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三十六から四十
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皿揃い 昼飯はリブ 目当て来て 雨降り始め るび色空さ
さらそろい ひるめしはりぶ めあてき(て あめふりはじめ るびいろそらさ)
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危険かと 塵捨て魔避け 香り去り お陰様です 見事感激
きけんかと ごみすてまさけ かおりさ(り おかげさまです みごとかんげき)
38
リラ一つ 遅い芽吹きさ 聞いてみて 行先不明 そおっとヒラリ
りらひとつ おそいめぶきさ きいてみ(て いきさきふめい そおっとひらり)
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ママの損 ホテルで死んだ 嘘吐きつ 相談してる 手本そのまま
ままのそん ほてるでしんだ うそつき(つ そうだんしてる てほんそのまま)
40
似る世の子 参るか釣りだ 梅雨の日の ゆったり浸かる 今この夜に
にるよのこ まいるかつりだ つゆのひ(の ゆったりつかる いまこのよるに)