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第3話 今日は何の日?


三好はイライラしていた。いったい、なんなのよ

ここまで、やっても、わからないの?

本当に、わたしは、女の子として見られていないのかな?

ずっと、将棋部をこっそり見ていたのに、なんで?

ダメなの?どうしてよ!!もう!




三好

「では、一色君これを、隣に、翻訳したものを、書いてください」

「外国人さんにツアーコンダクターとして、説明しなくては、いけませんね」


一色

「すこし、はずい、けれど、これは、物語として伝わるように、アレンジして」

「外国人の歴史ファンも、アニメファンも喜ぶ構成ですね」

「では、三好さん、書きますね」


一色は、三好の書いたとなりに、英文をスラスラと書き始めた


Satsuma troops charged forth like thunder.

Under imperial command, Aizu defies to uphold honor.

Kyoto, wrapped in flames, quietly marks the passage of time.

It is now the moment to draw blades with resolve.

Determined not to retreat, we shall prove our sincerity.

Edo’s spring haze veils farewell words lost to the wind.

Satsuma in our hearts, beneath the banner, friend and foe converge.

Unyielding to fate, only hidden wishes remain within the heart.



こっそり、隠れていた由良、嘉位、楓は、やはり!やるな!テクニックだ!


一方の

佐伯と桜井、八重、香織、英文はわかるが、バレンタインとの関係が、さっぱりわからなかった。



教室の中


三好!むふ、予定通り!完璧、完璧な回答。想定通り。


三好さん

「一色君、素晴らしいは、では、声に出してよんでみてください」

「わたしが、外国人さんの旅行者です」

「一色君が、コンダクターになります。」

「隣に行きますね」

「わたしに、説明してください」


一色君

「わかりました」


一色は、身振り手振りをまじえながら、英語で、三好に伝えた

とても、聞き取りやすい発音で、三好は感心した


三好さん

「すごーい!わかりやすい、イントネーションもあって」

「物語というか、flagではなく、bannerによって戦闘の臨場感があります」

「そして、なにより」


三好は、ここれで、一呼吸おいて


ふーう、と息を



三好さん

「only hidden wishes remain within the heart.」

「この表現で、想いが、良く伝わります」

「心の奥に秘めた想い!」


一色君

「三好さん、ありがとう!このように勉強していくと、効率的ですね」



三好さんは、ムっとして、そこじゃないのだけれど

三好さん、わからないのかな


三好さんは、イライラしていて


三好さん

「一色君、ここで、この黒板に書いてある意味、わかりますか?」

「よく、見てください。私の原文と、一色君の訳文」


一色は、じーと、見つめて、うん、良く出来ている文面。

意味?意味って、そのままでは、うん。間違いは、無い


一色君


「うん、良く出来ている文面で、間違いは無いですね」


三好さん、イライラが増して、そのような事を聞いているのでは、なく

三好さん

「今日は、いったい、何の日なの?」


一色・・・あ!そういうことか


「今日は、午前中で二年生が帰りで、修学旅行の準備の日ですね」



隠れていた、八重・佐伯・香織・桜井・・・、だめだ、こりゃ。



三好さん・・・。勉強ばっかりだと、こうなのか、私が悪いの?


嘉位は由良に目で

愛の告白って

こんなに、難しいの?

いや、好きで良い

だよね。


八重と香織は、また、二人は目で会話しているよ。


三好さん!!!!違うでしょ、違うでしょう!あ、もう!


一色君、あれ、なにか、三好さん怒っているような、あ!そうか


「ごめん、トイレと、扉が新しくなった日だった。ごめん、そうだよね、奇麗になった」


楓・・・。少し、噴き出してしまい、ダメだ、こりゃと。


三好さんは、あきれながら、黒板を指さした、まず、日本語のほう

三好さん

「ここ、まず、ここ、声を出して、読んで」


三好は、末文を、指でさした、心の奥に秘めた願いのみ。


一色君

「こころ の おく に ひめた ねがい のみ」

「だよね?」


三好は、もう、イライラがおさまらず、そのまま

「次!英語のほう」


一色君は、もう一度、英訳を声で、伝えた


三好は、なんで、わからないの!!!発音は上手だけれど、そうじゃない!!!!


三好は、英文を、指で、上から、下になぞった、これでダメなら、え?私が、悪いのかな?わかるよね


一色は、上から、下、上から、下

一色はわからず、


三好は!!!!もう!!

「声に出してみて!!!!!」


一色、・・・うわ、怒っている、あれ、怒らせるような事したのかな





あ、もう!なんで、ここまでしないと、分からないの

一色君、あなた頭良いでしょう。どうして、やっぱり

女の子として見て貰えてない


そういうことなのかな…。

なんだか、逃げたい、この場から立ち去りたい。


涙が出そうであったが、我慢、我慢、何か、あるはず

女の子として見てくれなくても、構わない



伝えたいの、伝わって欲しいの。

わたしの、気持ち…。



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