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人間の皮を被った怪物たち
「どうなってるんだ、これは」
自分に起こった異変に怪物たちは戸惑った。
「ふむ、どうやら僕らは食べた人間と全く同じ容姿になっているみたいですね」
たった一人、白だけが状況を冷静に分析していた。
「食った人間に」
白の言う通り、怪物たちの容姿が、今しがた自分たちが食べた人間たちと全く同じに変化していた。
「でも、なんでこの布切れまで来てるの」
見た目だけでなく、怪物たちは食べた人間と同じ服も着ていた。
「たぶん、これは毛ですね」
「毛っ、これがっ」
「人間が着る服の中には羊とか、動物の毛を編んで作られている服もあるんですよ」
「それは、知ってるけどよ」
赤は、自身が着ている服を触ってみたが、人間が着ている服と同じく、痛みも触られている感覚も何も着ている服からは感じなかった。
しばらく自分の身に起こった異変に戸惑う怪物たち…………だがやがて、
「それで、どうする」
「どうするって、そりゃぁ」
全員が全員顔を見合わせた。そして――
「「「「「「「ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」
怪物たちは人間たちの世界――人間社会へと繰り出していった。




