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第一七一話 子猫ちゃんと迷子


一同は、下駄箱に向かい駅へと

佐伯

「見ている、こっちのほうが、幸せな気分になったよね」

八重

「うん、見ていて、恋の行方にドキドキしちゃったよ」

香織

「私は、感動して、少し泣いちゃった」

桜井

「恋かー、うらやましいな」

「レイとシュンは、まずは、ターゲットの攻略方法の作戦会議が必要だわ」

佐伯・桜井

「はい、マスター」


由良・嘉位、なんのことだ?作戦会議?ゲームか?よくわからん、ま!良いか


皆帰宅して、

チョコレートを食べて、その日は幸せな気分で、過ごしたのであった。


翌朝、駅につくと


佐伯・・・

桜井・・・


桜井

「頭痛が痛い」

佐伯

「わたしも・・・」


「頭が、痛いから、頭痛なの、頭痛が痛いとは言わないですわ」


八重

「二人同時に、頭痛、風邪とか?」

桜井!たぶん、チョコレートだ、お酒、どばーーと入れちゃったから

佐伯!チョコだな、どばーーーと、お酒入れちゃったから


佐伯

「大丈夫、学校ついたら、鎮痛剤飲む。ウォーターサーバ、あるしね」

桜井

「うん、助かるよ、お水買わなくてすむからね」


香織!

「あ、チョコレートに入れたお酒、香やまろやかにするために、お菓子用のお酒いれすぎたとか?」

八重

「あれは、小さじ1杯くらいは、いれたよ」

香織

「うん、それくらいなら、大丈夫」


桜井!それだ!

佐伯!え??そうなん?


香織

「ちなみに、どれくらい入れました?」

桜井、佐伯

「1本!全部」

香織

「ええええーーー、それは、入れすぎです」

「つまり、二日酔い?ということかしら?」

桜井・佐伯

「早く、鎮痛剤を飲みたいので、行こう」



学校につくと、今日は下駄箱もガラガラであった。

そう、朝から1年生しかいないのである


桜井・佐伯は、ウォーターサーバで水をいれ、鎮痛剤を服用していた。

一時間目の授業は、二人は完全に寝ていていた事で、薬も効いてきたみたいであった

チャイムが鳴ると、女子生徒たちは、教室から殆どいなくなった。

佐伯、桜井も例外なく、居なくなった。


ところが、

一部の男女は、教室の隅で話しあっているカップルもいれば、机が隣同士の男女はその場で

少し、照れながら話しているペアも。

どうやら、幾つかのカップルは、昨日のバレンタインで成立したみたいである


三好、下村も二人仲良く立ち話を


お昼休みになり、食堂もガラガラであるが

今日は、カップルで食べているのが、目につくようになっていた


佐伯

「ふー、朝は、ダメだったけど、やっと頭が痛いのが、収まったよ」

桜井

「わたしも、しかし、カップル増えたねー、うらやましい」

「うちのクラスも、何組かカップルになっていましたわ」



嘉位と由良は、まったく、会話に入らず

無関心というより、昨夜のスポーツニュースを見て

由良

「キャンプ、合流見たいだな。プロキャンプは見たことが無い」

嘉位

「僕も日本のプロ野球キャンプはテレビでしか、見たことがないな」

「行くか、金曜日出て、日曜もどりで」

「連も行けるのかな?」

「楓、楓、ちょっと割って、ごめん」

女子達はカップルの話で盛り上がっていて、嘉位と由良の話はまったく聞いていなかった

「はい、おにいさま」

嘉位

「連は、今週土日空いている?」

楓!!!うわ、どこか連れて行ってくれる、ただ・・・。

「行きたい!と答えたいのですが、その日は、お母さまのお花のお披露目がありまして」

「先日その準備でした。私もお母さまの生け花展示会を見に行くので」

「連も、今年が最後で当分の間は見られなくなるからと」

「お母さま、はりきっておりますので」

嘉位

「うん、豊田のお母さん優先だね」

「わかった」

嘉位、せんさん、瞳さんは明日からグアム、佐伯と桜井を連れて行ってもよいが、ペアのほうが良いよな。ペアになってから、連れて行こう。


嘉位、僕ら4かな

由良、だよな

嘉位、ペアじゃないと

由良、うん。



二人はまた、目で会話を始めていた。


それに八重は気が付いて

「なに、また、目で会話しているのさ?」

「聞かれたら、まずい話?こっちは、カップルの話でワイワイしているのに」


由良

「いや、聞かれてまずい、話ではないが、申し訳ないかなと」

「八重、週末、沖縄行かないか?」


八重!?!?えええええー、沖縄!行ったことがない、もちろん、行くに決まっているでしょう

「いくいく!!」

「ね!香織、香織ってば!」


香織?!?え?え?どうしたの、急に、八重?八重はどうしてだろうか、なんだか、とておも、驚いていない?

「え?あれ?」


嘉位

「沖縄でプロ野球のキャンプを見に行こうかと、僕と由良と、」

香織は、すこし、ムっとして、カップルの話で盛り上がっていたこともあり、良く聞き取れてはいないものの、急に嘉位の話を遮って



香織

「え?わたしは?わたしは?お留守番なのですか?」

「なぜですか、私だけ、お留守番とか、おかしくないですか?」

「大体ですね、一人でどこかに行くという、発想そのものが、間違っているのです」

「良いですか、わたしは、常に一緒なのです」

「それが、なんですか、キャプテン、副キャプテンの二人で、沖縄ですって?」

「どこを、どうすれば、そのようになるのですか」

「わたしは、一人で何をすればよいのですか?」

「わかりますか?!」

「わたしは、一人になるのですよ」

「それが、どういう、事なのか」

「大体ですね、初めに、私に話してから、キャプテン、副キャプテン二人で行ってよいかと?」

「お訪ねになってからでも、良いでは、ないですか」

「学校の駅から、駅前のコンビニにお菓子を買いにいくのとは、違うのですよ」

香織のマシンガントークは、止まる気配はない。

香織

「そもそも、ですね、男同士二人で、沖縄ってどういうことでしょうか?」

「男同士で、二人でキャンプするなら、嘉位のお屋敷で、テントをたててですね」

「お屋敷で、お二人で、キャップするなり、一緒に過ごすなりすればよいでは、ないですか?」

「確かに、私は以前、キャンプも、と、言いました」

「それは、みんなでですよ、どうして、お二人でキャンプするのですか」

「キャンプはですね、みんなで、ワイワイしながらしたほうが、たのしいじゃないのですか?」

香織の話は、止まることがなく、さらに、話の道がそれて行った。

八重も、楓も、桜井、佐伯も、びっくりして、カップル話が、止まり、香織のマシンガントークに注目していた

香織

「お屋敷でキャンプであれば、千佳さんも、一夜さんもお手伝いしてくださるではないですか?」

「それを、お二人で、沖縄に行ってキャンプだなんて」

「そんなに、お二人でいきたいのですか、お二人じゃなきゃ、ダメなのですか?」

「わたしは、一人で、お屋敷でキャンプをしていろというのですか?」

香織は、ここで、息をきらして、大きく息を吸い込んだ


嘉位?え?なんのことだ?怒らせることは言っていないのだけれど、嘉位はゆっくりと手をあげて

「あのーー、香織」

香織

「なんですか!はい、どーぞ」

嘉位

「僕と由良の二人だけで行くなんて、一言もいっていないのだけれど」

「僕と由良と香織と八重さんで、と言うところで、話が、途切れて」


香織は、話の流れを思い出して・・・?!あ、え?

確か、嘉位が言っていたのは、あれ、なんだったかな

もう一度、思い出して、

そう、思い出して

あ!プロ野球のキャンプ!僕と由良と、・・・

ああああ!私が勘違いをして、嘉位の言葉の続きを聞かずに!


香織は、顔が真っ赤になって

「ご、ごめんなさい!ごめんなさい、もちろん、行きます、連れて行って!」

嘉位

「うん、もちろん」


八重と楓は、とてもおかしくて、

八重

「香織は、旦那様しか見えていないからね」

「本当に、そうですわ」


香織

「えええ、ごめん、ごめんなさい、はずかしい・・・です」

佐伯、桜井

「かおって、こんなにキャプテンの事になると、変わるのですね」

と驚いていた。


嘉位

「佐伯と桜井は、カップルになってからだな」

佐伯

「ずるいー、と言いたいところだけれど、ぼっちは、辛いので」

「うん、戸倉君をゲットしたあかつきには、キャプテン連れて行ってね」

桜井

「でた、妄想モード」

嘉位

「年末年始は、海外だから、がんばって」

由良

「・・・野球部は彼氏を作る所では、ま、良いか、がんばってください、佐伯さん、桜井さん」

桜井

「はい!」


香織はまだ、顔がまっかであった。


嘉位、僕の話し方がまずかったのかな?・・・と思っていた。


食堂から教室に戻り、午後の授業も終わり

一同は駅に向かった。帰宅である。

由良は、嘉位に

「宿は?あそこか?」

嘉位

「だろうね」


八重と香織はとても気になって

「え?どこ、どこ?沖縄の、宿って?民宿?もしかして、ホテル?」

「さー、どこでしょうね、帰ってから、お互いの旦那様にきいてみては、いかがでしょうか?どこでしょうかね」

香織

「楓ちゃんは、わかるのですね、連君はこられるのですか?」

楓・・・おねえさま、まったくお昼の会話、聞こえていなかったのね

「わたしと連は、豊田のお母さまの展示会に行きますので、行けないのですわ、連がこちらに来るのは来週になります」

香織

「花嫁修業中ですものね」

「来週は、始球式ですからね、連君」


香織は、あれ?と、気が付いて、女の子が座り込んで泣いている。幼稚園生くらい?

八重も、気が付いた、こんなところに女の子一人で座って、泣いている、幼稚園生かな


香織と八重はゆっくりと、女の子に近づいて

香織

「どうしたの?一人?」

女の子は、顔をあげて、

「猫ちゃんが、中に、そうしたら、ママが居なくて?」

八重

「では、まず、おなまえは?」

女の子

「しず」

「猫ちゃんが、ママに」

佐伯と桜井、楓もきて、

桜井

「猫がママなの?」

佐伯

「桜井は黙っていて!」

「ここのお家が、しずちゃんのお家?」

女の子は、左右に首をふって

「このお家に、猫ちゃんが入ったのね」

「猫ちゃんは、しずちゃんの猫ちゃん?」

女の子は、左右に首をふって

嘉位と由良も来た。


話は口の動きでわかったこともあり、左右を見るが、違う。


嘉位

「しずちゃん、大丈夫だから、泣かないでね、お姉さん、お兄さんが、ママを探してあげるからね」

女の子は、泣き止んで

由良

「しずちゃん、猫ちゃんと一緒に来たのかな?」

女の子は、うん、と頷いて

嘉位と由良は、理解した。

香織が

「ママと、一緒に居たのは、どこかな?」

女の子は

「わからない」

香織は言葉をかえて

「ママと歩いてきたのかな?」

女の子は、頷いて

「よいしょ、よいしょ、して、ママがもしもしして」

嘉位と由良と楓はわかった。

桜井

「よいしょ?」

佐伯

「桜井は、黙っていて!」

八重うーん、あ、そういう事か

香織も分かった。

そうなるとだ

もう1つ


香織は、女の子に

「猫ちゃんは、どこで会えたの?」

女の子は

「もしもし、しているとき、猫ちゃん」

「猫ちゃんいっちゃって」

佐伯もわかった。


香織

「すこし、まっていてね、おねーちゃんたち、おはなしするからね」

「つまり、階段を上がってきたというから、駅から出て外に、そこで母親が電話をしている時に、猫をみつけ」

「気になって猫をおいかけたら、ここまで来たという事かな」


由良

「香織さん、正解。そして猫の動きですから、高い壁に登ったり、道におりたりしたことでしょう」

「幼稚園くらいの女の子だから、走っても、それほど早くは無いと仮定したうえで」

「猫も、急いで逃げたりはしないはず」


「そのため、女の子の視界には常に猫ちゃんが入りこんで、ここまで、ゆっくり来たということですわ」


由良

「見ての通り、この学園までの道は一本道であり、高低差もない。」

「真ん中に立っていたとすれば、駅から左右を見れば、視界に入る」

「ところが、猫の高さでかがんでいたとすると、木の影に入り、駅からの視界からだと、影に隠れる」


嘉位

「そうなると、娘が居ない事に気が付いた母親は、電話を切って、探しに行く」

「左右は由良の言う通り一本道で、高低差が無いから、駅から左右を見れば遠くまで、見渡せる」

「土地勘のある方であれば、1番危険な道は」


桜井

「あ、駅から見て、真ん中に急に下っていく道」


「その通り、その道の先が大通りになり、ここは車の往来が激しいから、事故にでもあってはと!」

「走って、大通りまで行ったはず。ところが、事故は起きていない」


嘉位

「安心すると、次はどこかに、連れ去られたのではと思い、下っていった坂道を、逆に登り坂になり走って、元の駅に戻る」

「いまごろ、坂道の半ば位で息をきらしている」

「駅でまっていれば、母親と合流できるが、安心させるには」


八重

「駅前の坂を下ればよい!」


香織は女の子

「大丈夫、おねーちゃんたち、ママのいるところ知っているから、一緒にママのところにいこうね」

「猫ちゃんに、バイバイしてね」


女の子は、猫ちゃんに手を振って

香織と、八重は左右それぞれ、女の子と手を繋ぎ

一同は駅のほうへ歩いていく。

楓が、童話を唄いながら、女の子も聞いた事がある歌なので、一緒に歌って

歩いていった。

既に駅についていれば、視界にはいるはずだが、入らない

そうなると、みんなの推測通り、下り坂である


駅につき

香織が女の子に

「ママがもしもし、していたのは、ここかな?」

女の子は、明るく、うん


由良が

「この坂道は、急な下り坂だから、たかい、たかい してあげよう」

由良は女の子を肩車し

みんなで、坂をくだると


足を抑えながら、来る女性が視界にはいった


女の子!!由良という長身の肩車をしていたこともあり、

「あ、まま」


香織と八重は

「しずちゃん、ママがくるまで、そのままで居てね」

「ここは、しずちゃんが、あるくと、しずちゃんが、痛い・痛い、しちゃうから」

「もうすこし、お兄さんと、たかい・たかい・していてね」


母親は手を振る我が子に気が付いて、良かったと

スピードをあげて、坂を登ってきた。


女の子

「ままー!」

母親

「ごめんなさい、しずか」

母親

「和井田の学生さんですね、助かりました」


嘉位

「ここはあぶないですから、駅前に行きましょう、それからで」


母親と一緒に駅前にきて、由良はしずちゃんを、ママへ

母親

「良かった、しずか、ごめんね、電話に夢中で」

「無事で良かった」

母親は手をつなぎ、視線をあげて

「和井田の学生の皆様、ありがとうございます。娘が居なくなって、走っていったのですが、居なくて」

「助かりました。」

「和井田は、今ブレザーに変わったのですね」

「昔は詰襟とセーラーだったのよ」

「わたしの母校も和井田ですから」

佐伯

「そうなのですか、昔はセーラー、あ、確かに何か飾ってある写真はセーラー服だった」

由良

「なるほど、それで土地勘があるのですね、坂道が危険であると」

母親

「本当に、助かりました。なんとお礼をしたら」

香織

「いえいえ、野球部として当然です」

母親

「皆さん、野球部なのですか!昔は丸々の坊主でしたから、時代ですわ」

「和井田はなかなか、勝てなくてね」

桜井

「今年の夏は甲子園に行きますので!是非、応援してください」

母親

「まー、和井田が甲子園なんて夢ですが、その夢はみな、和井田の卒業した生徒であれば持っています」

「甲子園目指して頑張ってください」

「それでは、失礼しますね。」

女の子

「おにーちゃん、おねーちゃん、ばいばい」

香織・八重

「はーい、ばいばい、おてて はなさないでね、ばいばーい」


親子は和井田とは逆方向へ行った。


嘉位と由良???この先は、ま、関連だと、ま、良いか。

楓も気が付いて?

ま、良いかと



佐伯と桜井は?

「どうしたの?マスター?」

「この先は、和井田の練習場でしょう。その先は財閥傘下の大手ゼネコンのご一族のお屋敷しかないはず・・・。」

「自宅がわからない事はないから、親戚でしょうかね?」


八重

「あ、たしかに、この先!」

ま、良いか


八重

「それより、由良!わたしにも、たかい、たかい してーー!」

「たかい、たかーーい」

由良

「え???」

八重は、ちょっと、いらっとして

「重くはないわよ!!!」

由良・・・そんなことは、言ってない

「八重、今度な。」

香織

「いいなーたかい、たかい、嘉位も、今度してね、たかい・たかーい」

嘉位・・・。

「ま、今度。」


佐伯・桜井・楓、完全にわたしたちの事、忘れているな、八重と香織

「では、帰りましょうかね」


一同はそれぞれ帰宅へ。



三人は食事を済ませて


楓は、香織とお風呂に入りたいと言い出して

嘉位も何か、相談があるのかなと

わかった。

嘉位は、すぐにお風呂を済ませて

千佳さんに、車と、沖縄への空と宿、アップ、レイト2をお願いし

千佳はすぐに、手配してくれた。


嘉位は部屋にもどって、ストレッチを


2時間位ストレッチをしていると、香織が部屋に入ってきて

香織

「おそくなりました。ストレッチなさっているのですね」

香織は、嘉位の背中にまわって、お手伝い、お手伝い

といいながら、胸を背中に押し当てた


嘉位は!となったと同時に、

香織

「そうだ、沖縄の宿は?どのような?」

「気になるなー、気になるなー、気になるなー」


嘉位は、椅子に座って、ゲーミングPCを立ち上げ

嘉位の上に、香織は、座る。


嘉位、あいかわらず、良い眺めである。この態勢、癖になりそうだ。と思っていた。


嘉位

「和井田といえば、ここでしょう」


香織は、口に手を広げて、あてて

「うわーーー、奇麗!海だーーー」

「お料理は?お料理、しりたいなー、しりたいなーー」

嘉位

「これに、アレンジを二日分、金曜日はドームと同じでついたら、食事で」

「土曜日は朝からキャンプにね」


香織

「うわーーー、すごい!」

「楽しみ!楽しみ!ありがとう、嘉位、大好き!」


嘉位

「ところで、香織、飛行機は大丈夫?」


香織?あ、飛行機?

「飛行機?」

「初めて乗ります。乗った事がありません」

「え?飛行機で行くのですか?」

「はじめてなので、正直怖い、怖いかも、いや、怖いです」


嘉位

「では、やっぱり、僕と由良で」


香織は、ムっとして


「ここを、つかんでいれば、安心です!!!」



嘉位の大切な所を、ぎゅっと!握って

勢いよく握ったから


嘉位・・・痛い。

だって、もう、この悩ましい程、狂わしいほど、素晴らしい視界

そう、このパラダイス

パジャマから、はみでている、谷間を

ずっと、ずっと、パソコンを操作している間も

谷間を覗いていたから


既に、元気になっていた事もあり


ぎゅっと!と握られ


まさに、クリティカルに痛かったので・・・。



そのまま、二人はベッドへ


香織

「うわ、腫れている」

嘉位

「たぶん、違うと思います」


夜の営み


お互い、ぐっすりと眠ることが出来た。


< つづく >



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