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第二六二話 和井田学園に戻ると

嘉位・由良・せんさん・かずき(予定通り、連)

嘉位

「いこう、整列」


ゲームがコールされ!!、校歌斉唱が終わると、一同全力で一塁側、和井田の応援席に駆け寄る

泥だけであった、和井田ナイン。


嘉位は横を見ると、綺麗に一直線にならんでいる和井田

「甲子園掴みました、応援ありがとうございました」

一同、深く頭を下げて、スタンドにかけよる。和井田の応援団、吹奏楽部、チア、マネージャー、生徒、先生、父兄、OB,OGは泣いていた

連は腕をあげて、人差し指をたて、一番と!そして、楓に視線を送る

楓は目が合い、号泣。(連、信じてた、信じていたよ)


表彰式が行われ、嘉位、由良、せんさんがそれぞれ優勝旗、トロフィー、賞状を。そして選手全員にメダル。

閉会の挨拶が行われ、ベンチに戻り、和井田へ戻る準備をしてバスに荷物を積み込んでいると


楓は我慢できなかったのか、連に飛び込んで、抱き着いて、泣いた。泣いた。

「ありがとう、楓、まず、バスに乗って帰ってからね、ほらここ、皆さん見ているからね」


バスは、和井田の野球場についた。

片付けを始める前に、由良が

「今日17時から、前に行った焼肉屋で、祝勝会をやります」

「各自整理がすんで、風呂に入ったら、和井田の野球部のジャージで、17時に2階ね、御手洗、和井田で取ってあるので」

選手、マネージャー

「おおお!!!焼肉!」

道具の片づけがすみ、女子マネージャーはシャワーに

男子選手はいつもであれば、嘉位と由良を置いて、このまま寮に戻るのであるが、何故か全員その場にとどまっていた。

女子マネージャー達がシャワーを終えて、出てくると

八重

「あら、まってて、くれたの?」

連は、一年生選手を並ばせ

「マネージャーの皆さん、ここまでこれたのは、手厚いサポートがあったおかげです」

「常に一緒に居てくれて」

一同

「ありがとうございました」

と深々と頭を下げると

マネージャー達は予想していない事であり、感極まって、全員涙が、ボロボロと。

佐伯は泣きながら

「こんなの、聞いてない、聞いてないよ」


光はメダルをと、佐伯の首にかけた。

そうすると、連も楓に

かずきも乙葉へ、悟は桜井に、嘉位と由良も

「いつも、勉強をみてくれ、ありがとうございます」

と、小早川こばやかわ 日奈ひなにメダルを

こうせい

「赤点とらなくて済みました、ありがとう」

三好みよし 瑠香るかにメダルを


榎本えのもと 幸恵ゆきえ

「飯塚君!本当にかっこよかったです、お疲れ様です、感動して泣いちゃいました」

飯塚は、ゆきえにメダルを

ゆきえ

「え?どうして、え?」

飯塚

「応援、ありがとう!」


一同は、練習場を後にし、一回学校に行ってみると

なんとそこには、チア部、吹奏楽部、そして生徒達が沢山いるのであった。

かずき(現地解散のはずだが)

飛び込んできたのは、瞳さんである

「せーーーーーん」

せんの胸にダイビング、・・・せんは、後ろに倒れる?が、嘉位と由良に支えられ

瞳は大泣きしていて

「せん、約束守ってくれて、ありがとう、甲子園!」

せんは、瞳にメダルを、小声で17時から、美見先生もね


校長、理事長

「おめでとう!週明け月曜日なのだが、臨時全校集会を行う9時から、祝勝と壮行会を」

監督

「ありがとうございます」

嘉位は小声で、理事長、校長に今日17時からと伝えた


石井は由良の所へ

「有言実行だな、由良、女バスも続くからな」

由良

「まだ通過点、取るのは頂点だから」

石井

「そうだよな、由良ならやれる、必ず」


嘉位大きな声で、整列

「応援ありがとうございました、皆さんとの約束、甲子園」

「今日の優勝は通過点です。今年の夏、和井田旋風を起こします」

「引き続き、応援を宜しくお願い致します」


選手一同、マネージャーも深々と頭をさげた。

そして、大きな拍手が沸き

生徒達は

「和井田、和井田の野球部が甲子園!夢みたいだ。僕たち、甲子園に連れて行ってくれるなんて」

「自慢しちゃうよ」

「私も、私も、3年生最後だけれど、和井田が甲子園なんて思っても居なかった」

「最高の思い出になる、高校三年、和井田学園に入って良かった」


和井田・和井田・和井田・和井田・和井田

和井田コールがどこからか、始まり続いて行った。


「応援ありがとう!それでは、僕たち寮に戻るので、皆さんもね」

生徒達

「写真、写真撮りたい」

女子生徒

「一緒に撮って」

男子生徒

「僕も僕も」


監督

「いや、それは時間が、無いから」

と制止するが、いっこうに、興奮が冷めやらない生徒が駆け寄ってくる。


嘉位は声を大きくし

「ありがとう!写真、動画はNGでお願いします」

一同、静まり返る。

嘉位

「写真、動画はどこかで出回る、選手の癖や、食べ物、刺身なのか、肉なのかも」

「対応されない考慮が必要」

「甲子園から帰ってきたら、もちろん、喜んでお受けします」


由良・せんさん・かずき・連(癖はともかく、食べ物なんてわかるわけがない、苦しい言い訳だが、このままでは、17時に間に合わない)


生徒も理解したようで、選手、マネージャーは寮に戻ることが出来た。

男性陣はお風呂に直行、ぎりぎり17時には間に合わせるように。

お風呂で洗いながら、飯塚

「写真で好きな食べ物なんて、わかるのかね?」

「わかるはずもない、あの場でキャプテンが、考えられないように、わざとだね。そうしないと、17時に間に合わないから」

武田

「なるほど、頭の良い和井田の学生さんですと、正論でいけば論破を考えますし」

飯塚

「確かに、祝賀会に行くと宣言してしまうと、学校から近いからついてきてしまうからね」


一同はお風呂を済ませ、マネージャー達と和井田の野球部のジャージで焼肉屋についた。17時前であったが、店内に入る事ができたのであった。


嘉位、香織、楓、由良、八重はギリギリで店内に入っていったのである。

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