君を失いたくないと強く想えたらそれは、僕を変えるチャンスなのかもしれない!
僕には大好きな人がいる。
スラットした手足に、キレイな長い黒髪に彼女の優しい眼差しが
僕は大好きだ、、、!!!
今までずっと男友達として僕は彼女に見られていたと思う...。
彼女に好きな男が出来た時も、、、僕は彼女の相談にのっていた、、、!
『角川くんは、田中くんの事どう思う、、、?』
『・・・えぇ!? どう思うって、、、?』
『男の子から見ても、角川くんってイイ人なのかな、、、?』
『風花ちゃんは、、、田中の事が好きなの、、、?』
『・・・えぇ!? そんなんじゃないよ~ちょっと気になっただけだから、、、!』
『ふーん、そうなんだ!』
・・・僕はこの時、ハッキリと分かった、、、!
風花ちゃんが、田中の事を好きだって事が、、、。
▼
僕は、田中にそれとなく風花ちゃんの事を聞いてみた、、、?
『なあ~田中!』
『なんだよ! 角川?』
『今さ~田中、好きな女の子とかいるのか、、、?』
『・・・えぇ!? なんだよ、急にそんな事聞いてきて、、、!』
『いや~いるのかなって思ってさ~』
『そんな、角川はいるのか、、、?』
『・・・あぁ、僕はいるよ! でもその女の子は、違うやつの事見てるから!』
『・・・ふーん、そっか! 俺もさ~いるよ! 3年C組の園川さん。』
『えぇ!? 園川さんって、、、? 学年で1番綺麗な女の子じゃん!』
『あぁ、別にいいだろう! 俺の一方的な片想いなんだからさ~』
『・・・まあ、うん! そうだな~僕もいいと思うよ~』
『しかし、、、? なんでこんな話になったんだよ!』
『えぇ!? 何でだっけ、、、!?』
『何でだっけ? じゃないだろう~全部! 角川が悪いんだろうが~』
『アハハ~そうだっけ、、、?』
『フフッ! まあ~たまにはこういうのもいいか!』
『そうだな!』
▽
・・・良かった! 田中は違う女の子が好きみたいだ、、、!
しかも、、、?
男子なら誰でも1度は好きになりそうな、、、!
王道な女の子がいいんだな~と思った、、、!
僕は何しろ、少しホッとしていた、、、!
『ねえねえ? 角川くん! 角川くん! また少し相談にのってくれる、、、?』
『あぁ! いいよ!』
『田中くんさ~どんな女の子がタイプなんだろうね、、、?』
『あぁ、それ? 田中は3年C組の園川さんが好きなんだって、、、!』
『・・・・・・えぇ!? なんでそんな事言うの、、、?』
『何が? ごめん、変なこと僕言ったかな、、、?』
『田中くんから直接、聞いたの、、、?』
『・・・ううん。』
『そんな事、聞きたくなかった! もう角川くんになんか相談しないから!』
『・・・えぇ! どうして、、、? ちょっと待ってよ! 風花ちゃん!』
*
僕は、どうして風花ちゃんの事を怒らせてしまったのか、、、?
全く分からないでいた、、、!
【本当のことを言ったから、、、怒ったのかな、、、?】
・・・でも、それぐらいで怒る事なのか、、、?
▼
風花ちゃんはあれから、僕と高校を卒業するまでずっと、、、。
一言も話してくれななかった、、、。
『完全に僕は、風花ちゃんに嫌われたみたいだ、、、!!!』
*
・・・でも、高校を卒業して1年以上経った頃、、、?
偶然また! 僕は風花ちゃんと出会った、、、!
『あぁ! 久しぶりだねぇ~角川くん!』
『・・・あぁ、ううん。』
『ごめんね! 私たちあれから、全然話してなかったんだよね! 私が子ども
だったから、角川くんに嫌な思いをさせちゃったね! 本当にごめん。』
『・・・もういいよ~! 僕は気にしてないから、、、!』
『角川くんってやっぱり優しいな~! 角川くんみたいな人が彼氏だったら...?
凄く幸せなんだろうな~!』
『・・・えぇ!? 突然、なに、、、!?』
『角川くん! 私ね! 彼氏が出来たんだ~!』
『・・・・・・えぇ!? ほ.ホントなの!?』
『うん! 凄く優しくて頼りがいのある男性なの!』
『・・・あぁ、そ.そうなんだ! 良かったね!』
『うん! だからまた、相談にのってくれる、、、?』
『・・・あぁ、いいよ!』
『ホント! 嬉しい! また連絡するね! じゃ、またね! ばいばい~!』
『・・・バイバイ!』
・・・僕はあまりのショックで、家に帰ると部屋に閉じこもってしまった...。
もうダメだ、、、!
好きな男が出来たとかじゃないし、、、!
風花ちゃんの今の彼氏がどんな奴なのか! 全然、知らないけど、、、?
そいつと風花ちゃんが付き合ってるんじゃ! もう僕の出番はないだろう...!
もう、僕は風花ちゃんの事を諦めるしかないのか、、、?
そこまで、僕は追い込まれていた、、、!!!
▽
でもそんな時だった、、、!?
風花ちゃんが僕と会いたいと言って、彼氏も連れて来た時のことだった、、、!
『角川くん! この人が私の彼氏の杉山りおんクンだよ!』
『・・・あぁ、どうも!』
『高校の時から、私と仲がイイ! 角川くん!』
『どうも! 風花が君にお世話になってるって言うから! どうしても俺も
君に会ってみたくてね!』
『・・・へーえ! そうなんですか!』
『これからも、俺の風花の事! よろしくね!』
『・・・あぁ、ははい。』
・・・この男! 風花ちゃんの事を【俺の風花とか呼び捨てにしやがって!】
めちゃめちゃムカついた、、、!!!
ちょっと、風花ちゃんと付き合ってるからって、、、!
調子にのりやがって、、、!
・・・僕はそう思うと、、、?
怒りがこみあげてきて、思わず大きな声で、風花ちゃんの彼に言ってしまった!
『誰が俺の風花だって、、、? ちょっと風花ちゃんの彼氏だからって! 調子に
のりやがって! 僕の方がお前の! 何万倍も風花ちゃんの事を大好きなのに...!
本当に、ムカついて仕方がないよ! もう気分が悪いから帰る、、、!!!』
『・・・・・・』
*
・・・まただ!
僕が風花ちゃんの彼氏にあんな事を言ってから、、、?
風花ちゃんから僕に連絡がなくなった、、、!
僕はこれで! 【僕が変われるチャンスなのかもしれない!】って!
そう想ったのだけど、、、?
見事に、僕は風花ちゃんにまた嫌われたみたいだ、、、!
でもこれで、、、!
踏ん切りがついたと言うか、、、?
次の恋に進めそうな気がする、、、!
*
・・・そして、僕に風花ちゃん以外の女の子を好きになる時がきた、、、!
僕は、その女の子と仲良くなった、、、!
このまま、この子と付き合えたらいいなって思っていると、、、?
今度は、あれから1年ぶりに風花ちゃんから僕に連絡がきた、、、!
『角川くん! もしね、、、? 今でも私の事が好きなら、、、?
私と付き合わない、、、?』
『前の彼氏は、、、?』
『角川くんの為に別れたよ!』
『ふーん! でも今、僕は他に好きな子がいるから、、、!』
【プープープープー】
・・・僕がそう言うと、、、風花ちゃんから一方的に電話が突然切れた、、、!
最後までお読みいただきありがとうございます。