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第一六三話 瞳さん、と、せんさん、の準備


マニュアルは完成!

桜井、佐伯、八重、香織に見てもらい


桜井、うわ、すごい、わたしでもわかる!

「わかりやすい!」


佐伯

「生徒と、近隣用も、とてもわかりやす!すごい!」


八重

「図もあって、わたしでも、これなら大丈夫」


香織、すごいなー

「完璧ですね」



せんさん!よし!

「じゃーこれで、完了とあとは、週末チョコレートだね、かずきは?」


かずき

「あ、その日、病院の予約があって、そしてチョコレートですよね」


香織

「かずき君、具合わるいのですか?」


かずき!あ、ちがう

「え、違います。歯医者です。ちょっと勉強していたら、寝てしまって、そのままごつんと」

「そしたら、歯が欠けちゃって、それより額を机に打った方が居たかったのですけど」

「昨日電話したら、診てくれると、欠けた歯の欠片をもってくれば、土日で修復できるんですって」


桜井・・・寝落ちするほどの勉強ってどういうこと?ゲームで寝落ちは良くあるけど

佐伯・・・天才のすることは、わからん、ゲームで寝落ちでスマホで起こされることはあっても・・・勉強で寝落ち?


せんさん

「わかった、かずきも、ほら、誰か見つけないと、あれだよ、キャプテンたちと年末海外旅行にいけなくなるよ?」


かずき?!海外

「海外旅行って?」


「キャプテンがね、ペアが成立すれば、今年の年末年始、海外旅行につれていってくれるって、かずき君、がんばってね!」


かずき!

「がんばるもなにも、相手が居ないので、お留守番していますよ」


由良

「さー?どうなることやら」


みな、くすくす、と笑いながら



嘉位!あ、

「そうだ、瞳さん昨日は吹奏楽部を休みして頂きましたが、今日もお休みでしょうか?」


「はい、2日はかかるだろうって、部長が。三日目は駄目っていわれましたけれど、ですので今日もお休みです」


香織

「良かったですね。お休み」


嘉位!あ、そうだ。

「せんさん、瞳さん、今日帰りちょっと付き合ってもらえませんか?」

「寮長に外出届だしてもらえます?」


せん?!何のことだろう、野球道具なのかな?

「キャプテン了解。瞳も大丈夫?」

「はい、大丈夫です」


八重

「わたしは、ごめん、由良と病院に行ってくる、このテーピングも今日大丈夫なら、取っていいらしいからね」


佐伯と桜井

「わたしらは、ちょっと、今晩、バトルゲームの大会が、いえ、勉強です」


「ばれ、ばれですね。わたしは、前のマネージャーに頼んであった、エステの日なので、一夜さんといってきますわ」


八重!エステ

「あれ、気持ち良いよね、寝ちゃったけれど」


佐伯

「え!八重、エステ行ったの?


八重は胸を張りながら

「もちろん!と言いたいところだけれど、キャプテンが予約してくれたのを、香織と言ってきた」


香織は笑いながら

「始まったら、すぐ、寝ちゃいましたけれどね」


桜井

「え!いいなーエステ、キャプテンわたしも!わたしも!」


楓・・・

「相手が確定してからですわね、海外旅行も、ですわ」


桜井

「・・・。はい。」


一同は部室をあとにして、それぞれ帰宅した


香織と嘉位は、下駄箱でせんさんと、瞳さんが来るのを待っていた


香織は、嘉位の顔を覗き込んで


嘉位

「あ、せんさん、瞳さん、来週グアムだし、あと寮生だから土日洋服なにかあるかなと」


香織!さすが

「そうですね、暑いですから、夏服でしょうか?」


嘉位

「うん、今電話してみる、車ではなく、このまま電車でいこうか、車をまっているより、電車のほうが帰りは確実だと思うので」

「確か寮の門限が20時だったはずです」


香織

「そうでしたよね、野球道具、サングラス買いに行った時、そのような事を言っていましたから」


嘉位は電話をして、用件を伝えて

嘉位

「制服で大丈夫、準備しておいてくれるって、あとは、下着は、香織に任せる、男性用は僕と、この間のお店に」


香織

「あ!わかりました。」


そんなことを話していると、せんさんと、香織さんが来た。制服で瞳さんは小さなバック、せんさんは、斜め掛けで


せんさん

「嘉位、野球道具?何か足らなかった?」


香織は、ちょっといじわるをして

「行き先は内緒です。電車でいきましょうね」


4人は電車にのり、目的のお店についた


瞳は!え?ここ?え?


店員さん

「お待ちしておりました、上の階に揃えてございます、あちらから」

と案内してくれた



瞳は、きょろきょろしていた

それは、財布位はもっているが、こんなVIP待遇を受けたのは初めてであり

え?どういうこと?



せん

・・・何が何だか、わからないが、異世界ってやつか?ここは



香織!

「いつも、流石です。バッチリですね」


嘉位

「そうだね、夏用も、今の季節用も、素晴らしいコーディネートです、意を組んでくれてありがとうございます」



店員さん

「はい、グアムですと、モノグラムフレンチテリーショーツであれば、ペアで来ていただき、上は同じものでも」

「他のものでも、合います」

「今の季節から、これから春になりますので、こちらのジャケットは今だけ、暖かくなれば、ジャケットを着用しなければ」

「日頃からお使い頂けます」


嘉位

「あ、フロアーリーダになられたのですね、おめでとうございます」

フロアーリーダ

「はい、お助け頂いて、そしてお買い求めいただいたこともあり、また、あの経験によって、わたしも接客を改めて学びなおしました」

「本当になんと、お礼を言ってよいのか、表す言葉が見つかりません」


嘉位

「僕は何もしていません。暗記しただけですから」


香織

「このコーディネートは、素晴らしいです。おしゃれですし、実用性もありますので、そういった所が認められたのだと思います」

フロアーリーダ

「奥様、ありがとうございます」


嘉位

「せんさん、瞳さん、試着してみてください」



瞳?

「え?私?私なの?」


香織

「はい、そうですよ、瞳さん、せんさんようです」

「嘉位からの、プレゼントです。グアム楽しんできてくださいね」

「こちらの、スリムフィット デニムパンツは、季節、場所選ばず便利ですよ」

フロアーリーダ

「奥様のおっしゃる通りでございます、是非、ご試着を」

「お手伝い致します」


せんさん?!プレゼントって?え?キャプテン意味が?


嘉位

「せんさん、せっかく海外にカップルで行くのだし、また寮生活ですと外出着が少ないと思います」

「それに瞳さんの手助けもあって、マニュアルも瞬時に完成できました。これは僕と香織からのプレゼントです」


せんさん、頭の整理ができておらず、それは金額が・・・。


二人は試着を終えて

香織

「似合う、似合いますよ、瞳さん、せんさん」


瞳も照れながら、でも、かっこいい。本当に良いの?

せんも、これ、僕では無い、いや僕なのだけれど


嘉位

「土曜日のお出かけは、それで行きましょう!」

「カードでお願いします」

フロアーリーダ

「かしこまりました、いつもお買い上げありがとうございます」

嘉位

「今日エリア店長さんは?」

フロアーリーダ

「本日は、大阪の店舗に出張中で、申し訳ありません」

嘉位

「いえいえ、とんでもないです。では、また近いうちに」


4人はお店を後にして


瞳は、どういう待遇なの?副社長様、奥様?凄い!

せんさん!このようなお店、来たのは、初めてだったし、一気にこんな金額買ったのも初めだ。いや僕のお金じゃないけれど

せんさん

「え!なんとお礼をすれば」

嘉位

「お礼なんて、いりません、あ!そうですね、グラウンド引き渡しの際、監督と由良をサポートしてあげてください」

「それが、お礼ということで、このあと、デパートに行って下着を買いに行きましょう」


4人は制服のまま歩きながら、

香織

「瞳さん、すこし荷物になってしまいましたね、すいません」


瞳は唖然としていて

「いえ、大丈夫です。香織さん、本当にありがとう」


4人はデパートについて

嘉位と、せんさんは、いったん荷物をあずかり、男性用の下着のフロアーへ


香織の案内で、瞳さんも女性の下着フロアーへ


香織が中に入ると

店員さんが来て

「あ!こんにちは、この間は助かりました。」

「今日は、どのようなものを、御選びでしょうか?」


香織

「わたしではなく、彼女、先輩です。来週グアムに修学旅行に行きますので、下着を新調したいと思います」

「サイズから、お願いできますか?」

店員さん

「はい、承りました」

瞳と店員さんは奥の部屋に行き、サイズを計測してもらった。


瞳は!え?少し大きくなっている!やったー!

もう一度服を着て、香織のもとに


瞳さん

「香織さん、わたし、胸、大きくなっていた!うれしいー!確かに最近痛いと思ったのよね」

香織!

「もむと大きくなるって事でしょうか?え、甲子園は?」

瞳さん

「・・・あは!なんでもないです。では選びます」

香織

「サイズアップしているのであれば、この際全て替えた方が良いですね」

「会計の時に嘉位を呼びますので」



嘉位とせんさん、の二人は、さくっと買い物を済ませ

嘉位

「せんさん、すいません、荷物多くなって」

せんさん

「いや、大丈夫です。下着まで買ってもらって、すいません」

嘉位

「先ほども言ったように、プレゼントです」

「甲子園決まった暁には、勝負下着になるのですから」


せんさんは、また・・・ここでも、顔が真っ赤になり

直立不動になってしまった。



嘉位

「せんさん、女子は長いので、女性フロアーの近くまで行って、荷物を下ろして、待ちましょう」


女性下着売り場の近くまで移動し

荷物を下ろして


嘉位

「せんさん、寮の門限20時ですよね?」

せんさん

「はい、遅くなる場合は連絡すれば大丈夫です、男性寮は問題ないのですが」

嘉位

「どこか問題があるのでしょうか?」

せんさん

「僕もよくはわからないのですが、女性寮は遅くなると」

「お風呂場で、女の子バトルがはじまるらしくて」

「女バスが来る前に、すませないと、なんとか、どーとかと、言っていました」


せんさんは、女性バトル!あ!!と想像してしまい。


せんさんは、またもや顔が真っ赤になり

直立不動になっていた。



嘉位・・・。





一方の女性陣



瞳さん

「香織さん、これなんかどう?赤で大人っぽくて、ほら!」


香織

「瞳さん・・・それ八重も選んでいました、それだと着けている意味がないような、丸見えですよ」


瞳さん

「えええーーー!だって、それくらいしないと、せんは、微動たりせず、硬直してしまうので」

香織は笑いながら

「わかる気がする、確かに勝負下着としては良いのかも、ただ、日常つけるもの」

「いわゆる学校生活で使えるものも選びましょうね、瞳さん」


瞳さん

「あ!確かにそうですね。この下着だとブラウスの下から見えちゃいますし」

「せんに見られるのは、それは、面白くて良いのですが、他の男子に見られるのは嫌なので」


香織

「ですよねーーー、わかります」


瞳さんと香織は、日常学校で支障のない下着を、あらたなサイズで選んでいった。


店員さん

「ご購入頂けるのであれば、試着も可能です」


香織は瞳さんと選んだものを、持ってきて、これですね。

瞳さん!?ニヤリとし


瞳さん

「これをお願いしたいのですが、試着してよいですか?」


店員さん

「はい、承りました」

瞳さんは、試着しながら


「香織さん、香織さん、大事な事を忘れていました」

「ちょっと、せん」

「せんを、呼んでもれませんか」

「バックを持ってきてと」


香織?!会計は嘉位がするのだけれど、何かあるのかな?

香織

「はい、瞳さん呼んできますね、せんさんを。待っていてくださいね」


香織は店を出ると、そこに嘉位とせんさんが、立ち話をしていて

嘉位は、香織に気が付いて、会計かな?

香織

「せんさん、せんさん、なにか良くわからないのですが、バック?をもって、来てと、瞳さんが」

せんさん

「あ!そうだ、瞳のバック、僕が持っているのだ」

「香織さんありがとう、急いで行ってきます!」


せんさんは、ダッシュで!女性の下着のお店に入っていった


香織?

「そ、そんなに急がなくても?」

嘉位

「会計は僕がするけど、違うのかな?」

香織

「はい、瞳さんには伝えてありますし、わかっているはずです。あ、もしかして、女の子日だったかな?」

嘉位

「あ、それで!なるほど、せんさんが、それならダッシュして行ったのがわかりますね」



せんは、慌てて店内に入り

そういえば、場所を聞いていなかった、あたりをきょろきょろしていると


店員さんは、制服に気が付いて

「お客様、こちらの試着室に、お連れの方でしょうか、彼女様でしょうか、いらっしゃいます」


せんは、声を出して

「瞳、瞳、もってきたよ、瞳」

と聞こえるように、


瞳さんは!よし

「こっち、こっち、せん、持ってきて」


せんは、声の方へ進み

「わかった、今行く」

せんは、試着室の前につくと

「はい、これ」


その瞬間


試着室が、がらっと、空いて

瞳さん

「これ、どう?」



瞳さん、赤のスケスケの上下の下着のみで、

下着は、大事な部分をわずかに、隠す程度で、

あとは全て透けていた。

瞳さんはおもいっきり試着室のカーテンをあけ、

ポーズをとった


目の前には、せんさんが



せんさん!!!!えええええええ、ああああああ!




その場で、せんさん


直立不動



なっていた



香織が、やってくると・・・

笑いながら、狙ってやったな、瞳さん

香織はおかしくて、

溜まらなくて、声を出して笑ってしまった


香織

「瞳さん、狙ってやったでしょう!」


瞳さんは、クスクス、笑いながら

「はて?なんのことでしょうか?うふ」

「せん、せん、ほら、せん」


せんさん、もう、微動たりすることは無く、顔は噴火する寸前のように真っ赤になり

呼吸すらとまるように、


直立不動になっていた


瞳さん

「もう、せんたら、エッチ!」


カーテンを閉めて、制服に着替えて、香織は嘉位を呼んで、会計をお願いした


嘉位は、お店に入り、え?


なんで?せんさん。固まっているの?


瞳さんと、香織は大笑いをしていたのであった。


その間も、せんさん、固まったまま


直立不動

であった。



瞳さん、してやったり!

「せん、かわいい」




< つづく >


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