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第二三三話 大人への階段

やっと想いを伝えられた、乙葉は、かずきの胸の中で、泣いていた。


かずきは、泣いている、乙葉の髪を撫でて、あ、そうだ、と思い出し

「乙葉!これから、買い物に行こう!プレゼントしたい」

乙葉?プレゼント?

かずきは、乙葉の手を取り、デパートへ。


乙葉

「どこへ?」


かずき

「ここに、入ろう」

乙葉!!!!

「ジュエリーショップ、え?」


かずき

「僕の身勝手だけれど、初めてキスした人に、リングをと決めていたから」

「一緒に選ぼう!プレゼントする」


乙葉

「ええええ!!!」

「指輪は付けたことがないです」


かずきは手を挙げて

店員さんが来て

「いらっしゃませ、どのようなお品物を」

「あれ?失礼ですが、今日飛行機で来られた方でしょうか?


乙葉

「はい、そうです」

店員さんは、スマートフォンを取り出して、動画を

「もしかして、機内出産の」


乙葉

「はい!!彼です!」

店員さん

「凄い!!感動です。わたし、これを見て、泣いちゃいました。凄いです」

乙葉

「はい、私も、泣いちゃいました」

店員さん

「彼女さんですか?」

かずき

「はい、初めてのリングをプレゼントしたい、出来ればダイヤモンドが付いていたほうがよいです」

「ただ、僕はリングを選んだことが無いので、アドバイスを」

店員さん

「もちろんです、先生!」

かずき・・・いや、僕は医師では無いのだけれど

乙葉は、別のケースに入っていた、リングに目がいき

店員さん

「vendomeAoyama のリングといえば、誰が見ても、わかるお品物です、サイズを計りますね」

店員さん

「ルイヴィトンの服装に、ぴったりです」

「お似合いです」

かずき

「どう?乙葉?」

乙葉は、どうも、こうも、頭がぐるぐる、回って、どう答えてよいのか、わからず

「一目で、これが奇麗だと、思いました」

店員さん

「そう言って、頂きますと、私共としても、最高の誉め言葉でございます」

かずき、一目、間違いない。

「乙葉、プレゼントするね」

乙葉!!ええええ!!乙葉は値段を見てしまい

「高すぎます!!」

かずきは、茶封筒を取り出して、店員さんに渡した

店員さん、わ!!凄い、お金、流石はお医者様!

かずき

「手を出して」

乙葉は、どうしてよいか、わからず、左手を出し

かずきは、乙葉の指に、リングを

かずき

「うん、似合っている」

店員さんは、鏡を寄せて、見えるように

「はい!お似合いでございます」

乙葉は、もう、泣いていた。声になっていないが、かすかに

「あ、あり、がとうござ、います」

かずき

「リングはそのまま、付けますので、他の梱包を」

店員さん

「かしこまりました、先生!最高の彼氏さんですね!」


かずき・・・だから、僕は医師ではないのですが、ま、良いか


二人は手を繋ぎながら、

集合場所のホテルに、到着した。








一方

せんさんと、瞳さんである。


GARAKUを出た、せんさんは、既に行くところは決まっていた。

せんさんと、瞳さんは手を繋いで


「せん、どこにいくの?!」

せんさん

「ちょっと、お買い物にね」

「え?みんなと別方向だよ?駅の方に行くの?」

せんさん

「そう、ちょっとね、行こう、瞳」


瞳は、買い物デートも、良いし、でも、せん、何が買いたいのだろう

そう思いながら、せんと手を繋いで歩いていくと


せんさん

「瞳、ちょっと、待って居てね」


せんさは、どこかに電話をしている

瞳?何だろう、珍しい

せんさん

「そうですか、では、はい、お願いします。あと少しですから、はい、ありがとうございます」


せんさんは、振り返り、再度、瞳の手を取って

せんさん

「瞳、行こう!」

「札幌って観光名所だと思っていたら、思いのほか、人多いのね、会社も。」

せんさん

「1番北の政令指定都市だからね。」

「せんは、札幌に来たことがあるの?」

せんさん

「いや、無いよ。調べては来たけれどね」

「観光?」

せんさん

「まずは、ちょっと、買い物をね」


そういうと、三越の前に、二人はやってきた。


「え?三越といえば」

瞳、ガーターベルトの話を機内でしたら、あれかな、好みのガーターベルトを選ぶということ、いよいよね!

「いこう!いこう、せん!好きなのをね!」


せんさん?あれ?急にどうしたのだろう、ま!良いか


二人は店内に入り、

案内板を見て、


「4階よ!4階!」


せんさん?4階?なんのことだろう

「4階なの?」

「そうよ、4階よ、行きましょう!」

そういって、4階につくと


今度は、瞳がせんをつれていき、あ、あそこだ!あそこ

「あっちよ!いこう!いこう!」


着いたのは・・・。下着売り場


せんさん?!はぁ?え?え?えええええ?

瞳さんどうだ!まいったか、と胸をはり、何でも、お見通しなのよ!わたしは!と

「中に入りましょう」

瞳は、せんと腕を組んで中に、


瞳、あ、あれだ


「せん、こっち、こっち」


「これでしょう!せんが、買いたいものって!」

瞳は、それを指さして、

「つけてみる?この色?別なの?どのタイプ?」


せんさん・・・。まず、落ち着こう。

「瞳、ここ、下着売り場。」

瞳、そのような事は、十分にわかるは、私を誰だと思っているの?

「そうよ、せんが、機内で想像した、ガーターベルト!それを、選びに来たのよね?」

せんさん。おっと、そこは想像しないぞ

「いや、瞳違う、違う、僕が買いたいのはこれじゃない」

瞳!あ、もっと、過激なものを求めているのね

「では、こういうのは!!!ティーバック!これのほうが、良い?せん?」

せんさん、だめ、だめ、想像したら、負け。

「いや、瞳違うの、僕が行きたいお店は、下着売り場ではなく、1階にある」

瞳あれ?おかしいな、この下着なら、せんは、あれ?いつもの、せんじゃない。

「うん、わかった」

瞳とせんは、お店を出て、1階へ向かった。



瞳は、何を買いたいのかが、さっぱり、わからず、うーん。せんが真剣なのは、海で溺れた以来だ。謎であった


せんさんと、瞳は腕を組みながら、進んでいき、中へ


せんさん

「先程電話したものです。」

店員さん

「お待ちしておりました」

「お美しい彼女様ですね、ルイヴィトンもばっちり、お二人お似合いです。」

「こちらに、おかけください」


瞳は、え?なに?なに?なに?なに?ここ、ティファニーよ、ティファニー、え?せん、どうしたの?

瞳はあらためて、ティファニーにエッチな下着売っているのかしら?あるのかな?


店員さん

「ご用命頂いた品物が、こちらになります」


瞳さん!!!

「えええええええええええええ!!!」

せんさん

「瞳、付けてみて」


店員さん

「彼女さん、指のサイズを計りますね。奇麗な指ですね。」


瞳は、状況が把握できない。理解に追いつかない。え?指輪、ティファニー、どうしてここに


店員さん

「ぴったりですね」


せんさんは、にっこりと笑いながら

「瞳、付けてみよう」

と言い、瞳の左手を取り、指輪をゆっくりと、ゆっくりと

瞳の手は震えていた、状況が呑み込めない事もあるが、まさか、自分が指輪をつける事が訪れるとは、まったく予想していなかったからである。

せんさんは、ゆっくりと、瞳の指に


店員さんが鏡をもってきて

「いかがでしょうか?」

瞳、奇麗、奇麗、え?どうして、え?わからない、指輪?

ダイヤモンドがキラキラと輝いている。お店の光に反射して、さらに、鏡に光が反射していた。


せんさんは茶封筒を取り出して、店員さんに渡す

店員さん?えええ?何この大金?


せんさんは、瞳を見つめて

「瞳、僕からのプレゼント、受け取ってくれるかい?」


瞳は、え?どうして?なんでと考えながらも、嬉しくて、嬉しくて、泣いてしまった。ボロボロと涙がこぼれる

予想を超えた、せんの行動に、ボロボロ、涙が零れ落ちる


店員さん

「嬉しいですよね、彼女さん、お似合いです。」


瞳は、ボロボロと泣きながら、泣きながら

「せ、せん、あ、ありがとう」

そう言い切ると、おも言い切り、泣いてしまった。


せんは、瞳の髪の毛を撫でながら

店員さんに対して

「このまま、付けていきますので、他の梱包をお願いします」


瞳、せん、良いの?良いの、涙は、止まらない。良いのと聞いたはずなのに、声が出ないのである。ただ、ただ、ボロボロと涙だけが、零れ落ちる。


瞳はいきなり、せんに、抱き着いて、思いっきり泣いた。思いっきり、

こんなに泣いたのは生まれて、初めての事であった。


せんは、瞳が泣き止むまで、ずっと、瞳の髪を撫でていた。






どれくらいの時がたったのであろう

瞳は、落ち着きを取り戻し、

「せん、ありがとう、愛しています」


店員さん

「良かったですね、彼女さん。ティファニー ノット ホワイトゴールドにダイヤモンド、奇麗な指、そしてルイヴィトンの服装にマッチしています。お奇麗です。」


せんは、会計を済ませて、瞳はせんと腕を組み、お店を後にした。


ホテルに向かう途中、二人は腕を組んで歩きながら


「せん、もう、もう、もうーーーう、なんで、泣かせるよ!」

「ありがとう!」

そういうと、道端で、どうどうと、せんの唇を奪った、瞳であった。


せん

「札幌旅行の意味は良くわかっている。その前に、気持ちを形にしておきたかった。」


瞳は、その言葉を聞くと、また、涙が沸いてきたと同時に、今晩あらためて、一つになることを誓ったのであった。






16時過ぎに、徐々に皆がホテルのロビーに到着し

嘉位と、香織

由良と八重

その後に、

連と楓が来て

「ロケ現場に行ってきた!夜と昼間だと、見え方がちがうねー、夜撮った意味がわかった」

「寒かったけれどね。」


そして


かずきと、乙葉


せんと、瞳

がロビーに、

ロビーについたので、嘉位はフロントに行き


フロントで改めて、受付を

嘉位

「予約5部屋、スイート」

といいかけると

フロントは、VIP山本財閥副社長。何かを取り出して

「副社長様、1つ宜しいでしょうか?こちらを」

嘉位!これ、動画、配信されていたのか」

フロント

「機内出産を対応されたお医者様が、副社長様でしょうか?

嘉位

「ま、はい、そうです」

フロント

「わたし、いや、私達、ここのメンバー、皆これニュース速報、で見て、泣いちゃいました、感動しました」

年上のフロントの女性

「わたしも、泣いた。久しぶりに感動しました」

嘉位

「やれることを、行っただけです」

フロントは、深呼吸をし

「精一杯、務めさせて頂きます。こちらが、それぞれ、キーになります」

嘉位

「2泊3日ですが、全て、僕づけでお願い致します」

フロント

「かしこまりました、お荷物はお部屋の中でございます」

嘉位

「ありがとう」


嘉位は、ロビーに戻り

「これが、香織と僕、由良と、八重さん、連と楓」

それぞれが受け取り

「これが、せんさん、瞳さん」

「こっちが、かずきと、乙葉さん」

「これから、一度お部屋に行って、17時にSKY ROOMで」


八重はルームキーを受け取る様子を見て

「あああああ!!!!!」

香織と楓も、

「あ!!!瞳さん、乙葉ちゃん!!」


そう、瞳さんと、乙葉ちゃんの指には、ダイヤモンドが輝く、指輪が。


瞳さん

「せんから、プレゼントで、ドキドキしています」

乙葉ちゃん

「わたしも、かずきから、うん、言います!!お付き合いすることになりました」


一同

「おめでとう!!!」


「せんさん、かずきさん、最高にかっこいいです。プレゼント!」

「やりますね!」


せんと、かずきは、照れ笑いをしながら

一同エレベーターで、移動。


嘉位

「それぞれの、部屋で、あ、ちょっと待っていて」

「そう、これを渡しておくね」

「それぞれに、野球のね つけなくなる・・・本」

連、あ、あれだ。

「せんさん、かずきさん、困ったときはこの本を、ベッドにおいておけば、大丈夫です」

由良

「では、中に入ろう。」



それぞれが部屋に


せんさんが、ドアを開けると

「ええええ!!!何、この広さ、スイートとは聞いていたけれど、こんなに広いの!」

せんさん

「外一望出来るのだね」

せんさんは、本というか箱なのかを、見てみると、あ、キャプテンありがとう、と心の中で呟いた。



かずきがドアを開け、乙葉は中へ

乙葉

「スイートルーム、え?こんなに広い、家みたいな」

かずき

「広いね!流石、キャプテンだ。」

「写真撮ろうよ!」

かずきと、乙葉は早速写真を撮り、乙葉は、部屋中を探検

かずきは、この箱のような本はなんだろうと、開けて、あ、え?そうなの、え?そういう事。そういう事か。


連と楓

「お兄様は、相変わらず、ものすごいものを、皆にプレゼントしてくださいますわ」

「うん。この前見たい、ならないように、今のうちにアラームセットしておこうね」




時間になり、それぞれが、SKY ROOMへ


入口で、嘉位と香織が待っていてくれて

嘉位

「中は、それぞれ、ペアでね。好きな物を頼んでね、コースではあるけれど、足りないものは適宜追加で」

「部屋付けで、全て僕になるように、話してあるから」

「あと1つ、明日の朝、または、明後日の朝、起きられない場合は、札幌で観光か、または、ホテル内で自由に」

「こちらも、僕付けにしてあるので」

「お兄様、その節は・・・」

瞳さん

「楓さん、何かあったのですか?」

連は、あえてはっきり、言っておいた方が良いと思い

「翌日ユニバに行く予定が、その、つまり、盛り上がってしまい・・・。」

瞳は顔が真っ赤になって、そうか、そのような事があるのか、なるほど、聞いておいてよかった。

「キャプテン、そのような、場合の連絡は?」

嘉位

「先に出発しているので、フロントに確認で。既に出ていた場合は、ペアでごゆるりと」

乙葉!!意味が分かった。え?そうだよね、お泊りするのだから、そうだ。私も女の子。緊張する。でも、いつかは通る道。

乙葉も顔が真っ赤であった。

かずきは、乙葉の顔を見て、そうなのか、わかった。守と決めたのだからと。


一同はお店の中へ


それぞれが、ペアで席に案内され


かずきは、席の前で立った。

乙葉は座った。

かずきは、席をひいてもらい、着席

乙葉は、あ、と・・・。

かずき

「大丈夫、誰もが初めてだから、僕もお店は初めてだから、わからない事は、聞いて欲しいし、僕から説明するし、僕がわからなければ、手をあげて店員を呼ぶから」

「沢山のお料理、写真撮ろうね。今日は記念日だからね」

乙葉は、記念日、かずきが言っている意味を理解し。お互い、こころの準備は出来た。



せんさん

「瞳、似合っている、指輪」

「うん、せん、ありがとう、最高の思い出!」

「今晩。」

せんさん

「うん。まずは、お食事を、写真等を取りながらね」



コース料理が始まり


それぞれが料理をスマートフォンに収め、

又、手を挙げて、二人の写真を撮ってもらい

和やかに、大人の感覚を味わっていった。


途中で、責任者の方が、

白老牛のフィレでございます。

先程、あちらの方とお話を致しました。

本日、誠にお疲れ様でした。飛行機の件、拝見いたしまして、感動致しました。

当ホテルを代表として、お礼に。


20:30になり、一同は食事を終えて、お店を後にした。


嘉位

「これから、夜景を見に行くのも良いですし、お部屋でゆっくりと」

「長旅だったので、今日は部屋でゆっくりします」

由良

「そうだね、一日、目まぐるしかったから」


香織、楓、八重は顔が真っ赤であった。これからの意味がよくわかって居たからである。


せんさんは、嘉位に耳打ちし

「キャプテン、初めての場合、お風呂あがってから?それとも、そのまま?」

嘉位もせんさんに、耳打ちし

「以外かもしれないけれど、ああ見えて、瞳さん、実は初心だから、まず瞳さんから、お風呂を済ませ、そしてせんさんで」

「明日朝も、盛り上がれば、それはそれで、良いので、ゆっくりしてください。僕と由良からのお礼です」


かずきは、由良に耳打ちし

「副キャプテン、この流れ、たぶん、乗ります。その場合の手順を」

由良は、かずきに

「まず緊張しない事、誰もが通る道。そして、誰もが、初めて。まずは、お風呂、一緒に入っても良いし、乙葉ちゃんを先にいれて、かずきが後で、」

「そうなると、乙葉ちゃん、髪を乾かしているから、そこからは」

「真っ暗にしないで、電気をつけたままの方が、初めは良いかも」

「朝盛り上がったら、そのままで、大丈夫。ゆっくり、過ごしてください」

「嘉位と俺からのプレゼントですから」



瞳さんと、乙葉ちゃんは、何故か、楓ちゃんに、こそこそと話

「初めての心構えは?」

「実は、失敗しました。」

乙葉

「ええ!失敗!」

「そんなー」

「連がすぐに、お兄様に電話をして、解決」

「なにが、失敗の原因?」

「まず、いきなり、しようとしたこと。もう1つは、真っ暗であったこと」

乙葉

「え?真っ暗じゃだめなのですか?」

「うん、場所がわからない。そこで、明かりを全開にして」

「あとは、ゆっくり、体を寄せ合って、お互いが、お互いをね。」

「時間をかけて、そう、一人でするように、そしたら、できた!」

瞳、乙葉、は楓を尊敬のまなざしで、見ていた。



それぞれ、部屋に移動した。




せんと、瞳

瞳は部屋に入ると、緊張してしまい・・・自らが望み、自ら早くと、言っていたのに、緊張が。


せんは、瞳が緊張している事を感じ取り

軽く瞳と唇を合わせてから、そして、お風呂にお湯をためていた。


再度、唇を合わせながら、少しずつ、服を脱がせていき

せん

「瞳、先にお風呂に」


瞳は、緊張しているが、楓ちゃんが、ゆっくりで、良いと言ってくれたこともあり

お風呂に、先に入った。


せんさんは、キャプテンからの箱の本の中身を取り出し、枕元に

そして本にも目を通していた。


丁度、瞳が出てきて、タオルを巻いていた。

「あの、お風呂どうぞ」

瞳は緊張しているみたいであった。


せんさんもお風呂をすませて、出てくると

瞳は、ベッドの上に座っていた。

瞳の緊張は、すぐに、せんに、伝わり、タオルの下は何もつけていない。つまり、ガーターベルトもない、それこそ、緊張の現れで


せんは瞳を背後から、抱きしめて、そして優しく唇を合わせ、ベッドへ

お互いがお互いを、肌を合わせて良き、タオルをはずし、電気は付けたまま。

だんだんに、瞳の息が、荒くなっていき、頬も赤く、

そのまま、せんと、瞳は、一つになれたのであった。


その後も、何度も、繰り返し、お互いを求めあったのである。




一方


かずきと乙葉である

乙葉は、いきなり、でも、私はかずき、一人、生涯かずきだけと決めたこともあり

乙葉

「お風呂に入ってきます」

かずきは、キャプテンの箱のような本から、取り出し、枕の下に。そして本を読み。

乙葉が出てきて、

「どうぞ」

かずきもお風呂に入り、お風呂からでてくると

乙葉は髪を乾かしており、

かずきが、髪に手を触れて、ドライヤーで、乙葉の髪を乾かし、櫛を通しながら

そっと、乙葉の胸にも触れ、乙葉はびっくんとなったが、もう、止める事は出来ない、お互いにであった。


そのまま、ベッドに入いり、抱きしめあい、お互い手を握ったり、そして動かしたり

タオルをはずし、ゆっくりと、同じ事を繰り返しながら、二人は一つになれたのであった。


その後も、何度も、何度も、お互いを求め、夜は過ぎて行った。

気が付くと朝の5時であり、一度二人は眠る事に。


アラームが8時50分になり、

かずき

「乙葉、おはよう、部屋食が来るから、着替えよう!」

乙葉はかずきに、唇を求め

「おはよう、かずき、着替えましょう!」



せんと瞳も起きる事が出来ていた。

「うーん、気持ちいい!色々と、気持ちいい!」

せんは瞳の下にタオルを引いていたこともあり、ベッドは大丈夫であった。

「いっぱい!したから、お腹すいちゃった!お寿司楽しみーー!」

「でね、せん、お願いがあるのだけれど」

せん

「うん??」

「今日は、お寿司にいくけれど、明日は、二人で居たいの、それとなく・・・」

せんは、瞳が言いかけた言葉に、

「もちろん、僕から伝えるから、大丈夫」



朝食を済ませ、ロビーに集まった。


「おはよう!!と、おめでとう!!」


瞳と乙葉

「な、なんで、わかるの?」


八重は、わかっていながら

「なんで、わからないの?」


瞳と乙葉

「ええええーー、何か変わりました?」

「エッチすると、見た目で変わるの?」

乙葉

「処女じゃないのは、外から見てわかるのですか?」


香織・・・具体的にいわなくても、そもそも、話をつられている事が・・・クスクスと香織は笑っていた


「え?わたし、別に、おめでとう、しか、言っていないよ、エッチしたか、どうかなんて、聞いてないのだけれど?」



瞳と乙葉、やられた!!!!


「えええええええええええ!!!!」

「もう!!!、楓ちゃーーーん!」



男性陣もクスクスと笑っていたのであった。



< つづく >


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