第二八六話 エンジェル三号機 嘉位・由良・連・せんさん・かずき
ターゲットスコープ切り替え完了、ロケーション固定
せんさん、かずきは、それぞれ衛星エンジェル三号機を操作。株式会社 八重にも伝える
せんさん
「三号機凄い、ここまで正確に、1,2号機のバックアップなんてものじゃない、この三号機」
かずき
「せんさん、感動は後で、まずエリアスキャンを行います」
「スキャンコンプリート、Angelic Assembly(天使の集い)に解析と、シュミレートを開始」
せんさん、かずきが目にしたのは、中に9名、内3名は拳銃を所持、20名奥
せんさん
「中に9名、恐らく、この9名が主犯、内3名は銃を所持、一番奥に20名」
由良
「EC受信」
嘉位
「サングラス、付けて、中に入ろう」
連は丸い石を、沢山集めて
「これ使いますよね」
嘉位
「ま、そうなるね。事前に伝えておく、このサングラス、僕たち三人がリンクしている」
「対象が9だから、一人3人。投石は、肘で、ただし銃を構えるそぶりを見せたら、身を守ることを優先に、胸を目掛けて構わない。又、後手に回った場合は、その場から逃げる事。リンクしているから、場所はわかる。救援に行く」
由良
「せんさん、9名の所在をスキャン、解析かけてもらえます」
せんさん
「EC受信」
「了解」
かずきがAngelic Assembly(天使の集い)に解析を始めさせる
せんさん
「このサングラス、データ送ると、視点に地図みたいなものが表示されます。」
由良
「EC受信、了解、見える、結構深い、良くここまで、逃げてこれたなあの少女」
嘉位
「それでは、3つ分かれて、突入します。こちらの情報はリンクでAngelic Assembly(天使の集い)に表示されるので、リアルタイムにこちらに異常等を送ってください」
かずき
「地元警察を待たないのですか?」
由良
「EC受信、問題ない」
三人はまずそのまま直進し、右手には石を握りしめていた。
連(3号機もそうだが、この次世代サングラス、凄いな、銃が分かる。金属素材というより、銃そのものデータがあるのだろう)
嘉位
「ここで、3つ道が分かれている、それぞれで、連、エンジェルは必ず、体から離さないでね」
由良
「せんさん、これより、開始」
せんさん
「EC受信、モニタリングしています」
連(いた、あれだな。銃は持っていない、この距離なら)
連は振りかぶって、全力のストレートを、肘目掛けて投げつける
すると、男は肘にあたりながら、壁の岩に後頭部を打ち付け、泡を吹いて、倒れこむ
連(まず、一人)
連はそのまま、先に進み、男のナイフを取り上げて、岩の上に刺す。
連(いた、これも銃はない、気が付かれていないから、丁度静止している、今だ)
連二人目撃破
その男からナイフを取り出し、上の岩に差し込んで、進み、居た。
連(これも銃を持っていない、今が、チャンス)
少しだけ音が出てしまったが、男は岩に吹っ飛んで、気絶。ナイフを取り出し、岩の上に指し
連
「三名、撃破、気を失っています」
せんさん
「EC受信、そこから、奥に200メートル壁に沿って行くと、最後に三叉路になり、その先に20名います」
連
「了解」
一方、由良
由良は、まっすぐ走っていくと、右曲がりに、目の前に3人と遭遇し
由良はすかさず、一人の肩の下から腕を入れて、もう一人に担ぎ投げ込み、二人は岩に背中を激しく打ち付け、
倒れこみ、すかさず壁を斜めにはしり、男の背後に飛び込み、男を投げ飛ばし、気絶させた。
由良
「3人、寝てしまったよ」
かずき
「EC受信、そのまま、真っすぐで、三差路があり、その先に20名」
由良
「了解」
もう一方の嘉位
嘉位(銃を持っているな、こちらに気が付いていない、2個同時で)
ワインドアップをし、一つの石は手を直撃し、もひとつは顎に直撃、男は目をぐるぐるさせて、倒れた
手と顎が折れている。
嘉位は、銃から弾丸を抜いて、銃を岩の上に置いた。
そのまま進むと、また銃を所持しているが、こちらに気が付いていない
嘉位はワインドアップで、左肩を一直線に、物凄い球速で投げ、男は体ごと岩の壁に吹っ飛び気絶
銃から弾丸を抜いて、銃を上の岩に置き、進む
嘉位(あと一人、銃もちが2が僕で良かった、あと1も僕なら、安心だ)
すると、男に気が付かれ、銃が発砲
嘉位は壁に隠れ、尚も銃弾が飛んでくる
嘉位(この暗闇の中、やみくもに、撃ってもね)
嘉位(スコープで、音を見る、あきらかに近づいてくる、このペースだと、15秒後に遭遇)
嘉位はそのまま、物凄く低い姿勢で、待機
男が近づいてくる、来た、目の前、その時嘉位は、おもいっきり、男の肩の脇に手を入れて、そのまま、背負って投げ飛ばし、岩に直撃、ものすごい音で男は両肩をへし折って、激しい痛みで意識を失って、倒れこむ。何かが落ちた、明らかにこの男は服装から、違う。
嘉位は所持品を漁る。
嘉位
「銃もち、3人撃破」
「所持品を確認、紙の地図と、レシーバー、見たことないな。このレシーバー、電子キー、スマートフォン、地図は5枚、この付近の地図と、何か記されている。記号あり、もう1つ、タイムスケジュール、それが2枚、その他薬物と思われる物」
せんさん
「EC受信、アナログだと足が付きにくいから、組織的ですね、キャプテンそれもってこれますか、まず、その先に、三叉路で、20名を救出してください」
嘉位
「了解」
由良と連は、銃声を聞いたが、サングラスのリンクに異常が無い事から、そのまま進んでいった
連が1番早くついて、サングラスをはずして
連は英語と、韓国語、フランス語で
「助けに来ました、もう大丈夫です」
日本人の少女(え?武田 連)
「武田 連さんですよね、わたし、今年、矢井田 楓ちゃんの後任になった、ミスグランプリの、良かった、助かった」
そういうと少女は泣いてしまい、
そこに、由良が到着
由良
「電子施錠か、あ、連、その奥になんか箱あるの、おそらく衣類だから、開けてみて」
連
「わかりました」
連があけると
「それぞれの衣類、履物が入っていた」
そこに嘉位が到着し、
嘉位
「皆、お見事」
由良
「電子施錠だ、これ、柵に触れると感電するやつだな」
嘉位
「お任せを、このIIIITEL(あいしてる、スマートキーホルダー)は、見ててね」
カチンジー
ついに、ついに、救出が成功したのであった。嘉位、由良、連、そしてエンジェル三号機、せんさん、かずきとの連携があってこそであった。




