第二一三話 訳肉屋さんで、自己紹介と事故紹介
焼肉は盛大に始まっていた。一年生部員に、一年生マネージャーが焼いてくれていた。
監督
「キャプテン、こちらの方は?」
嘉位
「あ、うちにお勤めして頂いている、お二人になります」
「一夜さんと、千佳さん」
「野球部の大会試合解禁は3月ですから、それまで、ここではもう、3年、2年といいましょう」
「2,3年生は、うちのお屋敷で、千佳さん、一夜さんにお世話になっていました」
「監督、皆顔なじみなのです。マネージャーはお料理をおしえてもらったり、作法を教えて貰ったりとね」
「あれ?なんで、楓、あ、瞳さん、佐伯、桜井はあっちの席なのだ、ま、良いけど」
一夜さん、千佳さんは、軽く頭を下げて
由良
「あれ?この間、迷子の子のお母さん?」
監督
「あ、そうだ、お前らは知らなかったな。先日から、和井田の先生だ。吹奏楽部」
美見さん
「あの節は助かりました、藤田 美見と申します。そういえば、私、和井田卒と言いましたが、先生とは言っていませんでしたね」
「音楽を担当します。宜しく!」
八重あ!
「瞳さん、来ているのだ!!」
美見
「はい、瞳さんがね、せっかくですから、先生の就任お祝いを兼ねて、いきましょうと、誘ってくれたの」
八重は、じーーーと、由良を見て、もう、言ってくれればと
由良
「いや、せんさん、一人じゃねーと思い、急遽、人数を、せんさんがね、瞳さんが言うには、もう1名追加 計2名でお願いしますと」
「先生だとは、知らなかった」
「あれ?監督は先生を知っているの?」
監督
「あ、そう、お前らが視察に行っている間に、吹奏楽部とチア部が、グラウンドで練習することがあってね、そこに先生も一緒に」
「ま、詳しくは、」
監督は咳払いをし
美見
「まったく、でも、これくらいが学生生活には丁度良いのです。良いなー若いって」
八重と香織は、意味がわかっていなかった。丁度よい吹奏楽部と、チアとは???何のこと?
焼肉はどんどん追加され、お酒も追加されていった。
佐伯はぐいぐいと、光にせまり
光と腕を組みながら、焼肉を食べていた。
一方、桜井は、悟が隣に座り、逆に悟が、焼肉を焼いて、桜井に、ほら、ほらと、
桜井はどうして良いのかわからず、嫌ではないものの、悟が強引に、強引に。
桜井は、何を話して良いのかわからなかったが、悟が一方的に話はじめ、その話し方が、面白く、桜井はとりあえず、このままでと
よそよそしいのは、かずき、香曾我部である。香曾我部そう、1枚目、は、けい、2枚目の尊敬する人について書いたのが、香曾我部である
かずきは、香曾我部にスコアーの書き方等を説明したが、お互いが緊張してしまい
そのまま、その緊張はなぜか、焼肉のこの席であっても、変わらず。
香曾我部
「あの、これ、食べますか?」
かずき
「はい、おねがいします」
八重、香織・・・かずき君を見て、あそこの空間だけは、他と違うなーと思っていた。
かなり食べて、かなりお酒もはいったこともあり
由良が立ち上がり
「では、そうだな!そっちのはじから、ぐるーと自己紹介をしようか」
「名前とポジション、得意な事、何でも良いよ、野球以外でもね、みんなに知ってもらおう」
一年生から自己紹介が始まった
けい、立ち上がり
「では、まず、一番端の俺からだね」
「山本 圭 捕手 かいと従妹で、ばーちゃんが、理事長、あと、由良と誕生日が同じです。」
次々と自己紹介
「宮崎 光正 投手 スライダーが得意です。」
「末永 駿 投手 緩急を主に、コントロールは自信があります。」
「山﨑 守 投手 主に中継ぎか、抑えです。先発は公式戦ではありませんでした。」
「戸井田 空 外野 エラーは無いです。」
「岡田 良 外野 足には自信があります。」
「伊達 颯 捕手 肩が自慢です。」
「花島 優斗 内野 父が甲子園に出ていました、野球の師匠は父です」
「佐藤 幹 内野 ヤングで、ホームラン王です」
「飯塚大星 内野 兄が去年ドラフト1位で、プロ入りしています。兄を尊敬しています。」
「中村 偉人 オールマイティー どこでも守れます。
「武田 進塁 たけだ しんるい 外野 足の速さは負けません。中学陸上で単距離、大会記録更新し、優勝しています」
一夜と、千佳が立ち上がり
「え?」
一夜、千佳は、武田に驚く!それもそのはず、真田のお屋敷である。
一夜さん、千佳さん
「進ちゃんなの!!!あの、がきんちょ、の、進ちゃんが!」
「こんなに、たくましく!」
「確かに実家に戻った時に、東京に進学するとは話を聞いていたけれど、まさか、和井田とは」
楓?どういうこと、
「一夜!知り合いなの?ですか?」
一夜
「もう、あの、がきんちょと、きたらね、私のスカートはめくるは、甘利のおっぱいをもみまくるわ」
「ませ、ガキで!!」
「逃げ足が速すぎて!捕まえられないの!!」
進塁
「!え?そんな事、あったの?覚えていないです」
「一夜ねーちゃんに、千佳ねーちゃん!」
「あいかわらず、奇麗ですね!」
「俺はあれから、ずっと野球と勉強で、学校1位ですよ、頭も、走るのも!まさか東京で、会えるとは、思ってもいませんでした」
千佳
「わたしは、みなさんのいう、キャプテンの所にお勤めしているのです。来年夏が終わるころに、お勤めを終えて、結婚するの!」
一夜
「千佳と同じで、来年夏の終わりに結婚するのよ」
進塁
「おめでとう!一夜ねーちゃん、千佳ねーちゃん!」
野球部一同
「一同、おめでとう!!」
と拍手を送った。
続いて
「福井 悟 外野 打球の見極めが得意です。エラーゼロです。あと、すごく、気になる人がいます!がんばります!」
「戸倉 光 外野 鉄壁です。足が自慢で、今悟君が言うように、僕も打球の見極めが得意です。あの・・・」
「佐伯麗華 光の彼氏!です。専属マネージャーでーーーす!」
一同、おおおーー!公開宣言!!
「豊田 連 投手 気が付いているかたは、わかっていますね。先日まで芸能活動をして、引退した 武田 連が芸名。父は、株式会社 連の社長、祖父は豊田ホールディングスの会長です。楓とは年末結納します」
マネージャー、一年生!!やっぱり、武田 連!!!君だったの、えええ?結納ってことは、婚約!!それが、引退の理由!!
一同、驚き、そして、
「おめでとう!!」
と拍手!
「山本 楓 連の専属マネージャー。兄がキャプテンね。つまり、私は?わかる?私も引退した、矢井田 楓、芸名。年末に連と結納します」
マネージャー、一年生!!やっぱり、そっくりだと思っていたの!同日引退は、こういうことだったの!!
一同、
「おめでとう!!」
と拍手!
「桜井 春 箱入り娘です。お箸より重いものは、もったことがございません。」
悟
「桜井さん!俺が、もつ、俺が、もつからね!!なんでも、俺に言ってね、俺にだよ!」
一同、大笑い
「榎本 幸恵 宜しくお願いします」
「小早川 日奈 宜しくお願いします」
「宇喜多 映奈 宜しくお願いします」
「鈴木 美穂 宜しくお願いします」」
「酒井 芽衣子 宜しくお願いします」
「前田 百恵 宜しくお願いします」
「黒田 恵那 宜しくお願いします」
「渡辺 美緒 宜しくお願いします」
「京極 愛 宜しくお願いします」
「浅井 千鶴 宜しくお願いします」
「三好 瑠香 宜しくお願いします」
「別府 未来 宜しくお願いします」
「島津 真紀 宜しくお願いします」
「富樫 恵那 宜しくお願いします」
「香曾我部 乙葉記録員をやります。よろしく願いします」
「本田 数記 内野 数学五輪銀メダリスト、内野というより、伝令です。記録員であり、乙葉さんを指導します」
「増田 選 記録員 唯一の3年生 今年が最後になります。数学五輪金メダリストです。」
一同、おおおーー!数学五輪のメダリスト!!!!すげーーーー。すごーーーい!
「赤澤 瞳 吹奏楽部 ご存じの通り。せん と わたしが、それぞれの寮長です。そして、せんとは付き合いしています」
一同、おおおーー!公開宣言!!
「御手洗 由良 捕手 U-15ノーノーの捕手。副キャプテン。株式会社 八重 代表取締役社長。気象予報士でもある。父は経団連会長、御手洗。八重とは年末結納し、来年冬に挙式します」
「中曽根 八重 由良の専属マネージャーというより、奥さんになります。
一同驚く
「えええええええ!!!結納と、結婚宣言!!!それも、株式会社 八重の社長!!ということは、社長夫人!」
嘉位
「山本 嘉位 投手 U-15の投手。キャプテン。山本財閥 代表取締役 副社長 筆頭株主。UCLA卒業済み、医師免許取得済み、香織と、年末に結納し、来年末に挙式」
「蓬田 香織 嘉位のお嫁さん。蓬田酒造の娘、来年挙式します」
一同驚く
「えええええええ!!!結納と、結婚宣言!!!それも世界の山本財閥の副社長様!!ということは、社長夫人!」
美見
「ええ?あの、山本財閥の副社長様、お父さんの会社を傘下に収められている、あの山本財閥!!!!」
墨田
「すごい、メンバーだ。めでたい話も聞けたし」
監督
「よーーーし!!じゃんじゃん、飲むぞー!!!」
追加、追加
さらに、お肉が追加、お酒も追加!!
一同盛り上がり、盛り上がり
その後、あらためて、焼肉!!!を追加、食べる、食べる、流石は野球選手というだけあって、食べる量がものすごい
ごはんも、いくらあっても、足りない!!追加、追加と
サラダ!!も追加!追加!
瞳さん
「サラダ、サラダ、せんのも、とるね、これくらいで、どう?せん?」
せんさん
「ありがとう、このドレッシング使うね」
瞳さん
「え、わたし、あれが、良い、あっちの、ドレッシング、」
瞳さんは、せんの隣から、せんの前に、すすみ、前かがみで、手を伸ばすものの
ドレッシングに届かない
瞳さん、そっちの、ドレッシングをと、さらに前かがみになり、手が、・・・え?届かない
せんさん目の前の光景。それは、まさにパラダイス。
そう、瞳さんだけ、制服なのである。他は皆和井田野球部のジャージである。
つまり、瞳さんの今の前のめりになり、ドレッシングを取るかっこうは
せんさんからすると、瞳さんのパンツが、せんさんに丸見えなのである
それもだ、それも、前のめりの時点で、瞳さんのパンツは、せんさの、目の前。
つまり、この時点で、せんさん、CPU及び、メモリーの稼働率は極端に低下。・・・さらに、活動限界にむけ、どんどん、低下、低下していく
せんさんの目の前には、
瞳さんの、パンツ、そして、それも、くっきりと、
それは、女の子の大事な部分が、・・・
せんさん、目を離す事ができず 直視してしまい。
目の前5Cm。そう、目の前、え?パンツより、えええええ、大事な部分がくっきりと。
目の前5Cm.....
え?せんさん、稼働停止
瞳さん、強引に手をドレッシングに伸ばすが
「あら?あらららあら?」
瞳さんは、手を伸ばし過ぎて、体制を崩した、
瞳さんは、そのまま、しりもちを・・・
瞳さんのお尻は、せんさんの顔、直撃・・・・・
せんさん、そのまま、後ろに倒れこみ
せんさん 稼働不能。電源OFF.OSそのものを、LOSTする。REBOOT不能。
一同大笑いしながら、・・・
楓・・・もう、これは、曲芸ですわ。女優であったわたくし、台本通りでも、ここまでは、出来ません。
八重・・・。絶対に、狙ってやったな。今度由良にも、やってみよう!
香織・・・巧だ!
一夜・・・そういう、技もあるのね
千佳・・・勉強になります
一部の女性陣は、わけのわからない、感想を?
瞳さんは、たちあがり、
瞳さん
「せんごめーーーん」
いいながらも、
倒れている、せんさんをみて、あれ?せん、鼻血でている。
ハンカチで、ふきふきするものの、
瞳さん
「あれ?せん、おかしいわね」
動かない
瞳さんは、
うーーん、せんさんから、離れて、近寄って、また、離れて、近寄って
瞳さん
「もう、せん たら、エッチなのだから!」
千佳、一夜
「・・・私達もこのような、高校生活を送りたかったかも・・・」
美見!!
また、やらかした!!瞳さん
一同は、笑いが止まらない!!!
一通りの紹介が終わったところで、
連が立ち上がり
「質問!です。かいさん、ゆらさん、全員同時にはじめる究極のトレーニングって言っていましたが、今日は無かったような?」
嘉位、確かに、今日話す予定だった。
嘉位は立ち上がり
皆に向かって
嘉位
「腹式呼吸」
当たりは、静かになり?
腹式呼吸が究極???意味が、わかっていなかった。
嘉位
「常に、今からでも、腹式呼吸」
「連も、鼻や口で呼吸している。」
嘉位
「これを意識して続ける事で、2,3か月で成果が出る。1年、2年継続。ずっと継続してもらいたい。」
嘉位
「これによる効果は、日常的に腹式呼吸を意識することで、」
「これまであまり使われていなかった横隔膜が継続的に鍛えられます。」
「横隔膜は筋肉なので、トレーニングを積むことで柔軟性が増し、より大きく動かせる」
「肺全体の空気の入れ替え効率が向上し、結果として肺活量が向上する」
「副交感神経を優位にする効果もある。」
「副交感神経はリラックスしているときに働く神経で、ストレス軽減、安眠促進、消化器系の機能改善」
「腹式呼吸は、お腹のインナーマッスル(深層部の筋肉)を使うため、体幹が鍛え、」
「健康的な身体と心の状態を維持・向上」
「集中力もあがり、コントロールもあがる」
嘉位
「継続することで、体の内側から鍛える事が出来。結果的に打球であれば、5メートルから15メートル飛距離が伸びる」
「投球スピードは5Kmから10Km上げる事ができる。」
嘉位
「是非今、この話して居る今からでも、初めて習慣づけて欲しい。」
由良
「フェンス直撃、あと少しで、スタンドインが、3か月後にはスタンドイン出来るようになる。」
「連も、160Km 大台に乗るぞ」
けい!!は手をあげて
けい
「こういうこと?」
なぜか、かざりのリンゴを取り出して、深く呼吸をし、りんごを片手で潰そうとするが、潰れない
嘉位は笑いながら
嘉位
「けい、それは、バルサルバ効果」
「 腹腔内圧や胸腔内圧が高まることで、脊柱(背骨)が安定し、全身に力を伝えやすく」
「特に重いものを持ち上げたり、大きな力を発揮する際に、体幹がぐらつくのを防ぎ、効率的に力を発揮させる効果」
けい
「かい、たいかんって何? 体で感じるってこと?」
嘉位
「その体感とは別で、 体幹とは、文字通り体の幹のこと。具体的には、頭と手足を除いた、胴体全体をさす」
嘉位は、けいの所に行き、りんごを受け取り、少し、みんなと離れて、
嘉位
「けいのいう、バルサルバ効果は、ね、みていてね!」
嘉位、この距離なら、セーフのはず。
嘉位
「いくよ、みていてね」
嘉位は、左手で、一気に、りんごを握りつぶした。
一同、すげーーー!!!
すげーーー!!!
凄い
初めて、みた!!!
ところが、
りんごシャワーはぎりぎり、セーフであったが・・・
嘉位は即座に、布巾であたりを拭いて
嘉位は、言葉が漏れ
「やるのでは、なかったと・・・。」
一同、それを、聞いて、大笑い!!
終始和やかな、和井田野球部のパーティは、そろそろ、御開きになり
19:45分、解散
嘉位が会計をすませ、
みなそれぞれに、帰宅や寮にもどっていくのであった。
戻る道中も、腹式呼吸を意識して、意識して、腹式呼吸
腹式呼吸と、明日への練習に向けて
< つづく >




