第二八九話 帰国 門出の準備
成田空港に着くと、トンデモない報道陣にかこまれ、カメラ、マイク、フラッシュが
嘉位と由良が対応し、お屋敷に向かう事になった。
香織
「ただいまー」
千佳
「おかえりなさいませ、凄いです。丁度駅伝を見ているときに、ニュース速報のテロップで、私達も大はしゃぎ」
楓
「とりあえず、広間に行きましょう。食事をとりたいので、一夜さん」
一夜
「はい、料理長が首を長くしてお待ちです。皆様のお荷物はお任せください。お部屋の準備も出来ております」
広間で、和食を。
由良
「うまい!味噌汁最高!」
瞳さん
「煮物、煮物、そして、すごく美味しい、料理長この味付けと煮込み方を今度、もう1度、ここまで柔らかくならないです」
料理長
「はい、瞳さん、いつでも、漬物も美味しいですよ」
ハワイの話はもちろんであるが、焦点は救出劇で、それはまるで映画のように、語られたのであった。
お風呂を済ませ、それぞれ、部屋に案内させ、翌朝、皆帰宅、寮に戻った
その日はお昼から、寮に集合し、せんさん、瞳さんの引っ越しの準備を全員で分担した。
佐伯
「瞳さん、なにこの下着、この間のより、というか、下着の部類にはいるの?紐?」
瞳
「むふふ、大学生になるからね。ネットで買っちゃった。まだ未使用。せんもしらないの」
桜井(大人すぎる、ミニスカサンタがあんなに、恥ずかしい。)桜井は一人だけ顔が真っ赤になっていた。想像してしまったのである
八重
「一通り、これで引っ越し完了、由良のほうも終わったみたい」
瞳さん
「こことも、お別れかれなのね、このお部屋、寮生活」
乙葉(そうですよね、思い出沢山あったはず、それは寂しくなりますよね)
瞳さん
「感慨深いとこは実は1%程度よ、だって、新居よ、新居明日から、もうワクワクしちゃう」
乙葉(あれれ?とガクッと転ぶ、あ、ま、新居ですのね)
香織
「では、宅急便にのせましょう。明日の朝便で着きます、瞳さん、せんさんは今日はお屋敷に泊って頂き、早朝マンションへ」
瞳さん
「はい、ありがとう。明日も宜しくね!新居の荷物を」
桜井(お箸より重いものは…)
佐伯(抜け目がない)
一同は解散し、翌日朝いちばんで、瞳さん、せんさんは新居へ。
せんさん
「ここで新生活。」
瞳さんは後ろからせんさんに、抱き着いていた。
気分は盛り上がってきて・・・引っ越し便のトラックがやってきて搬入設置となった。
瞳さん(来るの早い、早い、しょうがないのか)
お任せでお願いしてあることから、全て完了し、引っ越し業者は作業を終えた。
入れ替わりで、嘉位、香織たちがやってきて
瞳さん
「いらしゃーい!」
乙葉
「すごい、広い、奇麗に」
瞳さん
「それでは、女性陣は、これから、お料理を」
せんさん
「僕らは足りないもの、食材もそうだし、日用品を買いにいくので、キャプテン一緒に」
嘉位
「もちろん」
そうして、料理もできあがり、新居でパーティー。
テレビをつけると、相変わらず、ハワイでの事が、ドラマチックに、さらに盛られ過ぎていて報道されていた。
連
「ゆらさん、ロケット砲を撃ち込んだことになっていますよ」
由良は笑いながら
「これ、AIか?凄いな、戦争でもおっぱじめたような、話になっている」
一同大笑い
そして解散し、それぞれ帰宅した。
由良と八重も、久しぶりに中曽根のお家でゆっくりする事になり
中曽根の母
「ずっと、テレビこの話」
中曽根の父
「そりゃ、そうだろう、聞いたことが無い、高校生が大統領自由勲章、それも同時に、複数」
「由良と呼べないな、紅綬褒章、さらには、大統領自由勲章の、えいゆう さん」
由良
「やるべきことをやったまでです」
八重
「そう、それも、私に内緒で、まったく、由良、大好き」
中曽根の母
「そして年内にいよいよ、結婚式ね。ものすごい勢い。もう、驚く事はないです。しいていうなら、孫、早く、赤ちゃんが待ち遠しい」」
八重
「もう、お母さんたら、まずは春、選抜そして、夏の甲子園、3連覇、そして結婚式、今年も大忙し」
由良
「そうなるね、卒業して、和井田大学へ」
中曽根の父
「プロ野球には行かないのか?和井田大学だから、いかないか、大学からプロ入りなのか」
由良
「はい、大学に進学します。株式会社 八重もありますから、学生生活と仕事を両立させます」
中曽根の母
「えらいはね、由良君、そうなると、ここに居るのも卒業までなのね」
「そう、お風呂沸いているから、入ってきて、ゆっくり寝るのよ」
由良
「ありがとうございます」
二人はお風呂に入り、八重の部屋でゆっくり、眠るのであった。
八重
「結婚式、濃密な高校生活だったな、おやすみ、由良」
八重は深い眠りについたのであった、緊張が解き放たれ、幸せに満ちた一日であった。結婚式




