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三十一から三十五
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招く日々 裂ける絵神よ 背中子が 何故蘇る 今朝響く寝間
まねくひび さけるえかみよ せなかこ(が なぜよもがえる けさひびくねま)
32
南浮く 踊るあの烏賊 利や富と 遣り甲斐のある 遠く海波
みなみうく おどるあのいか りやとみ(と やりがいのある とおくうみなみ)
33
戻れ庵 溢れ我が齟齬 舞い散る知 今こそ変われ 不安あれども
もどれあん あふれわがそご まいちる(ち いまこそかわれ ふあんなれども)
34
彩読もう 円らなる手に 浸り切り 旅に出るなら 普通も良いさ
さいよもう つぶらなるてに ひたりき(り たびにでるなら ふつうもよいさ)
35
依然急く 技決めた筆 ワア奴や 慌てふためき 騒ぐ先生
いぜんせく わざきめたふで わあやつ(や あわてふためき さわぐせんせい)