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第二〇四話 株式会社 八重   つけ麺富田、そして大阪へ


一同は、和井田の駅に集合し

由良、八重、嘉位、香織、楓、せんさん、かずき


そして、少し遠くに?

あれ?あれれ?瞳さんが居た。


瞳さんが近寄って来て

「みなさん、おはようございます!」

一同

「おはようございます」

「瞳さん、部活は?」



瞳、すこし、困ったような顔をみせて




「そう、それなの!もう、せんがね、言うのよ」

「大事な事!と」

「せんが、大事な事だから!と」


「わたしは、大丈夫だから、中で良いよ、中で良いからといったのですが」

「せんがね、いや、外で、外に出ると」


「わたしは、再度、いや、中!中で、お願いといったのですが」

「せんは、いっこうに、いや、外だから、外へ」


「わたしは、それでも、中でお願い!中が良いの!といったのに」


「せんはね、外に出る!」


「って、せんもう、言うことを聞かなくて、私の顔をみつめて、じっと、見つめて」

「いきなり、ふいをついて」


「おもいっきり、外に出せれました」



せんさんは、ええええええ?ええええええ?


せんさんは、よかなぬ、未知の世界を想像してしまい


せんさん


稼働停止。いや、電源そのものが、落ちてしまった



楓、瞳さん、もう、これは、一級品の芸!!


八重、うわ、卑猥!いや、間違っていないのだけれど、瞳さん、凄い!


香織、・・・。ええええーー中って、そんな!!私だって、え?あ、外、ああああ、連れ出されていたと、瞳さんの言葉のトリックに大笑い




由良、また、やっているな、瞳さん、それはそうと

「よし、いくよ、みんな」


由良と八重を先頭に、下っていった。


若干一名は、微動たりできず


せんである


せんを、瞳は前から、引いて、後ろから、さらに、回り込んで、斜めから、おかしいな?

「もう、せんったら、何を想像したの、エッチなのだからーー」

と、瞳は、せんの電源が入るまで待っていた。



一同は、株式会社 八重の前にきて

楓は驚いて

「新しい!!これ、って新築?」

「すげーー、綺麗で、広い!!」

かずき

「広いし、駅が近いし、凄い!」



八重

「うん、新しいよ!この事務所!中に入ろう!」



そんな話をしていると、せんさんと、瞳さんも合流に間に合った。



一同、中に入ると、数名の女性の方と、1名の男性の方が既に、居た。


由良

「うちは、自由出勤、自由退社、スーパーフレックスだから、コアタイムもなし」


かずき

「凄いですね!良いなー、こういうところで、働きたい」

せんさん

「そうだよね!僕もそう思うな」


由良

「瞳さん、楓ちゃん、連の案内は、八重にまかせて、せっかくだから、香織さんももう1度」

「嘉位と、せんさん、かずきは僕と一緒に、マシーン室へ」


八重

「社長!了解であります」


従業員の女性たちは、クスクス笑っていた

職場は和やかであった。


由良の先導のもとマシーン室へ


中をあけると

けたたましい、ファンの音が。相当な防音設備なのだろう。外からはまったく聞こえなかったからである


由良

「せんさん、かずきには、このシステムを触ってもらいたいのだよ」

「マニュアルはそれだから、少し読んでみてもらえるかな」

せんさん

「分厚いので、3時間位を」

かずき

「うん、それくらい欲しいな」


由良

「了解!その間、俺と嘉位は、新車両を最終確認してくるので」

せんさん

「え?このシステムに、僕ら二人おいて、良いの?」

由良

「当然、信じる者は疑わず。これは常。疑いは、よからぬ、疑念を招く、であるならば、信じる事を常とする」

「信じて裏切られる分には、構わない」

「せんさん、かずき、システムを十分に把握してください」

「機密のエンジェルのファイルは、そこです」


せんさん

「副キャプテン、わかった!全力で覚える!」



由良と嘉位はマシーン室を出ていった。

せんと、かずきは、マニュアルを読み始めていた。



嘉位

「想定通り」

由良

「そう、まず、せんさんを、10月かな、瞳さんの全国が終わってから、取締役に」

「翌年の、夏大会が終わってから、かずきも取締役に」

「あの二人は、天才だから、特にせんさんは、解析、もそうだが、統率も判断も出来る」

嘉位

「その通り、シナリオ通りだな」

由良

「大学ドラフトを考えているが、高校ドラフトを捨てきれているわけでもないし」

「逆に、経営専念するかも、視野の一つ」

嘉位

「そうだな」

「あと、昨夜、財閥社長、母と豊田会長、連社長、に、連も加わり」

「政権交代後の対応について、意見を交わした」


由良

「あれだろう、財務省解体や、防衛省が機能していないから、意見を」

嘉位

「そう、そしてだな、由良に報告がある」

「由良の御父さん、御手洗社長を、経団連の会長にする」

由良

「とうさんもか、爺さんは会長をしていたが、とうさんもか」

嘉位

「うん、悪い由良、こちらの考えを、表立って代弁してもらう形になるが」

由良

「良い、良い、とうさんは、言葉巧みに話すからな!話は旨い、人を引き付ける、話し方が出来るから」

嘉位

「だよね!」

「ところで、新車両は?点検とかと?」

由良

「点検は完璧。せんさん、かずきがどれくらの習得できるかを、見定める」

「そして、任せられれば、株式会社 八重の主力に専務と一緒に」

嘉位

「そのつもりで、昨夜、電話した」

由良

「よし、それでは、そろそろ、本戦にむかいますかね?」

嘉位

「たしかに、昨日の敗戦を、完全に負けた、負けたのだ」

「もう、戦う術はなく、全敗の気分。」

「しかし、だ、最後に勝てば良い!そう、劉邦のように!」

由良

「項羽と劉邦か!」

由良

「韓信がなーーー、ま、劉邦の例えは、少しはずれていないかい?」

嘉位

「勝てば官軍!そこだけを、とって!」

由良

「今日こそ、勝つ!」



由良と嘉位は事務所の真ん中にもどってきて

それから、マシーン室へ

中にはいると

既に、せんさん、かづきはオペレーションを実行、シュミレーションモードも重ねていた


由良、嘉位、完璧だ。


由良

「せんさん、かずき、ありがとう、見ればわかる。もし、何か緊急があった場合、あってはならないのだが」

「その時は、せんさん、かずきの力を貸してもらいたい。なんといっても、数学オリンピック金メダリストと、銀メダリストだからね」


せんさん、かずき・・・そのメダリストは、キャプテン、副キャプテンに完膚なきまでに叩きのめされたのだけれど


由良

「せんさん、かずき、これから、俺らは大阪を主軸に、八重の大阪訓練場と、和井田の大阪野球部、その後、立命館の宗山さん、そして、甲子園視察をしてきます」

「せんさん、かずきには、佐伯、桜井も誘っても構わないです。偵察をお願いします」

かずき

「由良、任せてください」

「あと、このシステムですけど、1つ良いですか」

由良

「どうぞ」

かずき

「制度は相当高いのですが、完璧ではないです。このエンジェル、もう1基あがりませんかね、それが完全体です」

由良、流石だ、この3時間でそれを見抜くとは!

由良

「さすが!それは、山本財閥副社長様から」


嘉位

「かずき、流石です!!3時間でそれを見抜くとは、その解決策、4月2週目に2号機が打ちあがり、完全体になります」

「今、種子島で最終調整中」


かずき!!おお2号機

「それなら、完璧です。」

由良

「せんさん、かずき、行ってくるね、お昼とかは、総務のお姉さんたちとかでも、良いし、ここで切り上げて和井田にもどっても、それはお任せするね」


せんさん

「社長、取締役が居ないのに、長いは不信感を仰ぐだけですから、僕らも和井田に戻ります」


由良、しっかりしている。

「せんさん、了解です」



入口に戻り、八重たちも集合し


由良

「それでは、あとは頼みます、あちらで、直接あいますので、あとはお願いしまう」

庶務数名

「はい、社長、お任せください」




いっこうは、和井田の駅につき

せんさん、瞳さん、かずきは、寮へ

瞳さんは、偽装S休みを取得していた。



由良、八重、嘉位、香織、楓、連は

東京駅に向かった。



東京駅につくと、

まっすぐに、ラーメンストリートへ向かい


由良

「おおお、並んでいるが、少ないな、これなら30分だな」

一同は並びながら

「他のお店はすぐに入れそうですが」

由良

「ここ、一択で!すぐだよ、並ぶなんて」

「お昼をここで、お腹を満腹にし、新幹線で寝る!」

「大阪についたら、それぞれの部屋で、自由に」

「夜食の時間が来たら、それぞれ、ペアでね」

「食後は自由だが、な、その後は嘉位」


香織は顔があかくなり、食事の後が、それぞれ、その後って

それはもう、お風呂で、あんなことや、こんなことや、むしろ、お風呂に入る前に、いっきにとか?

香織、八重、楓は、同じような事を想像し、顔が赤くなると同時に、期待していた!!!


嘉位

「ちょっとまったーーー!!!!いっかい、リセット、リセット、頭を冷静に。冷静に」

「まずは、つけ麺」

「だけを考えて、そして、明日だけれど、もうネタ晴らしね」

「明日は何の日?」


香織、むふふ、桜井をまねてみようーーぅ

「今日の次の日!!」


嘉位は笑いながら

「正解!大正解、それじゃ、桜井だよ」


八重

「明日?何の日、月曜日の次の日、火曜日、何の日だ?」


「あれだ、連と初エッチしてから、指折り、」


連は、噴き出してしまい、そういうの、カウントするの?え?


嘉位、由良、連

女の子って、難しい、これは、そうとう勉強しなくてはとおもっていた


「今日が3月13日で、大阪に行きますね、そうなると翌日は3月14日 ホワイトデー」

「つまり」


楓、香織、八重

「ああああ!!忘れていたーーー!」


由良?

「忘れるくらいなら、14日は、勉強会を開催!」


八重は、由良の腕に、胸をおしあてて

「えええええええ、やだやだやだ」


由良、おむねが、おむねが、ここ、公共の場、公共の場

「嘉位からのプレゼントです、副社長様!!!もちろん、俺も、連からもだ!」


嘉位

「ものでプレゼントするより、もっと記念にと思い!」

「初のホワイトデーは、3月14日は、全員でユニバ!にいきまーーす!」


香織、八重、楓

「えええええええええええええ!!!!!!!すごーーく、嬉しい!!」

「いったことなーーーーい」


嘉位・・・僕も無いよ。日本に帰ってきて丸4年だし。

嘉位

「下調べは、しておりません。なぜなら、14日はそれぞれ、ペアで自由行動だからです」

「夜食が終わってからでも、相談してね」

「14日、8時には出て、新大阪に向かう。そこから、ユニバへ」


そんな話をしていると、運よく外国人さんが、一斉に8名出て

一同6名が案内された


由良

「俺たちの新しい青春が今、まさに、はじまる!!!」

事前に450と餃子を3つ。 200と餃子3つを頼んであったので


席につくと

ほぼ、またずに、


嘉位

「きたこれ!!!!」

由良

「青春だ!!、泣きそう!」



楓と連、香織、八重は、意味がわかっていなかった。麺が太いけど、なんだろう、この一直線の変わった麺


食べてみると


一斉に


「おいしいーーーーーーーーい!!!!」


由良

「だろう!もう、青春そのものだよ、この味、あ、泣けてくる」

嘉位

「わかる、わかる、これだよ、これ!」

「めっちゃ、うま!!!」



一同はあっというまに、食べ終わり


「帰りの新幹線、下車したら、また来ましょう!」


由良

「おおお、連、良い事いうね、盲点だった、そうしよう!」


嘉位もわくわくしていた、また、食べられる、食べられる



楓、八重、香織は思っていた

やっぱり、この三人、どこか、変わっているわ。

うん、なんだろう・・・。ミシュランで感動しないで、つけ麺で、泣きそうになるほどの感動って


そう思うと


女性陣は、お腹をかかえて、

大笑いしているのであった。



さて、これから、新大阪にむかうために、新幹線乗り場へと

足を運ぶのであった




< つづく >


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