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第二二三話 それぞれの、計測


今日も、雨である。

嘉位、香織、楓は食事を済ませて、駅に到着

駅では傘をさして、一同がまっていてくれた。


「おはよう!雨だねー」

桜井

「もう、雨、やだー、やだー、そうそう!!」

桜井

「聞いてよ、びっくりしたの、悟君なのだけれどね?」

佐伯

「え?告白されたとか?」

桜井

「え!いや、もっと、驚いて」

八重

「まさか!キス?いや、それ以上?」

「そんなわけないでしょうに、20時には寮に戻るのだから」

八重

「それも、そうね」


由良・・・何の話だ?

嘉位、お構いなし


由良

「三菱自、マツダさらには、本田も赤に転落して、独自再生の見込みがないと」

嘉位

「うん。3つを、ある程度、昨夜支援方法を纏めた」

由良

「吸収はしないのか?」

嘉位

「独禁がね、それでも、何か支援しないと、3社は年内持たない。」

「母さん、豊田会長とも時間を取り、まとまり次第、御手洗会長に、報告という形になる。」



桜井

「あのね、あのね、悟君なのだけれどね?」

「そう、悟君!」

「もう、びっくりして!!ファミレスに行ったのだけれどね」

「そこでね、なんとね!」


香織

「シュン、うん、落ち着いて、ゆっくりと」


桜井は深呼吸をして

「驚いて!!驚くぞーー!

「なんと、悟君、私たちのギルド、あのゲームMMORPGのモンクが、悟君だったの!」

楓、佐伯、香織

「ええええええええええ!!!」

「だって、会社員でしょ?」


桜井

「中学生で夜な夜なGAMEやっていると、怒られるかもしれないから、自称会社員だってー」

「それでね、マスターの事も、レイの事も、女神の事、もちろん、シュンの事も」

「実は、私たち!!って、話しちゃった!!」


「え?ギルドマスターってバレたということ?」

佐伯

「三英雄が、実は女子高生、それも、超美人な女の子って、バレたの?」

桜井

「うん!もう、バレバレ、わたしが言ったのだけれどね!」


桜井、佐伯に、かるく、ごつんとされる。

桜井

「雨に、濡れる、濡れる、痛い、痛い」

「でもね、でもね、ゲームの話で盛り上がっちゃって!!昨日、楽しくて」

「今まで、何を話して良いのか、解らなかったけれど」

「ゲームで、盛り上がって!それでね・・・。」



少し、間が開いて、雨音が傘にあたる音が響いていた。



桜井

「今日も雨だから、レイとマスターも、一緒にファミレスにいこう!と約束を」


桜井は、頭を両手で支えるが、同時に傘が、手から離れて、結局雨に濡れた

「ああ、雨、ピンクのお花リボンが、濡れる・・・」

八重?髪の毛は濡れてもよいのだろうか?


「ま、こういうことも、いつかはあるとは、思っていたが、しかし、あのモンクとは!」

佐伯

「あれが、しっかりしていれば、もっと楽に!」

桜井

「でしょう!!でしょう!わたしも言っちゃったよ!ということで、放課後宜しく」

「連もくるか、誘ってみる」

佐伯

「私も、光を誘ってみる」

香織は、視線を嘉位に送って

「私は、」

嘉位

「え?え?何の話?」

「お兄様も、放課後ファミレスに来るの!お姉さまが困っているでしょう!」

嘉位?何の話だ?

「あ、香織、何か悩み事、放課後。うん、大丈夫だ。」

香織、やった!!

「嘉位、ありがとう!」


嘉位、なんの悩みだろう?



そんな話をしながら、学校に


ホームルームが始まり

今日は、女子生徒から身体測定があるとのこと。女子が終わったら、男子と


2年生女子生徒達は、第1,2,3の体育館の更衣室で、着替えをし、クラスごとに順番に医務室に呼ばれていった。


身長体重、胸囲等の計測が順にはじまり、


八重

「そういえば、なんで、身体測定はこの、昔ながらなのだろうね?」

「ゲートくぐって、測定とかあるよね?」


「医療機器扱いだから、なにかあったはず。医務の先生では使えないのでは?」

「今度、お兄様に聞いてみるね」




香織あ、太っちゃった、え?胸、さらに大きくなっている!

175cm、50㎏、胸囲 90Cm


八重、楓

「90!!!!!でかい!!!見てもでかいけど、ついに、大台に!」

八重

「そりゃー、毎日揉まれていれば、大きくなるか!」


香織は真っ赤になって

「しーーー、八重、しーーーー!」


桜井

170cm48kg 86cm


桜井

「むふふ!!この美貌!」


佐伯

「86!!!!この、ツインテールで86とか、犯罪でしょうに!!」


楓、維持している、維持

175cm 45kg 84cm


八重

「さすがは、モデル!!!」



八重、うん、変わらない!

180cm 49kg 84cm


「八重も、モデル体型だよ!」


佐伯かわらず!かわらず

170cm 48kg 83cm



三好

164cm 50kg 80cm


下村

166cm 50kg 80cm



三好、下村

「みなさん、モデルさんですね。凄いスタイル!!」


「お姉さまは、モデルというより、グラビアアイドルですわね」


香織は真っ赤になりながら

「もう!!楓ちゃん、変な事いわないでーーー」



桜井は、どう?どう?と、体をアピールしていると、医務の先生に、あたまを、ごつんと軽く

早く!服を着て、教室に戻りなさい!と、なぜか、悪乗りした、桜井だけ、おしかりを受けていた、



女子の測定が終わり、着替えて、教室に戻ってきた。

全クラス終わったので、次は男子であった。




由良、もう、これ以上は伸びないか、身長

193.3cm 80Kg


嘉位、お、身長2cmのびた。

185.5 体重75Kg



かずき 

175.5cm 体重 68Kg


1学年、から3学年全て終わり


お昼休み


お昼休みは、もちろん、バストの話題であり

嘉位と由良は、耳に入らず

由良

「今日も会社行ってくる」

嘉位

「すまん、香織が悩み事?があるらしく、放課後ファミレスにいくことになった」

由良

「大丈夫!悩み事ってなんだろうね?会社のほうは、俺と八重で。」



午後も授業が終わり、

放課後となった、雨はまとまって降っていた。

由良

「昨日の再計測では、この雨、今週だけでなく、来週も続く」

「今日、再度、複数パターンをやってみる」

嘉位

「練習、試合無で、東北遠征か」

八重

「ゴールデンウィークだよね?東北」

香織

「楽しみ!!」

「うん、楽しみ!連がね、寮生毎日2時間ストレッチしていて、トレーニングルームも各自1時間、それ以外は勉強させているって」

佐伯

「光も、腹式呼吸をずっとやっていると、言っていた」

由良

「じゃ、俺と八重は、会社行くから、おさき!」


由良と八重は手を振って、先に雨の中、出て行った。


嘉位、香織、楓、佐伯、桜井、かずきは寮へ。

寮では、1年マネージャーも、男子寮に来ていて

マネージャーが、ジムで野球部各選手の何を、どれくらい、ランニングマシーンのカウント等を、タブレットにまとめていた。


かずきは、乙葉を呼んで、個室で、動画を再生しながら、再度スコアーの描き方の確認をすることになった。


桜井

「つれてきたよーーー!」

そういうと、

連、光、悟は、

「キャプテン!お疲れ様です!」

嘉位

「とりあえず、楓についていくから、みんなも行こう」




ファミレスに到着


佐伯、光

桜井、悟

楓、連

香織、嘉位


は、1つにまとまって、座り


楓が、話を切り出し

「わたしが、マスター!ギルマス、なの、悟君!」

「聞いてはいたが、まさか、モデルさんが、ギルドマスターだとは、全然、女の子という感じは、微塵もなかったですよ」

「むしろ、こえー、無理な事も言うし、こえーマスターだと」

「それが、まさか、和井田の野球部のマネージャーさんたちだなんて?」

佐伯

「私が、レイね!」

香織

「わたしが、楓ちゃんのサブキャラ、女神のスキル」

「し、信じられない。香織さんは、女性キャラだから、でも、無言でしたよね?」

「話すと、ボロが出るから、ギルマスの奥さん設定で!ま、実は、キャプテンの奥さんなのだけどね」

「もう、話が、良くわからない。」

「一夜は、まだ、やっていたの?」

「言っている意味がわかりません。一夜は、毎日ログインしていましたよ。一夜をご存じなのですか?」

「一夜は、日中一緒に、ほら中学3年、年明けはほとんど、午前で終わりだったので、午後は一夜とパーティーを」

「一夜!!!!いいな、まだ、やっていたのだ」

「一夜?もしかして、あのキャラも男キャラですよ、まさか、マネージャーの誰かなのですか?」

香織

「一夜さんはね、楓ちゃんお専属メイドさん、女性、来年結婚するのよ!」

「あああ!!焼肉屋に居た綺麗なお姉さん!!」

桜井は、少し、ムッとして

「そうよ、あの人が一夜さん!!私と、どっちがいい?」

桜井は、唐突に口走ってしまった。しまった・・・・。そういうつもりでは

「そりゃ、もう、僕は桜井さんしか、視界に居ませんから!」

そういうと

桜井は、下を向いて、顔が真っ赤になっていた






連と悟、嘉位は、なんのことやら?と

「俺たち、ここに居る意味、あるのですかね?」

「せっかくだから、春選抜のピックアップでもしましょうか?動画上がっていますし」

「球歴と比較しながら」

嘉位、由良の所に行けばよかったな、香織、悩み事ではなく、みんなと話かったのだな。それは良い事なので、僕だけ、由良の所にいくかな、いや、香織はそうなると、香織がどうなるのかは、目にみえているから、ここはおとなしく。

「そうだね、連、悟から、ピックアップしてみてね」

「わかりました、キャプテン!」



楓、佐伯、桜井、香織のゲームの話で終始。

20時前になったので、解散となった。





一方の由良と八重である


由良は会社について、すぐにマシン室に

八重は、お茶を入れて、香織の家のメンテナンスから帰ってきた、サービスマンの方に、お菓子を出したりしていた。

庶務の方と、以前旧:N社の庶務の方は、待遇の違いを話してくれていて


八重

「酷い会社だったのですね。」

旧N社の庶務の方

「薄給だったし、スカートの中に手を入れられることも、多々!!もう、最低。潰れて当然!!」

「中には、夜断れない人も致し・・・」


新しく配属された庶務の方

「今の時代、コンプライアンス厳しいのに、まだ、そのような会社があるのですね」

八重

「うちの会社は、みな、こころがしっかりしていて、志を持っているから、大丈夫」

「豊田コンサル、人事をクリアーした人しか入れないからね」

「あ、そうだ、由良が言うといっていたけど、マシン室いっちゃった」

「隊長に連絡しておいて、といっていたけれど」

サービスマンの方

「奥様、それなら、ここで、リモートで話せますよ」

八重

「お願いします」


隊長

「お疲れ様です!お、奥様!」

八重

「お疲れ様です、社長からの伝言で、隊長に伝えてくださいと」

隊長

「はい、なんなりと」

八重

「依頼されていた件、200が、320で4月21日付、経験者」

「分配を依頼」

「それだけ言えば、隊長わかるからと」

隊長

「320!!!!凄い!経験者320,それも、身辺整理、チェック済み」

「早速、配置を設計しますと、社長にお伝えください。ありがとうございますと」

八重

「わかりました」



由良は、マシン室に入って、状況を確認


やはり、7号が発生したか。

データと映像を見ると、さらに、もう1つきそうだ。7号は小型、台風は東北地方に直撃100%

宮城から、岩手を抜ける珍しいコースをシミュレーションは出ている。

これは関東から東北地方は当分雨だな、1年生の修学旅行も、最終日は雨になりそうだ。

少し気圧と衛星データを見て、もう1つが、気になっていた。シミュレーター結果によると熱帯低気圧は台風8号に発達。

東北上陸の可能性1.55%、台風8号は上陸しないと見ているが、非常に大型である。

これだと、練習試合は、当分出来ないな。大型連休もシミュレーターは雨。それは、関東から東北すべての高校が該当するのだから、仕方が無い事のだが


その日は、そのまま、八重と帰り

その週は、寮でのトレーニングと勉強で、日は過ぎて行った。

週明けも雨が続いていく。翌日も雨、雨、雨であった。


翌日も雨であり

由良が

放課後、嘉位と香織さん、かずき、乙葉さんもつれて


由良

「台風7号は、宮城に上陸し、大陸を縦断して、そのまま東へ縦断し温帯低気圧になる」

「その前に前線が押し上げられて、雨は当分続く。晴れ間というより、曇りが数日ある程度」

嘉位

「7号上陸はいつ?」

由良

「4月25日未明。動きがとても遅い、48時間停滞しながら、宮城から岩手を」

「暴風域は無い、雨台風だ」

嘉位

「今日が4月20日。今月雨が降っていないのは、僅か数日。」

かずき

「つまり、集中豪雨による、少し、コンソールを触っていいかい?」

由良

「もちろん」

かずきが、データを入れ始め、国土地理院のデータと、連携させ、パラメーターを変化させていった」

由良、嘉位、かずき、八重、香織、乙葉

誰の目にも、危険地帯が明らかであった。


由良

「部隊を動かす。」

嘉位

「隊長と連絡。」

かずき

「データを32社と2つの訓練場に送るが、良いですか?」

由良

「かずき、お願い」


その後も、雨は続き、関東地方から、東北地方は雨の日々であった。



< つづく >


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