か心配事ないか、、本当に大丈夫かと」と尋ねた。

確証もなく、、五右衛門は聞くことも出来なかったので、、ただ、心配するだけだった。




13)五右衛門の親心、、、



五右衛門は居酒屋「八千代」で次郎吉が心配なので、山を掛けて聞いていた。

半分は大丈夫だと思いながら、、「やっているな、、、このやくざ事務所の襲撃事件は絡んでいるな」と、おもっていたのである。

そこで五右衛門は情報を流しておいたのであった。

「次郎吉、、、お前も知っていると思うが、、、警視庁記者クラブからも知らせがあったはずだが。。。」

「最近のやくざ事務所襲撃事件に対しての特捜班が出来て、警視庁きっての鬼警部と言われている黒田順太郎警部が班長になって、本格的に動き出したからな、、、」

と、、話を聞いた次郎吉は知っていると返事をしながら飲んでいた。

「ところで、、、次郎吉はどう思う、、、やくざ事務所襲撃は、、、派手にやり過ぎでないかと思うけどな」

五右衛門は答えた。

「派手だよな、、、余りのも強引すぎると、警察の反感を買うのではないかな、、」と、、、

そんな会話をしていたら、、、居酒屋八千代のおかみが、、、

「いいんじゃあないの、、、ヤクザなんて社会悪だしね、、、全部退治してくれたら清々するから」

と、口を挟み、、、

「うちのお客にもやくざから金を借りて、追い込まれ夜逃げした奴もいるし、、、ヤクザでいい人はいないよ、、」

と言いながら

「やくざでいい人とかいうけれど、、、それは嘘だね、、、あいつらは虎狼だよ、、いや、ハエ犬だな」

と、、、ヤクザを心から毛嫌いしていた。

酔っていたのか、ヤクザとの嫌なことがあったのか、、「ヤクザなんて、みんな殺された方がいいんだよ。」

と、話しながらっ愚痴っていたのである。

五右衛門はなるほど、、、徹底して嫌いな奴もいて、、今回のやくざ事務所襲撃を喜んでる奴もいるんだとおもったんである。。。

しかし、五右衛門は心配は消えなかった。

「次郎吉、、、お前、記者クラブで情報が入るんだから、、注意して記事を書けよな、、、」

と、、謎をかけたのである。



14)居酒屋八千代は今夜は少し酔っていた。


いつも和服姿で背筋を伸ばしている強気の八千代ママが今夜は酒に飲まれていたのである。

そうすると酔っぱらっていた五右衛門も次郎吉も調子が狂うのであった。

「ママ、、どうしたの、、、そんなに酔っぱらって、、、なにかあった、、」

と、、いつも優しい次郎吉がのぞき込むよう心配したのである。

八千代ママが酔っぱらった時に限って、客が入ってきた、、、2,3人の人相が良くない男たちであった、、、誰が見ても堅気には見えなかった。

テーブルのある席に座り、、、ビールを頼み飲み始めたのである。。。

しばらくすると、後から2,3人のやくざ風な男たちが合流したのであった。

男たちはビールを飲みながら、、つまみに刺身を頼んだ、、、居酒屋八千代は調理場があって、、料人の年寄りがいた。

八千代ママ、、、ちょっと話を聞きたいのだが、、、

「この辺に、機関銃を持っているやつの話を聞いたことは無いかな、、、例えば猟銃でもいいんだが、、」と、、、しつこく尋ねたんである。

「聞いたことないね、、、そんな物騒なものを持っている奴は、、、内に飲みに来る連中にはいないよ、、」と、言葉を返していた。

そん話を聞いていた五右衛門は「やばいな、、、ヤクザた本腰を入れて探し始めたみたいだ」と、、思いながら次郎吉の顔をみたのである。。。

警察の他にもやくざ連中がさがしだているのか、、、奴らの探し方は普通じゃアないからな、、、

いずれは見つかるなと、五右衛門は思った。

次郎吉も聞いていたが、、、さほどに気にしていなかったである。。

ビールを飲んでいる男たちは「ママさん、、、何か情報が入ったら教えてくれよな。。」

と、、、捨てセリフを残して帰っていった。

男たちが帰った後で八千代ママは、、、、

「気を付けないとね、、、次郎吉さん、五右衛門さん」と言いながら、酒をあおったのである。

、、」


15)次郎吉狙われる、、、ごろつきに


次郎吉が五右衛門に相談してきたのである。

「五右衛門、、、少し変なんだよ、、誰かが俺を見張っているみたいなんだな、毎日、尾行されてるみたいだよ、、」と、、、居酒屋八千代で言ってきた。

「そうか、、、次郎吉、、気のせいだは無いのか、、」と、言いながら、

五右衛門は「やばい、、やっぱりな」と、、、心配したのである。

「次郎吉よ、、しばらく飲み歩きをやめよう、、、当分は家にまっすぐ帰った方がいい、、」

と、、二人で相談をしながら飲み歩きをやめることにしたのであった。

そして、、ある晩に先日来たやくざ風な男たちが八千代で飲みながら、、、

「ママさん、、、、、俺たちが来た時にいた新聞記者の男たちは来ないのかな、、」とあり、」、、、不思議な質問をしてきたので

あった、、、

八千代ママは、、「そう云えば、最近は見えないね、、、」と、ぶっきらぼうに答えた。

そのやくざ風な男たちの一人が呟いていたのえある。

「兄貴、、やっぱりおかしいぜ、、、調べてみるか、、と、、言っていたが

一人は「捕まえて、、はかせた方が早いよ。。」と、、八千代が聞いていてもやばい話であった。

居酒屋八千代のママは、、やくざ風な男たちが帰った後で、、、五右衛門に連絡をとったのである。

「五右衛門、、、やばいよ、、次郎吉が狙われているよ、、この前来たヤクザたちに、、、」

その連絡を受けた五右衛門は次郎吉に電話をしたが、、、留守だったので、、記者クラブに事付けを頼んだ、、、

しばらくして連絡が入った。五右衛門は事情を話した。

五右衛門が調べたヤクザたちは「横浜連合桜会」の傘下の「さくら唐人会」の連中であった。

五右衛門は次郎吉を心配した野である、、さくら唐人会」は人殺し、誘拐を平気でする中国系やくざである。場合によっては中国へ連れて行き、、行方不明になってしまうこともあるのだ。

やばい連中に次郎吉は狙われているのだった。

五右衛門は何とかしないと、、、と、思いながらもいい方法は浮かばなかったのである。



16)やばいぞ「次郎吉」。どうする、、、


五右衛門は公安仲間から情報を得たのであった。警視庁特捜部に移る前は、五右衛門は公安の特捜部に所属していたことが

有り、その時の同僚で内田浩平警部があった親友であった。

本来なら公安情報は秘密裏であり、他機関に漏らすことは禁止であった。

噂さ話ということで聞き出したのである。

「五右衛門、久しぶりだな、元気だったか、俺の独り言だからな、、、、ある記者クラブの人間が公安特捜部でマークしているんだよ、、、どうも、お前の知り合いのようだ、、」

五右衛門の聞いた話では、、、「最近、ヤクザ事務所が襲撃されて、ヤクザたちが殺された事件が多い、、その襲撃犯人が五右衛門の親友で、記者クラブの次ある、、郎吉らしいのだ。そして、公安特捜部では確証を掴んでいるらしいと、、」と、、

そういうことなので、内田警部は昔の仲間でもある五右衛門に打ち明けたのである、、

公安としてはやってはいけないことなのであるが、、、五右衛門には世話になり、命の恩人でもあったので、、噂話をしたのであった。

その情報を聞いた五右衛門は困った、、どうも手遅れのようだったと思うのである。

横浜連合桜会の反社会勢力の連中も探しているようだった。

五右衛門は公安の内田浩平警部と別れてから考えたのである。

今のままでは国家権力の「公安特捜部」か、、反社会勢力の横浜連合桜会に探されて捕まると五右衛門は思った。

次郎吉を救うのにはどうすればいいのか悩んだ。

しかし、、逃げる所が無いのであった。

公安も横浜連合櫻会も全国組織であり、情報網を持っているので、始末が悪い。

次は逃げる所が無いのである、、、五右衛門はた。本当に困ったのである。



17)困った五右衛門、、次郎吉と飲む、、「窮すれば通ず」の道を選ぶ。


五右衛門は困った、、、警察の情報もやくざ連中からの情報もいい話はなかった。

そして、、五右衛門と次郎吉は居酒屋八千代で会い、酒を飲んだのである、、、

「次郎吉、、お前とここで酒を飲むのも最後かも知れないな、、、」涙ぐんでいた。

「何を言うんだよ、、、五右衛門、、俺は八千代でこれからも飲むぞ、、」と、呑気なことを言っていたのである。

「馬鹿野郎、、、次郎吉、お前には明日が無いかも知れないのだぞ、、お前、、よくよく考えてみろよ、、お前のやってることやりまを。。。警察からも横浜連合会のやくざ連中からも狙われているお前に何があるんだよ、、」

と言われて、、次郎吉は答えた。

「今更、考えても始まらないよ、、やってしまったことだから終わりがあるんだから、、行きつく先が地獄でも行くだけだ、、五右衛門、心配してくれてありがとう、、」

と、、次郎吉は覚悟を見せたのであった。

傍で聞いていた居酒屋の八千代ママも、、「次郎吉さん、、どこへも逃げる所が無いんだから、、やってやって、どこまでも命つづく限り奔りなヨ、、私の出来ることなら応援するからね、、私も江戸っ子だよ、、、」

と、、勢い有る声を掛けてくれた。

五右衛門も次郎吉の覚悟を聞いて腹が決まったのである。

「なあー、、五右衛門、今まで付き合ってくれたありがとうな、、お前との酒のみ人生もたのしかったよ、、、これから、どのくらい一緒に居られるか分からないが、宜しく頼むな。。」

と、、次郎吉は心から感謝したのであった。

その晩は心行くまで次郎吉と五右衛門、、そして、八千代ママは飲んだ。



18)覚悟の上の悪人退治。。。


次郎吉は久しぶりに居酒屋八千代で飲んだ、、、次の朝は飲みすぎて起きられなかった。

次郎吉は思った、、覚悟は決まっていたが、その日が見えてきたら、少々、心細くなってきたのである。今更、後戻りは出来ないのだ。

やり始めた悪人退治なのだから、、遣れるところまでやってやるか。。。

そんな気持ちで、目が覚めた。

どうせやるなら、、デカイ組織を狙うか、、、

次郎吉は計画を立てた。

日本の反社会勢力で大きな組織は、次郎吉が事件記者をしていて知ってるヤクザ組織というか、、「指定特別暴力団」は25組織あるのだ、、

大きなやくざ組織となると,構成組員が2000人から3000人もいるのであった。20人、とか50人言う組織もあるから、、、

狙うのも大変だった。

暴力団は潰しても、破壊しても、頭を取り替え、ひっかえて生き返るようだ。

次郎吉は思った、、「見せしめ」「懲らしめ」のための制裁でしか出来ないようだから、、、取り合えず、頭を狙って世の中の「しめし」だけでもつけてやろうと考えた。

そして、「指定暴力団」に指定された組織の幹部連中を無差別に、特に「悪人」と言われてるヤクザを消すことにしたのである。

次郎吉は旅に出た、、そして、その地域で油断のある組織を見つけては、その中の極道に狙いをつけて、、狙撃していった。

警察も追いかけ始めたやくざ組織も面食らったのである。

今日、博多と思えば明日は秋田という風に、、とびとびに無計画にやくざ狩りが行われた。

そして、、足跡を残さず、、行動するので、犯人の目星は付いていても、罠を張っても「鼠取り」にかからなかった。

この流れを知った五右衛門は「さすが鼠小僧次郎吉の末裔だと」感心したのである。。。

五右衛門は次郎吉に会えなくなったので寂しかったが、、事件が起きるたびに

無事でいることを知り、、可笑しな話だけで安心していた。

そして、居酒屋八千代でママを相手に酒を飲んでいたのである。。

「次郎吉、生きていろよ、、」と、、酒を飲みながら祈った。



19)五右衛門に降りかかる不幸、不運、、、


警視庁特捜部でもやくざ事務所襲撃事件の専従捜査班が設けられた。

その特別捜査班の班長に警視庁切っての「鬼警部」と言われている、黒田権太警部だ有った。捜査が進むに従い、容疑者が浮かんできたのである。

特別捜査班の鬼警部の黒田権太が目星を付けたのが記者クラブの「大江次郎吉」だった。そこで、黒田警部は五右衛門にそれとなく暗示をかけたのである。

「五右衛門、お前、記者クラブの大江戸次郎吉と付き合っていると思うんだけど、、注意しろよ」と、、話をしたことがあった。

そして、五右衛門は刑事部長に呼ばれたのである。

「石川警部、、転勤命令が出たよ、、本来ならば解雇通知が出る所だったんだけどな、、黒田警部の助言もあって、岩手警察署刑事課に転属ですんだよ」と、、、理由はわかっていたのである。

五右衛門は居酒屋八千代に転勤命令が出た夜に出かけた。

「こんばんわ、、ママ、俺な岩手警察に転勤な成ったので、今晩が最後かな、、寂しいけど別れ酒を飲みに来たよ」

「もし、次郎吉が来たら伝えて欲しい、、宜しくな、、」と、、言ってから八千代ママと最後の酒を呑んだ、、然し酔わなかったのである。

そして、店を出て一人に成ったら五右衛門の目に何か熱いものが流れた。

それから5日後に五右衛門は岩手警察署刑事課にいた。

しかし、、誰が言ったのか知らないが、、噂が流れたのである。

それでも五右衛門は辛抱したのであった。



20)五右衛門は次郎吉に会いたかった、、、


岩手警察署に転属になってから、、これという事件もなく日々が過ぎた。

事件がないということは平和でいいことなのであるが、、毎日、事件に追われていた五右衛門には

何か物足りなかった、、、考え方によったらいいことであった。

毎日、岩手署の同じ刑事課の春日藤吉警部補と市中見回りをしていた。

「石河さん、田舎の警察は退屈でしょう、、そろそろ、お昼ですから、知り合いの蕎麦屋でも行きませんか、、、」と、誘わえて、岩手名物の「わんこそば」を食べた。

有名なほど旨くはなかった、、、なんか、「居酒屋八千代の昼食」が恋しくなった、、、

次郎吉はどうしているかなとか、、、田舎の街並みをパトカーで巡回していたら思い出した。

しかし、、岩手の田舎風な街並みもよかった。

そんな巡回中に事件が起きたのである、、

岩手県盛岡市内の宝石店が、白昼堂々と襲われた、、、都内で頻繁に起きる「闇バイト」による

強盗事件が地方都市にまで普及してきたのかと、、、五右衛門は世の中の変わってきたことを感じたのである。。

同僚の春日警部補と現場に急行した、、襲撃事件ということで、、次郎吉のやくざ事務所襲撃のことを思い出したいた五右衛門であった。

襲われた宝石店は、鉄の棒かなんかで割られていたので、ガラスが散乱していた、、そして、、集団強盗は逃走の後なので、宝石や高級時計が盗まれていた。

五右衛門は思った、、、この「闇バイト」」による集団強盗の陰には反社会勢力のやくざ組織が暗躍していると、、、

日本の暴力団組織はどんな地方にでも、悪人事業をいているのだった。

法律を駆使しても、「指定暴力団」として、取り締まっても生き残っている。

不思議な力を持っているのがやくざ組織絵あった。

次から次と「資金源」を作り出した、、組織を壊滅しても、地の底ら吹きあがってくるのであった。

法曹国家の司法の武器では立ち遅れてしまう部分を、、次郎吉はやっていると思う五右衛門である、、、「非情」ではあるが、、湾曲した「道理」でもあった。

集団強盗を見ていたら、、無性に五右衛門は次郎吉の声が聴きたかったのである。



21)次郎吉、岩手盛岡に現れる。。。


「北海東北連合会」傘下の「岩手桂木会」の事務所が何者かに襲撃されたのであった。

襲撃された桂木会の事務所の現場検証に五右衛門警部は春日警部補ともに出かけた、、、岩手警察署の監察課や他の警察官も現場を見たが、その殺し方を見て驚いた。

、その現場を見た時に五右衛門は思った、、、間違いなく「次郎吉」がやったなと、、、

しかし、確かな証拠はなかったので、断言は出来なかった。

仮に「次郎吉」が銃撃したとしても、五右衛門は言わなかっただろう、、、

桂木会事務所の銃殺現場を見て、、岩手警察署の警察官でも、警視庁で追っている狙撃犯だと思った者もいたのであった。

その思った警察官の中に、、刑事課課長の青柳藤吉警部が居た。

そして,五右衛門警部を呼んで訪ねたのである。。。

「石川警部、、、これは警視庁から手配されている「やくざ事務所やくざ殺し」の犯人では無いのか、、」と、、五右衛門はそうだと思ったが、返事は出来なかった。

「もし、、、そうだとしたら、襲撃した犯人はもう、森岡には居ないな、、」と、、五右衛門に呟いた

「春日警部補、、現場状況をまとめて報告書を作ってくれ、、、それから捜査は、北海東北連合会の動きを監視して、組織組員の動きを報告してくれよ、、下手な行動はしないように。。あくまでも監視でいいから」

と、、指示をしたのであった。

そして、今回の襲撃事件の報告書を警視庁に報告することにして、、、その報告書を五右衛門に持っていかせることにしたのであった。

なんで、青柳警部がそうしたかは分からなかった。




22)警視庁特別捜査班に報告書を届ける、、、


警視庁特別捜査課へ岩手警察からの事件報告書を届けた五右衛門警部は「鬼警部」と言われる黒田警部に挨拶をしたのである、、、

「ご苦労様です、、、大変でしたね、、、しかし、、あなたが盛岡に転勤になったら、ヤクザ事務所が襲われて凄い偶然ですね、、、疑われても仕方がないですよ、、、」

と、言われた五右衛門は「むっと、、」したのであった。

内心、五右衛門は言いたかった、、「偶然だよ、、、馬鹿野郎、、」と、、

そうだったか、、、みんな俺を疑っているのか、、、絶対にやっていないことを疑われることは辛いし、、気分が悪いと思った。

いつも、五右衛門は仕事がら、人を疑っていたことを反省した。

五右衛門は警視庁特別捜査課に入った時に冷たさを感じたのである。。。

「くそ、、、限界だな、、、辞めてやろう」と思った。。。

報告書を提出してから別の封筒を出したのである、、、「辞表」であった。

「馬鹿野郎、、、こんな冷たいところになんか、いられるか」と、、本当は辞表を叩きつけたかった。

そして、辞表を出して、、、桜田門警視庁を後にしたのである。

五右衛門はなぜか清々したのであった。

急に次郎吉に会いたくなったのである。



23)五右衛門、興信所、何でも相談所を始める。。。。


五右衛門は警視庁特捜部を辞めて、その晩に居酒屋八千代に寄った。

「ママ、、、俺な警察を辞めたよ、、、今日から暇な自由人だ、、何でも言ってくれ、、手伝うから、あはははは、、」

だと笑って胡麻化していた。

寂しそうに冷酒を呑んでいた。

「今日から興信所を始めるよ、、、いや、何でも相談所だな、、、よろず引き受け処みたいなことを、、」、、広告をインターネッとにだしたのであった。

しばらくは何もないと思うので、、ママの所で何かあったら手伝うから、、、

と、、、五右衛門は元気がなかった。、

「ところで、、、次郎吉からは連絡はないかな、、、」

尋ねたら、、八千代ママは、、「うるさくてねぇー、やくざ連中が次朗さんを探しに来て、、」

「そういえば、ここしばらくは無いよ、、、元気なのかな、、心配だねー」

二人の会話にはいつも次郎吉が出てくるのだった。

そんな話をしていたら、いつも次郎吉を探している、やくざ連中が来た。

「いつもごめんなさいよ、、あの人殺しから連絡はないかな、、」と、聞いてきたのである。

「あのね、、次郎吉さんだって、、、ここはやばいと思って、近寄らないよ」

「来れば殺されると思って、絶対に来ないから、あんたらも来なくても大丈夫だよ、、、」

と、、、言い返した八千代ママであった。

「そうだよ、、、あの男も馬鹿じゃないから、、こないと思うよ、、」と、、五右衛門も付け足したのであった。

「そうだよな、、、邪魔したな、、」と、ぶつぶつ言いながら帰っていった。

「ママ、次郎吉のやつ、、よく逃げているな、、さすがは大泥棒、鼠次郎吉の末裔だよ、、、」と、、言いながら五右衛門は酒を呑んだ。



24)五右衛門「居酒屋八千代」の用心棒に、、、


「五右衛門、、頼みがある、、、私の用心棒やってくれないかな、、三食付き少々の手当だけどね。。」

「いいよ、、、ママの用心棒なら引き受けるよ、、何から守るんだ、、」

と、、五右衛門が尋ねた。

「あのさーー最近付きまとわれているのよ、、次郎さんのことで、、やくざ連中がしつこい、、私が何かを知っているとおもってさ、、、そんな、ヤクザから守って欲しいんだけど、、、いいかな、、」

「そうか、、、そうなんだ、、、次郎吉のやつがママに迷惑かけてるな、、」

と言って、、五右衛門と八千代ママは話が弾んだ。

「五右衛門,今夜からお店が終わったら、家まで送ってよ、、頼りにしてるから、、」

「お店に来たときは、好きなだけ飲んでいいから、、宜しくね、、」

五右衛門もやることが無かったので、、助かったのである。

そして、、、何より嬉しかったのは「酒」が飲めることであり、、居酒屋八千代に居れば、、次郎吉とも会えると思った。

その晩から八千代ママを送ることにしたのであった。

八千代ママの住んでるマンションは、お店から歩いて7,8分の所にあったので二人でぶらぶら歩いて帰っていた。

途中で暗い人通りのない道があったので、、懐中電気で照らしながら歩いていたら、、2,3人の黒い人が襲ってきたのである、、五右衛門はやくざ連中だと思った。

「おい、、女黙って、こっちの車に乗れ、、」と、、高飛車に怒鳴ってきたのである。

五右衛門が少し離れていたので、、襲った男たちは気が付かなかったので、、突然、五右衛門が立ちはだかった時には驚いて後ずさりをした。

すると、車からも二人の男達が下りてきたが、、五右衛門は柔道5段の猛者である、、あっという間にやくざたちを投げ飛ばしたのである。。

驚いた男たちは、、「覚えてろよ、、、この野郎、、このままですむなよ」と言いながら引き上げていった。

八千代ママが「ありがとう、、、五右衛門、、大丈夫、、」と、、気づかってくれた。

そして、五右衛門は八千代ママを部屋の前まで送ったのである、、、

「五右衛門、、ちょっと入って、お茶でも飲んで行って」と、、部屋にはった五右衛門であった。



25)五右衛門、用心棒と料理人見習い


居酒屋八千代のママが襲われた翌日に、ママが五右衛門に聞いた。

「五右衛門、、うちの居酒屋八千代の料理人の吾作爺さんが年で引退なんだよ、、あんた、料理人をやってくれないか、、、あたしが教えるから、、」

「何もできない」けど、、、ビールの栓ぐらいなら出来るけどな、、、」

「大丈夫だよ、、、少しづつ覚えればいいよ、、、やってくれるの、、、ありがとう」

と、言うことで、居酒屋八千代の調理場にはいることになった。

八千代ママとしては用心棒と料理人が一緒なので安心していられるのであった。

そして、五右衛門も居酒屋八千代にいれば、、いつかは次郎吉に会えると思ったのであった。

五右衛門は今までにご飯も炊いたことのない男であり、、料理をする魚、肉、野菜などの名前もろくすっぽ分からいのであったが、八千代ママが丁寧に教えてくれた。

そのかいあって、半年が過ぎるころには料理の「理」を理解するようになったのである。

五右衛門も居酒屋八千代で酒が飲めて、八千代ママと一緒に生活が出来ることが楽しかった。。。今までにない、何か幸せを感じた。

このまま、八千代ママと平穏な日々が送れたら、、どんなにかいいのかと思えたのである。

しかし、そうはいかなかった。

次郎吉を追っているやくざ連中には焦りが見えた、、、そのやくざ連中もいくつかの組織が訪ねて来たのである。

大人しく次郎吉の行方を教えて欲しいという連中と、半ば脅迫的に脅してくるやつらもいた。

時には10人ぐらいで押し寄せて、店を満席にして、他の客が入れないような嫌がらせをするやくざもいたのである。

そういう連中は店の中で暴れる訳でもないので、、出て行けとも言えずに困っていた。



26)強硬派やくざ現れる。。。


何時になっても「やくざ事務所襲撃」が止まぬ世相に批判が出るようになった。

「警察は何をやってるんだ、、、」という噂までがでるようになったのである、、確かに、警察も努力をして、暴力団取り締まりをしているが、、巧妙になってきたやくざ組織は網の目を潜り受けて悪業を働いている。

警察が動いて、、「指名暴力団とか特定とかして」動きを封じているように見えるが、、なんかボケをしているようだ。

暴力団のトップを逮捕しても、、「保釈がどうのこうので」結局は「高額な保釈金」を積んで,娑婆に出てきて、また、悪事をするのであった。

そして、場合によっては「お礼参り」をされることがあるから、、恐ろしいと言ってやくざから逃げというか、、口を噤んでしまあった。

世間一般の人は、やっぱり「やくざが怖い」のである。

そんな世の中で、、「居酒屋八千代」にも暴力団がきたのであった。

五右衛門がいるから安心してたが、、馬鹿なやくざ連中がいたのである、、、、

そして、、ヤクザ事務所襲撃の「次郎吉」が見つからない、襲われたやくざ事務所関係は焦り始めたのであった。

そのうちの一つである「東京連合会睦会」の傘下の関東桜会が乗り込んできたのである。。。

八千代ママに「今日は知ってることを話してもらうからな、、、覚悟して答えろよ」と、脅しをかけてきたのであった。

どうしても次郎吉を探したかった、、そして、連絡が取れるのはここしかない「居酒屋八千代」だと、、決めていたのであった。

完全に今回の関東桜会は名乗り、覚悟を決めての乗り込みで来たのである、、人数も15名ぐらいで押しかけて来たので、、それを見た五右衛門はまずいと思った。



27)五右衛門と八千代ママ、監禁状態に。。。


関東桜会の幹部参与の大鳥省吾が陣頭指揮でやってきたのであった。

「ママ、、、悪いけど、俺たちはあんたが次郎吉の居所を知っていると思っている、、、話してくれるまで今回は諦めないからな。。」

そう云いながら、組員たちを指図していたのである、、、

「覚悟してもらいたい、、、俺たちも命がけなんだよ、、次郎吉を見つけないと、まずいことになるので、連絡がくるまで

待たせてもらうことになるからな、、、ちょっと長期戦になるよ、、」

そう言って、店の中に陣取ったのである。

「あんたら、、、ばかだねー、いくら待っても次郎吉は来ないよ、、、来ればやばいと思っているから、、」

「それと私の商売はどうするんだよ、、客は入れないから保障してくれるの、、、本当に参ったな、、」

すると、頭をしている男が言った。

「本当に奴が来なかったら、売り上げを弁償するよ、、しかし、電話が入ったり、奴が来た時には匿ったと思うからな、、その時は覚悟してろよ、、、」と、、再び脅してきたのであった。

八千代ママもやくざ位ではビクともしなかった、、

「わかったよ、、、本当に弁償してよね、、、」と、、言い返したのである。

しばらく、、関東桜会の大鳥たちとの間に沈黙が続いた。

大鳥幹部が八千代ママに話してきた、、、「金は払うから、、何かどんぶりものは出来ないかな、、」

「出来るよ、、、こんな状態だから現金で払ってね、、、特にあんたらはやくざなんだから、、前金でね、、」

大鳥幹部が、、「わかった、前金で払うから、:作ってくれないか、、」と、、言われた料金を払ってくれたのである。。

五右衛門も慣れてきたので,八千代ママの注文通りの丼ものをくった。

調理場に入ってきて、八千代ママが五右衛門に小声で囁いたのだった。

本当に次郎吉から連絡が来なければいいけどな、、、時たま忘れたころに電話が入る時があるのでと、、心配をしたのであった。

五右衛門が「その時はその時、、、」何とか考えるよ、、、と言ってくれたので、八千代ママは少し安心した。

関東桜会の大鳥参与に頼まれた丼物を出して、、、しばらくはやくざ連中も落ち着いたのである。

店が終わるとマンションまで付いてきて、車で見張られた、、そんな監視監禁状態が3日間続いた。

「次郎吉か、、やばいから、八千代には近づくなよ、、電話も盗聴されているかも知れないので、するなよ、、

一段落したら連絡するから、掴まるじゃない、、、逃げてろ。」

と、、五右衛門は電話を切った。



28)続く監視監禁、、、


居酒屋「八千代」の監視監禁は今日で15日間続いた。関東桜会の大鳥参与も粘ったのである。

しかし、本部とも連絡を取っていたが,らちが明かないことを告げた。

それでも監視を続けないと他に道がなかったのである。

大鳥参与は15日間、居酒屋八千代を見ていてわかったことがあった、、、この二人は本当に知らないだと思った、、一度たりとも連絡が入らないということは、、ここの八千代の事は次郎吉は無視しているのだ、、、男と女の関係もないと、、、

関東桜会からは、、「拷問しても、、吐かせろ、、」と言われてる大鳥参与であった。

「兄貴、、本部も言っているようにお、、やっちまいましようよ、、、面倒くさい、、」

と、、一人の組員が吐き捨てるように言ったのである。

大鳥参与は馬鹿ではなかった、、、無駄なことはしたくなかったのである。

いつでもできるいつからなかったのである。

正直に困った、、、そんな無駄な監視をしているうちに時間ばかり過ぎていった。

20日を過ぎたころに一本の電話が入った、、、今はお客からも電話が入らなくなっていたので、、

正直言って、八千代ママは驚いた、、、勿論、五右衛門もひやりしたのである。

電話は五右衛門宛だった、、、警視庁特別捜査班の黒田権太警部からで、八千代ママが五右衛門に代わった。

「五右衛門か、、元気でいたか、、、次郎吉のことで聞きたいことが出来たので会えるかな、、、時間を決めて是非にあって欲しい、、」

と、鬼警部の黒田から頼まれた。

電話を聞いていた大鳥参与は「へえー、あんた元は警視庁のデカだったのか、、、」

と、、、不審そうに五右衛門を覗いたのである。

「警察もあんたらに目をつけてるんだ、、、てっことは知っているのか。。」

「そうか、、あんたらはやっぱり、次郎吉の居所を知っているのか、、」

「おい、、俺が甘い顔をしていると思って舐めるなよ、、、」

と、、関東さくら会の大鳥参与は態度を一変した二人に迫ったきたのである。


29)鼠小僧次郎吉、、現れる。。


関東桜会の大鳥参与に五右衛門と八千代ママが追い詰められた時だった、、、居酒屋八千代の入り口が開いて、、「銃弾が飛び込んできた」

のであった。

今までに一向に現れなかった次郎吉が機関銃を構えて、乱射しながら入ってきたのである。

アッという間に,屯していたやくざ連中が倒れた。

機関銃の威力は凄かった。

15名のやくざが、関東桜会の大鳥参与までが血だるまになって倒れたのである、、

「五右衛門、八千代ママ、、迷惑かけてすまなかった、、勘弁してくれ」と、、久しぶりに次郎吉の声を聴いた。

「次郎吉、、やったな、、逃げなきゃな、、もう、ここにはいられないよ、、八千代ママ、、本当にごめん、、逃げるぞ、、」

と、、五右衛門は二人を促してお店を出たのである。

そして、、「次郎吉、、お前も一緒に逃げるぞ、、とにかく、遠くへ逃げよう、、、」と、、表に飛び出し逃げることにしたのであった。

「八千代ママ、、身のまわりのものを用意して、、次郎吉もここら辺が年貢のおさめ時だよ、、、」と、、二人を促したのである。

身元が,来ていることが分かっている関東桜会だから、、奴らは全国どこまでも追いかけてくる。

兎に角、逃げよう、、、と、言うことになり、、

五右衛門が知っている知っている「密輸入業者」に海外逃亡の段取りを頼んだんだのである。。

五右衛門が警視庁特捜時代に命を助けた奴がいたのであった。そして、、福井港まで車を走らせた。

海の上に出た時に五右衛門が言ったのである、、、

「次郎吉、、八千代ママ、、しばらくは日本には帰ってこれないな、、三人一緒に、知らない国で生きてみるか、、」

と、、、五右衛門は笑って海風を受けていた。



〇「第三話」執行人


痛快太郎の死刑執行人のものがたりである。


普段は警視庁記録係に勤務する警部補で、、、一見人を殺すような人間には見えないのであった、、、、しかし、刑事事件の記録簿の中で、あまりにもひどい殺人や強盗や汚職や贈収賄事件があった場合は再調査をして、処罰する権限を与えられ特別任務の死刑執行人であった。


部下は一人だけ配属になっていた。


徳川由美子という警視庁生活安全課にいた警部補であった。警視庁きっての事件記録知識人であった。痛快太郎の特別任務は告げていなかった。


痛快太郎の直属の上司は刑事部長であった。




(痛快太郎動く)


痛快太郎は警視庁事件記録室で、たった一人の部下である徳川由美子警部補と二人で、未解決の事件記録簿を調べていた。。。。。


今回の配属で警視庁殺人課きっての敏腕刑事であった、痛快太郎警部は一番日の当たらない事件記録室に移動になった。一人の部下をつけられて、、、


殺人課での捜査の失敗の責任を取ってことだった。


40歳になったばかりの捜査バカだった。。。犯罪を憎み、がむしゃらに事件にぶつかっていき、検挙率も警視庁きっての刑事であった。


しかし、捜査に関しては独自の考えで突っ走り、上司とも衝突をしていた。


従って、警視庁関係の上司からは好かれてはいなかった。


未可決事件簿を調べているうちに、解決していない事件の多いことにはびっくりした。


日本の警察は凄いといわれているが、、、、この未解決事件簿を見てると、、、たいしたこないな、、と思った。


そして、ひどいものだとも思った。


未解決事件簿を見て、、今日一日だけども、いいいい加減だなとも思った。


痛快太郎はじっくりと未解決事件を捜査しなおそうと、、、、


そして、気になる事件帳をみつた。


部下の徳川警部にその事件に関する資料を用意するように指示をした。






(痛快太郎、いよいよ未可決事件で動く)

痛快太郎が目にした未可決事件とは、、、、

談合、贈収賄事件の「東京広告株式会社」という、大手広告会社事件が未解決資料に

含まれていることであった。

痛快太郎から見たら、彼が記憶しているだけでも大事件であり、不思議に思ったので、

未解決資料を丹念に読み返した。

「結論」は不起訴となっていた、、、、

痛快太郎は解せなかった。。。 あの贈収賄事件が不起訴だったのか。。。

密かに調べた。。。。。

彼から見たら、どうしても事件簿控えをからは不起訴にはならないはずであると、、、

この事件は、、何らかの警察関係か、政治的意図か横車が入り、捻じ曲げられたなと、彼の

直観からすると、そういう結論になった。

痛快太郎からすると、、、彼の正義感が許さなかったのである。

この談合、贈収賄事件を徹底して調べることにしたのである

たった一人の部下である徳川由美子警部補に、細部に渡る資料を用意をするように指示をした

ただし,密かにと、、、、

結果が出るまで、痛快太郎はそれらの関係で捜査をしていた。


(痛快太郎怒った燃える)

東京広告株式会社の贈収賄事件の事件長をじっくり見なおしたら、、、見直せば見直すほど疑問を感じた。

なぜ、不起訴になったか。。。 彼には理解できなかった。

部下の徳川由美子警部補にも細部に渡って、資料を用意してもらい、自分の納得いくし捜査をすることにした。

痛快太郎の推測では何等かの横車がはいった、ゆがんだ事件の匂いがした。

そして、彼は贈収賄事件のあった、東京広告株式会社について、捜査を始めた。

贈収賄事件の窓口になった、東京広告株式会社の担当者にあたることにして、当時の担当者である経理部長である

大杉三郎を訪ねた。 「

大杉三郎経理部長は現在同社の常務取締役に就任していたので会うことができた。

当時の該当事件は彼の部下である、山本経理課長が担当していたので、詳細については説明してもらえなかった。

そのうえ、彼は責任を取ったのか自殺をしてたので、さらに、詳細については分からなかった。

痛快太郎は担当の自殺の話をきき、そして、その上司が出世をしていたので、彼の事件に関する臭覚が何かを悟った。

痛快太郎は東京広告株式会社で聞き込みをしたが、、、同社の人間は何も答えてくれなかった。

すべての社員が口裏を合わせたように。。。 「わかりません、、、」とか「知りません」の答えが返ってきた。

会社全体で戒厳令が敷かれているようだった。

痛快太郎は当時の広告下請け会社を探し出して、訪ねた。

山下企画株式会社が当時、」東京広告会社の印刷関係を受けもっていたが、現在は取引がないというが、山下社長が時間をってくれて、同社を訪ねた。

山下社長の話だと、、、、贈収賄事件んを覚えていて、その後の取引が中止になったとのことであった。

何ども、訪ねて、、、「取引の理由を聞いたが教えてくれなかった、、、ただ、会社の都合での一点張りだった」

とのことであり、、、同社としても困ったと言っていた。

痛快太郎のここまでの捜査では何もつかめなかった。


5(大企業のずるさ、、、、悪さ)

痛快太郎はどちらかというと群れることを嫌い、、、一匹オオカミ的なところがあった。

自分の住んでいるところを人には教えず、秘密主義的だった。

住んでるマンションも最上階を好み、今も14階の最上階のワンルームに住んでいた。

彼は警察の仕事をするときから、独身を貫いていた、、、家族持つことにより、縛りが出来てしまうことを

恐れていた。 思い通りに捜査ができると信じていた。

支度もすっきと、、、簡単を旨としていたので、、、、ズボンはジーンズ青色で、、、上は革ジャンんかブレザーとしていた。

靴はいつも気に入ったブーツを使用していた。

髪は決まったスポーツ刈りと。。。。。

そして、ブレザーやジャンパの下は、、、黒の丸首タートルであった。

捜査に出るときには常に、、、公共乗り物を使用し、、、乗用車は乗らない主義であった。

彼は特別任務の警察官なので、、、拳銃は常に所持していた。

毎日、朝7時には警視庁道場で稽古をしていた、、、、柔道と剣道の稽古で鍛錬していた。

彼は体も大きく、身長180cmの長身であり、体格もよく頑丈そうであった。

食事は決まった定食屋で夜は決まった食事をした、、、、、昼は外食が多く、、、

朝は警視庁食堂で済ませていた。

彼は捜査には体力がいるので、、、食事はよく食べていた。。。

そうしないと、、、社会の巨大悪には立ち向かえないので。。。。


6(痛快太郎、贈収賄事件に疑問を持つ)

痛快太郎は今回の「東京広告株式会社」の汚職贈収賄事件について、本格的に

再捜査を始めた。

そんなある日、、警視庁刑事部長から声をかけられた。

刑事部長室へ行ってみたら、、、

「痛快君、なんか、東京広告株式会社のことを調べているようだが、、、

ほどほどにな、、、」

「何かあったら、私に報告をしてくれたまえ、、、わかったかな、、、、よろしくな」

と、 くぎを刺されたような気がした。

「はい、、、、分かりました」と答えて、、、刑事部長室を出た。

痛快太郎は、返事はしたものの、、、「なに、言ってやがんだい、、、今に、化けの皮をはがしてやるからな」

そう思いながら、、、再捜査に打ち込んでいった。



7(大物政治家が絡み、、、警察官僚も抱き込み、、、やくざも絡んでいると、、)


痛快太郎警部が事件を追っていくうちに、、、 関係した人間像が浮かんできた。

まず、事件を捻じ曲げ、不起訴になるように仕向けた警察官僚がいたことがわかってきた。

検察内部に協力者がいなければ、もみ消せないことであり。。。 その当時の担当者のトップが

だれでだったのかを調べた。。。。 横車を入れたのは当時の警視庁刑事局長の大浦紘一であった。

警視庁内部に捜査を捻じ曲げた幹部グループが存在していた、、、ふざけた話である。

悪事を悪行を取り締まる側に、、、事件を不起訴にするような上層部幹部がいたことであった。

いくら悪事を暴いて、検挙しようとしてる、正統派の刑事がいても、体制が出来ていても、、、

その捜査結果を捻じ曲げてしまう管理者がいたのでは、世の中の悪事を一層することはできない。

この事実を知った、痛快太郎は腹の底から煮えくり返った。

痛快太郎も過去においても不起訴になった事件があったことや、捻じ曲げられて事件があることは

うすうすは感じていた。

しかし、事件に優劣はつけられないが、これほどの大事件をもみ消すには相当な政治力や警察権力

に対して、力が無いとできないはずである、、、、

その力関係の人間たちの一部、、、警察内部の不正の力を知った。

そして、その力に圧力をかける政治力も分かってきた。

官房長官ににらみの利く大物政治家が浮上してきた、、、、民政党の幹事長である」

大野弥平である、、、、それらのメンバーが手を組んで悪事をしてるのだから、、たまったもんで

はない、、、、さらに、反社会勢力のやくざが絡んでの人世芝居であって、、、、とても演出されて

悪行には叶わない。

その事実を掴んだ痛快太郎の挑戦が始まった。

どんなに圧力が掛かろうと、、、、彼は動じなかった。。。。。

彼の特別上司である警視総監田中一郎の承諾を得て、、、、執行をとる準備を始めた。

社会の巨悪に対しての挑戦であった、、、、横車が入ることは覚悟をしていた。

彼の仕事には援護射撃も何もなく、、、成功したとしても、誰にも褒められることなく、、、

彼の身には何の保証もなかった。。。。。



(8)執行人「痛快太郎」動き出す


何の後ろ盾もなく、保証もなく、権限を与えられた執行人、、、痛快太郎は


過去の事件帳控えから、疑わしいと思った事件を調べなおして、、、その巨悪な犯人を処罰していく、、、


痛快太郎はただ一人の支持者であり、命令者である警視総監のもとに処罰刑を行っていく。


痛快太郎のただ一人の理解者がもし、亡くなったり、職を辞したら、彼はただの暗殺者になってしまう、、、、それでも彼は現在の田中一郎警視総監の意に従ったのであった。


そして、今回は発信元が分からない方法で、、、まずはSNSの世界で警視庁内部の不正から告発忠告を始めた警察関係に、、、、


「警察に携わる者へ注意勧告!!


  日本全国の警察署関係に勤務する警察官は、、、不正があってはならぬ


  日本憲法に違反するもの、、、、犯罪を犯すものは許してはならない


   また、犯罪を犯したものを、世の中の規則や掟を


    隠ぺいしたり、法律を捻じ曲げて、もみ消してはならない


  これに違反している警察官が見受けられる、、、、


   もし、心当たりがあるものはすぐにやめなさい!!


    悪事と知りながら、刑事事件をもみ消したものは天罰が下りますよ


     覚悟して、まっていてください、、、」




とんでもない、ことが世の中に公表されました。


この記事が公表されてから、世の中は騒然となり、、、定期的に出るので警察内部


でも大騒ぎなっていました。


そして、SNSで拡散されてから1か月後に事件が起きた。






 9)SNS警視庁内部の告発があってから、幹部刑事が銃撃されて死亡


警視庁刑事幹部の刑事部長、、、東京広告株式会社事件が発生した当時は刑事局長

であったが、、、その後、出世をして、現在は刑事部帳になっていた。

政治力をバックに、、、当該事件を不起訴にした事実に対しての、、、表向きは出世をしたのであった。

しかし、痛快太郎の再調査で、事実が明らかになって,、、、また、SNSで拡散されて、警視庁内務室の

諮問に懸けられていた。

その間の銃殺事件であった。

噂がいろいろ立った、、、権力を利用しての不正、、事実を捻じ曲げたことによる天罰だと、、、

痛快太郎の再調査では、、、検察庁内部にも、今回の事件では権力に加担した悪徳検事がいたのであった。

今回の事件の担当副検事、渡辺雅夫がそうであり、、、政治力や権力で法律を捻じ曲げたのであった。

検察庁にもSNS情報が流れた、、、

  「法治国家の検事諸君へ

   日本の法治国家の検事たるもの、、、襟を正して、立法を守ってください!!

   権力を振りかざした者の言うことや、、、悪徳政治屋に従い

     法律を正しく、、、日本の「三権分立」を勉強してください

   いつか、権力や金に従っていたら、、、、天罰が下るよ!!」


また、、、検察庁でも大騒ぎなった、、、、今回は警視庁でのことがあるだけに、、、

真剣に検察庁はその情報を知らべ



。(10)狙われた副検事

検察庁にも注意勧告のSNSが出回っていた。。。。警視庁でも勧告が出てから、

しばらくして

刑事部長が襲撃されて死亡したこともあって、冗談とは取れなかった。

検察庁としても、謎のSNS情報が出回ったときには警戒もして、十分に注意を払い、

用心をしたのであった。

しかし、狙われたものは弱い、、、注意をして、行動をしていた積りであったが

副検事は狙撃された、、、、

検察庁も警視庁も犯罪人からの挑戦と受け取り、、、厳戒態勢をしいた。。。

警視庁は特別捜査班を設置して、捜査に。」当たった、、、鬼の警部と言われた

朝倉警部が班長に任ぜられて、、、捜査は始まった。

警視庁の面子に懸けて、、、事件解決をしないとと、、、、

捜査員は張り切っていた、、、そして、二人も狙撃されが、、、犯人の目星は

一向につかなかった。

時間ばかり過ぎていった、、、、捜査員にも焦りがでてきた


(11)連続襲撃事件が起こり、、、警察、検察両庁は慌てた


連続して、過去の事件関係での警告SNSが送りつけられてからの、、、予告殺人事件であり、、、

完全に無能扱いされている、、、

警察、検察両庁は必死になって、捜査に当たった、、、捜査員も増やしての動きであったが

手がかりがつかめなかった。

当初、両庁とも犯人検挙は早くできると、たかをくくっていた。

しかし、、、犯人は足あと一つ、、、証拠になるよう物は残していなかった、、、、

余程、頭のいい奴であったと、、、特別捜査班の熊倉警部班長はつくづく思った。

最初から事件を見直した、、、予告殺人であるから、東京広告株式会社に関連した

人間関係を捜査していた。

しかし、、、まるで容疑者が浮かんでこないのであった。。。

捜査会議でも不思議がっていた。。。

熊倉警部班長は、、、「みんな、、再度、考えて欲しい、、、ここまで関係者を洗いなおしたが

容疑者は浮かんでこない、、、不思議だよ」

会議では見落としがあるのではと、、、、何度も調査で上がってきた資料を見ながら。

しかし、まるで犯人像は浮かばなかった。

独りの捜査員が言った、、、、

「もしかしたら、事件関係者ではなく、、、警察、検察に恨みを持っているものの犯行では」

と、、、

しかし、おかしい、警察、検察でも銃撃されたのは今回出世した二人なのだ。

なぜ、二人の刑事部長と副検事なのだと。。。。

その殺された二人の秘密を見つけないとと、熊倉警部班長は考えだした。

暗殺された理由を突き止めないと、、、今回の事件は、容疑者はみつからない。

そこで、、、「みんな、考えて欲しい。。。そして、調べてくれ、、、」と。

何を調べるかを、、、殺された二人の過去を、、、人間関係を徹底的に当たらせたのであぅた。

そして、本日より、二人の身上捜査及び素行調査を始めた。


12)殺された二人、警視庁と検察庁の官僚の身上を、、、

警視庁特別捜査班の熊倉警部班長は捜査員に指示を出した。

今まで捜査しても犯人像が浮かんでこない、、、そこで、彼らの身上調査、素行調査調べることにした。

捜査調査の結果、意外なことが分かってきた、、、、どうも二人には政治的な絡みがあるような。

彼らの出世も政治的力でのし上がってきたようだった。

警視庁も検察庁内部でも二人関しては触れてはいけない部k分があるらしく、、、誰に聞いても

口をつぐんでしまうのであった、、、

誰もが、、、、「刑事部長には逆らえないよ、、、、ある程度はもみ消されることが多いよ、、、」と、、

また、検察庁でも、、「副検事の渡辺雅夫の場合も差し戻しが多く、不起訴になることが多いので、

担当検事によっては捜査が雑になるようだった」と、、、噂があった。

熊倉警部班長の捜査をまとめると、、、二人とも人の恨みを買っていたようだった、、、すなわち、

不正があり、、、その影響が多かった。

その結果、「謎のSNS」情報のような予告殺人が起きたようだった。

そう、判断した結果、熊倉警部班長は捜査の方向を変えていったのである、、、決めつけることは危険では

あったが、、捜査の範囲を二人の人間関係、関わった事件の人間模様を調べ始めた。

しかし、不正な事件結末が多くて、、、なかなか、絞り込めなかった、、、

部下の松下警部補が面白いことを聞きこんできた。

「班長、、、過去の贈収賄事件の、、、東京広告株式会社で、二人からは相当な横槍が

入ってみたいですよ、、、、担当捜査員が途中で外されたみたいですから、、、」

「松下、、、そのことを、もっと、詳しく調べてみてくれ、、、その外された捜査員にもあたってな、、、」

熊倉班長は何となくではあるが、、、、突破口が開ける気がしてきた。


13)警視庁熊倉特別捜査班は過去の事件である「東京広告株式会社」の贈収賄事件で

、面白い噂を聞いて、、、早速、捜査班の松下警部補に調査をさせた、、、、

その結果、、、この事件について、再調査をしている刑事がいることが分かり、その刑事が誰であるかを突、き止めさせた。、、

警視庁未解決事件、記録事件室担当の痛快太郎警部と分かった。

熊倉警部班長は痛快太郎を調べた、、、彼は警視総監付き特務任務とわかり、、、彼の身辺調査を慎重に行っていった。専属刑事を決めて、、、

そして、四六時中張り付かせたのであった、、、熊倉警部班長は「何かあると」彼の刑事感が 働いたのであった。

熊倉警部班長が、、、、この決断をする前に、大事件が起きたのであった。

民政党の大野弥平幹事長が狙撃され、、、重体で入院したていた。

そんなこともあって、、、警視庁内部はてんやわんやであり、、、続いて起きた狙撃事件に

警察としては焦りが出てきた。



(14)警視庁特別特務担当、、、痛快太郎警部刑事。

行われてきたはずであり、、、熊倉警部班長のような敏腕刑事がいなければ、到底たどりつくことではなく、

見過ごされることであった。、

痛快太郎が警視総監から呼ばれた、、、

警視総監室へ入り、「痛快警部、、、、情報が流れているから、、、気を付けるように、、」と

「特に、熊倉警部特別班が、お前のことを調べ始めたようだ、、、これから、しばらくは自重するように、、

いざとなったら、、、自分で身を守ることになるから、、、本当に気を気を付け

「はい、、、承知しました、、、静かにしています」と言って、総監室を出た。

その日からの痛快太郎は記録室への出入りはしても、、、その他の調べは中止したのであった。

定時には帰宅していた、、、、、帰宅したのちは一歩も外出をしなかった。

そして、その後の連絡は部下の徳川由美子が行っていた。

「由美子警部補、、、、記録室において 変わったことがあったら、連絡をしてな」

といって、痛快太郎は動かなかった。

一方、熊倉警部特別班では、、、貼り付けをつけておいた、刑事からは変化の報告だけが届いた、、、、

痛快太郎にはりつかせておいた松下警部からは、、、

「班長、、、帰宅後は何の動きもありません、、、、自宅のマンションから一歩もでてません、、、訪ねてくる人もありません、、、」

と言われて、、、熊倉班長は余計に疑っていた。

しかし、何の証拠もなく、、、刑事の勘だけでは、それ以上に動けなかった。

また、、、痛快太郎が動かなくなってからは、この件に関する銃撃や狙撃は起こらなかった。

そして、捜査の進展も見られなかった。。。。暗礁に乗り上げていた。

そんなこともあって、、、熊倉班長はやっとみつけた糸口をあきらめてはいなかった。



(15)痛快太郎が考えた、、新しい執行のやり方。

警視庁特別班熊倉班長に、正直言って、痛快太郎は動きを封じられていた。

痛快太郎は夜の自由時間に考えていた、、、このままでは悪行を働いた、人間、組織を罰することが

出来ない。

一度、、、目をつけられて、監視されたら、そう簡単には動けないことは、痛快太郎は分かっいていたので

「執行人」の分身を作ろうとしていた。

捜査方法は特任されていたので、、、特務に当たっては自分が責任が取れれば、、、いいんだと。

そこで、自分の分身、すなわち執行人を、、、行動をする人間を仕立てることにした。

痛快太郎が考えたことは、、、国家機関であり、国の防衛に当たっている自衛隊から、、、行動部隊を

選ぶことにして、、、警視庁に勤務しいている時間内に人材を育成しようとしていた。

警視総監のちからを借りて、、、特殊部隊の自衛隊員を選んでもらい、、痛快太郎のもとに派遣してもらった。

住まい兼事務所は初めから、痛快太郎の自宅マンションの隣室であり、、、二人の住まいを兼ねていた。

痛快太郎はその事務所で、どこにも出かけずに二人の特務隊員と打ち合わせをすることが出来たのである。

その特務隊員は左右田一平と、、、坂口健司という名前だった。


(16)痛快太郎の進撃始まる、

痛快太郎は執行人の道を、警視庁特別班の熊倉警部班長に阻まれた形になったが、、、痛快太郎警部は新しい

方法を考え出したのであった、、、、やはり、法治国家の法制制度を歪めた、違法行為を許すわけにはいかなかった。

そんな法律をねじまげた手段で、悪人たちが横行するような世の中ではあってはならない、、、弱者だけが馬鹿を見るようでは

お先真っ暗な世の中ではないか、、、、

痛快太郎警部は警視総監に手助けをしてもらい、、、彼独自の特う殊組を手元に配備したのであった。

彼の住まいであるマンション隣に「執行人作戦」のための準備を用意して、、、今回の東京広告株式会社の仕上げをやり遂げる

作戦を開いき、、二人の特務隊員に指示を与えた。

日本のやくざ世界も規制はきびしくなり、、、警察関係の管理監督下に近くはなってきているが、、、隅々までは行きわたって

いなかった。

しかし、それらの組織も悪徳政治家や権力者に利用され、、、法治国家の中でも違法行為はしていた。

今回の様な脱税に絡んだ、、背任横領や贈収賄行為は大企業に起きていたのである、、、、人間というのは欲が強く、、、

金や権力にしがみついていて、その闘争を繰り返している。

欲望戦争に巻き込まれた弱者はいつも馬鹿を見て、犠牲者となる。今回も弱者の犠牲はあった、、、責任を取って自殺した社員が

いたのであり、、その陰で悪人たちが両手を振って歩いている。

彼らは薄羅笑いを浮かべて、、、、悪事が旨く行ったことを、、、「おつかれさま、、、ご苦労様」と言いながら、悪酒を飲んでいるのであった。

まるでゲームを楽しむように。。。。

「人の命をなんだと思っているんだ、、、」と叫びたいような。

痛快太郎警部はそんな人間たちを許すことが出来ず、、、それらの悪人は「死」をもって償うべきだと思ったいた。

腹の底から憎むのだった。

痛快太郎警部は二人の特務員に死刑執行をする者の名前を告げた。







 



























































警視庁特別捜査班特任課は幕末に活躍した最強軍団の新選組隊士に似た名前で活躍する特殊警察部隊であり、、襲撃した際に殺しの許可を持ってやくざ事務所等を襲撃している。

警視総監の直属の特別警察官が権力の元に法律を捻じ曲げる悪徳商人や悪徳政治家を抹殺する任務を遂行する執行人のサスペンス。

大泥棒の末裔が孤軍奮闘して悪人退治をするハードボイルド物語

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