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2話 はい!先生!ドラゴンは魔物に含まれます!?

「そうだ、ステータスとかスキルとかってないのか?」

「スキル?」

 

 そうスキルだこれぞ異世界って感じのステータスオープン!みたいなの。


「ステータスは知らんがスキルならあるぞ。」

「あんの!?」

「ああ、これのことじゃろ。」


エル•フォンロード


パッシブ

『激情』『鬼神』『韋駄天』『威圧』『強者』『契約』

アクティブ

『即殺』『鬼神解放』『看破』『剛力』『風魔法』『火魔法』『影魔法』『鬼術』


「へー、いろいろあるな。この『即殺』と『激情』ってやつイマイチ効果わかんないんだけど。」

「あー、『即殺』はの、相手より自分のが能力的に大体5割以上上の場合相手の防御、体力関係なしに殺すことができる、とゆうものじゃ。『激情』は自分の感情の高まりに応じて能力が上がるとゆうものじゃな。」

「へー。ちなみに、俺もスキル見れるのか?」

「うむ、心の中で念じれば見られるぞ。」

(スキル見たい!)


東条 優良

パッシブ

『言語理解』

アクティブ

『召喚』『契約』


「少なくね。」

「いや、大体皆こんなもんじゃぞ。」

「ふーん…」


(まぁ、日本にいたんだからスキル持ってたら逆にすごいのか。あ。)


「なあ、お前は俺が召喚したけど召喚される前はどこにいたんだ?」

「ん?普通に鬼の集落におったぞ?ああ、召喚に関しては気にするなワシはあそこの生活にあきておったし、寧ろ召喚してくれて感謝しとるくらいじゃ。」

「そっかそれならよかった。」


(にしても、本当におかしな人じゃな主様は、普通そんな事気にせんのに。)


「それじゃあ寝ようか。そうだな、エルはベッドを使ってくれ。」

「主様はどうするのじゃ?」

「さすがに女の子と一緒のベッドで寝るのはアレだから俺は椅子か床で寝るよ。」


 そりゃ流石にね、いくら魔物といっても女の子だしな。つか俺の理性が持つ自信がない。

 けどエルは反対みたいで。


「主様を床で寝かすわけにはいかん!それならばワシが床で寝る!」

「うーんじゃあ…どうしよう?」


 結局二人で一緒にベッドで寝た。全然眠れなかった。その後気づいたんだが、エルに影の中で眠ってもらえばよかったかもしれない。無理かな?後で聞いてみよ。






 眩しいな、朝か。そこには太陽と思わしき恒星が2つ存在していた。……………流石異世界ってか。さす異世!

 


「む、もう起きていたのか。随分と早起きだのう主様は。」

「ああ、悪い起こしちゃったか、ちっちゃい頃から早起きするのが習慣でな。」


 母親が早起きだったために小さい頃から付き合わされて、いつの間にか俺も早起きになったんだよな…。もう会えないのかな?

 あ、目から汗が。


「泣いておるのか?」


 何をゆう、泣いてなどいない!これは汗だ。…じゃない!早く準備しないと!


「エル、これからいろんな奴に会ってくるからちゃんと隠れててくれよ。」

「わかっておる。」


 不安しかないんだけど。


 するとドアがノックされる音が聞こえた。エルは言いつけ通り隠れてくれたみたいだ。


「どうぞ。」

「失礼します。突然で申し訳ないんですが、これより優良様には魔物の召喚を行っていただきます。」

「え?」


 もうしたよーーーーーーーー!!

 俺の心の叫びを聞いておくれよ。これで二人目だぞ。早くね?

 そんなことを考えて歩いていたら、いつの間にか、変な部屋に連れてこられた。


「ここで、魔物の召喚を行っていただきます。この部屋には結界が張ってありますので召喚した魔物が暴れても拘束されます。安心して召喚してください。では召喚の手順を説明いたします。」


 いや、知ってる。

 なんて言えねーよな。


「では実際に召喚してみてください。」


 あ、もう終わったの。いきなりだったな。まぁいいや。


「召喚」


 すると床から光が溢れ出し魔法陣が構築されていく。

 二度目になってもやっぱ凄いな。

 光が晴れて、小さめなシルエットが浮かんできた、人とゆうにはあまりに小さく、背中からは翼が生えている二足歩行が可能であろう白く輝く脚に鱗のようなものが見える。脚よりも僅かに細い腕も白く、同じように鱗のようなものがついていた爬虫類を彷彿とさせるこれまた白い顔に青い宝石のような瞳、これはあれだな。


「ド、ドラゴン⁉」


 おおやっぱり、ドラゴンなのか。てかドラゴンって魔物に含まれるの?


「優良様!いくらこの結界でもドラゴン相手ではそう長くは持ちません!早く避難を!」


 いやいや、あんたらさっき安心して、とか言ってたじゃん。

 つかあんたらの目は節穴かよ。こんな可愛らしいのに、俺の膝ぐらいまでしかないぞ身長。いや、体長か?どっちでもいいや。


「キュー?」


 ほらもうかわいいじゃん。

 首かしげて「キュー?」だよ。お前らにはこの可愛さがわからんのか。


「よし、お前の名前は、シロだ!白いから!」

「キュ!」

「よっしゃいくぞ!『契約』!」


 契約成功したみたいだな。

 おーそーかそーか嬉しいかー。ナデナデしてやろう。


「け、契約したのですか!?ドラゴンと!?」

「そうですけど。」


 なんだその顔、不細工だなー。

 あ、なんか人いっぱいきた。


「優良殿、そのドラゴンのスキルを教えてはくださらぬか。召喚者であるそなたなら見ることができるはずだ。」

「いいですけど、シロちょい見せてな。」


シロ

パッシブ

『契約』

アクティブ

『癒やしの雨』


 俺より少ないな。子供みたいだから仕方ないのか?


「なるほど、回復系のスキルですか。」


 なんだよ、こそこそ喋って。俺も混ぜろ!









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