きょうのでんぱアーカイブ4。チートに囲まれた凡人キャラ体験の一日。
タイトルでも書いてますように、きょうのでんぱのアーカイブ 第四回でございます。
きょうのでんぱ、とは何ぞや。俺の活動報告 かっぽーにて書かれ始めた、サモナー領域での異世界交友の記録のことです。
では、アーカイブ部分に参りますよ。若干手を加えつつ。
2017年10月9日。きっかけは些細なことでした。
よく遊びに行かせてもらってる、なななんさんのかっぽーでそれは始まったのです。
俺はこれまでのきょうのでんぱのエピソードから、正式? になななんさんからサモナーの照合をいただいておりまして。
pecoさんと俺達のじゃれあいからの流れで、なななんさんに俺の能力でpecoさんをペコペコにしてくれと言われたのですよ。
「そんなんできたら怖いわww」とは返したものの、もし実行してみた場合になにが起こるのか という好奇心でそれを実行することにしました。
以下その際の、サモナー的なやりとり。細かい台詞までは記憶しきってないのでご了承ください。
ディバイナ@自作「だんじょん☆どーん」より「お手伝いします」
と、なにやら呪文を詠唱する。すると、人間サイズまで巨大化。やっぱり自分で巨大化魔法を編み出してたのか、と思いつつ。
ディバイナ「これ、使ってください」
そう言って着てる鎧こと、魔皇黒鎧を脱いで、俺に着せる。なるほど、たしかに簡単に魔弾が打てるこれなら、と俺は魔力を高めるイメージ(バトルマンガで気を集中させるような感じ)をする。
すると紅眼の輝きが強まる。ある程度までチャージされたところで、俺はpecoさんの名前を思い浮かべることでターゲッティングを行い、GO! の声と同時にそれを放ったのです。
勢いよく飛んで行った紅の弾丸。
これでもしpecoさんが小石がぶつかったような、ちょっとした違和感を覚えたら、俺はガチの二次元的特殊能力を持ってる人間ってことになるが。
とワクワクしながら変化があるかと少し待つ。
魔皇黒鎧は紅眼を放って、その魔弾が見えなくなってから脱ぎました。地面に置いた時、ドサって重たそうな音がしましたよ。
さて、ここで事件発生。
俺の視界に映ったのは、青空の町を背景にした一人の女の子。
それが「なんですの?」ときょとんとした顔で振り返った様子が視えました。
俺の直感が告げていました。この娘はpecoさん作“ナイアたんは、肉弾系の死霊術士です。~S級聖女の魔王軍ライフ~”のナイアたんだと。
で、この直感 答え合わせをしたくなるのが人情。ってことでナイアたんの人物像を確認するため未読だったそれを実際読んでみました。その結果。
……マジかよ!
見た目の差異は多少ありましたが、あのきょとんとした感じといい てんねん系って言うふわーっとした感じの声といい。マジにナイアたんだわこれ、と驚愕いたしました。
pecoさん、なんとあのチート連中の筆頭を守護者に持っているようだ。が、pecoさん本人そんなことは知りもしない。そういうことについてはどうやら感じられないようなので。感じられる俺が特殊すぎるって話だけど。
そして、こういう話を なぜかみんな「是」として俺のサモナー話を信じてくれる、当時のお気に入りさんたち(この時以後の人達は不明のため)。
なんて頭の柔らかい人たちなんだろうと、カグヤからの叱咤激励話に対するリアクションから思っておりまする。幸せ者すぎだろ俺(感涙)。
閑話休題。で、もうpecoさんに魔弾打つのやめるわ とコメントを残したところ、それがいけなかった。
ナイアたんのお目付け役兼守護者のルラトさんが、
「小僧……!」
と地の底から響いて来るような声でこちらに目を向けて来ましたのです。黒いオーラがこっち見てる と思ったら案の定だった。
一日経ってこちらに殺意を向けたのは、9日の時点では 文字通り小石が当たった程度のダメージだったようだし、すぐに魔力が消えたので放置してたらしいのです。
……でも、俺の発言に反応したってことは当たりを付けてたってことになるよな?
流石はチートども。自分から見て異世界の存在である、ナイアたん作者のpecoさんの守護者やってるだけはある、スタ○ドのように。
いったいなにを手掛かりにしてたのかは定かでないけど、ともかく 俺は
ナイア嬢に害をなした不定な奴
として睨まれました。
黄金に瞳を強く輝かせて、こちらをしばーらく睨み続けていたルラトさん。ぶち殺す、と目で訴えて来る。その気配を察したか、ディバイナちゃんが牽制に人間サイズのままで睨みを利かせる。
てのひら大魔王VSトラペゾヘドロン使いのチート騎士とか、うち側に勝てる要素みっかんないんですけど!?
と困ってたら、ありがたいことにナイアたんがルラトさんを宥めてくれたようで「ぐぬぬぬ」とやっぱり地の底から響くような声で悔しがっておりましたルラトさん。が、そこで終わらないのが困ったところで。
うちのキャラを戦力にしたい、と申し出たナイアたんを「いやです」のひとことでバッサリ切り捨てる俺。「つまらないですの」と口をとんがらかすナイアたん、かわいいなと思いつつおりますと。
ルラト「不貞な小僧、ナイア嬢に免じて許してやるが、一つ条件がある」
俺「なんでしょうか?」
ルラト「我らの軌跡、今日中に全て読み切れ」
というわけで、前から読もうとしてはいたものの 手が出なかったナイアたん。その登場人物から強制される形で意図しないタイミングで、しかも一気読むことになりました。ルラトさんの監視付きで。
経過報告をなななんさんかっぽーに書いてる最中、時間を無駄にするな って言うかわりででしょうか、ルラトさんが若干アップになると言うプレッシャーが!
「貴様まさかサボるわけではあるまいな?」
って言う無言の圧力を浴びながら、コープ君気分で読み進めて行く俺。
俺に物理的な影響を及ぼさないかわりに、精神的にダメージを与える腹積もりだったか、と書いたら うむと頷くルラトさん。「よくわかったの 小僧」と言わんばかりでした。
いやー、きつかったですよ そんな状態で読んでたんですからね。内容を楽しんでいなかったわけじゃあないとはいえ。
途中、ナイアたん主人公のコープ君が「大変だな、お前も」と同乗の視線で見に来たり、ナイアたんの背後霊的筋肉ファラオさんが面白そうに俺を見るために姿を見せたり、と
なぜそこまで俺に注目するのかと疑問に思わざるをえない状況の中、幸い読み始めたのが夕方だったこともあって、21時すぎには無事に読破完了。
なんで振ったアンタらが驚いてんだと思いましたが、ともあれミッションコンプリート 無事に済みました。俺が音声読み上げソフトを使って、ぜんぜん止まらず読んだことに ギミックまでは見えなかったようで目を丸くしておりました。
ただ、彼等が見えなくなる直前、ルラトさんは「またの」って言ったんです。読んでる最中から敵意がなくなってたし、去り際の声は優しげだったから プラスではあるんだろうけど。
おいおい、自作どころか他者の作品のキャラに注目されるってどういうことだよ?
しかも元々は未読だったんだぞ、ナイアたん。
そんなわけで、一発の魔弾から始まった驚きの体験でした。
以上がアーカイブの内容になります。
これ以後、他者作品のキャラとかかわりを持つミラクルは起きておりません。まさに例外中の例外。
かっぽーにも書いたんだけど、自作だけならまだしも、他作者の作品のキャラに注目されるとは。本気で、俺はいったいなにものなんだ?
掲載許可をくださったpecoさん なななんさん、ありがとうございました。