第一五二話 ほのぼのとした、お泊りの準備と予約
電車の中で、楓と香織は、せんさんと、瞳さんがお付き合い出来て良かった等・・・。
楓
「まさか、私たちの前で公開告白とか、ドラマのワンシーンならわかるけど、すごいは、あれはお兄様ですわね」
香織
「そう!私も、見ていてドッキとして、困惑して、キュンとして」
「嘉位だろうね、由良君も。昨日、電話して、タブレットで何かいじって、電話して、何度も繰り返していたし」
楓
「やはり!瞳さんに野球部マネージャーが女子寮を案内してくれて、校庭に来るときに、せんさん、瞳さん手を繋いでいたものね」
香織
「え!そうだったの?」
楓
「お兄様、由良が見逃すはずはないですわ」
香織
「あ!確かに」
そんなことを、笑いながら会話し、帰宅。
楓
「ただいまー、雨で濡れた、濡れたわ、一夜さん今日も、ですわ」
一夜
「かしこまりました」
香織!!!本当に、居る!!いつも居たのだろうな、気が付かなかっただけなのか、そう、すーーーと、忍び寄ってくるような
「ただいま、帰りました」
嘉位!あ、言い忘れていた
「千佳さん、突然で申し訳ないのですが」
「明日は午前中学校で、夕方車を出しは、屋敷からなになります。」
「僕も香織も、楓も不在になります」
「千佳さん」
「明日金曜日から日曜日、お休みを取得してください。」
「昨日、奥に置いてあったのは、アニメですね、ブルーレイ全巻」
「明日は、僕達で学校に出ますし、その後は外泊ですので、」
「千佳さん、ゆっくりしてください。一夜さんには申し訳ないですが、楓をお願い致します」
千佳!!!え!そのような気配りは・・・、でも、観たい。全話一気に!!
「お言葉に甘えまして、かしこまりました。明日から日曜日お休みを頂戴致します」
千佳は、とても、嬉しそうであった。
香織は千佳を見て、千佳さんはどのようなアニメを観るのかな?ラブコメ?ファンタジー系?SF.うーん、想像がつかない。
今度、こっそり聞いてみよう。
楓
「お兄様、お姉さま、今日もわたくし食事、お風呂は後にします」
香織
「はい、楓ちゃん」
三人はまず、着替えるために部屋に戻り、楓は一夜に勉強を引き続き教わる事にした。
香織は嘉位の腕を組んで、部屋に戻り
ルームウェアーに着替えていると、扉がノックする音が聞こえた
メイドさんである、制服が雨で濡れているので、乾かすために取りに来てくれたのだ
朝には扉の外に、ご用意してくれるみたい。
香織
「ありがとうございます、助かります」
メイドさんは、部屋を後にしていった。
嘉位も着替えが終わり、香織に
「よし、明日のお泊りの準備をしよう!」
嘉位はタブレットを取り出し
香織が期待しているであろう、夕食を見せた
香織は!
「すごい!!!観ているだけで、おいしそうです。お腹もすいてきましたね。準備がんばりますね」
嘉位
「明日は4名一緒で、食べよう、朝は部屋にしてある。土曜日の夜は、それぞれペアで、別々にしてあるよ」
香織!!!4名一緒と思っていた、あ、そうか、嘉位は、由良君、八重に気を使って、流石!
香織は嘉位の頬に、軽いキスをして
袖をまくって、よーーーし!、準備するぞーーと、準備を始めていた。買ってもらった下着も、もちろん!
嘉位は、そうだ
「香織、あのキーホルダー持っている?」
香織は、この間京都旅行用に買ってもらったバックについている、キーホルダーの事?ですよね
とバックを、手にして
香織
「これでしょうか?お揃いの」
嘉位
「そうそう、これ、このキーホルダーを、キーケースに着けておこう。僕もね」
「それで、キーケースだけは常に手放さずに持っていってね」
「例えば、スパに行く際にも、ロッカーの中で良いので持って行って」
「ホテル内や、その他の場所も」
「万が一、スマホで連絡が付かなくても、これは使えるから」
「スパの場合、流石に男女別ですし」
「女性陣はエステもあるので、ほぼ土曜日午後は、香織、八重さん二人の状態」
「困ったときには、スマホで連絡してくれば、もちろん良いのだけど」
「念のためにね」
香織
「ありがとう!そうだよね、広いし、となりに嘉位が居るわけではないので」
「ホテル内でも、バックにいれずにキーケースは常備しておきますね」
嘉位
「うん、そうしよう、僕も常備しておくから、安心してね」
香織、テンション上がって、なにかやらかしても、嘉位と連絡さえつけば、
王子様は助けにきてくれる。こういう何気ない気配りも、胸にキュンとくるの
香織
「はい!では、準備を続けますね、先日買った4人お揃いの服は、ここにかけておいて良いですか?」
嘉位
「それが良いね。僕も明日午後も授業と思っていたので、車を学校にと」
香織
「それで、車はお屋敷からと」
「楓ちゃんは、どうするのでしょう、いったんお屋敷にもどるのかな?」
嘉位
「たぶん、戻って着替えてから、直ぐに出ると思う」
香織
「でも、それですと早く名古屋についてしまうのでは?」
嘉位
「楓の事だから、美容院に行ってから、東京駅に行くのではないかな?」
香織は納得して、よし、準備OK。完了
「ところで、土曜日のスパ、エステの間、嘉位は何をしているのでしょうか?」
嘉位
「由良とちょっとやることがあって、これは由良か、せんさん、かずきでないと、僕だけでは判断ができなくてね」
香織
「え!嘉位が判断出来ない事は、無いと思っていました」
嘉位!驚いて
「これは実際に目で見ていた人、その時の特番とか、あ、昨年の秋季大会の事なので」
「僕、ほら、ここに居なかったからね」
「それを、由良にアドバイスをもらい、決めて行こうかと」
香織
「決め事ってまだ、あるのですか?ルールでしょうか?」
嘉位
「あ!そうではなく、僕達野球部の練習試合、オープン戦の申込をまとめておいて、監督、コーチ陣にわたさないと」
「先方の高校も既に試合組まれていると思うので、どこかお店に入るか、ラウンジかでね」
香織
「あ!確かに、和井田が試合したい!と言っても、相手あっての事ですものね。」
「そうであれば、安心してスパ、エステを楽しんできます」
嘉位?安心って・・・・?僕迷子になりそうだったのかな?(笑)
香織は、ぐっと、顔を嘉位にちかよせて
「嘉位、由良君 二人で歩いていたら、ナンパされてしまいますから、それは嫌なので!!」
嘉位は、え?考えたこともなかった。
「それは、無いよ!」
香織
「嘉位にその気がなくても、まわりの女性陣は寄ってくるのですよ」
「まったく!」
と、言いながらも、どこか香織は笑顔であった
嘉位と香織は、食事に向かった。
食事をしながら、今日の勉強についても話していた。
嘉位
「週明けテストは大丈夫でしょう。それともホテルでお勉強会が良い?」
香織
「い・や・で・す!!」
「いじわるなんだから」
と笑いながら、食事を終えて、
嘉位の腕をとり、お風呂いこう、お風呂、今日は露天風呂
脱衣所について、香織は、嘉位に、わたしを脱がして的に目で訴えかけた
嘉位も、すぐに気が付いて、ゆっくりと、脱がし始め
香織は既に、いやらしい目つきになり
タオルをもって、かけ湯をすませ、湯船へ
嘉位も、湯船へ
香織は、顔を嘉位にすりよせて
「幸せです。」
嘉位も、しぜんと、手が、動き出し
「ここが、幸せ?」
と・・・
香織は、どんどん息があらくなり・・・
「お部屋にいきたいです・・・・」
二人は、乾かしながら、部屋に入るなり
・・・。
その日も激しかった。
朝
嘉位
目が覚めると、あ!そうだ、大事な事を、
今日から千佳さん、お休みだった。
しまった。数を確認するが、このままでは・・・。
スマートフォンを取り出し、時間は5時30分
誰か、来ているのかな・・・・。うーん、あ!一夜さんにお願いしてみよう。
嘉位は一夜さんに、メッセージを送って
箱を箱に入れておいてください2つ。程。
一夜から返信があり
「かしこまりました。玄関にタブレットサイズの箱の中に用意しておきます、2箱、2つ」
嘉位、良かった!!流石にこれは必須ですから
香織も目を覚まして、嘉位はなんで、ガッツボーズをしているのだろう???
嘉位は香織が起きた事に気が付いて
香織のお胸に顔を埋めて、
「おはよう!香織!」
香織!!!
「どこに、挨拶しているのでしょうか、まったくもう!」
「学校の朝は、我慢!ですよーー良いですかーー?、かーーーいーーくーーーん、朝ごはんいきますよ」
嘉位は、とても残念そうだったが、明日の朝は違うぞ!と勢いよく
「おーーーー!!!」
香織は、そういう、突然子供っぽい状態に変化する、嘉位がかわいくて、かわいくて
楓は既に座っており、玄関には連君のお家へのお泊りセットが置いてあった。
楓
「お兄様、お姉さま、おはようございます。今日は学校が終わったら、即帰宅し、美容室に行きます」
「その後連のもとに一夜さんといってきます。戻りは日曜日の夜になります」
「お食事は、先に食べて居てください」
「何かありましたら、都度お屋敷に連絡を入れますし、一夜さんもいてくださいますので、安心です」
「土曜日は、連が名古屋の観光に案内してくれるとの事です。」
「流石に今は目立ちすぎますので、お兄様に買って頂いた、サングラスはつけていきますわ」
香織!あ!
「確かに、そうだよね、二人とも芸能界引退して日が浅いですからね」
では、学校に行きましょう
雨は既にあがっていて、おひさまが顔を出していた。
駅につくと、みんなが待っていてくれた
由良が嘉位に小声で、
「あれは?」
嘉位も小声で
「え?なんのこと」
由良
「ほらほら、またーー、わかるでしょうが」
嘉位
「あーあれね、あの事ね」
由良
「そうだよ、あれ、あれだよ」
嘉位
「無いよ」
由良
「えええええーー!嘘だろう!!」
「まじかよーー、ホテル行ってお預けとか、ありえねーーー」
嘉位
「ほら、由良の父ちゃん言っていたから」
「子供は、まだか?と」
「だからね、これは、〇」
「不要だし、」
「余計なお世話だなーと、無い方良いのだなと」
由良
「いいわけないだろーーーが」
由良、すこし、しょんぼりして
「あああ、終わった。・・・。あああああ」
八重は・・?
「なにを、こそこそ、しているの!」
由良・・・下を向き、ごめん、八重・・・
由良、どうするかな、帰ってすぐ買う、初めて買うから、ドキドキするな、と考えながら
「あ、うん、ちょっと大事な事だったのでね、さー!いこう、いこう!」
楓が由良に耳打ちして
「由良、大丈夫朝、メイドさんが用意してくれていたから」
由良は、楓ちゃんをみて
由良
「まじ?OK?あざーーす、女神様」
楓も OKとサインを送って
由良は、そして、ゆっくりと、ぎろり、と・・・嘉位に視線をおくって
「かーーーーーーいぃーーーーー」
嘉位、あ、やばい!逃げなくては・・・・走っていった
「やば!」
由良
「まてえーーーー、かーーーーい!」
佐伯と、桜井
「本当にあの二人、二人だけでいると、子供だよねー。」
佐伯と桜井
「いいなーー、私たちも行きたかったなー、でもねー、女同士じゃねー、さみしいなー」
「絶対、GETする!」
「おおおお!!!」
楓
「・・・、野球部は、野球部は・・・」
学校につくと、
香織は、あ!!!
仲良く手をつないで、せんさん と 瞳さんが、下駄箱前にいて
せんさんが気が付いて
「おはよう!みんな、昨日はありがとう!」
瞳も
「おはようございます」
桜井!!!!!は、思い出し、
大声で
「わたし、そうだ、目の前で、キスしているの、初めてみたのだ!!あーーー!」
一同
「声が、でかーーい!!」
大笑い。
佐伯、が、あ、聞いておこう
「ねー、せんさん、寮って男女棟が違うけど、寮って男女でお泊りできるの?」
せん・・・はぁ?
「できないですよ、ブティックホテルじゃあるまいし、1階のフロアー食堂とか共同スペースは男女可だけれど」
「2階以上の宿泊施設部屋は、入室が禁止ですよ」
佐伯、えええ!、そうなのだ
せん
「あたりまえでしょう!!」
佐伯は、続けて
「ブティックホテルなんて言葉がでてくるのだから、せんさん、行ったことあるの?」
瞳はちょっと、ムっとして!
せん
「あるわきゃないでしょうに、初恋で、初めての告白なのだし、そもそも初恋は実らないなんていうしさ・・・」
「フラれるのが、怖くて、怖くて、皆ありがとうな」
瞳は、ほっとし、同時にわたしと同じで、初恋だったのが嬉しかった。
「初恋は実らないって、確かにいうけど、実っちゃいました、みなさん、ありがとう!」
そーーと、八重、由良、楓、香織、嘉位は、手をあげて・・・
瞳
「え、皆初恋が、実ったってこと!佐伯さんと、桜井さんは?」
佐伯と、桜井
「えーと、初恋予約中4月リリース、でーーーす」
瞳
「?恋って予約できるのですか?」
一同、大笑い
瞳
「そういえば、きのう楓さん、どこかに行くと言っていましたね」
楓
「はい、学校が終わったら、名古屋へ彼氏のおうちに、お泊りです」
桜井
「いいなーー、いいなーー、早く大人になりたい、4月来ないかなーー、予約!」
せん
「予約って・・・・笑」
瞳は、え?という顔をして
「みなさん、・・・もしかして、御経験済み・・・」
八重と香織は、顔を赤くしながら、ちいさく手をあげて
瞳
「ええええーー!すごい、大先輩だ!!!うらやましい、そう思わない、せん?」
楓、うわ、また、強引にもっていった、ある意味、この人凄いな!テクニックか?
せん は 顔がまっかになり
八重
「和井田ってさー、男子も女子も奥手だよね、中学からそう思うのよね、頭の良い人ってそういうものなの?」
佐伯
「うーん、学力の偏差値は高いけど、エッチの偏差値でいったら、都内で最下位なのでは、和井田って?」
一同、大笑い
瞳
「せん、4月になったら、どこかいこうか?泊で私18歳になるし!」
楓、すごい、やはり、強引にもっていく、瞳さん、これも計算しつくして、話を誘導している、凄い!
せん・・・4月、あああ、4月は、駄目だ
「4月は、部活、駄目です、駄目じゃないけど、駄目なのです、でも、駄目じゃないのだけれど・・・」
「甲子園!まずは、甲子園!」
瞳
「わかった!せん、甲子園が決まったら、お泊りにいくわよ、決定!」
一同、おおお、また、公開宣言だ!瞳さんて、すごいなーー
佐伯と桜井は、少し、意地悪をして
「じゃーー、負けちゃおうかなーー?、ざんねん、せんさん」
せん は、 わりと 強めに
「試合するのは、僕達男子 !!!!!!!!!!!」
香織、せんさん、 かわいい、 真に受けている。
佐伯・桜井、冗談だってば、と笑
瞳は、せんの正面を、向いて、顔を近づけて、まじめに
「勝ってね、甲子園、私、待っているから!」
八重?!
「なにか、漫画みたいな、ストーリーね、主人公とその恋人的な」
香織、そうだ!確かに、こちらも予約、確定なのですね。
「青春ラブストーリーもの!」
と
せん は 周りから 良いように、からかわれ、遊ばれていた。
一同はそれぞれの教室へ
さて、午前中で授業がおわり
それぞれが、それぞれの、目的にへ
嘉位は、八重さんと由良に、
17時に八重さん、由良を車でピックアップするから、着替えはこの間を。
< つづく >