第一五三話 待ちに待った、由良と八重のお泊りお風呂デート
楓は、車が来たので、行ってまいりますと、手をふり、学校を後にした。
嘉位と香織は、帰りの電車の中で、
香織
「午前中で、学校が終わったので、帰ったら軽めお食事を頂いて、そのあとは?」
嘉位は香織の耳に、小声で
「もちろん、裸でマッサージ」
香織は、大きな声で
「えええええーーーー!」
香織は、真っ赤になりながら、でも、良いな、マッサージ、あれ?
嘉位
「ま、それは夜として、ストレッチをするので、部屋で、良いかな、少し手伝ってくれると助かる」
香織は、ちょっと、ムっと、したれど、マッサージのほうが、でも、今晩があるからと、思い直して、にっこりとし
「はい、わかりました」
二人は帰宅し、ルームウェアーに一回着替えてから、軽食を済ませ
部屋に戻って、
嘉位は、
「それでは、やりますか!エッチな事を!」
香織
「ストレッチでしょう、ストレッチ」
嘉位・・・。うん。・・・。
ストレッチを開始した、
香織は、あいかわらず、やわらかい、本当にどこに、骨があるのだろう・・・?
嘉位
「香織、僕の背中をこないだのように、押してみて」
香織は、後ろから手でゆっくりと、背中を押して
嘉位
「もう少し、大丈夫」
香織はさらに、手で背中を押し込んだ。
嘉位。ふーー、
他の箇所も十分にほぐして、香織は、本当に毎日、毎日ストレッチしている。
スポーツ選手はこういうものなのかな?凄いな!
香織も少しやってみるもの、・・・・硬い。痛い。無理ぃ。
ストレッチをしながら、
香織は、
「嘉位、今日の瞳さん、あらためて、凄いと思いました、積極的で」
嘉位、確かに。
「そうだね、せんさんには、瞳さん位積極的でないとね」
「せんさん、野球の分析・解析する事は群を抜けているのだけれど、女性の事は・・・奥手でしたからね」
香織は、嘉位のストレッチを、また、手伝いながら、そうだ!私も積極的にと
嘉位の背中側にまわり、手でおすのではなく、胸をおしつけて、積極的!積極的
嘉位は、あ!え!となり
「香織・・・それは刺激が強すぎる、いややわらかくて、強すぎる」
香織は、むふふ、訳の分からい事を、むふ
嘉位、香織・・・大人になっているな、凄いな、こんなにも変わるものだった
香織は、さらに左右に胸を動かしながら、嘉位の背中に押し当て動かしていた
「こういう、マッサージのほうが良いですよね」
嘉位は、ああ、素晴らしい・・・あ、駄目だ
「香織、ちょっと、ストップ、ストップ」
香織は、少し???
香織
「エッチしたくないのでしょうか?嘉位は?」
嘉位!!!!! ストレートだ
「もちろん、したい、今すぐに、でも、でもね」
嘉位は、自分の息子に、香織の手をあてさせて
香織は、ま!大きくなっている!むふふふ
嘉位・・・でもね、でもね
「今、エッチしたら、まずお迎えに間に合わないよ」
香織は、お口に手をひろげて、あてて、あ!その通りだ。16時を過ぎていた
「あ、確かに、残念です。そろそろお着替えを、しなくては、残念です。がお迎えいかないと、ですものね」
嘉位は我慢しながら、着替えを初めて
二人とも着替えを終え、準備は万端であった。
車に乗って、まず、由良を迎えに行き、そして、八重を迎えにいった。
由良
「嘉位、この服ありがとうな、4人で揃えると、それは、それで目立つ、かっこいいな、これ」
「今日は、着いてからは?」
嘉位
「着いたら、チェックインして、ルームキーを受け取るから、それぞれの部屋に荷物を置いて」
「19時前に、由良に連絡するよ、お迎えに、」
「19時から3時間位かな、ディナー、今日は4人一緒」
「明日は、それぞれ、別々で、ペアにしてある」
「今晩は、食事したら、それぞれ部屋へ」
「明日の朝食はルームにしてある、9時に届く」
由良
「OK!」
八重
「良かったー、4人一緒に食事で、実は緊張していたのよ」
香織!流石嘉位だ、みな、個々の事情を把握した気配り、すごいな、王子様
「そうだよね、今晩は4人で、土曜日のディナーは、別々で、デート!」
八重、少し緊張が解れ
「わーい、ありがとう!」
そんな会話をしながら、ホテルの前に車が付いた
扉を開けてくれて、トランクから小さ目のキャリーケース3つを渡すと
由良が、あ!この人、前にあった人だ
「どうも、2年ぶりくらいですね」
ホテルマン、・・・?!あ、と気が付き
「お久しぶりです。さらに身長伸びましたね、御手洗様、あ、山本様もご一緒ですね」
「正面入り、左手の方に、皆さんのお写真と、トロフィーが展示されております」
「では、お荷物をお預かり致します」
4人は中に入ると、
八重・香織は、圧倒された・・・広い
「フロント広い!!!沢山人が居る!」
由良
「お、あれだ、先ほど言っていたの、」
嘉位
「由良、僕チェックインしてくるから、せっかくだから、3人で見てきてね」
嘉位はフロントに向かい
「山本、2部屋、2泊です」
フロント:
「こちらにご記入願います」
フロント:!VIPマークがついており、財閥・・・・・。
フロント
「大変失礼いたしました、申し訳ございません。」
「こちらが、2部屋、4名様分のルームキーになります」
「お食事は19時と伺っております。コースのアレンジは共有しております」
嘉位
「ありがとうございます」
と、言って、3人の元へ
それぞれにルームキーを渡した。
香織は、嘉位を見て、これこれと、指をさして
嘉位、あ、まだ飾ってあるのだね、U-15と祝勝会の
ホテルマンの方が
「山本様、宜しければ、皆さんご一緒にお写真は、如何でしょうか」
八重!わ、いいの!本当に
「お願いします」
皆それぞれ、スマートフォンを渡して、写真を撮ってもらった。
そして、エレベーターに案内され、それぞれの部屋に案内してもらった。
由良と八重は、部屋をあけてもらうと
八重!!!!なに、これーーーーーー!!!!
「すごーーーーい、広い、し、奇麗だし、え、本当にここで良いの?」
由良、嘉位さすがだな
ホテルマンは部屋を後にして
八重は、感動して
「新婚旅行みたい!!!すごい!」
「こんなに大きいベッド、に、広さ、」
八重はあちら、こちらと、動き回っていた
「テレビでしか、観たことないよ!!!」
窓から下を覗いて
「うわ、人小さい、すごいーーー!」
「由良はここで、お泊りしたの?」
由良
「いや、このようなスイートではないよ、もっと下の階は泊まった事はあるよ」
「確かに、広いよね」
と、八重は特に、大満足であった
一方で、香織と嘉位も
香織!!!ひろーーーーい、京都は和室だったけど、洋室の広さも、すごーーーーい、ハネムーン?みたい
香織も、部屋をくまなく、京都の時のように、探索していた。
香織
「嘉位、ありがとう!!! わたしも、ありがとう、だけど、八重達の事も考えてくれて」
「きっと、八重の事だから、走り回ったり、ベッドでジャンプしたりしているよね?」
嘉位・・・笑いながら
「そうぞうできるな、八重さん」
香織
「このベッド、嘉位のベッドと同じくらい、ふかふかだよーー!」
嘉位は、香織が喜んでくれたので、満足であった、あ、そうだ、この本箱をと、そろそろ時間かな
嘉位は由良に電話をして、迎えに行った
嘉位が軽くノックして、
由良が明けて、
二人は出て来た、
八重から
「香織、みた?部屋?すごーーーーーく、ひろいし、窓から下みたら人が、ちーーーちゃいの」
香織も、八重が喜んで暮れたのが、とても嬉しかった
嘉位、あ、今わたしておかないと
「由良、これ頼まれていた、本、部屋の中に入れて、夜中でもね」
由良、お!まっていたよ、あれだな!
「一回、おいてくる」
それでは、いきましょうかね
直ぐ上の階で降りて、嘉位を先頭に進んでいった
いらっしゃいませ、お待ちしておりました。
嘉位は、ルームキーを渡して
席に案内された、
八重・香織!!!凄いよ、凄い!!!
八重は、あたりをきょろきょろして、・・・え?本当に良いの?
八重は、緊張して、席を自分で引いて、座った。
3名は席の前にたち、椅子に座らせてくれた。
八重あ!そういうものなのか、恥ずかしい・・・・。由良に聞いておけばよかった。
嘉位
「特に気にすることは無いですよ、八重さん、1度は誰もが経験することですし」
「僕達恐らくですが、周りから見れば大学生かまたは、フレッシュな社会人に見えるかもね」
「何一つ問題ないです」
由良
「おう、これからどんどん、一緒に慣れて行こう」
香織
「私だって、まったくわからなかったよ、ついこの間、本当にこの1か月で色々、勉強して」
八重・・・うん、そうだ、そうだ、うん、大丈夫だ
「みんな、ありがとう」
お飲み物は如何致しましょうか
嘉位
「4人ともマンゴージュースで、なければオレンジで」
かしこまりました。
ふと、すると、年配の夫婦の方が入店し、嘉位に気が付いた。
失礼します、山本様、あちらの御方がご挨拶をなさりたいとのこと
嘉位は、立ち上がり、あ!
ご年配の方
「お久しぶりでございます。副社長様」
嘉位
「2年ぶりくらいですかね、お久しぶりです。今日はご家族とでしょうか?」
ご年配の方
「いえ、今日は妻と二人です。娘、子供達が、用意してくれましたので」
「今日が結婚記念日で、30年になります」
嘉位
「それは、おめでとうございます、お子さん達も御立派です。」
ご年配の方
「仕事一筋で、今までやってきて、妻には迷惑をかけっぱなしでしたので、本当に娘、息子に感謝しています」
「もちろん、何よりも妻に感謝を」
嘉位
「そうでしたか、今日はゆっくり、楽しんでください、お声をかけて頂きまして、ありがとうございます」
ご年配の方
「いえいえ、こちらこそ、突然お声をおかけいたしまして」
「ご結婚儀、誠におめでとうございます。」
嘉位
「ありがとうございます、こちらが妻の」
香織が立ち上がり、会釈をし
「はじめまして、香織と申します、この度はおめでとうございます。」
ご年配の方
「香織様、お美しい、礼儀正しく、山本様、良い御嬢様を、それでは、失礼致します」
ご年配の方は、この場を離れた
嘉位はそっと、軽く手をあげ
アルコールメニューを見せて頂けないですか?
由良と八重は、・・・なんのことであろう??不思議と嘉位と香織を見ていた。
嘉位
「香織、今日のメニューですと、どのお酒があいますか?」
由良!うわ、お酒、のむのかい?八重・・・え?
香織は、少し眺めて、すぐに、
「こちらですね」
と指をさした
嘉位、流石香織だ!
嘉位は再度軽く手をあけて、
「十四代 万虹、ドンペリ白2006を、先程の御方へ、残れば部屋へ、例等は不要、夫婦水入らずで、ごゆるりと」
かしこまりました。
八重、由良、は不思議そうに
「ところで、先ほどの方は誰?」
嘉位
「あ、財閥傘下、あの銀行の頭取さんです」
八重、由良・・・御曹司は違うわ
八重
「すごいなー、別世界だわ、香織も、凄い」
八重、香織いろいろ勉強したのだろうな、なんといっても、世界の山本財閥に嫁ぐわけだから、あ、そうか香織の家は
八重
「そうか、蓬田のお家は、老舗の酒造メーカー!」
香織
「うん、勉強程度に、お酒の知識はあるのかな」
そんな話をしているなか、前菜が運ばれてきた。
香織はスマートフォンを取り出して、写真に収めた
八重も、あ、写真撮って良いのだね、八重も写真に収めた
嘉位と由良は、特に気にせず、写真が撮り終わったのを確認して、前菜に手をつけていった
香織も、八重も、である
香織と八重は、
「おいしーーーい、幸せ」
次に、冷製パスタが運ばれ、これまた
香織、八重はスマートフォンに収めてから。
「うーん、美味しい!キャビアだ!」
由良、良かった、嘉位、ありがとうな、八重喜んでいるわ
嘉位は、明日は二人で、別だからな
由良、大丈夫任せろ
いつものように、目で会話していた。
香織と八重は、
それが不思議でならかった。
なんで、無言なのだけど、どこかお互いに納得している、不思議だ、この前の電車の事件でも、そうだ!
八重
「前から聞きたかったのだけれども、あんたら、目で話しているの?」
「前にも、何かあると、お互い、目配りだけで、何か会話しているような?」
香織
「うん、そうよね、確かに、それで会話が成立するの?あ、そうだ、嘉位、そう 君とも京都でそんな感じだったよね」
由良?!え普通じゃないのか、違うのか、まー、俺らの世界では普通なのだけど
由良
「あ、アイコンタクトで話している、みたいなことを、聞いているのかい?」
八重は、うなずきながら
「そう、それよ、それ!」
由良
「あ、普通に野球、野球だけじゃないと思うが、スポーツやっていれば、八重だってそうでしょう?」
「全国、世界もだけど、大会が大きい、注目を浴びるほど、声など通じないから、目で会話を」
八重・・・え!
「そりゃ、バスケだって目で、パスや、作戦をつたえたりするけど」
「日常会話も、目で話せるの?」
由良
「うん、普通でしょう?」
香織・・・・、いや、異常。
八重は、呆れて、笑いながら
「・・・世界一は、いろいろ、わからん。」
香織も、一緒に笑っていた
つぎに、オマールエビが運ばれてきて
香織
「オマールエビだよ!!!八重!!!」
八重、凄い!!スマートフォンに収めて、香織も。
香織
「おいしい、このソースも甘いようで、少し酸味と辛みもあって!」
八重
「幸せだ。幸せすぎる」
次に、ステーキが運ばれてきた、松坂牛である。
香織!!!!!これは、シャトーブリアン?だよね?と嘉位に目で訴え
嘉位は、そうだよと
香織!!八重!大興奮、スマートフォンで収めて
嘉位は軽く手をあげて、
お待たせしました
嘉位
「せっかくですので、写真を撮って頂けますか?」
4人はそれぞれのスマートフォンを渡して、沢山の写真を撮ってもらった。
由良、平然とこういうところも、嘉位、ありがとうな。
嘉位、由良だってやるだろうに
香織
「あ、また、目で会話しているーーずるーーーい」
八重と香織は、ご機嫌に笑って、食べ始まった
八重
「柔らかくて、甘いのに、すーーーーと、お口の中で消えてしまった」
香織
「だよね、だよね!」
あっという間になくなってしまい。
嘉位、たぶん、そうなるだろうと、思っていたので、プラスは頼んであった。
嘉位
「次は、アレンジがくるよ」
香織!!!流石、嘉位ですね。メニューにないやつですね
お待たせいたしました
松坂牛のヒレを使った、ビーフウェリントンでございます。お熱いのでお気をつけて、お召し上がりください
八重!!!
香織!!!!
八重、香織!
「なにこれ!!!すごい、食べられるの?」
香織
「嘉位、嘉位、これは、と」
嘉位
「普通に、フォークとナイフで、大丈夫だよ、パイは、ソースにからめると良いかな」
香織、八重は、スマートフォンに収めてから、
食べ始めった。
香織!これは、
八重
「すごく、美味しい、初めて食べた。」
最後のデザートが運ばれて
八重、香織
「おいしかった、おなかいっぱい。幸せーと」
由良は笑いながら
「さっきから、幸せ しか、言ってないぞ」
八重
「だって、だって、由良さーーあ、もう、なんだろう、世界中の幸せが、ここにあるようで」
「あ、もう、最高!」
香織!
「わたしも、幸せ!」
由良、喜んでもらえるなら、ま、それは、良いのか
嘉位、そうだね
八重
「ほら、又、目で、会話しているうーーー」
香織も笑いながら
嘉位、
それでは、時間も時間ですし、部屋に戻りますか
一同は、ごちそうさまでした とあいさつをして、お店を出て、部屋に向かった。
香織が、あ!と気が付いて
「リップ、持ってこなかった、嘉位どこかに売っているかな?」
嘉位
「うん、売っているよ、下にね、由良、俺たち買い物してくるから、後は二人でゆっくりしてね」
「明日9時にルームサービスくるから、アラームはセットしておいてね、11時位を目安に連絡する」
由良
「了解、じゃー先に部屋に戻っているね、また、明日、おやすみ!」
八重も、おやすみと
嘉位と香織はエレベーターで下におりていき、
コンビニがあった。
あ、よかった、リップ置いてある。香織はこれ! と 嘉位に出して
嘉位
「あと飲み物かっていこうか、香織は何がいい?お茶?」
香織
「うん、お茶で」
会計を済ませて、エレベーターに乗ると、途中で扉が開いて
香織は嘉位の腕を引っ張って、降りてしまった。
嘉位、え?
「香織、ここではないよ」
香織は、少し、照れ笑いしながら、あれ、間違えちゃった、と同時に、遠くで泣いている、女の子を見つけた。
香織は嘉位に、あの子泣いているよと、
嘉位と香織は、一緒に、その子の近くに驚かせないように、話しかけた
一方、
由良と八重は
八重
「おいしかったーー、幸せ、わーー、夜景が奇麗」
由良は、お風呂にお湯をためてから
八重の元へ、
由良
「奇麗だね、夜中なのに、外の明かりはまだ、こんなにも」
八重は、由良の胸によりかかり、由良の体を指でなぞりはじめていた
ずっと、このまま・・・
その時、お風呂が沸いたメロディーが流れ
八重は!よし、決めた。
八重は、由良の腕をひっぱり、二人はお風呂場へ
八重は、じっと由良を見て、由良も理解し、八重の服をゆっくりと、脱がせた
鏡には、二人とも、産まれたままの姿が映し出され
八重は、恥ずかしいけど、良いのと由良と浴室へ
由良は八重を手洗いし、
八重、そこは!・・・
由良はそのまま続け、
二人は湯船に入った。
八重は、湯船の中で、由良にいじくりまわされ、
八重は、もう、我慢できなくなっていた。
八重
「髪の毛あらうのは、朝でいいよね?もう、」
由良も、うなずき、そのまま
ベッドへ・・・。
枕元の箱を開け、装着し、
激しい一夜をすごしたのであった。
二人とも、なんども、確かめる形で、繰り返し・・・
いつのまにか、眠ってしまった。
さて、元にもどり
嘉位と、香織である
香織は、外国人の女の子、ヨーロッパの子かなお人形さんみたい。でも、泣いている。
香織は、英語で
「女の子に、どうしたの?」
と話すが、泣いていて、会話が成り立たない
香織が、嘉位をみて、どうしよう?・・・。と嘉位の袖をひっぱって
嘉位はフランス語で
「どうしたのかな?」
女の子は、泣きながら
「扉がしまっちゃって、どこの部屋が自分の部屋か、わからないの」
「パパとママが部屋にいるのだけど、自分の部屋がわからない」
と
嘉位は、そうだな、一度フロントだな
嘉位は、女の子に
「大丈夫だよ、一度、お兄さんと、お姉さんと、フロントに行って」
「お名前さえわかれば、パパとママを呼べるから、安心して、お兄さん、お姉さんについてきてね」
女の子は、
泣きながら、頷いた。
3人で、エレベーターにのり、フロントへ
嘉位、お名前は、と名前を聞いて
フロントに、この子、部屋がわからないみたいです。名前をつげると
フロントが電話をしてくれて、
ありがとうございます。パパが、探しに行ったそうで、ママが出てくれました。
今連絡を取れたみたいですので、お二人で迎えに来てくれるとの事。
助かりました。
嘉位は、女の子に、今、パパとママが来てくれるって、
それまで、お兄さんと、お姉さんとここで、待っていようね、すぐに、パパとママ、来るから、大丈夫だよ」
と伝え
女の子は、どこか安心して、泣き止んだ
程なく、パパとママが来て、
女の子は、泣きながら、パパとママにすがっていった。
御礼を言いつつ、ご家族はエレベーターに乗っていった。
香織、良かった。嘉位が居てくれて、フランス語私、話せないから、なんでもできる、王子様、かっこいいなー。
二人もエレベーターで上がり、部屋へ
同じく、お風呂で盛り上がり、そのままベッドへ
激しい夜を共にした。アラームはきちんとセットしておいた。
< つづく >