第二二四話 ゴールデンウィークの大惨事
全員寮で風呂をすませ、嘉位、香織、由良、八重、楓、佐伯、桜井も、寮に到着
和井田の野球部のジャージで、一同は集まり、寮で食事を済ませて、グラウンドに移動
小雨が降っている中、夜の21時にグラウンドに集合し、事前に準備して会った道具等を
ツアーバスに詰め込む。各担当は既に割り振りされており、寮のおばちゃんが、念のためにとおにぎりを作って持たせてくれたのは、ありがたい。ただ、これ、どうやって積む?と相談をしていた。
各担当に、選手たちが、アクエリ、麦茶、水ケースを大量に詰め込み、マネージャーがタブレットでチェックを入れていた。
ボールは新ボール、一二個入り、10箱、マネージャーボールOK!タブレットに記入。
籠を8つ運び、2つのケースには、練習で使ったボール
内野35球
外野35球
ずつ、ボールケースに入れ、マネージャーがチェックを記入。
サングラス全員分、キャッチャー道具3つ、審判道具3つ、SBO、泥除け等も積むだけの状態で、マネージャーチェック完了
ケースに入っている、バット、グローブ、選手野球バックも積んで、マネージャー確認
マネージャー達のバックも積み込み、洗剤(アルコール入り粉末洗剤も10箱、柔軟剤も1ケース)
積み込み完了、マネージャーチェックが入り、OK
三好
「スコアーブック忘れないで!」
八重
「ビデオも、スピードガンも、監督、コーチ、マネージャー用の椅子とテーブル、テント、ブルーシート8枚、ブルーシートはケースに入っているから、そのバックを、あと、氷大ケースを3つ、男性陣運んで!」
香織
「ロジン、コールドスプレー、救急箱4セット、刺繍セット2、団旗、予備雨具、各自チェックして!」
マネージャー最終チェック
楓
「手荷物は、スマホ、タブレット、財布、水筒くらいの抱えられる、小さいバックで!」
墨田トレーナー
「途中で、2回SAによる予定だが、雨であり、台風も接近しているから、進めるだけ、進む」
「男女とも、トイレ済ませてきてー、今行ってきたのも、もう1度」
各自準備は迅速に終わり、ツアーバスの前に整列し
監督
「うん、準備手際良いね、宿泊遠征が初とは思えないな」
連
「僕らは、中学時代、全国大会ツアーで、ボーイズもヤングも、シニアも全員やっていますから、大丈夫です」
「しいて言えば、氷の補充を現地で」
嘉位
「レンタカーを手配する、コーチ陣に買ってきてもらおう」
「足りないもの、現地で補充できるものは、レンタカーで」
監督
「キャプテン、わかった。それでは、マネージャーから乗ってください」
女性陣がツアーバスの一番後ろを占領し、八重はテーブルのど真ん中に、陣取っていた。
八重
「ほら!ほら、早く乗って、乗って!」
マネージャー達は、キャッキャキャッキャと、旅行気分であった。
マネージャー全員が着席してから、次に選手達が乗って来て
最後に前方席に、監督達、コーチ陣が着席。
監督
「予定より早くでられる、では、出発する。まず、行先は青森、青森山田 朝9時に着く予定」
一同
「おおおおおお!!!」
ツアーバスは、小雨が降っている中、夜21時30分に出発定刻より、30分早くグラウンドを出て行った
バスが出るまでは、わいわいしていた特に、マネージャー陣!!
監督
「幼稚園の遠足か?」
墨田
「マネージャーの数が多すぎる、ま、楽しいのでは、良い事でしょう。」
そのまま、ツアーバスは、高速にはいり、
監督がふと、振り向くと、さっきまで、幼稚園の遠足かと思われたバスは、
高速に乗ったとたん、マネージャー達は、皆一斉に寝てしまった。今日久しぶりに日中は曇りであったこともあり、練習はとことん、行った事もあり、選手、マネージャーも、疲労が睡眠を要求していたからである。
ツアーバスは、ドライバーは4名、キャプテンの財閥グループ会社から手配ということもあり、途中途中で交代し、仮眠をとり
行くことになった。途中PAでドライバーが交代したが、監督をはじめ、選手、マネージャーの誰一人として、
起きる事は無く、熟睡であった。
ツアーバスは、東北道を進むにつれ、次第に、小雨だった雨が、本降りとなり、さらに雨と風が強くなってきていた。
途中、バスが大きく揺れる事もあり、横転するのでは、無いのかと思うほどの突風が吹いていたが、最新鋭のツアーバスは安定しており自動制御されていた。揺れ相殺する機能である。そのような最新鋭ということもあり、監督はじめ、選手、マネージャーは熟睡状態であった。
途中、悟が目を覚ますが、まだ、真っ暗、夜だと・・・そのまま、再度寝ていた。
バスがゆっくり減速し、停車したところで、揺れが停まったせいなのか、
楓
「あれ?着いたの?」
「窓のカーテンを開けると、外、土砂降りの雨だ、風も強いね」
香織
「楓ちゃん、おはよう!ぐっすり、寝ちゃった、まだ、男性陣は寝て居るね、嘉位と由良君、連君は起きているみたい」
「嘉位ーーー!!傘ある?」
「外、土砂降り、風も強いよ!!」
監督とコーチ、運転手が先におりて、サービスエリアに到着していた。
墨田さんが戻って来て
「こりゃ、ダメだな、正午に高速道路、通行止めになるとアナウンスがあるから、全員、起きて、ここで、食事とトイレ、洗顔を」
「早めに済ませて、すぐに出る。」
嘉位と由良、連が、1年生たちを起こし、物凄い雨と風だから、雨具で移動、傘は無理と。
嘉位
「これは、今日は無理だな、試合。とりあえず移動さえしてしまえば、宿はうちのグループで延泊等は出来るから」
由良
「そうだな」
連は、
「悟、悟、起きろ!!おい、起きろ!!」
悟は、一度目を覚ましていたこともあり、中途半端に起きてしまい、
「あれ?ついたの?」
連
「悟、まだだよ、とりあえず、ここで、食事、洗顔、トイレ!傘はさせないくらい、風が強いから、雨具で」
「ほら、男性陣が出ないと、なかなか、マネージャー達も降りられないから」
悟
「あ、桜井さん、おっはようーー!!おっはよーー!、おはようの挨拶は?」
桜井・・・なんで、私?
「おはよう!。早く、出ようお店に!」
一斉に、選手、マネージャーは雨具で、小走りに、サービルエリアの店舗の中に
八重
「凄い、風、雨より、風ね!!」
楓
「雨粒が、顔にあたると、痛かった。連、ふきふきして」
連?・・・ポケットからハンカチをとりだし、楓の頬を拭く。あれ?楓、ハンカチ持っているよね、ま、いいか
けい
「えええええ!!!奥の食堂、定食屋さん、空いてない!!」
乙葉
「この時間だとね、フードコートがあるから、そこで食べる他ないね」
かずき
「乙葉さん、一緒に食べようか!おいで、おいで」
乙葉・・・・、わたし?なのよね、かずきは、乙葉の手を取り、手を繋いで、フードコートへ
一方
嘉位と由良と連は、道路交通情報のモニターを確認し、雨雲レーダを確認していた
由良
「これは、無理だ。とりあえず、即でよう。青森まで行けば、まだ、なんとかなる」
「ただ、青森も終日雨なのは間違いない。」
連
「高速午後、止まりますね、上下線。ここから2,3時間でつきますから」
嘉位
「大型連休の中日といっても、平日お休み出なかった、ご家族はこの後半の連休で」
連
「渋滞しそうですね。」
ドライバー
「ここまでは、雨、風強かったのですが、順調でした。」
嘉位
「30分で出よう」
由良は、メッセージで野球部全員に今から、30分後出発、3分前にトイレ済ませて、乗車、マネージャーは点呼を」
由良
「俺らも、軽く食べておこう、どのみち、今日試合は出来ないから、青森で何か、食べよう」
嘉位
「わかった。ホテル側に僕から伝えておく」
由良
「助かる!」
それぞれ、フードコートで好きなものを食べて、
足りないので、お土産のところで、おにぎり等があり、それぞれ買って、トイレを済ませ、
ツワーバスに乗り込む。
八重と香織が、点呼し、全員そろっているので
バスはサービスエリアを後にした、
本線に入って、少しすすむと、渋滞に遭遇していた。
監督
「こりゃ、しょうがないよな。ちょっと、墨田さん、電話してみるわ」
墨田
「それが良いでしょうね、向こうの状況もわからないので」
監督
「おはようございます。和井田でございます、今日・・、ですね。はい、いえ、大丈夫です。お気になさらず」
監督
「雨でグラウンドは使えず、今日は中止。とりあえず、宿に、宿にキャプテンが手配してくれている、レンタカー2台がある」
墨田
「しかし、進みませんね」
「風も強いです。雨も強くなってきましたね」
マネージャーや、選手も渋滞に飽きてしまい
光
「悟なら、これ、外出て走ったほうが、早く青森つくのでは?」
悟
「余裕!!向こうで、グラセンしておこうか?」
武田
「俺も、余裕だ!なんなら、渋滞の先頭を押してこようか?」
飯塚
「暇だなーー、」
佐藤
「暇だ、雨強くなっているな」
連
「よし、じゃー、やるかね!即興!!」
岡田
「良いね!!」
戸井田
「えええええ、やばい、やばい!!」
連はあたりを、見渡して
「よし、こうせい!! 1曲歌え!監督、カラオケあります?」
監督は笑いながら
「あるぞ、おいおい、遠足か?」
墨田
「ま、いいじゃないですか!」
嘉位
「ええええ!!!!」
由良
「やばい、やばい!!」
圭
「それは!!」
守
「だめだ!!」
駿
「まって、まって!」
と、言ったが、
こうせいの歌が始まると
全員、耳をふさいだ
これは、うたじゃない!!! ねこ型ロボットのガキ大将とかわらない、いや、それ以上!!!!
連は大きく、手を×にして、
連
「ふーーーー、あるいみ、全員、心の底から、起きたぞ、体ではなく、怒りが」
楓では、ここは、わたしが
「連、マイク、マイク!」
八重
「おお!プロ登場!」
香織
「久しぶりだ、楓ちゃんの歌」
楓は、持ち歌を選び、歌いだし
1年生
「すげーーーー!うめーーーー!」
1年マネージャー
「上手!!!って、それは、プロだから、そうなのだけれど、こんなに、目の前でアイドルの歌が聞けて、幸せーー!」
楓は歌い終わり
一同
拍手!!
楓もまんざらでも、なかった。
渋滞は、少しずつ進んでいき、
丁度、トンネルにさしかかったころであった。
連
「次、誰にする?!そうだな、関係ないような、顔をしている、中村だ!!!」
中村
「ええええ!!!じゃ、一人ではなくて、はなしま も!!」
一同は、何をするのか、期待していた、その時であった。
どっどどどどーーーーーどーーーーーーん
物凄い、音とともに
激しく、一瞬で
八重は、前のテーブルに腹部を直撃
気を失っていた。
八重
「痛い、痛い、え、真っ暗、暗いえ?」
隣を見ると、香織、楓の額から、血が流れていて、
八重
「香織!香織!!香織!!楓、楓、楓!!!」
八重は何が起きたのかが、分からなかった。
香織は、痛い、いた、と、
「え?なに、今の、頭、あ、血だ、楓ちゃん、楓ちゃん、」
楓も、頭をテーブルに強打した際に、頭から血が
楓
「痛い、なに、なにが、あったの、」
楓は頭を触ると、手に血が付いていて
楓え?真っ暗、暗い、え?
八重は視線を上にあげると、
1年生マネージャーも手首や、足首から、出血していて
そして、さらに視線を前に向けると
女子マネージャーの席の前は、
全て、コンクリートで埋まっており
コンクリートの隙間から、大量の血が、流れてきて、八重の足元までに
選手、監督達の座席は、そこにはなく、
コンクリートで塞がれていて
その塞がれた、コンクリートから、
大量の血が、最後部座席の、香織、楓、八重の足元まで・・・
八重
「嘘・・・由良」
「由良」
「由良」
八重は顔が真っ青になり
八重は目の前の一瞬で変わった光景が信じられず、叫ぶ!!!!!
「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」




