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第二三六話 明日の予定 嘉位と香織と楓

嘉位と香織は部屋へ、楓も部屋に


嘉位と香織は、着替えをしていると、嘉位のスマートフォンに電話が鳴っていた。香織は下着のまま、嘉位の電話をでてみる事にした。

特に嘉位は気にしていない。全て香織に任せてあるからである。


電話の先は

「やぶん、すみません、副社長様」


香織?どこかで聞いた声であった

「こんばんわ、すいません、私が出てしまいました、嘉位は今着替えています」

理事長

「あら、奥様、私です。副社長様もご一緒なのですね、良かったです。奥様、聞いてくださりますか?」

香織?!わたしで良いのかな?とおもいつつも

「はい、理事長!おばあ様。」

理事長

「理事長だなんて、言わなくて良いのですよ、奥様、当主のご婦人になられる方なのですから」

「それは、そうと、ニュースを見ました、副社長様は何も伝えてはくれませんでしたので、驚いています」

「朝刊の機内出産も副社長様ですわね」

香織

「はい、おばあ様。」

理事長

「なんでも出来てしまうのが、副社長様、それでね、今電話したのはね」

香織

「明日の表彰の事でしょうか?」

理事長

「あらやだ、若奥様はお見通しで」

香織

「違います、嘉位が、そうなるだろうと」

理事長、あいかわらずどこまで先を読まれているのだろう。

「そう、それです。御手洗君だけではなく複数名なのではと」

香織

「はい、わたくしも、お役に立てませんでしたが、嘉位、わたくし、一緒に、勲章の由良君、その奥方になる、八重、妹さんの楓ちゃん、三年生の、せんさん、あれ?伝わらないですね」

「数学オリンピックの金メダリストの、せんさん、銀メダリストのかずき君、そして吹奏楽部の瞳さん、野球部一年生マネージャーの乙葉ちゃん」

「以上9名になります」

「影ながら支えてくれたのは、野球部1年生の連君です」

理事長

「なるほど、9名ですね、明日校長から感謝状、校長賞をお渡しします、お名前の確認がしたかったのです」

「機内の出産はどうですか?」

香織

「はい、嘉位と、由良君、かずき君の3名です」

理事長

「そう、素晴らしいわ、久しぶりに和井田の学生として誇れます」

嘉位は、着替えを済ませて、香織も気が付いて、嘉位にスマートフォンを

嘉位

「すいません、遅くなりました」

理事長

「まったく、一つ、短くでも報告をして頂ければ」

嘉位

「すいません、時間的にはあったのですが、僕だけどうこうは、出来るような状況ではなかったので、申し訳ありません」

「明日、全校集会ですよね?」

理事長

「確かに、緊迫した状況でしたから、副社長様のおっしゃる通りです」

嘉位はスマートフォンをスピーカーに切り替えて

嘉位

「全員の協力があったからこそ、成し得た事です。誰一人欠けては」

理事長

「欠けても、リカバリー案はあったのでしょう」

香織

「恐らく、嘉位の事ですから」

嘉位

「いえ、ここは、はっきりさせておく必要があります、トンネル落盤については、八重さんの夢から事前対応を起こせました。」

「しかしながら、土砂崩れについては、わたくしでは、全く予想できませんでした。なんらかの災害は起きうるのでは、無いかとはもちろん、考えていました」

「まさか、落雷とは、これは、瞳さん、乙葉さんが居なくては、対応が出来ませんでした」

理事長

「なぜ?そのように、副社長様が言い切るのでしょうか?持ち上げているのでは?」

嘉位

「いえ、そのような事はありません、彼女達が居なければ、集落は守れませんでした」

香織

「シミュレーターの音、わずかな音、聞こえません。わたしも聞こえません、でも波形には現れていて、その音を、瞳さん、乙葉さんは捉えていたのです」

「嘉位と由良君が言うには、超越した絶対音感。周波数と反応距離が、尋常ではなく、世界を見渡しても、一人。その一人の存在が、同時に二人」

「結果的に、大災害を回避できました」

嘉位

「僕では、無理ですね、天性の才能です。それも類を見ない、世界の宝でしょうね、あのお二人は」

理事長

「わかりました、副社長様、これから校長に伝えます」

嘉位

「1つお願いがあります」

香織?何のことだろう?お願い?嘉位から?」

理事長

「はい、なんなりと」

嘉位

「今週末金曜日から、日曜日、なにかと政府与党関係者、そして別件があります。連を含めた、計10名は、学業より優先すべきことにあたります」

「そこで、理事長にお願いなのですが、金曜日から日曜日。吹奏楽部、野球部の練習をなしに出来ませんか?」

「部活動は必要不可欠なのはわかっています。せめて、該当の連を含めた10名を」

理事長

「副社長様、もちろん、大丈夫です」

「副社長様は、週末どちらに、聞くことでもございませんが」

嘉位

「恐らく、大阪の訓練場に足を運びます」

理事長

「民間ハイパーレスキューの訓練場でございますか」

嘉位

「はい。連を含めた10名が関係します。部活動は学業として重要なのは承知の上で、あえて、お願い申し上げます」

理事長

「そんな、あらたまって、和井田ですら、副社長の手の内にありますのに」

「わかりました、あらためて、校長、部活動顧問に、連絡をいれておきます。大丈夫です」

嘉位

「ありがとうございます、おばあ様」

香織

「おばあ様、ありがとうございます」

理事長

「1つだけ、良いですか?」

香織

「はい。」

理事長

「今日から、夏服ですよ、皆さま、冬服のまま登校していたみたいですから」

香織!あ、そうだ、5月だ

「すいません、まったく気が付いていませんでした、明日から夏服にします」

理事長は笑いながら

「大事をなしたのです、お気になさらず、目立つとなんですから、老婆心ですわ」

香織

「ありがとうございます」

理事長

「では」


電話が終わった後、香織はクローゼットのなかで、ごぞごぞと・・・・。

薄い色の下着を取り出していた


香織

「そういえば、嘉位は、昨年、ワイシャツの下に下着をつけていませんでしたね」

嘉位

「ワイシャツの下に、下着はいらないかなと、日本はじめじめして、暑いのは経験したけれど」

香織

「駄目です、肌着をつけてください。」

嘉位

「?え?どうして?」

香織

「その、ですね、昨年思っていたのですが、嘉位のお胸の先が透けていて」

嘉位

「男性なら、良いのでは?」

香織は、少しムッとして

「駄目です、ダメです、嫌です、嫌なのです」

「嘉位のお胸をみんなに見られるのが、耐えられません」

嘉位

「え?男の子だよ、見られて恥ずかしいことは」

香織は嘉位の話をさえぎり


「だめったら、だめです、いいですね、わかりましたか?嘉位君、肌着をつけてください、わかりましたか?返事は?」


嘉位?!そういうものなのか、確かに汗でべとべとは、困る事もあるか

「香織、了解、良く分からないけれど、肌着をつけるよ」

香織はさらに、ムッとして

「わからないですって??」

「嘉位君、いいですか、殿方のお胸が皆さんに見られるのですよ!」

嘉位

「そうだよね」

香織

「そうだよね、じゃないです!ダメなのです」

嘉位

「そうなの?」

香織

「そうなのです、では、嘉位君、わたしが下着をつけないで、ブラウス1枚であったら、どうでしょうか?」

嘉位!おおお、凄い、そういう発想はなかった、それは、良いなと、親指をたてる

香織

「嘉位の前では、私はなんでもします、今脱げと言われれば、すぐに脱ぎます。でも、まわりの男子に見られるのですよ、それで良いのですか?」

嘉位、うーん、それは、良くないな、香織と僕は二人で1つだから。

「うん、良くないね、わかった、肌着は付ける、それでOK?」

香織は、顔が赤くなりながら

「はい良くできました、嘉位君」

「でも、いまは、いまは、ですね、わたし、何もつけていません、上も下も・・・・・・」




二人は、濃密な夜を過ごすのであった。



翌朝広間にいくと、既に楓が居て

香織

「おはよう!楓ちゃん」

楓?!きた、きた

「お姉さま、昨夜通話がそのままでした、おかげで、眠れなくて、眠れなくて、もう、ハレンチな!」

嘉位?きょうび、ハレンチとはいわないだろうに

香織

「だって、だって、そう、わたし、わたし、我慢できなくて・・・」

嘉位、完全に楓につられているな、香織スマートフォンいじってないだろうに、そもそもどちらかが、着信を受けないと通話は成立しないのだから

「それで、どのような?」

香織は、少し困ったような顔を、嘉位にみせたので


嘉位

「あれだよ、楓、連が札幌で、楓にしたことだよ」


楓は!ええええ、と顔がまっかになり


香織?何のことだろう?


楓、またもや、ブーメラン、そもそも、お兄様は全てお見通しなのであるから、ここは謙虚に

「良いのです、週末に連と一緒に居られれば」

香織!あ、そうだ

「楓ちゃん、昨夜ですね、嘉位が理事長に、金曜日から日曜日部活動オフにと、お願いしていました」

「ですから、連君、御屋敷に!」


楓、お兄様、ありがとう

「かお、ありがとう」


嘉位、違う、違う

「楓、違うぞ、違う」

楓は、え?となり

「え?違うのですか?ダメなのですか?」

「どうして、いつも、いつも、私はダメなのですか?お兄様?」


香織もどうして、ダメなのだろうと?


嘉位?駄目だなんて一言もいっていないのだが、違うと・・・


「お兄様は、連と私が、仲良くするのが、お嫌なのですか、それならそうと、おっしゃってください、私にも考えがあります」

香織え?そんな、おおげさな

「わたしは、連と一緒に居たいのです。はっきり言えば、連を寮から出して、ここで一緒にと」

楓は、泣いてしまった。


嘉位?!え?楓、泣いちゃう所?ダメだなんて、一言も発していないのだが


香織は嘉位をみて


嘉位、香織もわかっていなそうだな。声を大きく

「STOP!!!!」


楓は顔をあげて、嘉位を見て


嘉位

「まず、ダメとは一言も、発していない」


香織は記憶を遡り、・・・確かに嘉位は言っていない。


香織

「たしかに、言っていませんね、では、どうしてなのでしょう?」

「お兄様、どうしてですか、御屋敷でお泊り?」


嘉位

「楓、落ち着いてよく聞いてね、まず、ダメだなど、一言も発していない」

「そして、週末はお屋敷ではなく、又、大阪に行く」

「僕と香織、由良と八重さん、連と楓の6名で、大阪でお泊り」

「勝手に決めて、楓ごめんね。大阪でお泊りしよう、金曜日学校が終わったら、連をつれて、そのまま新幹線で大阪に」

「理事長から、各部活動の先生には話が通っているから」

「週末金曜日から日曜日は、部活動もない」

「金曜日、もう1度大阪にいこう!宿は同じ」

「楓がべつの宿が良ければ、変えるよ?どう?楓?」


楓は、考えが追い付かなかったが、すくなくとも、連と一緒にいられる、これだけは理解した。


「連と一緒であれば、どこでも、良いです」


香織は大阪???


嘉位

「土曜日、大阪の訓練場に、もう1度行く」


香織は、なぜか、イライラと、そうではない、訓練場を思い出し、何かがこみあげてきて


香織

「危険な訓練はダメです。背負うなら、私を背負ってください、わかりましたね、嘉位君!絶対だめです。背負うなら、私です」


嘉位?何のことだ?香織?あ、あ、訓練か、そうではなく

「少し、落ち着こう、深呼吸が良い、あ、4,4,8やろうか?」

「香織も楓も、僕もだな」

「いくよ」

「おなかに力を入れて、大きく吸い込むよ」

「せーーの、4秒、吸って、吸って、吸って」

「そこで、止めて、次、4秒間、息を吐いて」

「はい、繰り返すよ」


楓と香織は、冷静を取り戻していた、そして、どこかスッキリしていた


嘉位

「大阪には訓練をしに行くわけではない。今回の惨事を現場で未然に防いでくれたのは誰?ですか?」

「わかるよね、部隊長、教官をはじめ、隊員の皆さまに、御礼をしにいく」

「そして、同じく重要なのが、函館訓練場開設のアドバイスを、部隊長、教官をはじめ、隊員の皆さまに意見を集いに」

「その為、御屋敷ですごすわけではなく、楓、大阪でね」


楓は嬉しくなり

「はい、お兄様」

香織も嬉しくて

「はい、旦那様」

「1つ良いですか?前回大阪にいったときに、たこ焼きを食べてないのですが?」

香織、あ、言ってから、食べる事にしか興味がないと思われるのではと、顔が赤くなった


嘉位

「たしかに、そうだよね、食も満喫しておこう」


では、学校に行こうか、まずは全校集会からだ。


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