第二九七話 ユニークアイテムな女子(彼女)
ピーポーピーポーピーポー
サイレンが鳴り響く、
嘉位、由良、連、3人はハイタッチをし
「流石」
と一言、
そこに、
ぎゅるるるうーーん
と、バギーが3台
人の群れをかき分けて、突っ込んできた
部隊長
「何事か!」
ヘルメットを取ると、千佳さん、一夜さん、執事の方
そして、飛び込んできたのが
香織、八重、楓が、
嘉位、由良、連の胸の中に、泣きながら飛びついてきた
嘉位
「香織、汚れるよ、あと、臭いよ僕、香織、汚れちゃうよ」
香織は泣きながら、叫ぶように
「良いの、愛しています。愛しています。嘉位を愛しています」
由良
「八重、汚れるぞ、俺、臭いし」
八重も泣きながら、由良の胸を叩いて
「由良、由良、由良、由良、由良」
連
「楓、奇麗な顔が汚れちゃう、僕、におうし、汚いよ」
楓は泣きながら
「連のバカ!!、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、連、愛しています」
報道陣が既に救出現場を生中継しており、3人の英雄は全国にライブで放送されていた。
しばらくの間、香織、八重、楓は離れる事が無く、その映像が流れ続けていた。
死者0 未然に防いだ、目黒川、大横川氾濫阻止、前代未聞というテロップと同時に
作戦本部長が、由良のもとに
「後は我々がやりますので、明日結婚式ですからね。後の事はお任せください」
外は雲と雲の間から、光りが差し込み、夕暮れ時であった
雨はあがったのである。夕日が嘉位、由良、連を照らしているかのようであった。
帰宅
翌朝
八重
「なんで、こんなに朝早いのよ、まだ4時前よ、4時前」
由良
「髪を結わかないとね。俺は後からいくから、8時前に明治神宮でね」
中曽根の母
「ほら、八重、いくわよ。」
中曽根の父
「この日が来るのがあっという間だったな。娘が嫁ぐ、素晴らしい男性、由良の元に」
由良は、始発で銀座に向かっていった。
香織
「おはよう、嘉位、いよいよだね」
嘉位
「おはよう、香織、うん。僕は後から行くから、先に記念館に行ってね」
蓬田の母
「おはようございます。香織行きますよ」
蓬田家もお屋敷を後にした
嘉位も始発で銀座に向かった。
由良
「お、ヒーローさん、どちらに?」
嘉位
「何を言いますか、英雄さんは、由良だろうに」
「さて、サクッとやってもらいますかね、美容院」
由良
「いつもなら、このあと、九州じゃんがら銀座店 に行くわけだが、流石に今日はそう言うわけにはな」
嘉位
「まだ、お店開いてないよ」
由良
「開いて居たら、いくんかーい?」
嘉位
「行ってみるか!」
由良
「マシンガントークじゃ、済まなくなるぞ、トマホーククラスで」
嘉位
「めっちゃ、怖い、ありえるから、猶更、リアリティーがあり、怖いな」
由良
「まさか、2組、合同結婚式をやろうとは、考えもしなかったな」
嘉位
「さて、記念館に向かうか、タクシー拾えるから、それでいこう」
明治神宮で、手続きを済ませて、一度、記念館に入り、着付けを
そこには、和装美人、目を疑うような、和装美人が
香織であり、八重である。
改めて説明を受けて、写真どりから始まる
嘉位
「香織、奇麗だよ、白無垢」
由良
「八重、白無垢、和装美人だ」
そして、2組が、それぞれ、まず、由良と八重から、そして親族一同
ゆっくりと、明治神宮を歩く
外国人の方、これから結婚を予定する方などが、沢山写真を撮っていた
次に嘉位と、香織、親族一同、が、ゆっくりと、神宮内を歩いてゆく
凛々しく、気高く、そして何よりも美しい、誰もが息を飲んで、二人を見つめ、カメラに収めていた
明治神宮で、それぞれ、誓詞、その堂々たる、力強い想いは声にのり、親族の胸に響き渡る。
最後に、香織と。
その後、明治記念館に移動し、合同披露宴が始まろうとしていた
受付を、上杉さん、千佳さん、直江さん、一夜さんが担い。
参列者の貴重が、
その時、え?。
そして、時刻になり、辺りの照明は徐々に落ちていき、新郎新婦の入場である。
まず、由良と八重がゆっくりと入場し、次に、嘉位と香織がゆっくりと入場着席。
宴が始まり、親族たちはお酒で挨拶周り、嘉位達は衣装替えに、色打掛で再度、カメラのフラッシュが眩しい
八重も、眩しく、さらに宴は続く、お色直しに、退席し、1年かけて制作してくれた、
あのルイヴィトンのウェディングドレス、嘉位と由良も洋装に着替えて、
音楽と共に、入場
拍手喝采のもと、美しすぎる二人に、目を奪われていく
宴が進み、株式会社 八重の奇跡、ともいえる
由良、嘉位、八重、香織の連携した救出劇が誰が編集したのか、それは、もちろん、せんさん、かずきであるわけだが
土砂崩れ阻止、トンネル崩壊阻止、ハワイの救出、河川の大氾濫の阻止がハイライトとして、嘉位と由良、香織と八重を中心に描かれ、
それを見ている、全員が涙をぼろぼろとこぼしていた。
そして、和井田学園 野球部一同からのサプライズ演出があり、和井田OB.OGは大盛り上がりを見せていた。
宴も終わりを迎え、
香織
「お父さん、お母さん、正直に言います。子供のころ、厳しかったです。友達もいませんでした。」
「家に帰れば、お稽古、習い事、勉強の日々、私は何のために生きているのだろうと、疑問に思う事もありました」
「でも、今思うと、お母さんの教えは正しかったです。お母さんの教えが無ければ、わたくしは」
「嘉位と、出会う事もなく、嘉位に認められることもなかったです」
「私は今日、嘉位の元に嫁ぎます。今まで育ててくださり、ありがとうございました」
香織は自分の生まれた時の体重のくまさんの人形をお母さんに送って涙を流した。
八重
「お父さん、お母さん、バスケット一筋、自由にやらせてくれて、ありがとう、色々な場所に連れて行ってくれて」
「ありがとうございます。ずっと思い人が居て、その胸の内を告白した時、私の言葉の取り違えが原因で、喧嘩になりました」
「はじめから、由良を紹介しますと、言えばよかったのに、会わせたい人が居る、そう言ったので、お父さんは激怒」
「私は泣き続けました。世界一の由良だよ。なんで、ダメなのと、泣いて、泣きました」
「紹介したい想い人は由良であることを告げると、誤解が解けるどころか、両家に歓迎されました」
「お父さん、お母さん、はじめから由良のもとへと、導いてくださり、ありがとうございました」
「お父さん、お母さんの想い以上、私は由良を愛しています」
「今日、由良の元に嫁ぎます」
「お母さん、私を産んでくれて、ありがとうございました」
八重は泣きながら、産まれた時の体重のくまさんの人形をお母さんに。二人は抱き合って涙が止まらなかった
最後に、嘉位・由良
嘉位
「足元が悪い中、私達の為にお越しいただき、誠にありがとうございます」
由良
「昨日の今日でして、この通り、何も紙に書いておりません、準備不足ですね」
一同の笑いを誘うが、それは笑いと同時に、昨日の救出を思い出させる事でもある
嘉位
「香織は、信じる、僕を信じる、僕なら成し遂げられると言ってくれました」
「この場で言う事ではないのですが、あとで怒られますからね」
「僕、あの場で、失敗した時のために、由良に後は任せるといったのです」
「由良はですね、断る、こ、と、わ、る と 言うのですよ」
「必死の決意を、こ、と、わ、る ですよ、酷くないですか?」
「由良が言ったのは、香織さんの言葉をおも出だせ、何と言っていたのかと」
由良
「香織さんは、嘉位なら、大丈夫、絶対にできる。と嘉位に言ったのです」
「この言葉がなければ、昨日の救出は出来なかった事でしょう。信頼を越えた、言葉には出来ない繋がりが」
嘉位
「香織は、世界中どこを探してもいません、唯一無二です。唯一無二の彼女(ユニークアイテムな女子)が香織です」
由良
「八重はですね」
「由良、明日、結婚式なのよ、どうして、いつものように、問題ない。って言ってくれないの。というのですよ」
「絶対に戻ってくる、決意しましたね。八重のもとに戻ってくると」
「八重、世界一です。唯一無二の彼女(ユニークアイテムな女子)です。私は生涯をかけて、八重を幸せにします」
嘉位
「香織を生涯守ります」
嘉位・由良
「世界勲章を受けながら、未熟という言葉を使うのは、難しいです。」
「人生の大先輩である皆様、夫婦の大先輩である皆々様、今後とも暖かいご支援ご鞭撻の程を、宜しくお願い致し申し上げます」
会場は立ち上がり拍手が起こり、そして涙に包まれていった。
披露宴は終わり、月日は流れていき、そして卒業式を迎えるのであった




