第一九五話 名古屋での、一戦、奇襲
ホテルについて、
嘉位、香織、楓、千佳、一夜はホテルマンの案内で
中に、
セキュリティーチェックが行われ
嘉位は、フロントへ
嘉位
「予約済みの山本です」
フロント!VIP 山本財閥副社長様
「恐れ入ります、こちらに、記帳をお願い致します」
嘉位は、記入し、フロントに渡した
嘉位
「ルーム、サービス、プール、ラウンジ等、全て部屋付けで、僕に回してください」
フロント
「かしこまりました、こちらが各ルームキーになります」
嘉位は、香織に元に、
香織と楓、一夜と千佳は
香織
「きれい、凄いよね!」
楓
「うん、凄い、外国人さんも多いですね」
嘉位は、それぞれにルームキーを
「これが、僕と香織」
「これが、楓と連、そして、もう一つが豊田ご夫妻」
「これが、千佳さん」
「こっちが、一夜さん」
「それと、こちらが、執事の方」
嘉位
「いったんお部屋に行きましょう。17時50分に、ここに集合で」
「全て部屋づけですので、エステやプール、ドリンク等、僕もちですので」
「千佳さん、一夜さん、執事の方、車を今日は乗りませんので、お酒を」
「執事の方は、お食事は別になります」
執事の方
「いえ、びっくりしております、私も、泊まらせて頂けるとは、お酒の件もありがとうございます」
嘉位
「楓は、連から連絡がありましたら、お迎えをお願いします。17:50に集合で」
「各、着替えはお部屋で、お部屋にはそれぞれの、キャリーは既にありますので」
「明日、豊田ご夫妻は、朝、先に出られるとことです」
楓
「お兄様、ありがとうございます」
嘉位
「それでは、部屋に行きましょう。まずは、ゆっくりしてください。お時間はありますので」
ホテルマンの案内で、それぞれの部屋へ
楓は部屋にはいると
「うわ、なにここ、広い、って、こんなに広いスイート、そして、外が一望できる」
「お兄様、流石です。」
「まだかな、連、まだかな、一人なのだよねー。」
一夜は、びっくりして
「なに、この部屋・・・広すぎる、ええええ??」
「時間もあるし、暇になる」
千佳え?ここ、は?
「これって、お部屋なの?え?広いなんてもんじゃない、ええええーー」
「これは、一夜も驚いているはず」
千佳は、一夜に電話して
千佳
「ねー、ねー、見た?お部屋?」
一夜
「びっくり、ねー、そっち行っていい?」
千佳
「もちろん」
直ぐに、一夜が入ってきて
千佳
「もう、びっくり!!そして、この景色!」
一夜
「そうだよね、わたしのところも、ねー、千佳、写真とろうよ!」
千佳
「うん!」
一夜
「なんか、久しぶりだー、この解放感」
千佳
「副社長様に感謝しかないよねー」
千佳と一夜は、卒業旅行以来、旅行という旅行をしたことがなく、付き添いで御供しても、ビジネスであり
まさか、スイートとは思っても居なかった。
今、二人は、学生時代に時間が戻っていた。
一夜
「楓お嬢様も、御呼びしてよい?千佳?」
千佳
「もちろん!」
楓が、千佳の部屋に来て
楓
「千佳さん、一夜さん、もう、お部屋びっくり!!こんなに広いスイートそして、お外みました?凄いです」
千佳
「わかります、楓お嬢様、もう、私達も大興奮で、このような、もう、嬉しくて、嬉しくて」
一夜
「わかる!わかる!もう、いままでの苦しかった経験は、この時の喜びの為に、あるって!そうおもっちゃう」
楓
「明日は、エステ行きましょうね!」
一夜
「宜しいのでしょうか?楓お嬢様」
楓
「そりゃー、お兄様ですから、何をしてもお許しになってくださいます。お兄様って、なんで、こう、女の子の喜ぶことを、さらーと何気なくするのでしょうね」
千佳
「そう、そう、そういう心遣いは、出来るのにですよ、出来るのに、わたしの気持ちに気が付かず!まったく」
一夜は笑いながら
「それは、千佳に魅力がないからでーーーはーーーー?」
と言いながら、一夜は部屋中を逃げ回り、それを、まてーーーと、千佳はおいかけ
そう、まるで、千佳と一夜は、少女に戻ったような時間であった。
楓も嬉しくなって、千佳と一夜の素の姿が、見られたことに、クスクスと笑ってしまった。
本当に、皆、女の子ですものね。同時に、お兄様へ感謝を、千佳や一夜を、私と同じに、おもてなしを、そう思うと、胸が熱くなった
一方の嘉位と香織である
香織!目をまるまるとして、
「ひろーーーい、そして、高いですよ、高いですよ、こーーーなに、お外、見てください!」
香織は、まいどのことであるが、お部屋探索が始まっていた。
香織
「うわ、ここ、こんなところも、明かりがつく」
「お風呂、お風呂ひろーーい!」
香織、すごい、すごい、
「嘉位、走れますよ、ここ!!」
香織は、大はしゃぎである。
嘉位
「ま、うん、そうだね」
香織は、少し、ムッとした。嘉位のあまりにも、そっけない反応に、あ!そうか
香織は嘉位に近寄って、嘉位の手を取り、自分のおむねに。
香織
「嘉位は、こちらが、お望みですね、わかっています、わかっていますとも」
「嘉位、今から脱ぎます!お風呂先にはいりましょう!」
「かい、かーーい、おふろ、おふろーーー」
嘉位、いや、ダメだろう。今、そう、お風呂にはいって・・・しまうと、そのまま
嘉位
「いや、そうではなくて」
と嘉位がいいかけたときに、香織は
「はやくーーーーう、はやくーーーーう」
嘉位、あ、だめだ、これ、やばいやつだ。
嘉位は、香織に耳打ちし、小声で
「今、お風呂にはいっちゃうとね、そのまま、そーなるから、すると、どうなるか?楓と連、豊田家の顔合わせ、千佳さん、一夜さんの顔合わせ、出られないくなるよ」
香織、!た、確かに。うーーん、ここは、我慢しなくては。
香織は、手を放して、ベッドの上に走って、ダイビングし、ベッドの上でジャンプしていた。
嘉位・・・。どうした?香織、なんだろう、ま、良いか
楓から、香織に連絡があり、豊田家が到着して、迎えにいくとのこと
香織
「連君たちきたって!楓ちゃんから、連絡が」
嘉位
「では、僕らもそろそろ、お着替えをしようか、そろそろ時間になるからね」
香織
「はーーーい」
嘉位、・・・。ま、良いのか、香織、嬉しそうだな。
二人は着替えを済ませ、
香織は、時計、ネックレス、指輪をつけ
嘉位と腕を組み、部屋の外へ
エレベーターまで歩くと、
そこには、ドレス姿
そう、ドレス姿の千佳と一夜が居た。
そして、楓と連も、やってきた。
香織は、すごく驚いて
「千佳さん、一夜さん、奇麗!!はじめて、見ました。すごい、奇麗です。千佳さん、一夜さん」
楓
「ねー、奇麗よね、千佳さん、一夜さん」
連
「本当に、奇麗です、千佳さん、一夜さん。香織さんも、楓さんも、奇麗です」
嘉位
「千佳さん、一夜さん、奇麗ですね」
千佳は、嘉位から褒められるのが、1番嬉しかった。
一夜も、嘉位から褒められて、嬉しかった
千佳も、一夜も、どこか照れていて、頬が赤くなっていた。
そこに、豊田夫婦も来て
嘉位
「それでは、一度、フロントに行き、それから、レストランに行きます」
連?かいさんは、どうして、1度、下まで、おりるのであろう?途中で、降りられるのに。ま、良いか。
一同は、フロントを通り、ラウンジへ
周りの宿泊者や、外国人さんは、
え?なに、ドラマの撮影?とか
女優さん、俳優さん?え?だれ?
あれ?武田 連、矢井田 楓、え?似ているよね?
外国人さんは、撮影しようとしたが、警備員に止められていた。
どこから、どうみても、普段とは思えない
有名人、俳優、美人な方が、世界の違う方が、そこにいた。
旅行客も、撮影をしようとしたが、警備員に止められた。
武田 連だよね?矢井田 楓だよ、凄い、え、二人って?
ラウンジで、足を止める人が、増えて来たので
嘉位
「それでは、行きましょう」
皆さんを、レストランの方へ、エレベーターであがり
ミクニナゴヤに
嘉位が、中に入り、ルームキーを渡し、全て、僕づけでとつげ、
一同は、個室に案内された。
外は暗くなっており、窓からは、名古屋の夜景が一望できた。正面には大きなモニターも設置されていた。
それぞれが、席の前に立ち、
椅子を引いてもらい、
着席
各テーブルにシャンパンが注がれ、
嘉位と香織、楓、連にはマンゴージュースが注がれ
嘉位は一同を見渡して、
嘉位は立ち上がり
「この度は、ご足労頂きまして、誠にありがとうございます、いくつかのお祝いの儀がございます。」
「株式会社 連 設立 代表取締役社長就任、誠に、おめでとございます」
「乾杯」
一同
「かんぱーーい!!」
前菜が運ばれてきて、
料理長:
「本日はご用命頂きまして、ありがとうございます。本来であれば先にご挨拶をするところですが、山本財閥副社長様から、言いつけがございまして、あらためまして、誠におめでとうございます。
既にご存じの事でしょう。あらためまして、山本財閥総料理長の1番弟子が、わたくしになります。本日は全てお任せください」
ワインが振舞われて、千佳も、一夜も飲んでいた。
連社長:
「副社長様、この度は、わたくしのようなものを、抜擢頂きまして、誠にありがとうございます」
「そして、このような席を設けてくださったこと、心からお礼を申し上げます」
「ところで、東京支社の設立についてですが」
嘉位は、言葉を遮り、
「嘉位、しばらく、仕事の話は、後程に」
嘉位は立ち上がり
「当家、山本楓、豊田家、豊田連 改めて、本年11月末に、東京 明治記念館にて結納式を行います」
連は立ち上がり
「副社長様、楓さんを必ず幸せにします」
楓も立ち上がり
「お兄様、連のもとで、連を守り、連と添い遂げます」
拍手がわき
嘉位は、手で座るようにと、連と、楓に。そして、あらためて、一同を見渡し
「翌年、僕と香織、楓は高校三年生になります」
「同高校三年生の12月に、僕と香織は、明治神宮にて挙式、つまり、結婚致します」
香織が立ち上がり
「私は、嘉位のもとで、嘉位を支え、嘉位の全てを守る妻となります」
香織は会釈をして、座り
嘉位は、連に目を向けて
「これは、連に報告になる、既にご存じ通り、副キャプテンは、株式会社 八重を設立、代表取締役に」
「御手洗 由良と、中曽根 八重」
「本年11月末に、明治記念館で結納式を行う」
「翌年、高校三年生 12月、両名、明治神宮で挙式いたします」
お肉料理とワインが運ばれ、
いったん食事へ
一夜
「おいしい!!柔らかいし、香も良いです」
千佳
「うん、凄い、あー、もう、生きて居て良かったー」
豊田のお母さんは、クスクスと笑い
「本当に、美味しいわね。」
次に、フォアグラのソテー、羊の煮込みワイン仕立てが運ばれてきた
ワインの種類は沢山増えて、運ばれてきている。
楓
「こ、これは、大きい!!ここまで、大きいフォアグラは」
「うん、美味しい!幸せーー!」
口直しのシャーベットが、出てきたところで
嘉位が立ち上がり
「連、僕と香織、楓は1つ年上になる。その為、連より先に和井田大学に進む」
「連が高校三年生、年が明け、1月になると、和井田の寮を出なくては、ならない」
「連は、どのように考えているのかい」
連は、
「和井田から、出るしかないので、名古屋に戻ります。」
嘉位
「楓を置いてか?」
連は、こまった、確かにそうだ、かいさん、の言う通りだ、
かいさん、香織さんと挙式するというのだから、お屋敷にお世話になるわけにも、いかない。
正直な事を言った方が良いのか、言うべきだ、お屋敷でと
連はたちあがり
「正直に言います。楓と離れたくありません。名古屋にかえらず、お屋敷にいさせてもらえないでしょうか」
「楓と常に、一緒に居たいのです。」
嘉位は香織を見て、頷いた
嘉位は、連を見て
「連、満点回答だ」
「ただ、それでは、満足しない」
「それは、僕ではない、楓が」
「一緒に居る場」
香織は、スマートフォンで納めた写真を、連君に渡した
連、え?これは?え?
「連、和井田大学のすぐ近くに、マンションを建てた」
「その最上階を、連と楓にプレゼントする」
「そこで、大学生活を送りなさい」
「これは、当家から、豊田家への結納の品である」
豊田の父と、母も写真を見て、えええええ?
連は、想定外の事に、驚きを隠せず。え?マンションをプレゼント、最上階、大学の側!楓と二人で生活!凄い
連は、大きな声で
「ありがとうございます、お兄様」
深々と頭をさげた
豊田の母
「副社長様、申し出は嬉しいのですが、当家として返せるものが、ありません」
嘉位
「いや、そう、あらたまらず、これは、僕が楓、連にしてあげたい事なので、あるいみ、僕のわがままですから」
「見返りなど、求めておりません。そこは、受け取って頂きたい」
豊田の父 連社長:
「副社長様は、想像の域を超えてらっしゃる。ありがとうございます。」
「あらためて、楓さん、連を宜しくお願いします」
次に、松坂牛のフィレステーキが運ばれてきた
同時に、多数のワインも
豊田の父は、食事をしながら
「ところで、副社長様、先ほどの東京支社についてですが」
嘉位は、またもや話を遮って
「そこからは、僕がと」
「豊田のお父さん、連社長がおっしゃりたい事は、旧:N社が改めて酷かった事」
「特に、旧N社の東京本社まわりのあり様は、酷く、これは、つぶれて当然だと」
「一方で、会社再建するには、豊田会長のお力が必要である。」
「しかし、東京にて、直接指揮をとる、実力者が必要」
「東京に、あらためて、東京本社とし」
「社長に取締役、兼務 社長 上杉」
「副社長に、取締役、兼務 副社長 直江」
千佳と一夜は、ええええ?となった。
「全体的な調整は、年内から、夏くらいまで、豊田第三者委員会と一緒に、出張ベースで各地へ」
「来年の夏ロードマップは、8月末。正式に東京本社、そして、赴任」
「連社長、いかがでしょうか?」
連社長、え?なんで、全部わかっているの?副社長様は?え?
「副社長様、まさしく、その通りでございます」
嘉位
「豊田連社長、お二人をビデオ通話で御呼びします」
嘉位は、袋からタブレットを取り出して、大きなモニターに接続、音声も接続し、コール
モニターに、だれかが、うつった、さらに、だれかが
「嘉位、お忙しい所、申し訳ない、急に御呼びして、上杉さん、直江さん」
千佳、一夜は、ドッキとした、驚いた、なぜか、過呼吸になってきた
上杉
「これは、副社長様、突然、いや、久しぶりって数か月前ですね」
直江
「副社長様、こんな格好ですいません。今、カップラーメン食べていたので」
上杉
「直江、ちゃんと、食べろよ、だから、夜食べに行こうっていったのに」
直江
「いや、やることが、あるのだよ、明日から福岡だし」
連社長
「お二人とも、すまない、明日出張を宜しく頼む。」
上杉
「わたしは、札幌なので、空ですから、すぐです」
直江
「新幹線、朝、早いの!で、副社長」
嘉位
「酷いようですね、旧:N社」
直江
「酷いってもんじゃないですね、風俗かというレベルですよ、僕は行った事ないですよ」
「社員も酷い、セクハラは最悪、旧:役員も酷いが、管理職者も変わらず」
「つぶれるべくして、潰れた会社ですね」
上杉
「特に、東京が酷い。豊田第三者委員会の報告の8割は、東京。」
嘉位
「それで、どうしますかね?」
上杉
「これは、誰かが、東京を1から作り直すしかない。」
直江
「まったくもって、その通り」
嘉位は、連社長に目をやり、連社長はうなずき
嘉位
「ロードマップを見ました。今の全国の再調査、御呼び、是正、再構成に、来年の8月末とあります」
上杉
「副社長様、はい、ぎちぎちに詰めていますが、任務を全うします」
直江
「同じく、先ほどから、気になっていたのですが、そこに居るのは、一夜さん?」
上杉
「僕もきになっていたのですが、千佳さん?」
千佳と一夜は立ち上がる
「上杉様、お久しぶりです。わたくしのわがままを聞いてくださって、ありがとうございます。」
一夜
「直江様、同じく、わたしのわがままを聞いてくださって、ありがとうございます」
上杉
「千佳さん、良いのですよ、僕だって、副社長の3連覇みたいですから!」
直江
「一夜さん、もちろん、同じですよ、僕も副社長の3連覇、是非!見たい!お気持ちは、よくわかります!安心してください」
千佳と、一夜は、泣き出してしまった。良かった。この人を選んでと。
嘉位
「そこで、上杉さん、直江さん」
上杉
「はい、副社長様」
直江
「はい、副社長様」
嘉位
「来年の8月末、東京本社を設立。」
「取締役 兼務、東京本社社長に、上杉さん」
「取締役 兼務、東京本社副社長に、直江さん」
「お二人に、東京を任せたい」
上杉
「誰かがやらねばと、思いましたが、僕が、わかりました。お任せください」
直江
「あれは、まず、壊して、1からになります。わかりました、お任せください」
嘉位
「そうなると、来年の8月末には、転勤となり、東京へ」
上杉、直江
「はい」
嘉位
「上杉さん、直江さん、出過ぎたことを致します、お許しください」
すこし、間をおいて、
香織は、どうしたのだろう、嘉位
楓も、どうしたのだろう、お兄様
豊田のお母さんもどうしたのだろう、副社長様
嘉位は、周りを見渡して、
「上杉さん、直江さん、和井田大学の近くにマンションを建てました。12月に引き渡しです」
「そのマンションの最上階を、上杉さん、千佳さん」
「同じく、そのマンションの最上階を、直江さん、一夜さん」
「住居を僕と香織、楓から、プレゼントいたします、受け取って頂けませんか?」
千佳と、一夜は驚いて、通例ではお屋敷を後にするかたとは、かかわりをもたない。決まりはないものの、いままでそうであった。
千佳は、突然、泣き出してしまった。
一夜も、突然、子供のように泣き出してしまった。
声に出して
上杉
「副社長様、ありがとうございます。今、千佳さんが泣いているということは、知らなかったのでしょう。」
「千佳さん、僕は、あなたを幸せにします。マンションで新生活をはじめましょう」
千佳は、泣きながら、言葉になっていなかったが
「はい」
直江
「副社長様、ありがとうございます。一夜さん、子供のように泣いていますね」
「もちろん、一夜さんを幸せにします。宜しくお願いします」
一夜も、泣いて、泣いて、子供のようにないて、まさか、自分が、幸せに、それも、それもと
「はい、お願い致します」
香織も泣いてしまい
楓も泣いてしまった
香織、嘉位は、なんで、こう、女の子の気持ちを、嬉しい。嬉しい。
楓、お兄様、ありがとう、ありがとう
二人は、千佳と一夜に想いが強い事もあり、自分のことのように泣いてしまった。
嘉位
「それでは、急に、呼び出して、申し訳ありませんでした」
「引き続き、宜しくお願い致します。出張、お気をつけて」
上杉、直江
「はい、副社長様」
ビデオ電話は終了した。
千佳と一夜は泣き止むことができず、
香織と楓も、涙が止まらなかった。
デザートと紅茶が運ばれ、
少し、落ち着いて
お食事を終えた
一同は、食事を終えて、再度、ラウンジに向かった。
ラウンジにて
嘉位
「明日は、朝9時に部屋食、ランチ等は自由にしてあり。チェックアウトは任意ですが、最長17時になります。」
「お部屋からフロントにコールすると、キャリケースを引き受けてくれます」
「エステ、スパ等、全て、僕の部屋付けになっております。ルームサービスも、ご自由に満喫してください」
そんな話をしていると、突然、何か騒がしい
誰かが叫んで、居る、そしてそれを、警備が追いかけている
しかし、警備は追いつかない
男は3人。
嘉位と、連はすぐに気が付き
男たちは、一気に走ってくる
男は、連社長めがけて、
一直線に
おおおおおおおおおおおお!と声をあげて、
サバイバルナイフで
連社長が声に気が付いて、振り向くと、
男のナイフが、左胸に刺さる寸前に、
嘉位は、男の手首をつかみ、肩の間に手を入れて、そのまま持ち上げ、
投げ飛ばし、男の肩は、鈍い音をし、その男は動かない。
さらに、もう一人の男がサバイバルナイフで、連社長に襲い掛かるが、
連は一瞬嘉位をみて
嘉位、右わき腹と目で合図をおくり
連は、サバイバルナイフを交わしながら、おもいっきり、
男の右わきあらを殴り飛ばし、男は宙に舞い、落下
泡を吹いて、動かない
N社のふてぶてしい、執行役員が、
死ねーーーーーーーーと
拳銃を構え、連社長を目掛け
嘉位、ここからでは、間に合わない、
重量のある大きな銅像を左手でもち、
一瞬で、弾丸の軌道を予測し、0.0020-0,0032
この位置と、投げ、その銅像に銃弾は直撃し、
銃弾は、床に落ちた
嘉位は、壁を横ななめに、走り出し、N社のふてぶてしい、執行役員の首に飛びつき、
銃をもつ、両手首を力で、ぐちゃ、と折り、
N社のふてぶてしい、執行役員は、いてーーーーーーーーーーーーーーーーと
さらに、嘉位は、肩に腕を入れて、背負い投げで、背中を激しくうちつけ
N社のふてぶてしい、執行役員は、ぴくりとも、動かない
やっと、警備5名が到着し
嘉位は、警備に
「縄、紐、クロス、手首、足首を縛れ、舌をかませるな、クロスで舌を、ふさげ!!!!!」
警備は所持している、縄、等で、3名を縛り上げた。
一瞬の出来事であった。
嘉位は、連のほうに、歩いて、
嘉位と、連はハイタッチ!
嘉位
「連、やるな、僕の動きについてきて」
連
「それは、かいさんが、目標ですから!」
豊田のお母さんは、震えていて、震えていて、恐ろしくなり、震えていて
香織と楓が、豊田のお母さんに対して
「大丈夫ですよ、あの二人は、なんでも、出来てしまうのですから」
「私たちの王子様ですからね」
豊田のお母さんは、安堵したのか、泣いてしまった。
連社長
「ここは、警備があるから、SP今日は良いと言ったのが、謝りだった」
「しかし、副社長、連も、なんという動きを」
「副社長は、どうして、拳銃を阻止できたのですか?」
そこに、支配人、副支配人をはじめ、フロントからも6名が
集まってきて
支配人、深々と御礼とお詫びを述べ
警備5名は、申し訳ございません。セキュリティーチェックは他よりも、厳しいのに
嘉位
「ここでは、目立ちますので、裏口あたり、人目につかない場所から、警察に引き渡しを」
支配人
「ご配慮ありがとうございます。お怪我はございませんか?」
連社長
「そう、どうして、拳銃を阻止できたのですか?」
嘉位
「あのタイミングでは、僕も間に合いません、拳銃の球の速度をと、到達点を予測し、強度を考えて、銅像を、仮に上下1mmずれても、銅像であえれば、問題ないですから」
「って、」
「すいません」
「とつぜんで」
「支配人、銅像、壊しちゃいました!!!!」
香織、楓、千佳、一夜は、
ええええええええええええええ、となり
「そこ、謝る、所、じゃなーーーーーーーい」
支配人
「え?弾道予測って、コンマ何秒の世界ですよ?」
「あなた方は、何者なのですか?」
連社長
「まったく、その通りです。副社長様も、連も」
男たちは警備の方に連行され。
ラウンジにいた、人、フロントも、支配人、副支配人も、
嘉位と、連に
大きな、
それは、それは、大きな
拍手喝采
大喝采であった。
豊田のお母さんも、落ち着いて、
皆、それぞれの部屋に向かうべく
歩き出していた。
嘉位は、思い出して、振り返り
「そうだ、忘れるところでした」
「僕と連、香織と、楓、和井田の野球部は今年の夏、甲子園に行きます」
豊田のお母さんに、
「そこで、夜、ね つけない 場合は、こちらに纏めてありますので、お使いください」
それぞれの部屋へ
香織は部屋に入ると、全ての服を脱いで、お風呂にお湯をはり
嘉位のもとに、戻ってきて、
香織
「嘉位、だきしてめてください」
「嘉位は、なんで、こうも、かっこいいのですか?」
「王子様、かっこよすぎです」
嘉位、いや、特になにもしてないけれど、僕は拳銃も撃ってないし、ま、良いか
二人は、お風呂に入り、長い、長い夜を共にした。
楓は、連に
「お風呂にはいりましょう。もう、結納し、両家の話もありました。連は週末卒業です。お風呂位は」
「もう、連がかっこよすぎて、我慢できません、せめて、お風呂くらい」
連は、顔がまっかになりながら、・・・お風呂位は、良いのかな。
二人は、ゆっくりとお風呂で、楓は、連から離れなかった。
千佳は
「副社長様、かっこいい!!!すごい、いまだに、ドキドキしている」
「それでも、私は上杉様のもとへ、上杉様もかっこよかったなー」
「そして、マンションなんて!」
「幸せ過ぎる、副社長様、ありがとう」
一夜は
「あの動き、凄い、私ではまったく、無理、副社長様も、連様も」
「でも、わたしの旦那様は、直江様、直江様もかっこいい、マンションまで」
「副社長様、ありがとうございます」
いっぽうの
豊田夫婦は
豊田のお母さん
「本当に、心配しました、怖かったです」
豊田のお母さんは、紙袋をみると、あら、これ、え。
「副社長も、連も、あんなに動けるのですね」
「あなた、まだ、わたし、怖いの」
「怖いの」
と言いながら、服を脱ぎだし、産まれたままの姿に
そして、そのまま、豊田のお父さんに抱き着いて
豊田のお父さん
「え?え?えええええ?」
二人は熱い夜を朝まで、ずーーと、過ごしたのであった。
< つづく >