エピローグ 旅立ち
エピローグ 旅立ち
遅れちゃうよ、早く、早く!行こう、行こうよー
卒業式を途中退席し、外で写真撮影、野球部一同もまざり、盛大に
すると、続続と卒業生が外に出てきて
嘉位、由良たちを囲む
嘉位と由良は目で話
嘉位
やるか
由良
やるぞ
せーの
二人はブレザーを脱いで、空高く、投げて
「和井田、最高!!!」
そして、卒業生も続いて、ブレザーを脱いで、空に高々と投げ
「和井田、最高!!!」
そこに、涙は無く
それぞれの瞳に、力強い、何かが映っていた。希望である。
野球部、吹奏楽部、女子バスケットボール部は見事に、今年最高のタイトルを得たのであった。
和井田学園は文武両道として、改めて世に名を残したのであった。
佐伯
「キャプテン、副キャプテン、写真、写真、私と写真」
桜井
「えーなんで、レイが、私とも」
由良
「わりー、これから、行くところがあってな、さっき野球部でとったじゃないか」
嘉位
「ま、少しだけなら、良いのでは」
香織と八重は、しょうがないな。という感じであった。
嘉位と由良は約束を果たせていなかった、優勝出来たら、写真をとる、サインをする。
昨年はU-18に出て、今年は大災害の対応で、優勝に答えていなかったのである。
卒業生、それぞれと、握手を交わし、サイン、写真と
八重
「はーい、あと30分ね、それ以上はダメよー」
一同
「ええええええええええええーーー」
「奥様が、言うのだから、早くしないと、奥様に怒られちゃう。早く、早く、サイン、サイン」
連(これ、来年も僕がやるの?)
そして、
由良
「よしでは、みんな、和井田大学でまた会おう、ちょっくら、行ってくるわ」
そういうと、由良は、八重をお姫様だっこをし、走り出す
八重は顔が真っ赤になりながら
「え、ちょっと、由良、由良、恥ずかしいよ、人前だよ、人前、卒業生の前」
嘉位
「では、行ってくるね!」
美見先生
「どこへ?」
嘉位
「フランス、ドイツ、アメリカ、新婚旅行に!」
嘉位も香織をお姫様だっこで、走り出し
香織
「ちょっと、ちょっと、学校よ、学校、人前ではいちゃいちゃしないのでは、えーーー!」
嘉位、由良
「もう、関係ないよー、」
道が空き、拍手で送られていく、誰もが笑顔であった、彼らと一緒に卒業出来て良かった、和井田学園に入れて良かった、卒業出来て本当に良かったと
笑顔で、嘉位、香織、由良、八重を見送った。
「きをつけてねー」
「いってらっしゃーい」
「お姫様、楽しんできてね!」
「お幸せに」
そこに、車が停まっていて、お屋敷からである
それぞれの車に乗り込み、成田空港に向かい、着替えをし、
香織
「遅れちゃうよ、早く、早く!行こう、行こうよー」
八重
「まだ、飛ばないよ、でも、行こうか!」
香織
「ところで、新婚旅行、どうして、フランス、ドイツ、アメリカなの?3週間」
八重
「どこでも、いいじゃん、そんなの、旦那と要られれば:
由良
「これから、おそらくこの先、いつかは、フランス、ドイツ、アメリカにしょっちゅう行くことになるぞ」
八重
「?え?そうなの、由良も一緒に?」
由良
「それは、その・・・」
嘉位
「フランス、ドイツ、アメリカはね」
「僕が2歳から育った故郷、中学までね、そこに行く、さー飛行機に乗るぞー」
そうして、飛行機は成田空港を飛び立ち、嘉位の故郷に向かったのであった。
香織(あれ、漏れなかった。おしっこ)




