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【告白編】第4話 【佐伯麗華】 悩み

こうかな、それとも、こうかな?え、私のは、それはわかるは、でも、男の子のは、えええ


佐伯は、恋にも、男性にも興味がある。

それは年頃であれば、至極当然のこと。

厳格な家庭で育った麗華は、部屋でひっそりとしていた。




さっそくパソコンを立ち上げて、

恋愛シュミレーションゲームを始めた、

主人公の女子高生が、学園スターの7人の何れかと結ばれるストーリー


佐伯は、集中してじっくり、

ゲームをし、続々と攻略そして、7人を攻略していしまい、

時間は0時前になっていた。



お風呂も、ごはんも食べて居ない事に、気が付いて


そして、もう1つ気が付いた

そうだ、せっかくだから、調べてみよう




エッチな動画!


パソコンで、検索するものの、

年齢確認の画面になり


ええええ、18歳未満はダメなの、これじゃ、何も、わからないわよ

つまらないなー。


制服のままであったので、

とりあえず、パジャマに着替える事にし、そのままお風呂にいこう!っと、

夜ご飯は、適当に冷蔵庫になかに、何かあるだろうし





制服を脱いで、着替えている最中


下着になり



姿見で、ポーズをとり

やはり、色気よね、色気

そうだ、瞳さんをみならって、

そして、さっきのゲームみたいに



これなら、どう?



その時である、扉あいて


おかあさんが、心配して、入って来た

お母さんは、具合でもわるいのかと、心配していたのである。



ところが、パソコンの画面には、年齢確認の画面がそのままになっており

佐伯本人も、下着で、姿見でポーズをとっていることもあり


おかあさん

「あなた、なにをしているの?」


佐伯は、しまった、パソコン!!!怒られる、怒られるよ、怒られる


厳格な家庭である。

怒られることは間違いない、恐怖が、恐怖が、背筋を走った。



佐伯は、とても罪悪感が漂い、そして、静かな部屋であることもあり、



佐伯

「おかあさん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

と、ついには、泣き出してしまった。


お母さん、そうね、年頃、だものね、何かあったのかしらね?



お母さん

「まずは、服を着て、パジャマ、それを着なさい」


佐伯は、もう、怒られることが怖くて、怖くて、泣きながら、パジャマを着た


佐伯

「お母さん、ごめんなさい!そんなつもりでは」


お母さん

「どうしたの?何かあったのかしら?良い人でも出来たの?」



佐伯は、怒られると思っていたので、

予想外のお母さんの反応にびっくりしていた




佐伯は、素直に、涙声をすすりながら

「あのね、あのね、お母さん」

「怒らないで、聞いてね」

「わたしね、わたしね、気になる人が出来たの」

「初めて!」

「でもね、まだ、話したこともないの」

「来年入学してくる1年生の男の子、野球部の子」


佐伯は、やっぱり、怒られるだろうと思うと、また、泣いてしまった。



お母さん、何も泣くような事ではないのに、年頃だし


お母さんは、佐伯をベッドに座らせて、

髪を撫でてくれた

佐伯は、お母さんに髪をなでられるのって、いつぶりだろう、

幼稚園生の時?

佐伯は少し、落ち着いてきた。



一回パソコンの画面を閉じて、また、お母さんの隣に座った。



お母さん

「恋をすること、男性に興味をもつこと、性に興味を持つことは」

佐伯、やっぱり、怒られる、怖い、怖い、怖いよ、と、また、涙が出てしまい


お母さん

「決して悪い事ではないのですよ、娘が恋をする、素晴らしい事よ」

「今まで、ずっと男の子の話が出てこないから、お母さん、不安だったのよ」

「もしかしたら、家の子、女の子に興味があるのでは、なんて、考えたりもしたのよ」

「良かったは、娘が、男性に興味があって」



佐伯は、え?となって

佐伯

「怒らないの?お母さん?」



お母さん

「どうして、怒る必要があるのですか」

「年頃の娘が、男性に興味を持ち、恋心を抱く、ごく自然な事よ」

「年下、今年入学?どこかで、会えたの?その気になる男性と」

「おかあさんが、相談にのってあげるわ」



佐伯は、その言葉に救われて、思いっきり、泣いてしまった。怒られると思っていたのだから


佐伯は、涙を拭きながら

「その子はね、寮生になるのだけれど、入学説明会のあとに、野球部の説明があって」

「今、わたし、野球部のマネージャーをやっているの、和井田の」

「そこで、マネージャーの仕事をしながら、その彼を見て、かっこいいな、頭もよさそうで」

「もう、気になって、気になって、それから、毎日、毎日」

「早く、入学してこないのか、入学したらどう、話しかけようか、そんなことを」

「毎日、毎日、考えていて、考えがだんだんエスカレートして、男性にも興味が」



佐伯は、しまった、余計な事を言ってしまった



こんどこそ、怒られるよ、怖いよ、怖い。



お母さん

「それは、ごく自然の事よ、一目ぼれなのね。」

「そして、その先も考えるのも、ごく自然の事なの」


「いい?正しい性を学ぶことは、女性、女の子にとっても需要な事なの」

「けして、泣く事でも、怒られるような事でもないわ」



佐伯は、お母さんに頭を撫でられながら、どこか、ほっとしたことも、あり、

母のやさしさに触れて、安心感が



お母さん

「いつかは、男性と結ばれる、そうなってほしいと、お母さんも、思います」

「良いじゃないの、年下の高校生、がっちり掴んで、そしたら、紹介してね」

「その子の名前とかは、わかるの?」


佐伯

「うん、戸倉君、埼玉県、少年野球でライオンズジュニアで野球がうまいと評判の子」


お母さん

「うれしいわ、スポーツが出来る子を娘が選んでくれて」

「がんばりなさい!お母さん、応援しているからね」


佐伯は、いままで、誰にも話せなかった事が、

お母さんに話せて、嬉しくて、嬉しくて


「お母さん、これからは、何でも話すね」

「怒られると思って、一人で、悩んでいたの」


おかあさん

「あら、あら、お母さんだって、女性ですよ、女の子の気持ちはわかりますよ」

「これからは、お母さんと、してではなく、一人の女性友達として、お話しましょうね」

「さー、それは、それとして、お風呂と、ごはんよ。用意はしてあるから」


佐伯は、笑顔で

「はい、おかあさん、ありがとう!」


佐伯はお風呂へ向かったのであった。



麗華の想いは、果たして、戸倉 光に伝わるのであろうか

それは、入学式まで待つしかない。そう思っていた。


しかし、期待と希望は、軽々裏切られる。


恋の突風は、突然、麗華の心を目掛け、突き抜けていくのであった。


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