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第一五〇話 雨の中での、試験対策


香織、あ、雨降ってきちゃった

「ただいま、戻りました」


千佳さんが、出てくれた、あれ、一夜さん???間違いなく、居ない、隠れている、いや居ない

香織は、きょろきょろしていた


香織

「あの、一夜さんは?」

千佳

「はい、楓お嬢様とレッスン中です。楓お嬢様から言付けを預かっております。今日、明日忙しいので、食事、お風呂は最後にします。お先に」

「だそうです。」


香織?!レッスン、どのようなレッスンなのだろう、引退したのに、何かのお稽古なのかしら

「わかりました、それでは、食事にしてから、お風呂にします」

「一回部屋に戻りますね。」


香織は嘉位の手をとり、部屋へ

荷物はメイドさんが運んでくれた。

二人は服を脱いで、ルームウェアーに着替えた。


香織

「八重とお揃いなのは、初めてです。嘉位ありがとう、嬉しいです」


「ところで、嘉位は何か国語話せるのですか?」


嘉位は、指折り数えても、足りな過ぎて

「殆ど。読み書き、日常会話なら出来るかな」


香織!!!!それは御曹司というお立場からの、強制的な教育なのか、わたしも、頑張らねば。

あ!楓ちゃんも、もしかしたら。レッスンというのはそういう事なのか。

香織は、嘉位を不思議そうに見て、かっこいいな。子供っぽい一面と、御曹司様の顔、この変わりようも、胸にキュンときちゃう。


嘉位は、香織?!どうしたのだろうと思いながら、タブレットを取り出して、テレビもつけた


二人は、テレビが丁度天気予報がやっていたので、土日は晴れますように、いや金曜日から晴れますように、と香織はどこか祈るように

天気予報を見ていた。どうやら雨は今晩から金曜日の明け方までで、金曜日の日中からは天気が回復し、気温も平年より高いみたいであった、


香織


「嘉位!先ほどからの雨は、金曜日明け方であがるそうです。お泊りは楽しめますね」


嘉位


「外のアトラクションもあるから、雨で無くてよかった。八重さんもまだ怪我治っていないから、滑ったりしたら、危ないからね」

嘉位はタブレットで、改めてスパの画面を香織に見せていた


香織

「エステ!!!!ある。」


香織は、嘉位の顔を覗き込んで


嘉位

「もちろん、予約してあるよ。2名分ね」


香織は嬉しくなって、嘉位に抱きついた。お胸が嘉位に直撃して、嘉位も久しぶり、

いや数日の間なのだが、嘉位も、お!と!していまい。


嘉位、いや、我慢、我慢、食事して、一緒にお風呂で仲良くしてから、夜を!


香織はあえて、胸をおしつけてくる。嘉位・・・。がまんだ。

香織は、すこし、いじわるしようと、無理に胸を動かしながら、押し付けて来た。

香織、むふふ、あれ?なんか、わたしエッチな子みたいだ、あれ??・・・。


嘉位

「!!かーーおーーりーーさーん、我慢できなくなっちゃうから、ごはん食べて、お風呂入って、そして・・・」


香織も、赤くなり、あれ?でも、1週間も、2週間もしていない訳では、無いのに。もう、毎日したいの、あれ?エッチなのかな?私?

「はい、では食事にしましょう」



二人は、食事をとりながら、今日の事について嘉位に聞いてみた


香織

「しってるぺーぱー?しゅでるべーぱー しゅっとでる紙?・・・・あれは何のことをさしているのでしょう」

「あのお姉さん、両手でお胸をゆすりながら、しゅと、?しっと?しゅでうぺーぱー って言っていて」

「私は勝手に解釈して、胸が見やすい、美しく見えるというような英語で答えたのですが、話がまったくかみ合わなくて」


嘉位、しゅっとでるぺーぱー そういう下着あると、良いな、お風呂で!湯船につかると!


おっと、

まてまて、

真剣に解答せねば


嘉位

「Still-BHの事ね、なんといえば、良いのだろう、日本語でゆっくりいうと、シュティル・ベーハー みたいに」

「そもそも、ドイツ語のほうが伝わりやすく、節が整っているので、しってるぺーぱ、!は?」

「ある意味、どう聞けばそうなるのか不思議でしたよ」


香織は、赤くなり・・・。


嘉位

「ドイツは特に国としてもですかね、母乳を推進していて、完全母乳と言っても良いくらいで、後大きく違う点は、文化というのかな」

「日本人の男性は、女性の下着売り場にあまり男女で入るという事が無いのみたいですが」

「ドイツは平然と女性用の下着でも、男女で選んだり、あるいは男性が一人で来店して、彼女に下着をプレゼントしたり」

「日本では、抵抗がありそうですね」


香織は、へえぇーーというような顔をして


「確かに、日本だと、男性が女性の下着を選ぶというのは、見たことが無いですね。わたしもお母さんと選びましたし」


嘉位


「先ほどの回答は、日本語ですと授乳ブラジャーですね」

「日本の下着は海外でも高く評価されているよ。動きやすさとか、痛くないとか、こればっかりは女性本人の感覚だからわからないですが」

「財閥傘下の素材メーカー等でも、日本製を海外輸出がありますね」


香織、あ、そういう事か、御曹司様、ものすごくお勉強されているのでしょう、やっぱり、私もがんばらないと、王子様のいつも隣にいるお姫様のように!うん、がんばる!


香織

「では、お風呂に行きましょう、ね」



二人は食事を

終えて

ゆっくりと、お風呂に入った、久しぶりである。久しくはないのではあるが

二人にとっては、とても久しぶりなので、念入りにお互いを手洗いし、

息遣いがあらくなり・・・

もう、いつもの事になりつつあり、乾かして

直ぐに部屋で、夜は盛んであった。




朝が来て、学校の準備をし、玄関にカバンをおいて

朝食へ

楓がまっていてくれて、雨であったが

車は出さずに、傘をさして学校へ向かった


電車の中で、香織は楓に、昨夜の事を話して、あああ、それは難しいよね。あれはお兄様だからですよ

みたいな会話で、駅についた。


駅では皆がまっていてくれて、傘をさしていた。

既に本降りである。


佐伯

「おはよう、久しぶりにまとまった雨だね。」

桜井

「雨は、嫌だな、髪がまとまらなくなるし」

八重

「わかる!わかる!、いや、最近わかるようになったよ」

「八重、髪伸びて来たね、伸ばしているのだ。伸ばしている八重のほうが、かわいい、うん、美人さんですわよ」


八重

「わーい、楓ちゃん、ありがとう、楓ちゃん大好き!」

八重

「それで、昨日の話を、今、していたのだけどね」





佐伯、桜井

「普通はわからないよ、と納得していたのだけど!え!

副キャプテンがね、え?普通に話せるでしょうと」


香織!!!え!

「由良君も話せるのですか?」


八重

「うそ、うそ、もう、かっこいいのはわかるけど、そこまでしなくてもねー」




嘉位

「いや、普通に由良話せるよ、例えば、今日のお昼について、ドイツ語で会話してみようか」



嘉位は、ドイツ語で

「今日昼食何するな、俺は焼肉定食大盛りだな、由良はどうする?」

由良もドイツ語で

「俺今日は、かつ丼で!もち、大盛りで」



女性陣は、


しーーーーん 


 静まりかえり


歩いていて跳ね返る、

雨粒の音が、聞こえるくらいに、静まり返っていた。




八重!!!ええ!えええ?

「由良、話せるの?」


由良

「俺、話せないなんて、一度も言ったことないよ」


嘉位

「由良も、なんでも話せるよ、読み書きも」


桜井

「え、何国語くらい?」


由良、うーーん!指折り数えて、うわ、雨に濡れる

「沢山だな、そうだろう、嘉位?」


嘉位

「うん、そうだね」



一同

「はーーーーーーーーーーーーーーーーあ?」


「あんたら、頭、壊れいるんじゃないの?普通は話せないでしょう、書けないでしょう、聞き取れないでしょう」


「野球世界大会に出る、世界一は、話せるの?話さないといけないのか、それにしたって、異常、異常」


「どれほどの時間、勉強しているのよ、信じられない」


香織もすごく、関心があって、どれくらいで習得するのだろう?


由良

「そうだな、俺だと1か国語、文字、読み書き、リスニング、日常、ビジネスで、1時間かからないかな」



佐伯

「はぁ!!!!?・・・・・ああああ?1時間って60分よ、3600秒よ、それを1か国 言語の習得とか無理でしょう」



桜井

「さすがに、それは1年でも、無理よ、無理」


楓も、凄い、1か国語1時間、凄いなー。


嘉位

「由良も、僕もそれくらいかな」



一同

「えええええええええええええええーーー!!!!」


八重

「あんたら、馬鹿でしょう、本当は、馬鹿・・・ありえない、1時間!!!」


由良

「いや、普通、出来るでしょう。もともと、そうだろ、誰でも出来る事だし、な、嘉位」


嘉位

「由良の言う通りだよね。」


嘉居

「ごく自然に、暗記する、それだけです。」


由良

「発音は長文翻訳で聞けば、忘れないし、暗記するだけ。誰にでも備わっているものだな」


「ううう、凄い、」


嘉位

「連も、1時間とはいわないが、連なら、3時間くらいで、1言語マスターできているはずだよ」


楓は、目をまるくし

「えええええ!!!!!確かに台本は一回速読して、後は触ったのを見たことがないですが、お兄様型、人間では無いのでは?」


桜井、笑いながら

「そう、まさに、それ!!異常」


嘉位

「いえ、たとえば、わかりやすく説明しますと」


「皆さん、ゆっくりと頭を何も考えずに、僕の話す事を思い出してください」


「眠る方法を誰かに、教わりましたか?」

「起きる方法を誰かに、教わりましたか?」


佐伯!!!!

「あ、確かに、眠くなったら、寝て、起きたくなったら、起きる、教わった事では、ないですわ」


香織

「うん、そうよね、え、それと、どのような関係が」


嘉位

「本能で必要であるから、教わらなくても、眠るし、起きる」

「ところが、本能で不要と判断した場合は、必要とせず」


「しかし日本語は話せる、それは必要としているから」


「暗記はもともと、誰にも備わっているものですから、それを鍛えれば、良い、ただそれだけです」

「あとは、スピード力を上げていく位は、トレーニングがありますが」

「僕も、由良も、野球でも、全て暗記です。ボールの回転から、風、くせ、ポイント、全て瞬時に暗記、ただそれだけ」


桜井

「・・・。す、すごい:」


「さすが、学年同一1位ですわ、私は4位だけれどね。3位はかずき君」

「昨日からわたくしも、勉強を頑張っていますわ」


少し、信じられない

この人たち


間が、空いてから






嘉位が、思い出したように、



「そうだね、八重さん、香織、お泊りのあと、週明けテストなのは大丈夫そう?」


由良

「俺らは授業さえ聞いていれば、勉強等必要ないけど」



佐伯

「・・・・やばい、忘れていた、ゲームに集中していて」

八重

「うそ!!!そんな、ええええ・・・、どうしよう、今から暗記できる?」

由良

「そ、それは、難しいな、眠っているものを呼び起こさないとね」


八重は、胸を由良につきあげて

「由良、わたし、起きているよ。」


由良は、少し赤くなり・・・いや、そういう事ではなくて

「そうだな、雨だし、今日、明日、部室で勉強会にしようか、せんさん、かずきも呼んで、先生としてね」

「せんさん、1つ上の学年だけど、学年同一1位。

嘉位と俺が、同一1位、かずきが、3位、楓ちゃんも先生側で4位」


佐伯、そう、それ不思議だったのだ。この際聞いてみよう

「ねー、キャプテンと、副キャプテン、いつも同一1位だけどどうしてなの?」

桜井は、ニヤリとし

「事前に、忍び込んで、問題用紙、あ、あるいは解答用紙を!」


由良

「あ、そのことか、俺も嘉位も間違う事がないから、全問正解だから常に満点よって、同一1位。ただそれだけの事」


一同

「ええええええええええええーーーー!!!」


「野球部、頭、やっぱり、おかしい!!!」

「こ、これが、世界一なのか!凄い」


楓、本当にすごい、わたしも出来るほうなのだけれど

「これが、数学オリンピック金メダル、銀メダルを倒したって事なのね」


桜井

「え、メダリストの、せんさん、かずき君が負けたの」


八重

「うん、負けていた。大差で!」


一同

「もう、言葉が出ない」


嘉位

「ということで、今日、明日は放課後勉強会ということで、せんさん、かずきには連絡しておくよ」


教室について、授業が始まった。


お昼に、せんさん、かずきに連絡をし、野球部の部室で、勉強会を了承してもらえた。


午後の授業も終わり、一同は、


いざ、勉強会へ



そこに



せんさんと、もう1名、マネージャーではない、


女子が既に、座っていた





<  つづく  >


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