名前のない英雄

ある日目が覚めたら知らないベッドの上で寝かせられていた結城紫陽(ゆうきしよう)は、それまでの前後の記憶が曖昧になっていた。
そんな中、近くにいた先生と名乗る人物から自分は軍の実験体として連れてこられたことを聞かされる。
その実験とは、現代に生きる人間に神話や逸話上の過去の英雄たちの力を宿らせるとんでもないものだった。英雄の血を活性化させることで、得られる人間を超越した力。
その力を欲した瞬間から紫陽の波乱の日々が始まる。

己の中の英雄を呼び覚ませるかが勝利の鍵となる。