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第二〇六話 佐伯 麗華 の 恋の技!


美味しかったのである。ごちそうさまでしたと

嘉位が、会計をするので、先に行っていて良いと


楓は、連を連れ出してさっそうと、部屋に。


部屋に入るなり、連に抱き着いて

・・・。そのまま。ベッドへ



連、そうだ、朝6時に起きなくては、アラームはセットしなくても良いけど、しておこうか

楓も、アラームを6時にセット、したつもりが、4時と。



そのまま、もう1度


もう1度


と・・・。


その時、アラームがなったので、

楓は、これは!!邪魔と、楓と連のスマートフォンの電源を切ってしまい。


そのまま・・・。



寝てしまい。


連は6時に目を覚ますが、その時に楓が、下にもぐっていたずらを

連、あれ、アラームがならないな。勘違いかって?楓、そんなにしたら・・・


とそのまま、


何か、音がしていたが

気にせず、そして、疲れ切って、寝てしまった。二人であった。






一方、そのような事は、露知らず、話を戻すと

焼肉を堪能し、会計中の嘉位達である。



嘉位は会計を、部屋につけてもらい、別に予約を入れていた。



外には、香織、由良、八重がまっていてくれて

嘉位

「ありがとう、待っていてくれて、少し用があったので」


由良

「それより、嘉位、これ、これを見てくれ」

由良はスマートフォンを取り出して、嘉位に渡した



せんさんからである。

内容を読むと、

「キャプテン、副キャプテンに、ご相談です」

「戸倉君が、自転車でくると、自転車を置きたいと」

「今日月曜日より、新寮生の荷物搬入が開始され21日までなのですが」

「寮長として、自転車は寮に10台は備えてあると、つたえたのだが」

「戸倉君のトレーニング用FALADらしく、毎朝2時間は走っているとのこと。日課なので続けたいと」

「そのため、自宅から、寮まで、乗って持っていきます。と、明日、火曜日11時頃」


由良

「そこまでは、別に何も問題ないのだが、次、次を見てくれ」


せんさんの続きの内容

「ところが、今日もですが、明日も校内通行止めなのです」

「裏門から時間制限で、宅配便は最終のみとなっています」

「あらためて、自転車は不要と伝えたのですが、やはり、日課で、これは続けたいと」


嘉位、なるほど。せんさんが困っているのは、せんさんも、かずきも身動きが出来ず、寮の宅配の校門が開くのは最終つまり20時のみと

つまり、朝11時に来ても、誰も受け取れない。


嘉位

「そうなると、練習場だな」

「せんさんの文面にある通り、今日、明日は、寮生も外に出られないとなると」


由良

「なるほど、佐伯と桜井にお願いするしかない、グラウンドまでの案内を」

「戸倉君だから、佐伯かな、妄想モード炸裂していたし」

「八重、佐伯に連絡とれるかい?」


八重

「もちろん、って、旦那様、直接、連絡なさっても宜しいのですよ、もう、遠慮しちゃって」

八重は佐伯に電話して

「起きている?って、ゲーム中みたいね?」

佐伯

「えええ!なんで、わかるの?」

八重

「爆音すぎよ!そして、セリフ!なにか、ちょっと、卑猥なセリフが聞こえるのだけれど?」

佐伯

「えへへへ、男性攻略は数十本全シナリオクリアーずみだから、今度は男性視点で、女性を攻略と!」

「で?八重どうしたの?こんな時間に?」

八重は、あえて、あえて。

「あ、そう、そう、1つお願いがあって、ダメなら、桜井にお願いするのだけれど」

佐伯

「うん、良いけど、わたし忙しいからな、桜井でも良いなら、桜井でも良いのでは?」

八重は、あえて!

「そうか、じゃー桜井にお願いしようかな、戸倉君のお迎えだけどね、佐伯が桜井が良いというなら、桜井に電話するね。じゃーねー。おやすみなさい」


佐伯!!!!!!

「ちょっと、まった、まった、まったーーー切らないで!!」


通話は終了していた。



香織はクスクスと笑いながら


すぐに、佐伯から折り返しの電話が八重に


佐伯

「八重!!電話きるの、早いよ!!わたし、わたし、わたしが、行きます!!!」

「戸倉君のお迎え!」

八重は、あえて!あえて!

「あれ?忙しいのでは?無理しなくても」

佐伯

「いやいや、暇です、暇です。もう24時間、お暇を持て余しているので、なんなりと、戸倉君を!おまかせください」


香織はクスクスと笑い

通路が静かであるから、会話がそのまま聞こえるのである。


八重

「ちょっと、まっていてね、副キャプテンにかわるね」


由良

「佐伯、夜遅くにすまいないが、戸倉君の事1つ、頼まれて貰えないか?」

佐伯

「もちろん!なんでも、やります!お任せください!その為のマネージャーですから」

由良・・・野球部のマネージャーは彼氏をみつけるところでは、ないのだけれど

由良

「嘉位に、かわる、ちょっとまっていて」


嘉位

「夜分、すいません。佐伯、明日、戸倉君が、トレーニング用の自転車を自宅から、乗って、和井田に持ってくる」

「今日と明日、和井田は大規模工事の為、寮生も外に出られない」

「そこで、和井田の正門の前で、戸倉君をピックアップしてもらい、グラウンドに連れて行き」

「ロッカーの中で、保管してもらうように、お願いしたい」

佐伯

「自転車って?トレーニングって、寮にあるのでは?」

嘉位

「日課らしいよ、専門のバイク、ここでは、イメージしやすいのは、競輪選手といえばよいかな」

「それとは違うが、公道を走っているのを、みかけるよね?」

佐伯

「あ!はい、見ます、見ます。それですね、わかった、キャプテン」

嘉位

「それと、佐伯、もう1つ頼まれて欲しい。」

佐伯

「?え?なんでしょうか?」

嘉位

「お金。何があるか、わからないから、僕のロッカーをリモートで解除しておくので、右の姿見のボックスに、封筒がある」

「それを持って行って、自由に使ってください。領収書だけは、お願いします」

「由良に変わるね」


由良

「佐伯、そういうわけだ、あと、おそらく食事がとれていないから、うちの会社、和井田の駅を下ったところを左にいくと、株式会社 八重 右に行くと、焼肉屋がある」

「そこを、予約しておくから、好きなだけ、戸倉君に食べさせてあげてください」

「嘉位からの封筒のお金を使ってよいので、領収書だけ、お願い」

「食後は、任せるけど、18時には戸倉君、お家に帰れるように、ペース配分を」

佐伯

「了解!」

由良

「俺らは、明日、連絡が付くようにしておくが、万が一の時は、せんさん、かずきに連絡を」

佐伯

「1つ、良いですか?服装は?」

由良

「私服で良いですよ。」

「戸倉君は、途中で着替えるはずだから、私服に」

佐伯

「そういうものなのでしょうか?」

由良

「困った事があれば、マネージャーのグループでも、俺でも、繋がらない場合は、せんさん、かずきに」

佐伯

「了解!よーーし、もう、寝よう!明日が楽しみ、いえ、マネージャーとして、職務を!それでは、おすみなさい」




由良

「では、俺らも、部屋に戻りますかね」


由良、八重、嘉位、香織も部屋に


焼肉のパワーはすさまじく!夜は!もう・・・。


そして、朝6時に由良、嘉位、八重、香織もアラームで目を覚まし

八重と、香織は

シャワーを浴びていた。


嘉位は、由良に連絡し

嘉位

「おはよう!連からなにか、きている?」

由良

「いや、無いね。メッセージも既読が付かない」

「今八重、シャワー浴びているから、出てきたら、確認する」

嘉位

「香織もシャワーだ、楓にメッセージも居られたが、既読がつかないのだよ」

「6時30分に部屋食なのだが、そろそろだよね」

由良

「うん。とりあえず、様子を見て、朝食を済ませてから、再度、嘉位に連絡する」

嘉位

「了解!」


香織がシャワーから、出てきて

香織

「あれ?嘉位着替えないのですか?」

嘉位

「うん、朝食が今くる。それより、連、楓に連絡がつかなくてね」

香織

「わたしも、連絡してみますね」

嘉位は、香織の後ろに回り、ドライヤーで香織の髪を乾かし、整えていった

香織

「既読、つきませんね」

「あ、朝食きたみたいです」


二人はモーニングを済ませて、

もう1度、連絡を入れるが、返答がない。


既に、7時30分。


8時の直通バスに乗る予定だが。


嘉位も、香織も、薄々は気づいていた。これは、今日はねと。


香織は、八重に連絡したが

八重からも、連、楓に連絡が付かないのであると、朝食は済ませたから

香織の部屋に行って良いかと、聞かれ、香織はもちろんと答えた


ほどなくして、由良と八重が、嘉位と香織の部屋に来た。


由良

「おはよう!嘉位、香織さん」

嘉位

「おはよう!由良、八重さん」


由良

「これ、今日だめだろう?」

嘉位

「だよな。」

「フロントからも、かけてもらったが、出ないらしいし、朝食も手を付けて居ないとのこと」


予定の8時はとっくに過ぎていた。


由良

「着替え、どうするか?」

嘉位

「下はデニムから、変えて昨日のものであれば、管内も気にしないから」

由良

「そうするか、そうなると、11時に和井田正門に、戸倉君だろう」

「そっちのサポートをするかね?」

「今9時だから、一回着替えたら、ラウンジ。タブレットは持って行こう」

嘉位

「了解、では、着替えたら、ラウンジで」


由良と八重は部屋を出て、着替えて、ラウンジへ

嘉位と香織も、着替えて、ラウンジへ


由良

「やはり、連、楓ちゃん、連絡がない」

嘉位

「フロントで確認してきた、オートロックの開閉履歴は、夜中のだけだから、おそらく」


由良

「だよな。10時だ!俺、ちょっと、電話して良いか?」

嘉位

「うん。どこに?」

由良

「焼肉屋!」

嘉位

「あ、お任せするよ、由良社長!」


由良は、会社近くの焼肉屋に電話をし

「株式会社 八重の御手洗です。今日、ランチやっていますか?」

お気に入りの店長

「由良さま、もちろんでございます。11時30分から、17時がランチです」

由良

「個室を1つ、女性と男性、2名で、御手洗予約と尋ねてきますので、あとはお任せして良いでしょうか」

お気に入りの店長

「もちろんでございます」


嘉位が、1つ提案があって、由良にタブレットを見せて


由良

「もう1つなのですが、25日17時から20時で、39名、和井田野球部予約出来ますか?」

お気に入りの店長

「はい、2階を貸し切りに致しますので、野球部の皆さんというくらいですから、かなりお召しになりますよね」

由良

「はい、相当だと思います。監督、コーチも連れて行きますので、監督、コーチ、トレーナーはお酒もお願い致します」

お気に入りの店長

「ありがとうございます。手配しておきます」



八重、香織!!!

「25日土曜日!!焼肉会!なのですか!やったーーー!」

「全員?全員?」

嘉位

「監督、コーチ、墨田さん、メンバーとマネージャー全員、3時間好きなだけ、食べてね!」







さて、佐伯である。



佐伯は朝6時に目が覚めてしまい、朝ごはんをすませてから

衣装選び、うーーん。こっちだと、子供っぽいし、こっちだと、ちょっと、大胆うーーん

迷う。迷う。

大体、デートなんてしたことないし!!

何を着て行けば良いのよ!

えええー、わからない。あ、そうだ、お母さんに聞いてみよう


お母さんに部屋に来てもらい

事情を説明

今日、戸倉君が和井田に来て、案内等を、食事は焼肉みたい。でね、

何を着て行けばよいのだろう。


お母さん


「あら、例の彼と、予定より早くあえるのね!良かったわね」

「それで、お洋服が決まらないというわけね」

「どれどれ」


こんな感じが、かわいらしいし、いやらしさもないけれど、少し、大人っぽい配色で、

良いのでは!


佐伯

「助かる!!ありがとうお母さん!」

「おかあさん!がんばってきます!」


お母さんは、笑っていた

「なにを、どう、がんばるのかは、わかりませんが、報告を楽しみしているわね」


佐伯は、10時30分に和井田に着くように、出かけていった。


佐伯はお母さんの、セレクト私服で学校の正門でまっていると、


八重から、メッセージが入り、焼肉屋を予約してあるので、御手洗と言えば、話が通じるよと、書いてあった


八重!ありがとう!と返信をし、戸倉君がくるのを、待っていた。





そこに、リュックを背負った、いかにも、競輪選手みたいな、かっこうの子がやってきて

サングラスとメットをはずすと、


ちわーーす!

和井田高校に進学する戸倉と申します!



あの、あれ、どこかで見たことがあるような、女性が、一人。



佐伯:

「野球部のマネージャーです、佐伯さえき 麗華れいかと申します」

「今日は、和井田の校舎が大規模工事が行われていますので、中に入れないのです」

「そのため、そちらの自転車は、グラウンドのロッカーで保管することになります」

「案内しますね。」


戸倉は、自転車を降りて

佐伯についていった。


グラウンドについて、佐伯は車両受付の警備室にて

学生証を入り口の警備見せ、ここに、スキャンをと、学生証をスキャンをし

練習場のエントランスで、再度スキャン

ロックが解除され


佐伯と戸倉は、自転車をおしながら、中に入った。

戸倉はあらためて、グラウンド広さに驚いて、前に来た時より

沢山の設備が置かれており、ここで野球がやれるのだと!戸倉は興奮ぎみであった。


ロッカーについて、佐伯はさらにスキャンをしてロックが解除され


二人は自転車を押して、中に。


佐伯は、キャプテンに言われた通り、キャプテンのロッカーを探し、

キャプテンのロッカーから、指示通りに、ある封筒を、手にすると


佐伯!!!

えええええ?何このお金。

とりあえず、全部持って行って構わないといっていたので、もつことに、バックに入れていた。



戸倉は、自転車を固定し、鍵をかけ


戸倉

「佐伯さん、あと、ここで着替えてもよいですか」


佐伯

「はい、どうぞ!」


佐伯はロッカーから、出ようとしない


戸倉は、とまどいながら・・・・

このまま、着替えるのかな、和井田野球部はそういうものなのかな?


佐伯は何故、着替えないのかと、着替えて良いよと、言ったのに???






あ、そうだ!!わたしだ。


佐伯

「ごめんなさい、私ですね、外に居ますね。」


佐伯はロッカーを出て、外で待つことにした。



戸倉は着替えを済ませ、ロッカーから出て来た。


戸倉は普段着に着替えると、見違えるほど、かっこよく

佐伯は、胸の奥がズキンと した。え?何、今の、え、かっこいいのだけど

え?こんなに、かっこいいの、戸倉君。佐伯は、ドキドキしていた。


そのドキドキを隠すように、

スマートに、佐伯はスタジアムをロックし


警備室で、退官の手続きをし、再度スキャン。


佐伯と戸倉は、二人で駅の方に歩いていく。


佐伯は、かっこいい、私服の戸倉君を意識してしまい、ドキドキ、が、・・・。


あ、何か話さなくてはと

佐伯は、思いつきで、野球の話をふってみた


佐伯は、もちろん、知っているのだが

「戸倉君は、中学校どこで野球をしていたのですか?」


戸倉

「僕は、埼玉のボーイズリーグで、やっていました」

「全国大会は出たのですが、決勝で負けましたね」

「相手のピッチャーが早すぎて、入寮説明会でびっくりしましたよ」

「連君と、悟君、あのチームに負けたのですが、まさか和井田で一緒に野球ができるとは!」

佐伯

「連君!!連君ご存じなのですね!」

戸倉

「佐伯さんも、連君を知っているのですか?」

佐伯

「うん、さっきのグラウンド開きに、始球式で!その後、キャプテンのお屋敷でね」

「始球式凄かったよ、156Km!!」

戸倉

「えええ!!156Km、大会でも149Kmとかだったのに、既に大台に!」

「楽しみだ!!野球部!和井田に来て良かったです」

「浦和や、徳栄、育英からスカウトがあったので、浦和に決める予定だったのですが」

「突然、和井田の特待生の話が出て、全て費用0と。寮生」

「両親も和井田であれば、大学も和井田なので、和井田を進められて、和井田にしました」

「和井田を決めて、良かったです」


そのような野球の会話で、

佐伯はドキドキを、隠し通せて


駅についた。


このままでは、佐伯、戸倉君が帰ってしまう。

それは、嫌なのであった。


時間はまだある、佐伯は、どうしよう、

帰ってしまうのは、また、あえなくなってしまう。

それは、嫌。

嫌なの。


そうだ、副キャプテンが言っていた、

焼肉屋を予約してくれると


予約、出来ているのかな?確認を、すると

八重から、取れているよ。


佐伯は、小さく、ばれないように、ガッツボーズ!


佐伯は、ここで、戸倉君を、帰してしまったら、

もう、当分話す機会がない!!!!


断られたら、どうしよう、どうしよう!!

でも、ここしかない、このチャンスを!

そう思い


佐伯、ドキドキしながら、

「ねー、戸倉君、お腹すいていない?」

戸倉

「朝も食べてないので、お腹、超ーーすいています」


佐伯、よし!

「ここから、下にくだっていって、ごはん食べよう!」

戸倉

「良いのですか?!え!本当に?」


佐伯と戸倉は、由良が教えてくれた通りに進み


坂を下りて、右をみると、あった、すぐ!焼肉屋である


佐伯は、ここで間違いないわよね?


焼肉屋


中に入ると、お待ちしておりました。

佐伯、店員さんに、

「御手洗で予約があると思いますが」


店員さん

「御手洗社長様よりご予約を承っております」


店員さんに、2階の個室に案内された


佐伯は、びっくりした、せっかく、収まった、ドキドキが、また、復活してしまったのである

だって、個室!!!


それも、二人きり!!!


佐伯は、とりあえず、ここは大人である、大人の姿勢で


佐伯

「ね、とりあえず、ドリンクと、あと、何が好き?」

「一杯、食べてね!ほら、野球部なのだからね」


佐伯は、ドキドキを隠し通し


メニューを開いてみると、

た、高い・・・。


ここは、キャプテンは好きにして良いといっていたので


佐伯

「これなんかはどう?美味しそうよね」

佐伯は、ここは、行かねば!!!ドキドキする鼓動を隠しながら


佐伯は、いきなり立ち上がり、


戸倉の脇に座り、戸倉君と距離を詰めた。



戸倉・・・・佐伯さん、髪の毛、良い香。女の人って。



戸倉、も、佐伯を意識してしまい、ドキドキしてしまった。



それもそのはず、

戸倉は、

女性と付き合う事など、皆無、

ましてや、デートも、

そして二人きりなど、

小学校、中学校と、

野球一筋できたのだから


戸倉は、戸惑い、え、?女の人ってこう、なんというか、えええ


佐伯は、ドキドキを隠しつつ、さらに、戸倉君につめより、

佐伯、ドキドキ、収まれ、収まれと、会話、会話

「これは?ナムルとか、キムチ、カクテキキムチも良いわね」


そんなメニューを選んでいると、

既に、由良が手配してくれていたコースが

次々と運ばれてきて


佐伯、あ、これは、キャプテン、副キャプテンの差し金。ありがとう!!と心の中で、お礼を


佐伯は、ドキドキをかくしつつ

佐伯

「では、わたしが、焼くからね、どれがいい?」

戸倉も、ドキドキしてしまい

「あ、あ、お任せします」


二人は焼肉を焼いている音が、大きく聞こえ、これでは会話が成立せず

佐伯は、焼いて、戸倉君のお皿に、お肉を

佐伯、会話、うーん、思いつきで

「戸倉君って埼玉のどこら辺なのお家?」

戸倉も、無言の緊張から、開放されて

戸倉

「僕は、川越インターのすぐそばです。家!」

「駅からは、遠いですが、車は便利ですね」


佐伯

「川越!でも、和井田から、電車一本、乗り換えあっても、1回だね!」

佐伯は、スマートフォンで乗り換えを調べて、それを戸倉君に見せた

戸倉

「へーー!そうなのですね!」

戸倉は実は、電車に乗った事が無いのである。


次々にお肉が運ばれてきて

ごはんも、ジュースも!


佐伯、もう、聞いちゃえ!!と、ここを聞かなければ、始まらない、だめもとだ!!、勇気をだして、さりげなく


「戸倉君、中学校でもてたでしょう!彼女は?居るの?」


戸倉

「え!彼女、とんでもない!僕、彼女いません、し、女性とお付き合いなんて、したことがありません」

「子供のころから、野球1本ですから、学校終われば、塾か、練習!」

「土日は遠征試合ですし、夜は個別レッスンと、塾なので」

「学校で、女の子といや、男の子ですら話す時間も、無かったです」


戸倉も、ドキドキしていた、女の子と話す事じたい、初めてに等しいからで、勢いで


「佐伯さんは、お奇麗なので彼氏が羨ましいです」


佐伯、ええええええ?そう見えるの?そいえば、楓が佐伯の美貌!と言ってくれていたな

「わたし?わたし、彼氏いないよ。というか、男性とお付き合いしたことがないです」

「男の子と話すのは、そうね、副キャプテン、かな、中学校からは、高校からはキャプテンくらい?あと野球部の

せんさん、かずき」

「すごいのよ、キャプテン、副キャプテン、来年結婚しちゃうの!マネージャーキャプテンの八重さんと蓬田さんと!」


戸倉

「えええええ!!!結婚!!あのU-15代表のノーノ伝説バッテリー!結婚ですか、話がぶっとんでいて」


佐伯と戸倉は、そうだよね!!

と大笑い

場が和んで、


二人は、楽しくて、楽しくて

時間は過ぎていき


佐伯は、攻めをつづけ、お肉を

「はい、あーーーん、あーーーん、どうぞ、おくちあけて、あーーんと」


戸倉はドキドキしながら、口をあけて

「あーーーーん」

と、

お肉を頂いた。


もう、戸倉も、ドキドキしてしまい。顔が真っ赤になっていた。


正直、戸倉君、お肉の味がわからなほど、緊張と、ドキドキがとまらなかった


食事を終えて、


佐伯は、えええ、このまま、帰したくないが、駅に送らなくては

せめて、連絡先の交換くらいはと、考えていたが

駅についてしまった。


駅について中をすすむと


戸倉

「!!しまった!スマホのPayしか持ってきていない。」

「今日、父さん、母さん、会社のゴルフって言っていたから」


戸倉は、あらためて、佐伯に

「僕基本的に、自転車移動、あるいは、両親の車で学童野球も、ボーイズも来たので」

「電車に乗ることするら、実は初めてです。受験も、入寮説明会も、送ってもっらたので」

「恥ずかしいことですが、電車に乗るのが、今日が初めてでして、すいません」


佐伯!!!これは、これは、大チャンス到来!

「謝ることではないですよ、和井田も幼稚園、小学校、中学校、高校とエスカレータの生徒さんは」

「電車に乗った事ない生徒、多いです。高校の部活で初めて乗る子とかね!」


戸倉

「そうなのですね、良かった。僕だけかと」

佐伯

「そんなことは、無いですよ、エリート進学校ですので、和井田は、和井田が全てやってくれるので」


佐伯よし、ここで、自宅を完全に把握する!

「ところで、そうなると、戸倉君のお家ですが、教えてもらって良いかな?」


戸倉は、スマートフォンで住所を出して

「ここですね」


佐伯は、戸倉君の自宅をタブレットで確認すると、ええええ?駅から20Km以上もあるの?お家

でも、高速ICはすぐ近く。あ、だから、電車使わないんだ。使う必要がないのだね。


佐伯は窓口の駅員さんに、

「タクシーって呼べますか?」


駅員さん

「タクシーをどこまで?」

佐伯

「埼玉川越まで、往復で、1台頼めますか?電話番号がわかれば、もちろん、呼べますので」


駅員さん

「タクシーは呼んであげるけど、川越でしょ、え?高いよ。片道15,000円位、往復だと30,000位は


佐伯!そんなにするの、領収書あれば良いって言っていたから、


佐伯

「大丈夫です。」



戸倉

「えええ?良いのですか?」


佐伯、よし、まだ、時間を確保!

「うん!」


駅の外で、10分程まつと、タクシーが来て

事情を説明し、往復が可能か確認し、

運転手

「駅員さんから、事情は聴いていますし、うちとしも、ありがたいですので、お送りしますね。」

「3万ちょっとしますが」

佐伯は、封筒を運転手に見せると

タクシー運転手は驚いて

「かしこまりました」


佐伯は戸倉君を奥に載せて、自分も隣に乗り込み


戸倉!え、佐伯さんも乗ってくれるの?え?二人きり、また、ドキドキしてしまった。


タクシー内の密室で

運転手からもミラー越しに、二人が、意識してしまい、お互いがドキドキしているな、純粋だ。



佐伯は、ドキドキを隠すために、そうだ、連君の話を


野球の話なので、戸倉ももりあがり


足が速い事や、エラー0公式戦の話等で、盛り上がっていた


その時、高速のジャンクションで、大きく、曲がったせいで

佐伯は、戸倉に抱き着いてしまい、故意ではないのである、本当に、偶然


戸倉はドキドキしてしまい。佐伯さんの、胸、胸が、あたっている。


佐伯も、ドキドキしていたが、平然を装うとするが、ドキドキが、収まらず


運転手

「すいません、割り込みがありまして、申し訳ありません」


佐伯は、戸倉の胸の中。離れたくはないが、それだと故意に抱き着いたと思われてしまう。


ゆっくりと体を戻し、


二人はドキドキしながら、・・・無言になり、

その時間が、とても長く感じた。



何か、


何か


話さなければ、


それは、佐伯も、戸倉も同じであったが


先程の密接で、頭の中が真っ白になり

普通に、何気ない会話、勉強は何が得意だとか、好きな食べ物はとか

家族や、野球以外の得意な事


いくらでも、話題はあるはずなのに


お互い頭が、まっしろで、


言葉が出ない


むしろ、緊張が高まり


静まり返った状態が、


さらに緊張を高めていった。






佐伯

何か、いわないと

何、何、足し算は?え?足し算ちがう、ちがう、円周率、そういうのではなく、


戸倉

何を聞けば、何か、話さないと、お胸大きいですね、だめ、そういうのではなく

えええ、



その時である


また、車は、大きなランプを回り、

佐伯は勢いよく体制をくずして、

戸倉も、それをささえようと、横をむいたときに



唇が、触れ合ってしまった。





偶然である。




漫画の世界、アニメの世界の偶然である

その偶然が、

今まさに、



佐伯と戸倉は、唇が重なってしまったのである


戸倉のドキドキは、もう、頂点であり

佐伯も同じであった、佐伯は離れようとしない。


戸倉は、佐伯の手を、恋人繋ぎで握り

佐伯は、手に汗がでてきたのは、わかったが、緊張で、もう、手を放す事は出来なかった。



車は、戸倉の家についた。


その間、唇は重なったままであった。



運転手

「つきましたよ」


佐伯は、我に返り、

それは戸倉も


佐伯は、運転手さんに

少しまってもらえるようにつたえ



佐伯と戸倉は、タクシーを降りて




戸倉は、佐伯を見つめ



戸倉、ドキドキしながらも、言わねば、言わねば。


戸倉は佐伯の両方の肩を手で


戸倉は、佐伯に


「佐伯さん、佐伯さんの事、好きになって良いですか!!!」



佐伯は、嬉しくて、嬉しくて、泣いてしまい


佐伯の声は、震えながら


佐伯、声にならないような、声で

「はい、宜しくお願いします」



戸倉はあらためて、佐伯とキスをした。


とても、とても、長いキスの時間を過ごし

連絡先を交換し、


佐伯はタクシーに乗り込み、もとの和井田へお願いしますと



タクシーは発車し


戸倉はずっと、ずーーーーと、タクシーの中の佐伯に手を振っていた!!



タクシーは高速道路に入り


佐伯のスマートフォンには、メッセージが

戸倉からである

「好きです、お付き合いしてください」


佐伯のスマートフォンは、ぽつり、ぽつり

落ちる涙が、スマートフォンに


返信はもちろん

「宜しくお願いします」








タクシーはそのまま、和井田の駅についたのであった。








一方の連、楓


連・・・す、すいません。

楓、す、すいません



嘉位と由良は、わかっていた。誰しもが経験する失敗。僕達も同じである。


嘉位

「ペアで優先的なものって、カード決済だから、僕と香織だけになってしまうし」

八重

「そう、それ、キャプテンってなんでカード持っているの?」

嘉位

「あ、ほら、昨年半年居なかったでしょう。海外で。留学扱いの場合はね。現金は危ないから」

八重

「なるほど、それ、疑問だったのよね、納得!」


由良

「連、気にするな、では、エステとか、プールとかで、凄そうか」

「まず、お昼を食べよう」


楓は、怒られると思っていたので、少し涙ぐんでいたが


香織と八重も、わかる、わかる、だってねーーー。もう、それは!


八重

「エステ!いこうよ!ねー、キャプテン良い?」

「正直!テーマパークより、エステが、良いなー」

香織

「ねーー、エステ!エステ!」

「すいません、でも、私も、エステが良いです!」


由良、嘉位、連・・・やはり、野球練習していた方が、良かったのかな?楽しんでもらおうと、こっちにきたのだがと、思っていた。


ところが、八重、香織、楓は

「私達、御婦人様ですから、エステ!」

三人目を見合わせて

「ねーーーー!」


由良・・・。

連・・・。


嘉位

「お昼食べてからね」



ビュッフェに入る前に、嘉位はフロントで、エステをと、香織を呼んで、説明を聞いてもらい

追加の120分アロマを、3名。14時30分から、16:30分の予約をいれてもらった。

嘉位はフロントで、部屋づけでと


嘉位と香織がもどってきて、

ビュッフェで、食事を


女性陣はエステへ


嘉位の部屋に移動し、

嘉位と由良は、連に戸倉の話をし


時間があるので、スタメン構想等を話していた。


由良

「連、明日は、ちゃんと起きようね。遅刻でもしたものなら、鬼教官にしごかれるかね」

「すいません、はい。」





皆揃って、ディナーに向かうために、ラウンジに集まっていると

6名のスマートフォンに


佐伯からのメッセージが


メッセージの内容を見ると!!!!


それは、それは、驚くべきことが!


この報告は、ディナーでと。

返信は、とりあえず、お店についてからであった。





< つづく >


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