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なんだ、その尻は。いいえ、桃です。  作者: 天ノ川 こたろう
第二章:なんだ、その夢は。いいえ、戦いの始まりです。
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第二章・序

 青年は小さなくたびれた一軒家の玄関に立ち、暫時の思考に耽る───



 拝啓。まだ見ぬ父さん、母さん。お元気でしょうか。僕は元気です。


 今はどこで何をしているんでしょうかね。てか、生きてるんすかね。


 写真も何にも無いし、他人に育てられた俺に、あんた達を知る術は無いよ。


 あんた達も、俺がどんな人間になってるか知らないんだろうがな。


 もう俺は別に父さん達に会いたいなんて思っていないさ。


 んま、もしもどっかで会えたのなら、そん時はハイタッチくらいしてやるよ。



 ───青年は鼻で自嘲気味に笑うと、自慢のノートパソコンが入った大きなリュックを背に、旅立ちの門をくぐった。



「俺……戦って来ますわ。けーぐ」


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