表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

193/299

第一九三話 由良 八重 代表取締役社長 就任


嘉位と香織は、なぜだろうか、朝早く目が覚めてしまった。

おはようの挨拶を交わしてから

嘉位、そうだ。香織も目が覚めているし、行ってみるか。

香織は、嘉位に甘えていて、体を押し付けてくる。

嘉位、いや、ちょっと待とう、それはそれで、嬉しいのだが、そうなると、朝食に間に合わくなるし

嘉位

「香織」

香織は、まだ、嘉位に体を押し付け、指で嘉位の体をなぞったりしている。

「旦那様、だんなさーーまーー、かーーい、かーーーーーい」

嘉位、あ、これ、だめなやつだ。このままだと。

嘉位

「香織ちゃん、かおーーーり、かおりーーーーちゃーん」

香織

「え?うん?え?」

嘉位、良し大丈夫、話が通じそうだ。

「香織、ここから和井田大学に近いでしょう、お外を散歩しにいかないかな?」

香織

「はい、嘉位となら、どこにでも行きます。着替えますね、行きましょう」

嘉位・・・。ま、良いか。

嘉位と香織は、着替えをし、髪を整えて、部屋を出てエレベーターへ

すると、そこに、由良と八重も居た。

八重

「あら、八重おはよう!早いのね」

香織

「八重おはよう!八重、はやーーい、どこかいくの?」

八重

「うん、由良がお散歩だって、香織は?」

香織

「うちらも、お散歩」


嘉位

はちまん

由良

うん

嘉位

で、あれ

由良

うん

見せようかと



八重・・・また、二人は目で会話している。ま、良いのだけれどね。


フロントにキーを預けて、二人とも、腕を組みながら、お散歩へ

香織

「お散歩、お散歩、嬉しいなー、で、どこを行くの、あ、どこでも、良いのですけどね」

「嘉位と一緒なら、何処でも」

嘉位、やけに、香織テンションが高いな。

嘉位

「由良と同じ所に、行くよ」

香織

「はーーーーーい」

嘉位、?何かあったかな、ま、良いか

嘉位と香織、由良と八重はそのまま、腕を組んで、お散歩へ

数分あるくと、大通りが目に入り、

由良

「ついたよ、八重、ここ!」

八重は、驚いて

「えええ?和井田の近くに、おてらがある」

香織

「おてら、ではなく、神社よ、八重」

八重

「香織は、ここ、知っているの?」

香織

「うん、子供のころは良く、連れてきてくれたな」

八重

「へー、なにか、あるのか、よし、行こう、行こうよ」

由良

「6時過ぎているから、中に入れるし、行こうか」


4人は、階段を登って、境内へと

すると、そこには、

八重

「あれ?お父さんたち」

香織

「あれ?お母さん、お父さん」


蓬田の母

「あら、おはようございます」


八重?え?うちのお母さん、あれ?どうしてだろう、何だか、色つやが良いと、いうか色っぽい

香織?あれ、うちのお母さん、なんだろう、え?なにか、こう、そう、え?

由良?母さん、どうした、どうした、なんだ?若いというか、え?


御手洗の母

「副社長様、夜、ね つけなくなる本、大活躍よ」

中曽根の母

「あら、わたしも、あの、本、ね つけなくなる本、嬉しい」

蓬田の母

「わたしも、ですは、本、もう、ね つけなくなる本、愛用しました」


由良

?え?嘉位、仕組んだな

嘉位

だって

由良

いや、ありがとう

嘉位

どういたしまして


八重、また、この二人、目で話している、ま、良いのだけど


八重

「もしかして、お母さん達、みんな?」

香織、も気が付いて

「ええええええええ!」


蓬田の母

「わたしだって、オンナよ、まだまだ!」

中曽根の母

「そう、オンナ、お、ん、な」

御手洗の母

「わたしも、現役の、お、ん、な」


父たちは、何故か顔が赤かった。それはそうだ、娘、息子の居る前で、妻がおんなを誇張するのだから。


八重、そうだものね、オンナ、女性はいつだって、わたしだって、おばーちゃんになっても、由良と!

八重はそう思いのながら、解説がある版をみて

八重どれどれ、

八重


「奥州を制圧した、みなもとのよしいえが、凱旋の折、にほんむそんに習って、兜と太刀を収め」


嘉位と、由良は、噴き出してしまい。


八重え?え?、何がおかしいの?

香織も、え?何か変なの?


香織え?わたしも、そう思うけれど、嘉位と由良君が笑っているということは、よし、わかったふりをしておこう。

香織は、すましていた。


嘉位は、笑いながら

「源義家は、正しい。凱旋し奉納も、どこを、どうよめば、にほんむそん と・・・」

八重え?違うの?


「え?にほんむそんでしょ、それは、私だって勉強していますから、にほんむそんくらいは、知っていますわ」

由良も笑いながら

「八重、八重ちゃーん、にほんむそん、ではなく、やまとたけるのみこと」

八重?なにそれ?八重は、香織に視線を向けて

「やま と たける の みこと さん? やまって、あの大きい山? たけるさんって、誰?」

香織、八重、こっちみちゃ、ダメ、ダメなの、わたしも、わからないのだから


嘉位

「日本武尊、諸説はあるが、古事記とか」


八重

「えええ?貧乏なの?こじき?」

嘉位は、さらに吹き出してしまい

「乞食ではなく、古事記ね。日本武尊について他には、日本書紀や、常陸国風土記等でも触れられているが、少し時系列的に矛盾していることから、存在が後から作られたものではないのかなど」

「面白いから、読んでみると良いね」


御手洗の母も、笑いながら

「由良が旦那様になってくれて、本当に良かったわ、もう、八重ったら」

香織は、え?乞食じゃないの?ここは、別の話にせねば


香織は、お母さんをみて

「そうそう、お父さん、お母さん、子供のころ良くここに連れて行ってくれたよね、ここってなんで?」

蓬田の母

「ほら、うち、商売しているでしょう、商売繁盛、一陽来復御守をね」

香織へー、と、知らなかった。

「そうだよね、一陽来復!」

嘉位、香織わかっていないな、ここは、やめておこう。


八重

「香織、一陽来復ってなに・なに?教えて、教えて?」

香織、しまった、ブーメランになってしまった。話題を変えたはずなのに

「え?八重、一陽来復は、一陽来復よ」

由良も、噴き出してしまい。これ、わかってないなと。

由良

「昔の人は、寒い冬を越して、春が来ても、食べて行けますようにとお祈りを、色々なところでね」

「冬至祭といって、冬至ね。1年で一番日が短くなる日。つまり、太陽が弱っていくと考えられていて」

「太陽の復活を祈ってとともに、冬を乗り越えられるように等ね」

「穴八幡宮の、一陽来復御守は江戸時代の中期、飢饉があったといわれる、もう少し後」

「福神祭の時に、渡った守。それが、江戸という街並みから、金銀融通の御守。つまり、商売繁盛というと、わかりやすいかな」

「穴八幡宮も、一陽来復御守は冬至から、年末年始、そして、節分と、時期が決まっている」

「今年は終わったから、ものすごい人が集まるから、今度来てみようか?」

八重、香織

「はい!」


嘉位、

「それでは、これから、中には入れないけれど、マンションのほうに行こうか?」

「御手洗さんも、中曽根さんも、息子さん、娘さんがどこに住むのか、見たいはずですから」

八重、香織

「うん」


一同は、マンションへと歩いていった。

八重!!

「え?ここ、ここなの、大きい!」

由良

「うん。ここだよ、この最上階に、俺と八重が住む」

「今年の12月に引き渡し」

「ちなみに、12月引き渡し後に、先にはいるのは、せんさん・瞳さん」

「これは、嘉位から、せんさん・瞳さんへのプレゼント。内緒だよ」

「俺は、八重に隠し事はしないから」

「だよな?嘉位」

嘉位

「そうだ。」


御手洗の父、中曽根の父

「最上階だと!!」

「億はするだろうに!」

中曽根の父

「副社長様、最上階は幾ら位で設定を」

嘉位

「2.5で」

御手洗の母

「えええええ!!そんなに、マンションとは昨日聞きましたが、一番下の階の1Kか、せめて1LDK位かと」

「それでも、ここの立地ですと」

嘉位

「当分の間は、未公開物件にしようと考えています」

御手洗の父は、外装パネルを見て

「免振、そして72時間の蓄電池、副社長様、ありがとうございます」

嘉位

「最上階は、リビングを極大にしています。中刷りブレス縦工房をクロスパイル式をとっています」

中曽根の父

「早速、その施工方針を取り入れているのですね」

御手洗の父

「具体的には?」

中曽根の父

「特許登録済みですから、直ぐに出てきますが、大きなルームには、普通複数の柱があるか、上から吊り上げるしかないのですが」

「吊り上げると、それなりの強度と高さが必要になり、また荷重がかかります、人が中に入ってメンテナンスも」

「新しい組み上げ方は、中央を起点にクモの巣上にはりめぐらせ、耐荷重を従来の30倍から理論値では100倍」

「吊り上げ空間を従来100分の1に」

「それに加えて、自動メンテナンス、こちらも特許素材ですが、自動でキャリブレーションします」

「つまり、人によるメンテナンスが不要なのです。これを考えたのが、副社長様」


蓬田の母、香織、八重、中曽根の母、御手洗の母

「ええええええええええええ!!!!」

中曽根の父

「副社長様がお考えになったのは、このほかにもあります、特許取得済みですので、調べて頂けると」

「副社長様は、かねがね、マンションの耐久性、立て直し、その際にかかる費用と、欧州の建築物と、自然災害を考慮し」

「地震に強く、建て替え不要、リモートメンテナンス、配管そのもの素材を変更等」

「それらを改善した、実際の建物を、財閥傘下のゼネコンが施工しています」

御手洗の父

「副社長様は、いったい、何者なのですか?その若さで」


由良

「それでは、部屋に戻りましょうか、そろそろ朝食ですし、朝食後、ラウンジにお越しください。」


一同はあるいて、ホテルに戻り、朝食を済ませ

ラウンジへ、

11時になったころである


嘉位

「改めまして、ご紹介いたします。既に、お話済みだと思います」

「こちらのご夫婦、わたしの父と母。蓬田家でございます」

「蓬田家については、御存じの通り、老舗の酒造メーカー」

「御手洗家、中曽根家にも、お口を添えて頂きました、あのお酒です」

由良

「御手洗の父、母、になります。俺の両親です。」

八重

「中曽根の父、母、です。わたしの両親です。」

香織

「皆さま、蓬田家を宜しくお願い致します」


御手洗の母

「ご紹介、ありがとうございます。副社長様。もちろん、既にお話はしております」

嘉位

「ありがとうございます、さらに豊田家が繋がります」

御手洗の父

「凄い、メンツですな。これで、山本家とうちがなー、そりゃ、望み過ぎか」

由良

「いえ、父さん、いずれそうなります、全員繋がります」

中曽根の父

「どういうことだ?由良」

嘉位は、笑いながら

「中曽根さんと、御手洗さんと、同じです。」

「僕と香織の、長男、由良と八重さんの、娘と言えば、わかりますよね?」

御手洗の父、おおお、そういうことなのか、俺らと同じ、御手洗と中曽根、由良と八重

「そこまで、先を」

嘉位

「こればかりは、授かりものですから。そして、当人同士の話があっての事ですので」

八重え?それって、わたしと香織が、姉妹?

「えええええ!!!」

香織え?それは、八重と姉妹???

「ええええ!!」

御手洗の母

「あらまー、それでは、まだ、孫は、待つしかないのね」


一同は大笑い!


嘉位

「それでは、皆様は昼食を中華の席を設けています。お酒もお飲みください」

「食後に、エステ等でも、その後、それぞれ、お車を手配してございます。ごゆっくりしてください」

「失礼いたします」


嘉位は、フロントに行き、ルームキーを渡し

嘉位

「お酒、上げ2以上で、中華の席にお願いします、最上級のもてなしを、あと、全て、僕に回しておいてください」

フロント

「副社長様、かしこまりました。申し伝えます」

嘉位

「では、僕らは先に、また、近いうちに寄りますね」

フロント

「副社長様、又のお越しを心待ちにしております」


嘉位達は、車にのりお屋敷に向かった。


雨は予定より早く、朝にはあがっており、既に長雨から徐々に地面も乾いていた

ただ、関東南部は今晩一杯、日付が変わるころまで降るみたいである。


車はお屋敷に向かう。

由良、あ、そういうことか

「嘉位、仕組んだな!」

嘉位

「そうなるかな」

八重

「仕組んだとは?どいうこと、由良」

嘉位

「うちの両親は、仕事、仕事で、夫婦生活に距離が、男と女」

「それにつけこまれて、父が。」

香織

「そうか、嘉位は、夫婦円満であれば、お父様、お母さまはこのような事にならなかったと」

嘉位

「確実ではないです。夫婦生活は強要するものでもありません」

「ただ、夫婦仲睦まじい事は、良い事ですからね」

「おそらく、子育て、仕事で忙しく、二人でどこか、旅行等へは、行けていないと思います」

「これは、日本の家庭の大半に占めています。それ以上です。夫婦の夜の生活が疎遠になり」

「子供達が自立し、結果的に熟年離婚へと」

「欧州と大きな違いがあります。夫婦の性生活の理解」

「フランスでは、当たり前のように、子供達にも、これから、父と母は、仲良くするから、子供達は寝るのですよ」

「等当たり前に、話ますから」

「文化の違いでは無いのですよね。元々、日本の夫婦生活は戦後まで多々あったわけで」

「もっとも、強要という部分も強かったこともあります。」

「強要は良くありません、あくまでも夫婦睦まじくですから」

「僕は香織に仕事をさせるつもりは、ありません」

「香織はいつでも、僕の側にいます。」

香織は顔が赤くなり


八重

「キャプテンありがとう!久しぶりにお父さん、お母さんが、仲良く、仲良くし過ぎかな、そういうところが、見えたよ」

香織

「うちも、あんなに、なんというか大人の魅力を出している、お母さんにびっくり」


そんな話をしていると、車はお屋敷についた


香織

「ただいま、帰りました」

荷物はメイドさん達が運んでくれて、先に私と八重が和井田の野球部のジャージに着替えますね。

着替えが終わったら、その足で練習場に向かっています。

その後、嘉位と由良君がお着替えなさってください。


嘉位

「千佳さん、そういうわけですから、練習場のあと、お風呂、そして、食事という流れで」

千佳

「かしこまりました」

香織と八重が部屋で着替えている間、嘉位と由良は広間で、お茶を頂いていた


由良

「良し、万事だな」

嘉位

「その話は、練習場でストレッチしながら、話すよ、社長様」

由良

「いきなり、社長様といわれても、ピンとこないよな」

千佳、え?由良様が、社長様?なんのことだろう

嘉位は、千佳に気が付いて

「千佳さん、明日付けで、由良は、株式会社 八重 代表取締役社長に就任する」

千佳は、驚いて

「由良様、社長就任、おめでとうございます」

メイドさん一同も

「おめでとうございます」

由良は、少し照れながら

「どう、反応してよいのか、わからんものだな」

嘉位

「だろ、だから、キャプテン、副キャプテンのほうが、良いわけだよ」

由良は笑いながら

「そうだな、確かに。」


そんな話をしていると、香織と八重が着替えを済ませ、広間に顔をだし、練習場に向かった


嘉位と由良も部屋で着替えをし、練習場へ



練習場

さっそく、嘉位と由良は、ストレッチを始めた。

それを見ていた、香織と八重はストレッチのお手伝いをと


八重、由良のストレッチに、背後から、胸を押し付け

香織、嘉位のストレッチに、背後から、胸を押し付け


由良?どうしたのだ、八重?うわ、そんなことを、え?

八重は、由良にあまえてくる。


同じように、香織も、嘉位にあまえてくる

嘉位?香織、どうした?部屋なら、まだしも、八重さん、由良もいるのに、甘えてきて、ま、良いか


嘉位は、そのまま、話を始めた

嘉位

「由良、まず、ここまでの話を確認してほしい」

「人事については、前に述べた通り、承諾して頂いた」

「非常勤取締役に母、と僕、専務取締役に、施工サービス会社にて、蓬田家を率先して対応してくれた、方を抜擢」

「僕と由良は学校があるので、基本的には、専務取締役が指揮を」

「本社兼、事務所は、和井田駅の坂を下ったところにある」

「昨年末12月1日にオープン予定だった旧:N社の新営業所とサービス拠点」

「結局オープンせずに、山本財閥の資産になっており」

「未使用のまま、現在まである。ここを登記してある」

「本来12月1日付けで、旧N社の別の営業所や支店から異動予定だった」

「庶務全般、接客の女性従業員6名が、スライドで総務全般、同じく、整備士が5名スライドで技術部門」

「施工サービス会社の5名が、技術部門」

「新入社員予定で、配属予定であった、4名の女性、新卒が、4月1日に入社、総務全般」

「財閥コンサルと、財閥アウトソース会社から、募集をかけた」

「自衛隊の5名、消防5名が、実働部隊、第一部門」

「本社兼、事務所は、見た通り、サービスメンテナンスエリアが広い」

「ここに、緊急車両を豊田会長に依頼済み、納車は明後日。」

「第一部門10名を、5名ずつ、分けて2チーム」

「第一部門の当分の任は、青森、大阪にある、特殊トレーニング場で、指導を徹底」

「全国32ある、民間レスキュー会社は、そこでトレーニングをしている」

「さらに、専門の自衛隊、消防特殊部隊の指導により、強化」

「施工サービスと、整備士合わせて10名」

「施工サービスは、蓬田家の引き続き」

「また、新車両の整備にあたる」

「女性は全10名、庶務、総務全般を担う」

「財務会計、管理会計、給与、人事、経理、コンプライアンス監査は、財閥のアウトソース会社に委託」

「明日、社長、由良から、方針説明」

「明日から、終業式8日までは、学校は11時で終わるので、13時に設定してある」

「従業員 株式会社 八重 年俸制 3000万円固定。」

「勤務時間帯はフレックス。コアタイム無し。初年度から有給40日支給」

「好待遇の裏付けは、豊田会長の豊田第三者委員会の調査のもと、優秀で、ハラスメント等が無いとお墨付き」

「役員の報酬は、前回話してある通り」


「補足として、32社の民間レスキュー会社の従業員、年俸制1000万円固定。その他、実施により臨時ボーナス制度」


「こんなところからな、社長」


嘉位、そんなに、お胸を動かしたら、ストレッチでは、なくなってしまうよ、香織


由良、八重ちゃーーん、なんでこんなに、甘えてくるのだ、お胸が、お胸が

「事前通り、了解。」

由良

「そうなると、野球部へ、明日の朝、7時部室集合だな。そこで、野球部には話そう」

由良、八重ちゃん、お胸、お胸、動かし過ぎだよ。タブレット手届くかな、お、届いた

由良

「今、野球部に連絡する。」

八重は、由良の首筋に、頬をあてて、顔をすりすりしていた


由良、八重ちゃん、どうした、あまえんぼうさんみたいに

香織も、艶めかしい息遣いで、ストレッチをしている嘉位の背中をお胸で、お胸で

嘉位、おほ、と、なるが、香織、どうしたのだ、甘えていて


嘉位、そろそろ、時間だな。お風呂先だな

「由良、では、そろそろ、お風呂にいこう、俺と由良で。」

「香織と八重さん」


八重は、ちょっとムッとし

「ええええええええーー」

香織もちょっと、ムッとして

「いっしょが、いい、いっしょが、いいの、いっしょ、いっしょ」


嘉位と由良は、これ、やばいやつだ。


嘉位と由良

「どうして?そんなに、甘えているの?」


香織と八重

「えーーー!だって、結婚するのだもの、旦那様と」

香織と八重はみつめあって

「ねーーーーーーーーーーー」

香織と八重

「それも、私たちは、姉妹に」

香織と八重はみつめあって

「ねーーーーーーーーーーー」


嘉位と由良

「そういう事なのか、だから、堂々と俺らの前でも、二人きりじゃないのに、甘えて」

由良

「もちろん、嬉しい!」

嘉位

「しかし、STOP!」


香織と八重

「えーーーー、なんでーーー!服脱がないから?」

嘉位は、顔が赤くなり

「ちがーーーーう!お風呂で汗を流してからね」

「いい、大事な事」

「大事な事を言うよ」

「これから、お風呂」

「そして、その後」


「株式会社 八重 代表取締役社長 就任のお祝いの焼肉!!!!お祝いを!」


香織と八重、あ!!!そうだ、お祝い。我に返り。

八重

「うん、お風呂いってきまーす」

香織と八重は、直ぐに練習場を後にし、行ってしまった


由良と嘉位

二人は、大笑いして


由良

「いや、あんなに、変わるものかね?」

嘉位

「僕に聞かれても」

由良

「悪い気はしないというか、むしろ、嬉しいが、我慢できなくなるからな」

嘉位

「だよな。余程、嬉しかったのだろうな」

由良

「既に、確定事項だから、俺らからしたら」

嘉位

「だよな」


二人はそんな話をして、露天風呂に向かった


お風呂がそれぞれ、終わり

広間に


料理長が、沢山のお肉を運んでくれて

千佳も、マンゴージュユースを


嘉位はグラスをとり、立ち上がり

嘉位、それではと

「株式会社 八重 代表取締役社長、就任おめでとう、かんぱーーい!」

一同かんぱーーい


千佳をはじめ、メイドさんたちから、祝福の拍手があり


料理長から

「本日は、貴重で、希少である、大田原牛」

「さらには、ビールで育った、常陸牛」

「もちろん、全てご堪能いただけます」

「今までの、松坂牛等と、また、違った、味わいをお楽しみください」


メイドさん達が、次々に焼いてくれて

八重

「おいしいい!!!」

香織

「うん、柔らかくて、お口の中で、じゅわーとして、溶けてしまいました」


食事は終始、盛り上がり

それぞれの両親のお熱い夜があって、色っぽくなっている母の話は


千佳たち、メイドも顔をまっかにしていた。


食事が終わり、車で、由良と八重は帰宅した。


翌朝、いつもより2時間早く起きて、広間に行くと

楓は既に、座っており

「お兄様、お姉さま、おはようございます」

「連と連のお父様から、聞きました、由良、社長さんになるのですね。それで今日は早く、部室でお披露目というわけですね」

香織

「うん、楓ちゃん!」

「では、食事をしたら、行きましょう」


三人は駅に向かい、駅でみんなと合流した。

由良

「揃ったな、瞳さんも、部室に来てくれることになったから」

「部室にいこう」

「それから、話すね」


学校につき、野球部の部室。奇麗に整理整頓してある


瞳さん、せんさん、かずきは、既に、部室に居て

瞳さん

「おはようございます。呼んでくれて、ありがとう、重大報告とは」


みんなも、部室に入り


桜井、今日も、朝、目覚まし時計を、ぶっ壊してしまった。勝手に、扉にぶつかって、大破した、目覚まし時計がわるい

普通の目覚まし時計なら、投げられても、回避行動をとり、壊れないはずなのに、魔力が足らないな、この目覚まし時計。

しかし、残りの目覚まし時計は8つ、補充せねば。


桜井

「うん、では、話をきこうでは、ないか」


佐伯は、桜井のあたまを、ごつん と し

佐伯

「桜井は、だまっていて」


由良

「朝早く、集まってくれて、ありがとう、2つほど、皆さんに報告する。嘉位俺で良いか?」

嘉位は、頷いて

由良

「本日、株式会社 八重 を設立し、代表取締役社長に就任した」


嘉位、香織、八重を除く一同は

「ええええええええええええええええ!!!」

「副キャプテン、社長!社長様なの」


由良

「民間のレスキュー会社を束ねて、全ての権限、指揮権を持つ」

「本社は、和井田駅の坂を下った、ところにある」


由良は、もう1つ

「そう、もう1つは、個人的な事」

「俺と八重、嘉位と香織さん、楓ちゃんと、連は、今年の11月末に、明治記念館にて結納式を行う」


「うん、それは、知っているわ」


由良

「そして、俺と八重、嘉位と香織さんは」

「翌年、つまり高校三年生の12月に、明治神宮にて挙式する、つまり、結婚する」



嘉位、香織、八重を除く一同は

「ええええええええええええええええ!!!」


由良

「この2つを報告したくて、みなさんに集まってもらった」


嘉位、香織、八重を除く一同は

「おめでとう!!!!!!」


瞳、凄い!うらやましい

瞳は、せんさんに、耳打ちのかっこうをし、大きな声で

「せん、私たちは?いつ?わたしね、わたしね、バージンのまま、結婚は、いやよ、せんだから」

「はやく、わたしを、脱がして」

「ねー、せん、まず、わたしの、どこから、脱がす、考えてみて、いま、脱がしても良いですわ」

「ねー、せん、まさか、いっきに、全部脱がす気、大胆ね、それも良いわ、せん、どうぞ」


せんさは、いっきに自らの手で、瞳を全裸にすることを、想像してしまい


せんさん、稼働停止、再起動不能


瞳は

うごかない、せんを、前や、後ろや、引いて、斜めから、あら?どうしたのかしら?


「もう、せん、ったらーー、エッチーなのだからー」


佐伯、瞳さん、またやっている

楓、だんだんエスカレートしていっているな、ある意味、洗脳では、面白いけど



嘉位

「それでは、教室にいこう」

「僕と由良、香織、八重さんは学校が終わったら、一度車で帰って、着替えてから、行こう」

「楓も帰りは一緒だから、車に乗っていこう」


「はい、副社長様」


一同は教室へ

午前中で終わり学校を後にし、

車でまず、八重のうちへ、八重と由良の着替えが終わったら、再度迎えに

嘉位と香織、楓は、屋敷に向かい

嘉位と香織は、着替えて

嘉位

「楓、それでは行ってくる」

「はい、わたしは、これから、美容院に行ってきます」


車は出て、

由良と八重をピックアップ、

服装は東京ドームホテルで着た時のものである。


職場につくと、既に社員の皆さんは、専務の元で、自己紹介を終え

私物等の片付けや、掃除、パソコンの設定等を済ませており、

昼食は外食をしたとのこと。

13時に会議室という事もあり、徐々に会議室へ



丁度そのころ、

由良、八重、嘉位、香織が到着し

会議室に向かった。


会議室に入ると、一同が立ち上がり

由良は、皆、座るようにと


専務が、あらためて

「こちらが、株式会社 八重 代表取締役社長 御手洗 由良 」

「そして、こちらは、もう顔見知りですね、株式会社取締役 山本 嘉位 上位、財閥、山本財閥 代表取締役副社長 様」

「それは、社長、一言お願い申し上げます」


嘉位、香織、八重は座り


由良だけが、立って

「本日、株式会社 八重 代表取締役社長に就任した、御手洗 由良 と申します」

「設立の目的は、災害に対する、国をはじめ各都道府県の対応が、遅い」

「これを、我々、グループ32社を束ね、民間のハイパーレスキューで対応する」

「又、先日、山本財閥から打ちあがった、衛星通信 エンジェルを採用し」

「高速通信、広範囲をカバーできるようになり、災害対応にあたる」

「まず、第一、ご自身、ご家族の安否を最優先とすること」

「民間である。ここを留意願いたい」

「そのうえで、予測できる範囲に、フレキシブルに全国32拠点の隊員をフル稼働させる」

「資料にある通り、既に32拠点は山本財閥のもと、日々訓練を行っており、2年前の中国地方の洪水による土砂崩れ」

「同2年前の四国地方の山火事に迅速に対応し、実績がある」

「この時の、死者はZEROである」

「これは、民間の実績であることは、既に過去のニュース等で周知のとおり」

「当社は、この32社をさらに、練度を上げ、日々自然状況等を監視し、臨機応変に対応する」

「皆さまにおいて、エキスパートであり、32社を改めて、先に申した、練度を上げて頂く」

「新車両は、株式会社豊田から、エンジェルを搭載したものが、明日ここにも、配備、32社にも配置される」

「一人一人の、知恵と勇気をもって、且つ、連携をとる」

「後程お渡しする、モバイル衛星端末、エンジェル搭載は、携帯して頂きたい」


由良は、一呼吸おいて


「自然災害は避けられない、予期せぬ事はおきうる。いま、この、時もである」

「自然災害は、予知できない。しかし、予測はできうる」

「それだけのシステムを山本財閥より提供して頂いている」


「テレビでも、ネットでも、現場でもそうであるが」


「目の前に、助けられる命があるのに、何もできずに、ただ悶々としている、対応の遅さを許す事は断じて出来ない」


「困っている人の手を差し伸べられて、その手を振り払う事を、断じて許さない」

「泣いている、我が子を、放置する、親は居ないでしょう。」


「辛い事も多々あります。そしてそれを、経験してきた、対応してきた方もここに、居ます」

「同じ涙は、もう、流さない」


「出来る事は、なんでもやる」

「やれることは、全力を尽くす」

「我々の存続意義は、そこにある。」


「もう1度言う」

「2度と同じ、涙は流さない、ここに宣言する!」




静まり返った、会議室は


由良は、一呼吸、いれ。あらためて、大きな声で


「我々が、流す雫は、ただ一つ、感動の涙、のみである!!!」


一変し


全員が立ち上がり

社長 由良に対して


大きな、力強い拍手が一同から!!!!

拍手大喝采!



それを聞いていた

八重、香織は、ボロボロと涙をこぼし


八重、泣きながら

「由良の気持ち、伝わったよ、十分すぎるほど」

香織も、泣きながら

「これが、嘉位が、思っていたことなのね」



由良は、再度頭をさげて


「皆さま、宜しくお願い致します」


再度、全員立ち上がり

一同から


拍手大喝采!であった。



< つづく >



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ