第一九七話 楓 ロストバージン
少し話は戻り
嘉位、香織、一夜は、名古屋を出てお屋敷へと向かっていた
千佳、御礼を言わないと
「副社長様、この度は、誠にありがとうございました。」
「正直、上杉様とお話できるとは、想定外で」
「それに、住居まで」
香織
「ねー、千佳さん、私も驚いちゃいました。私も、知らなかったのですよ」
「もう、なんでしょうね、嘉位って、女の子の喜ぶことが、良くわかっていて」
嘉位は、会話には入らず、車の窓から外を眺めていた
嘉位、あ、そうか、そうだな。嘉位はスマートフォンを取り出して
電話をしていた。
香織は、話に入ってこない、嘉位に少し、ムッとして
香織
「かい!かい!かい!かい!かい!聞いていますか!?」
「嘉位!!千佳さんが、お話ですよ!」
香織は、嘉位の耳に息を吹きかけ、
嘉位、おわ、なんだ、どうした?何かあったの?と驚いていて
香織
「いま、千佳さんが、御礼を述べているところですよ!」
嘉位
「あ、あああ、問題ない」
香織
「それって、言葉のキャッチボールが!もう!」
嘉位
「あ、うん、それでね、今思いついて、電話していたのだけど」
「明日、楓と連、そう、連の卒業式後、一夜さんも一緒に、御屋敷に来る」
千佳
「はい、伺っております」
嘉位
「そこでね、明日は、5名お仕えいただいている、皆さま、そう千佳さんたちね」
「オフにして、そして、みんなで、食事にしよう!」
「連の卒業祝いを!」
香織、なんだかんだ、聞いていないようで、しっかり、聞いているじゃないですか、もう、私の王子様は!
香織
「皆さんとご一緒!ですね!嘉位、ありがとう!!」
千佳
「え、副社長様、宜しいのでしょうか?」
嘉位
「もちろん、料理長には電話してある。明日、連の卒業祝いは、握り!江戸前寿司!」
「そこに、千佳さん、一夜さんたち5名も、一緒に」
「お仕えではなく、無礼講で!」
「日勤の方に、お願いもしてあるので、大丈夫です」
千佳
「え、わたくしども5名もご一緒というのは」
嘉位
「いや、単に、連をみんなで祝いたいのと、千佳さんも、一夜さんも、皆さんに報告したいかなと思ってね」
千佳、嬉しい!奥様の言うように、女の子の喜ぶことを・・・あ、私の気持ちには、気づかないのに、ま、良いですが
千佳
「ありがとうございます」
嘉位
「香織、そういえば、女性陣の皆さんは、お風呂とかすんでいるの?」
香織
「はい、エステが気持ちよく、皆寝てしまい、それからスパへ。」
「すっごく、もう、艶が良くなりました。今、御脱ぎ致しましょうか?」
嘉位
「あ、そういう話ではなく、では、今晩は、食事後、僕だけ、お風呂に」
香織
「ええええええ、一緒に、入ります、入ります、入ります」
嘉位、・・・、今、今、言いましたよね、香織?お風呂済ませたと。
千佳、クスクスと笑いながら
「副社長様、お風呂、かしこまりました。」
香織は、ニコニコしていた。
そんな話をしながら、車はお屋敷につき、
千佳はいったん、別館へ
香織
「ただいまー!」
メイドさんたち、お帰りなさいませ
嘉位
「あとで、千佳さんから話があると思います、明日はオフでお願いします」
「詳しくは、千佳さんからお聞きください」
香織
「はい、お聞きくださいね!」
香織は、嘉位の腕をひっぱって、
部屋に行き、ルームウェアーに
着替え中、
香織
「すごく、なんというのでしょう、見ます?」
「脱ぎましょうか?」
嘉位、香織、テンション高い、なんだろう、ま、良いのだけれど
嘉位
「いや、それは、お風呂でね。由良に連絡していいかな?」
香織は、あ、わたしも、八重に
「はい!私も、八重に、電話しますね」
お互いは、それぞれに電話を
嘉位
「お疲れ!あの件、出来そう?15日」
由良
「おいおい、いきなり仕事の話かよ、こう、なんか、楓ちゃんと連の話とかないの?」
嘉位
「それは、13日からで」
由良
「了解、10日は会社に行ってくる」
嘉位
「由良社長、すまん、10日は連の卒業祝いを、山本家として行いたいので」
由良
「もちろん、了解!そのうえで、13日から、22日、楽しみにしているよ」
「大阪だろ、宿?」
嘉位
「もちろん、大阪を中心に、電車や、ハイヤで移動かな」
由良
「宗山さんは18日と言っていたが」
嘉位
「うん、そう さん、18日」
由良
「13は、移動のみで、15日は、例の件、 18日は宗山さん、19日から22日は選抜視察」
「14日と、16、17日は?」
嘉位
「14日は、遊ぶ!!!まだ、誰にも言っていないが、ホワイトデーだし!」
「遊べるのはね」
由良
「この後は、一直線だからな」
嘉位
「14日は、ユニバへ」
由良
「おおお!良いね、一度行ってみたいとは思っていた。」
嘉位
「だよね!たまには、遊ばないとな」
由良
「16日は?」
嘉位
「京都に行き、袴と着物を、それぞれに夫婦に」
由良
「うわ、また、とんでもない事を、さらっというな、結納の時の?」
嘉位
「そう、由良、家紋確認しておいていな」
由良
「17日は、そうなると、自由行動か?」
嘉位
「さすが、正解!」
由良
「いよいよ、夏へ一直線始まるな!」
嘉位
「俺らは、出ないけどな、甲子園までは」
由良
「そうだ、新一年が、きちんとストレッチをしてくれていればだけれど」
嘉位
「では、13日の迎えの時間は、あらためて、連絡しておく、確か夕方の新幹線だったはず」
由良
「了解!あ、嘉位、俺も、八重とお母さんと食事だから、きるわ」
嘉位
「はい、由良社長様!」
嘉位と由良は電話を終え、同じように香織と、八重も電話を終えて
香織は嘉位の腕をひっぱって、広間へ
お食事である。
千佳
「副社長様、奥様、明日、ありがとうございます」
「皆で話は共有してあります」
「私服でよろしいのか、再度確認をと」
嘉位
「もちろん、ラフな格好で、連を祝ってあげようね」
千佳
「ありがとうございます」
食事を終えて、
香織は、なぜか、嘉位に、目で、何かを訴えている
香織は、じーーーーと、嘉位を見ている
香織は、さらに、じーーーと、嘉位を見ている
嘉位?え、怒られるような事は、していない、はずだが・・・。
香織
「かい、かい、かい!!お風呂まで、おんぶして!」
嘉位、あ、おんぶ、てっきり、怒られるのかと
嘉位
「もちろん!」
嘉位は香織をおんぶして、意味がわかった。
嘉位、香織、下着つけていない・・・。上だけでなく、下も、
嘉位、おんぶをしながら、うん、ま、良いか、どのみち、お風呂では脱ぐのだし
そして、お風呂で、
香織は嘉位をくまなく、洗い
・・・。
そのまま、お部屋で
夜を共にした。
嘉位、あ、今日、ストレッチするの、忘れた。明日はやらないと。
良く朝、
嘉位と香織は目が覚めて、
嘉位が、香織に、ストレッチしたいと伝え
香織は、もちろん!と、そのまま、肌をくっつけてきたが
嘉位、いや、そのストレッチは、別のところが、大きくなってしまうので
嘉位
「まった、まった、まった、かおり、かおり、かおりーーーさーーん」
「それは、それで嬉しいのだけれど」
「僕、昨日ストレッチするのを、忘れたから、練習場でやりたいのだけど」
香織は、あ、そういうことか、お胸を求めているのかと、ちがうのですね
香織
「はい!和井田の野球部ジャージに着替えて、行きましょう!練習場」
嘉位
「香織、まだ、寝て居て良いのだよ、僕一人で、練習場いってくるから」
香織は、ムっとして!!!
「あのですね、わたしは、なにをするにも、嘉位と一緒じゃないと、嫌なのです」
「まだ、お分かりにならないのですか?」
「どんなときも、ずっと、嘉位と一緒なのです。」
「そう、24時間1秒も離れる事がなく、嘉位と一緒なのです」
嘉位?24時間一緒だと、それだと
「トイレも?」
香織
「嘉位が望むなら、トイレも一緒です!!」
嘉位、あ、なんか、これ、まずい方向にいきそうだ
「香織、ありがとう、その話は、とりあえず、ここまでで、着替えて練習場で手伝ってもらえるかな?」
香織
「はーーーーーーーーい!」
嘉位と香織は、練習場へ
嘉位も念入りに、ストレッチを続け、13時になるころであった。
嘉位は、香織にドリンクをとお願いし
香織、は、タオルとドリンクを渡した。
嘉位
「香織、ありがとう!よし、では、お昼にしよう」
「15時には楓、連、一夜さんかえってくると思う」
香織
「はい!」
嘉位と香織が広間にいくと
ベテランさんのメイドさんが、食事を運んでくれていた
嘉位は、ベテランのメイドさんに
「連から、沢山荷物が届いていると思いますが」
ベテランのメイドさん
「はい、楓お嬢様のお部屋に、整理済みです。野球用品だけわかりませんでしたので」
「それだけ、申し訳ありません、手をつけておりません。」
嘉位
「ありがとうございます」
「15時位に、楓と連、一夜さんが来ると思います」
「今日は、千佳さん、一夜さんたちをオフにしてあり」
「一緒に、食事をとります」
ベテランのメイドさん
「はい、伺て、おります」
「羨ましいです。副社長様、そのような好待遇」
「私共も、大奥様から、ありませんでした」
香織、へー、そういうものなのだ、千佳さん、一夜さんは特別なのですね。
嘉位
「では、食事を、お願いします」
嘉位と香織は食事をし、
テレビでは、週末選挙が行わると
各党の追い込みが流れていた。
香織
「事前予想で、与党、過半数割りますね。」
嘉位
「うん、そうなるだろう」
「今までは、父さんの指示で、財閥グループは、与党に肩入れしていたこともあるが」
「今回に至っては、つまり、僕が当主になってからは、山本財閥は一切関与していない」
「今後も関わるつもりはない」
「ただし、日本の財政界を束ねる身として意見は述べさせてもらう」
香織、嘉位、王子様は、どこまでの世界をみているのだろう、私もご婦人としてお勉強をしなければ、来年は千佳さんたちがお屋敷から出て行かれるので、その間に、いろいろ教わろう
そんな、話をして、お茶を飲みながら、選挙特集を見ていると
楓がただいまーーー!と帰ってきた
ベテランのメイドさんが、出迎えてくれて
一夜あれ?千佳は?みんなは?
楓も、あれ、千佳さんたちが?
そこに香織が、やってきて
香織
「楓ちゃん!おかえり!連君もおかえり!一夜さんも、おかえりなさい!」
「驚かれたと思います、今日は千佳さんたち、お休みです。そして一夜さんも」
「まず、それぞれ、お部屋で、ルームウェアーに、」
「一夜さんもです、別館で、そこで千佳さんたちにきいてくださいね」
「今16時ですので、あと1時間後、お食事になります」
嘉位は、選挙特番をじっくり、見ているので、玄関には姿は現さなかった。
楓と連、一夜は、広間に行き
副社長様、只今戻りましたとつげ、
楓は、嘉位が真剣に政治特番をみていたので、
連をつれて、自分の部屋に向かった。
一夜も、別館へ
楓が部屋にはいると
部屋が変わっていて!!
楓
「すごい!もう、連の物が整理されている?このダンボールだけ?」
連
「楓、それは野球関連」
楓、あ、そうか、流石に野球のものは、わからないものね
「連、それは、明日でも良いのでは?」
連
「そうですが、明日、かいさんと、練習場に行きたいので」
楓・・・、わたし、わたしは、わたしは、どーするのよ?え?わたし、置いてきぼり?
連
「朝起きたら、楓も一緒に、和井田の野球部のジャージに着替えて、練習場にいこう」
「朝準備ができたら、かいさんに、僕から連絡を入れる、かいさんも、まっているはず」
「そう、かいさん、なら、そうするはずです。ストレッチ」
楓、良かった!ひとりぼっちかと、そうなると、かお、も一緒だから、うん!楽しみだ
楓
「了解!では、ルームウェアーに着替えて、広間に行きましょう!」
丁度17時ということもあり、
広間に、ぞくぞくと集まってきた。
嘉位、香織、楓、連、千佳さん、一夜さん、そしてお使いしている3名
料理長
「本日は、副社長様から、江戸前寿司ということで、わたくしも握りますが」
「こちら、日本料理長、そして握らせたら右にでるものは、いない、あのお店を支えてきた、日本随一!」
「すべて、お任せください」
「副社長様から、言いつけがございますので、わたくしから」
「千佳さん、一夜さん、私共からも娘のような存在でした」
「皆さま、5名、今日は存分に、お酒を堪能してください」
「蓬田家の日本酒もご用意してあります」
千佳と一夜はびっくりして!!
千佳
「副社長様、宜しいのでございますか?」
嘉位
「もちろん、みんなで、連の卒業を祝おう!」
ベテランのメイドさんがお酒を注いで回る。蓬田家のお祝いの日本酒である。
嘉位、香織、連、楓はマンゴージュース
嘉位
「それで、連の卒業を祝って!乾杯!」
お通しから、徐々にお寿司が出てきた
料理長
「こちらのケースに、ネタがございますので、皆さま、お好きなものを」
日本料理長
「形式にこだわらず、お好きなものを!もちろん、てんぷら等もございます」
「先に、土瓶蒸し松茸をお出し致しましょう」
一夜!!え!松茸の土瓶蒸しって?ええええ?
一夜?!これは、どうやって、このまま?
ベテランのメイドさん
「一夜さん、これはですね、まず、その、おちょこに、注いて、お飲みください」
「それから、はご自由に」
一夜
「ありがとうございます!これは、初めてです。」
一夜は、おちょこ、を頂くと
「おいしい!!そして、香も!」
千佳
「すごいです!」
連
「僕は、大トロを!」
楓
「ウニ!」
香織
「えんがわを」
嘉位
「はまち」
日本酒はどんどん進み、
嘉位、そうだ、これを連に
「連、これ、夜のやつ」
連、うわ、大胆にも、ストレート、何かあるのかな?
「かいさん、ありがとうございます」
日本料理長
「こちらは、アワビのお寿司でございます。こちらは、むらさきより、柚子胡椒、あるいは、柚子、または、そのままでも」
千佳!アワビがお寿司!
千佳
「美味しい!これ、美味しいです!」
つぎつぎに、お寿司を頼み
香織
「ところで、連君、卒業式はどうでしたか?」
連
「完璧です。はじめは、式そのものが、だらけていましたが、僕と楓の登場で、一変しました!」
連は、取り出して、黒ぶちが太すぎる、眼鏡をつけてみて
連
「これが、中学校の僕です。3年間、誰も、気が付きませんでした」
一夜、ええええ、
連は、はずして、楓にわたし
楓もつけてみて
楓
「わたしも、中学3年間、誰も、気づきませんでしたよ。同じものを中学校3年間つけていました。佐伯と桜井だけは、知っていましたが」
「お姉さまも、八重さんも、私の事知らなかったはずです」
香織
「うん!あ、でも、居ました、この女の子、成績トップのおとなしい子、ええええ、それが楓ちゃん?」
楓は、黒ぶちの大きい眼鏡をはずし
「はい、事務所との契約で、中学校3年間は、わからないようにと、連も同じです」
そんななか、連は
連
「マグロ!づくしを!!」
嘉位
「連!良いね、僕もそれを」
連、うま!
「これ、旨い!楓も、食べてみてよ」
楓、も頼み
楓
「おいしいい!!」
そうなると、
香織、千佳、一夜、さらにお使いしている3名も、同じものを
一同
「しあわせーーー」
お酒も、燦然 純米大吟醸原酒 40磨、が振舞われ
料理長
「お寿司に、あいますので、是非」
「また、こちらも、飲み比べて頂きますと」
臥龍梅 純米大吟醸が、注がれて
楓は、そうだ、聞いておきたいことがあって、ゆっくりと手をあげた
みんなは、楓に注目して
楓、聞かないと!、女性陣がこれだけ、集まっているのだから。
「あのー、初めてって痛いと、聞きますが、痛いのでしょうか?」
千佳、一夜、お使いの3名は、下を向いて・・・それは、わたしも、知りたい。
楓!あ、そうだ、ここだと、お姉さま、だけ?
楓
「お姉さま、初めての時は、痛かったのでしょうか?」
香織は、うーん、どうだったかな?思い出して
「楓ちゃん、わたしは、正直覚えて居ません、痛いなんてことは、まったくなく、ただ、ただ、」
「頭の中が真っ白になってーーー!どこかに飛んでいってしまうような!」
「いまでは、それが、もう、気持ちよくて、こう、全身がそりかえるような、指先や、足の指に力がはいるような」
「頭の中は、まーーーーしろで」
皆は、あまりにも、説明が・・・・顔が真っ赤になっていた。けしてお酒のせいではない。
楓・・・凄い!凄い!が、痛いという話には、繋がらない。
ベテランのメイドさんは、真剣に答え
「楓お嬢様、痛い、痛くない、人それぞれです。血がでる、でないも、人それぞれです。」
「感じる、感じないも、それぞれです。」
「お互いの気持ちの高ぶりが、頂点に達した時に、エクスタシーを感じ取ることができるでしょう。奥様のように」
「全ては、連様に、身をゆだねてください」
「女の幸せです」
楓、ようは、これは、本人じゃないと、わからず、説明できるものではない
「つまり、恐れず、本人でしか、わからない、ということですか?」
ベテランのメイドさん
「はい、人、それぞれで、ございます」
「これは、お二人が、一緒に、勉強を重ねていくことです」
楓、なるほど、保健体育、わからないのよね、その絶頂がなんだとか、この前のテスト、あれは答えられなかったし、問題を作る方も、作る方だわ
千佳、一夜、お使いの3名も、なるほど!なるほど!興味津々であった。
嘉位
「千佳さん、そんなに、真剣に、ま、良いのですが、皆さま、千佳さん、一夜さんの報告も聞きたいのでは?」
千佳と一夜は、上杉、直江の話をし、マンションの件は伏せておいた。
楓が話に割り込んで
楓
「その、お兄様、2.5億と申していましたが、それは資材費、施工費等ですよね?」
嘉位
「楓、その通り」
楓
「そうなると、未公開物件ですが、市場ですと、幾らになるのですか?」
嘉位
「どうだろうね、8億円位、9億かな?」
「それこそ、ゼネコンを55歳で退職された、執事の方であれば」
ベテランのメイドさんは、御屋敷のメンテナンスを担って頂いている、執事の方をお呼びして
執事の方、なるほど、そういうことですね
「副社長様、9億円が妥当です、それ以上10億円も、入札になりますから、その物件は」
千佳、一夜!!!!!!!!
「えええええ!! 10億円!!」
香織!!!ええええ
「10億円!!!わたしも、おかしいと、おもっていたのです」
「皆さま、給金を頂いているとお聞きしております。それで、2.5なら払えるのに、どうしてだろうと」
「2.5億円は、嘉位あれですか、建築、資材、つまり、キッチンとか、お風呂とかこみの、つまり、原価!?」
嘉位
「香織、その通り、原価。」
執事の方
「資材費は高騰しておりますが、妥当な金額設定かと」
内藤、甘利、板垣
「千佳、一夜、なんで、そんなに、驚いているの?金額設定、それくらいでしょうに」
千佳、一夜、しまった・・・・黙っておこうと思っていたのに、大声で、反応してしまった。
千佳と一夜は、もうしわけないと、想いながら、口を開き
千佳・・・なにか、悪い事をしたような顔で、申し訳なく
「副社長様から、頂きました。」
一夜、ごめん、ごめん、みんな
「副社長様から、頂きました」
内藤、甘利、板垣
「ええええええええええええ!!!!!」
嘉位は話題を変えようと
「千佳さん、一夜さん、皆さんにお伝えしてあるか、再度僕から」
「13日から22日、皆さまは、お休みになります。」
「僕と香織、連と楓は、13日から22日不在になります」
「御屋敷の方々も、皆、お休みください」
「千佳さん、一夜さん、そのお休み予定等は?」
千佳は、回りを見渡して
千佳
「わたくしども、5名は、長野の実家に帰り、多々ご報告する事がございます」
「里帰りをし、実家、そして、一夜、真田の御屋敷に集まることになっています」
香織
「久しぶりに、実家に帰るのですか?」
千佳
「はい、連絡はしていますが、里帰りは初めてになります」
香織
「驚かれるでしょうね!皆さん、お綺麗ですから」
楓が話にわってはいり、話が、・・・女の子の初めてが、なんで、10億円から、里帰りへ、いや、良いのだけれど、やはり、心配なのだ、
楓
「かお、お姉さま、今日、これから、一緒にお風呂に入ってください!!」
嘉位
「せっかくだから千佳さん、一夜さん、内藤さん、甘利さん、板垣さんも、一緒に入って」
「楓の悩みを共有してもらえば?」
楓!え?良いの、もう、当主様がいうのだから、いいも、わるいも、ないですわね
千佳!ええええ、良いの?お屋敷ですよ、御屋敷
一夜、御屋敷のお風呂!!!!
楓
「副社長様、ありがとうございます。では、みんなで、露天風呂に行きましょう!」
嘉位
「連は、僕と入って、その後、部屋にくるかい?」
連
「はい!」
一同は食事を終えて、
女性陣は、露天風呂へ・・・・。
それは、それは、お美しいお姿が、天女達が水浴びをしている、まさに、そのような光景であった。
嘉位と連はお風呂を済ませて
嘉位の部屋に、連が来た。
嘉位はスマートフォンを取り出して、
嘉位と、連は、座り
嘉位は、由良に電話をした、スピーカーに変えて
嘉位
「お、社長、プレイボールか?」
由良
「は?」
嘉位
「はじまっているのかと?」
由良
「何を?」
嘉位
「そりゃ、八重さんとプレイボールといえば!」
由良
「プレイボール!!そんな、9人もいないよ!」
嘉位
「え?八重さん、9人も相手するの?」
由良
「そんなわけないだろうに、プレイボール!俺が、バッター!」
嘉位
「あ、打席のほうね!」
由良
「そうだよ!」
嘉位
「で、八重さんが、9人も!」
「え?」
由良
「え?」
嘉位
「ファースト、水着姿の八重さん、セカンド、パジャマ姿の八重さん、サード、ナース姿の八重さん!」
由良
「おいおい!!そして、俺の黄金バットが!!! って、言わせんな!!!」
連は噴き出してしまい
連
「かいさん、ゆらさん、お二人でいると」
「控えめに言って」
「はっきり言って、バカですね!」
由良
「うわ、連、いるのか!!」
「嘉位、言えよ!」
嘉位
「いや、わかっていると思って、電話ごしに」
由良
「見えるか!!透視能力なんて、もってない!」
連、は笑いながら、思っていた、本当に、この二人でいる世界は、普通の頭の足らない高校生なのだなーーーと。
由良
「連!わらっているな!連なら、わかるだろうに!」
連
「え?なにが、でしょうか、ゆらさん」
嘉位
「ほら、むちゃぶりよ、むちゃぶり!」
由良
「全国制覇祝勝会とか、でかい大会の祝勝会!」
「監督とか、むちゃぶりしないか?」
連!!!あ、ある!
「はい、あります。あります。無茶ぶり!!」
由良
「参考までに、ボーイズだと、どんな無茶ぶりは?」
連
「パーティー会場で、何もないホテルの会場で、女装!をと・・・」
由良
「なるほど、女装か!それは、盲点だった、女装、習得せねば」
連
「え?そんな、ことを、練習しているのですか?」
嘉位
「そんなこと!いや、大事なことなのだよ、もう、その場をどのように、楽しく乗り切るか!日々シミュレーションを!」
連・・・勉強のほうが、良いのでは
由良
「今、思ったよね、連は、思ったよね、俺に、嘉位に、勉強を、学問をと、でも、連もそうだけど、俺ら、授業さえ聞いていれば、暗記するだけだから」
連
「はい、確かに」
由良
「だろう、ところが、このむちゃぶりに、対応するセンスは、磨いておかないと、いつなんどき、何が、来るのかが」
嘉位
「そのため、日々努力を惜しまず!」
連・・・やっぱり、この二人、変わっている。うん。
由良
「連も、練度あげとこうな!」
連
「え?無茶ぶりの?」
由良
「ちがうよ、暗記力、恐らく、1言語、3時間位だろう?俺と嘉位は1時間だぞ」
連
「あ、はい、1言語3時間位だと、思います。」
由良
「まずは、年内に、2時間へで、来年1時間に」
「暗記力は日々のトレーニング、連もわかっているように!」
連
「あ、はい、ところで、この電話の本題は、なんでしょうか?」
由良
「あ、それはだな、2つかな。1つは、嘉位への報告。八重のハイパー部隊、青森と、大阪に、2班13日から向かってもらう」
嘉位
「了解!予定通りだね」
由良
「コーポレートカードは、全員に配った。使い方のレクチャーは、庶務の方々が、徹底してくれた、清算方法等」
「明日も、会社に顔を出す。」
「日曜日に、大阪にキャリーは送っておく。和井田の野球部のジャージも入れて」
嘉位
「了解!」
嘉位
「連、和井田の野球部のジャージは、良いとして、その他服は何をもってきた?つまり、遊べるような、カジュアルは?」
連
「あまり、カジュアルは無いですね。ほとんどが、事務所で使う衣装で、気に入ったものは、買い取りましたが」
「いわゆる、春のカジュアルはもっていないに、等しいです。」
由良
「俺も無いといえば、無いに等しいな」
嘉位
「では、日曜日は買い物に行くか、香織、八重さん、楓さんの分も」
「買ったものは、そのまま、大阪に送ろう」
由良
「了解!助かるわ!」
連
「ありがとうございます」
通話は終わり。
丁度そのころ、入れ替わりということだろうか、
香織と楓が、部屋に入ってきた。
香織
「えへへ、いつも、ですが、お風呂、長くてすいません」
楓
「お兄様、すいません、連も!」
楓
「お兄様、お話はお済ですか?」
嘉位
「うん、日曜日に、買い物に行こう、カジュアルを買いに、由良と八重さんも一緒に」
「もちろん、僕、香織、連、楓も一緒にね。そのまま大阪に送る」
楓
「では、連をつれて、お休みする事にします!お兄様、お姉さま、おやすみなさい」
楓と連は、部屋を出て、楓の部屋に向かった。
楓は、何故か、緊張していて、両手両足が、同時に・・・・。行進していた。
楓、は、何をどうして良いのか、みなさん、お風呂でのアドバイスは、既に、頭から、消え去っていた。
楓は部屋につくと
「いらっしゃませーーー!!」
と、わけのわからないことを、言って、連を部屋に
部屋につくなり、電気を消して
楓は、がばっと!すべてを脱いで
ベッドの上に横になる
楓は、ドキドキしていた、一方で、あれ、どうするのだったか、この間は、お胸を触ってもらった。
楓、あれ、なんだったか、露天風呂でのお話、そう、あれよ、あれ!
連は、いきなり、全て脱いだ、楓に驚いたが、楓のとなり
楓は、連に、そのまま、と 目で促し
楓は、すべてまかせると、
連は、ね つけない本から、手探りで、中身を取り出し、あ、これだ。
連
「では、」
ところが、
楓
「あ、そこは、違う、もう少し上」
連
「ここかな?」
連、あれ、あれ?
連は、押し込もうとするが
楓、あ、痛い!!!
「痛い!!」
連
「あ、ごめん」
楓、連、えええええ、入らない!!!!
どうしよう!
どうしよう!
どうしよう!
どうしようーーーーー!!!!!
一回、楓は電気をつけて、明るくなり
連を見て、
楓は、もしかして、わたし、ダメなのかもと、涙が、ぼろっと、こぼれてしまった
楓
「連、ごめんなさい、ごめんなさい、痛い!わからないの、どうしよう!」
連
「楓、ごめん、真っ暗でわからなかった。」
連は、このままではダメだ、嘉位さんに聞いてみよう。聞くのは、恥ずかしい事ではない。うん、そうだ
連は、電話をし
嘉位
「どうした?連?」
連
「すいません、急に、その、入らないのです」
嘉位
「?え?意味が、まず、どうした?」
連
「楓が横になり、真っ暗で、誘導を、でも、押し込んでも、痛いと!」
嘉位
「ちょっと、まとう、一回冷静に」
「まず、真っ暗、これはやめよう。そりゃ、わからないよ」
「次、いままで、どこまで、触ったり触れたり、抱きしめたりは、したよね?」
連
「はい。」
嘉位
「今は?」
連
「いえ、していません。そのまま、真っ暗の中をつきすすみ」
嘉位
「なるほど、連、渡した袋の中に、もう1冊、これは本がある。」
「これを、暗記!即、ただし、想像するなら、変な方向に向かうから、医学書として暗記を」
「それで、解決だ。連なら、1分で暗記できるだろう」
連は、紙袋をみると、ああああ!!その手の教科書といえるべきものが
連
「わかりました、今度は大丈夫です」
「それでは、失礼します」
連は、その教科書をぱらーーと、即暗記し、あ、なるほど、って当たり前の事が
そう、楓と連
とくに楓は焦りすぎていて、前準備なしで、いきなり、中へと
教科書の典型的な失敗例にあった。
いきなり、それは、痛い。痛いのである。
その前にするべきこと、等が書いてあり、当たり前といえば当たり前。
教科書の失敗例の解決策には、あせらないこと。ゆっくり時間をかけてと
連は、楓に
「楓、ごめん、今度は、大丈夫、あと、電気はつけたままにする」
楓は、え?本当に、わたし、ダメなのでは?まだ、楓は、涙が出ていた。
連は、やさしく、楓に唇を合わせ、
手を繋ぎながら、ゆっくりと、ベッドに倒れ
そして、頭をなでながら、腕や、首筋に、唇をふれ、だんだんと、手は楓の、ふたつの谷間のほうに
谷間の頂上にも優しく、ときには唇で挟みこみ
楓も、あ!と、感じが。
そのまま、ゆっくりと、連の手は、楓の、大事な部分の周りを
ゆっくり、触り、そして、少し、ひろげてみたり、また、その上に口を
軽く、指をいれたり、出したりを繰り返し
また、楓の口をあわせ、そして、また、片手は、楓の大事なところ、
もう片手は、谷間の片方を、やさしく
楓は、どんどん、声がもれてくる
楓、気持ちいい!!。
連、は、ころあいをみて、
「では、」
楓は、もう、早く、早く、あ、なんだろう、この気持ち、一人でしたときより、あれ、ああああああああ
入った。
痛くない、どこころか、連が動くたびに
ああああああ!!
あああ。あああああ!!
それからの二人は、長く、長く、そして、何度も繰り返し
それは、朝まで続いたのであった。
楓と連は、はじめて、大人になれたのであった。
< つづく >
ーーーーーーーーー
後で消す:たぶん、天の声、うん、セーフだとおもうぞ、セーフだと、ま、今はよいとして
楓と連は、どこからか、声が聞こえたが、朝になったが、そのまま、寝てしまった。