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第一四九話 いろいろで、色々なブラジャー


午前中は昨日とは違い、集中して授業を受けていた、

香織、楓、佐伯、桜井。



由良は、楓を見て・・・。今日は生きているな・・・風邪にしておいたのに、治りが早いな。嘘はバレる!ちゅーことだよ。

ほら、挙手して答えているし。声に張りがあるし・・・、ま!良いのか


午前中の授業が終わり、皆で食堂へ。


嘉位は、いったん、席を外して、電話をしていた。

戻ってくると、由良を呼んで、耳打ちをした


嘉位

「由良、OKだって、用途と、4人分話してあるから、用意しておいてくれる。お任せで。」


由良

「あざーす、お任せってのわ、凄いな」


嘉位

「あ、もちろん、超!でかい、身長3メートル、体重300Kg用も伝えてある、あれ?違った?か」




由良は、じっとかい を上から目線で、見下ろして



「かーーーいーーーぃぃぃ!!」


嘉位、わぁ、やば

「冗談、冗談、193cm 90Kg前後って伝えてあるから」

二人は笑いながら、席に戻ってきた


なんだか楽しそうね、と桜井と佐伯は、面白がっていた。

桜井

「あの二人だけだと、部室でもそうだったけど、普段見られない姿が見られるよね。」


佐伯

「そうそう!二人だけの空間というか、その時は普通の男の子なのに!」


桜井

「二人の空間から外にでると、なぜか、スターというか、近寄りがたい空気というか、別世界の人になるのよね」


桜井

「本当に、不思議、野球部マネージャーで良かったよ」


香織と八重・・・は、ん?普段からあのように、小学生みたいだけれど・・・と思っていた。


楓!あ、と気が付いて


「八重に言っていませんでした、わたくし毎週金曜日から日曜日、名古屋の連のところに行ってきます」


八重

「うん、香織の旦那から聞いたよ!良かったね、うらやましい。でもね、実はうちらも、今週末は!」


楓はお兄様のほうをみて、お兄様は頷いていた


桜井、佐伯

「えええええ!!いいなー、いいなーー、二人で行くの?」


八重

「いえ、香織と、由良と、香織の旦那と一緒!」


桜井

「う、うらやましい!!私も、早く、悟君をGETせねば!」


佐伯

「悟君は、ずっと、桜井の事みていたから、脈ありよね、わたしは戸倉君を!!!」


由良は、笑いながら

「・・・野球部って、彼氏を見つける場では、ないのだけど」


嘉位

「そうか、戸倉に、福井、彼ら有名だからね、ジュニアだし、ボーイズの優勝、準優勝の二人だから」


佐伯・・・え?ジュニアって?高校生でしょう、小さいってこと?身長が?!そんな風には見えなかったけど、はるかに大きかったし

「キャプテン、ジュニアってなに?」


桜井

「ジュニアっていうけど、皆背高かったですわ!」


嘉位

「ジュニアって、そういう意味ではなくて、小学生の野球チームの中でのTOP選手がね」

「プロ野球の球団が、ありますね。その各球団でセレクション、いわゆるテストがあって、そのテストに合格すると、」

「各球団の少年チームが出来て、対戦するのだよ、いわゆる小学校から、超有名って事と言えば、わかりやすいかな?」

「戸倉は、ライオンズジュニアだし、福井は、ドラゴンズジュニア、連もドラゴンズジュニアだね」

「もっとも、詳しいのが、隣にいるでしょ、超有名人が、由良が、読売ジュニア」


由良

「うん、ジュニアは何というのだろう、芸能人でいうところの、登竜門的な、ジュニアか、地域の選抜とかね」

「ジュニアは名前が残るっていうのが、あるかな、スポーツ新聞等で、ドラフト候補選手紹介みたいな記事に、でているよね」


佐伯

「!!え!そんな、有名人なの、戸倉君って、わたし、GETできるかな?」


「・・・、先ほど、副キャプテンが言ったでしょうに、彼氏争奪戦の場所じゃないですよと」

「佐伯の美貌があれば、いちころよね、桜井も、いち!ころ、でしょう、私が保証する」


桜井

「元アイドル、モデルに、太鼓判!!!よし、がんばる!!」


佐伯

「キャプテン!頑張ったあかつきには、わたしらも、どこか連れっていってよね」


由良は笑いながら

「だから、野球部は・・・、ま!良いか」


桜井

「キャプテンは、ジュニアじゃないの?」


嘉位、・・・!あ、僕の事か

「うん、僕は日本に居なかったからね」

「生まれてから、すぐに、海外へそうだね」

「6歳くらいまで、ドイツ、2年間フランスにいて、その後小学校終わるまでアメリカでしたから」

「日本に帰ってきたのは、中学生から」


楓、そうだね、確かに!そうだ、日本に帰ってきてから

一度もお風呂に一緒に入ってくれないし、添い寝もしてくれないし、・・・。


「今のジュニアとか、出身チームの、こないだの野球部の説明会資料に載っていたよ。男子も女子も」

「見てみて、というか目を通していないですわね」



桜井は、苦笑いをしながら

「あああ、たぶん、見落としていたのか、あ、みたような、そんな、気もするかな」


嘉位

「ま!部室にもあるし、帰ってからでも見てみてね、その名前でネットで調べれば、色々情報得られると思うよ」


佐伯

「!彼女いる歴、いない歴とか、今の彼女とかも?」


由良は笑いながら

「・・・そこまでは普通書かないだろう、SNSおっかければ、ひっかかるかもしれないが」


「うん、私も自分の事、良く調べていたからね、連の事もだけど」

「流石に、プライベートについては書かないです。事務所的にも禁止事項ですし」



香織・・・そういうものなのですね

「ところで、話についていけないのですが、週末どこに行くのでしょうか?」



八重!!!!

「あ!そうだ、香織はゲーム三昧だったから、言ってなかった、今日午後買い物に行くから、その時に話す!」

「そろそろ教室にもどろう!時間だよ!」



午後の授業が終わり、

車に、嘉位、香織、八重、由良が乗っていった。


楓も、車が来て、帰宅することにした。今日中に勉強しておかないと、週末遊べないから。一夜に教えて貰わないと





車は、香織がこの間きた店の前で、止まり、降りた。嘉位はすぐ連絡するからと伝えていた。


お店に入ると、

エリア店長が出迎えてくれて

「上の階へまいりましょう。既にご用意してあります」

「山本様であれば、ディナーも制服のままでも、誰も物を、申す事等できません」

「それは、そうとして、4人同じ物を揃えましたので、ご試着を」


この間助けてあげた店員さん

「山本様、奥様、ご来店頂きありがとうございます」

「4名分同じ物ということ、わたくしがコーディネート致しました」

「ご覧ください」


八重!!!!! なにこれ、すごい!し、高い・・・!

由良、あいかわらず、平気でこういうのを、用意させるな、嘉位


香織

「ありがとうございます、試着してみてよいですか」


嘉位

「うん、これであれば、上品であるし、普段着としても使えますね、意を組んでいただいて、ありがとうございます」


この間助けてあげた店員さん

「気に入って頂けましたら、幸いです」


八重と香織は試着すると

二人とも目を見あって

「すごい、かっこいい!おしゃれ!」


この間助けてあげた店員さん

「エンベリッシュド ウールダミエプルオーバ、クラシックTシャツ、パンツも同系色で、ソックスになります」

「シューズは革ではなく、動きやすいものにしてあります。サイズがございますので、ご用命ください。奥様はこの間サイズで合わせております」

「いかがでしょうか?」


八重!!!もう、すごい、ぴったり!・・・でも、高すぎる。そのようなお金は無い!試着できただけでも、

ありがたい!ありがたい!


「大丈夫です。」


由良と嘉位も試着が終わり、

由良

「良いね、4人そろうと何かのユニットみたいだな」


エリア店長

「どうしても、あちらの店員が私にやらせてくださいと、希望しますので、お任せ致しました。お気に召しましたでしょうか?」


香織

「はい、もちろん!素晴らしいです」


嘉位、

「このまま、着て、別のお店に行きたいのですが、宜しいでしょうか?」

「あ、支払いは、カードで、お願い致します」


八重は、香織を見て、目で、良いの?良いの?これ、買ってもらっちゃって?と訴えかけた

香織も八重に、目で答えて、もちろん!


エリア店長

「もちろんでございます、制服では目立ちますし、こちらのほうが良いと思います」

「それでは、制服をお預かり、制服を梱包してお渡し致します」



嘉位は会計をすませて、一同、同じ服装でお店を出た。

車がすぐに来て、嘉位がもう1つ行ってきますので、荷物を預かって頂き、また連絡します。



香織

「ところで、嘉位、週末どこに行くの、いまからもそうですが」


嘉位、あ!香織に言っていなかった


八重

「!金曜日学校が終わったら、東京ドームホテル!2泊3日だって!スパもあるって!」


香織!!!!あああああ、わたし、ゲームしていたから、会話に入れてなかったのだ。

嘉位、言ってくれればよいのに、あ、寝ていたのは、私だ。・・・・。


香織!

「うれしい!ありがとう、嘉位」

「ところで、このまま歩いてどこにいく?」


嘉位

「デパートで、下着を買いに、こればっかりは、好みがあるからね、女子は女子で、男子は男子で」

「会計の時に呼んでくれれば、会計は僕がするから」


由良!

「あざーす、キャプテン」


嘉位は由良に耳打ちして、たぶんだが、由良もわかっていて、なげーーよな。と


お店について、店内に入り、それぞれ下着売り場のフロアーで


嘉位と由良はあっさり、決まって、女性フロアーへ向かって、お店付近で待つことにした。

案の定、時間はかかるようであった



八重!!これは、凄い!エッチだ、

「香織、どう!この赤!そして、透けている!!!良くない?」


香織

「わぁーエッチだ。凄いね、それって着けている意味あるのかな?」

「私は、こっちの紫のが、いいなー」


八重

「香織って紫、たまにつけているよね?好きなの?紫色?」


香織

「うん、なんでだろうね、特別な日というか、ラッキーアイテムなのかな」

「紫は、ごくごく稀に!」


八重

「じゃー、この紫は?」


香織

「・・・・だから、それだと、着けているというか、ほぼ見えちゃう!!」


二人は笑いながら・・・・下着を選んでいた





嘉位、由良は、ま!こうなるであろうことは、予測していたので、

野球の話をしていた。


由良

「そういえば、そろそろだな、春、選抜出場チーム決まるの」

「東京駄目だろうな」

「秋季大会からみると、群馬、神奈川、埼玉は確定、千葉もきそうだし」


嘉位

「うん、東京が出られないなんて、そういうこともあるのだね」

「秋季見られなかったから、どうだったの?」


由良

「まず、速球系の投手が居なかったな、あと、長打も」

「バランスは良いのだけど、決め手に、欠けるというか」

「ここで、走らせて、打てば、みたいな所で、負けていたね」

「来年は和井田が出る、確定事項だし」


由良は事細かく、分析内容を嘉位に伝えていた


嘉位もじっくりと聞いていたが、視線に香織と八重さんがこまっているのが、目に入った

由良もそれに気が付いて、嘉位にいくか!と、目で合図をしていた。



嘉位が、女性の下着ショップに近づいていくと、

なにやら、外国人のお姉さんが困っている様子で、店員さんも困っている様子であった。

香織と八重が、なんとか、話かけているが、通じて居ないみたいであった。


嘉位と、由良は、おかしいな、普通はこのあたりの店員さんは、話せるはずだが

由良は嘉位に、いってあげてと、視線を送った。

嘉位、かまわないが、少しだけまとう、話を耳にしてからと、小声で由良に伝えた



外国人のお姉さん、なにやら話しているが、店員さんは上手く応対できず、英語で聞き直している。八重と香織も、英語で話かけるが、英語が伝わらず


八重

「しってるぺーぱー?しってるばーぱー、紙の事?しるべーは? 紙で出来ている下着って事?紙の下着って意味あるんかい?、なんだろう?違うの??」


香織も、英語で対応してみるが、通じない



嘉位は、少し笑いながら、なんだ、それ、しってるぺーぱー そう聞こえるのか、どうやったらそう聞こえるのだろうと

笑いながら


嘉位が、

「香織、八重さん、困っている様子だね」



香織!!!助かる、あのね、あのね、と話だし


店員さんも、うん、と頷き

「英語、中国語、韓国語は出来るのですが、わたしの英語も伝わらずに」


八重は!旦那、たのむよ 的に

嘉位!え、僕でなくても、由良でも良いのでは?ま、良いか


嘉位は、ドイツ語でどうしましたかと、外国人のお姉さんに話かけ

話が進んでいった。


八重、あれ、何語?

香織、た、たぶん、ドイツ語なのかな、早くてついていけない



嘉位は、話を理解して、店員さんに


嘉位

「こちらの外国人さんのお姉さんの探し物についてですが」

「こちらの方の、実のお姉さんが、もうじきお子さんが産まれるそうです」

「そこで、マタニティーウェアーを探していて、母乳が出しやすいものが、このお店にあると聞いて」

「来たけれど、どこにもマタニティー製品が無いので、困っているとのこと」

「こちらでは、扱っていないのでしょうか?」



店員さん!!!あ、そういうことなのですね

「助かります。ここはレディースですが、マタニティーは上の階になります。」


店員さんはフロアーMAPを取り出して

「ここになります」

「ここであれば、多種、マタニティーからベビー用も数多く、サイズも豊富に取り扱っています。」

「専門のスタッフが常駐していますから、安心です。そちらのフロアーであれば、ドイツ語も大丈夫です」

「、そのようにお伝え願いませんか?」



八重!!!流石、旦那


嘉位は、外国人のお姉さんに

ドイツ語で答えて、少しばかり、時間をもらえるようにお願いした。


外国人のお姉さんは安心して、OKサインを出して、待つことにした。


嘉位

「香織、八重さん、品定めは決まりましたか?」

香織

「大丈夫です。お会計をお願いするときに」

八重

「外国人のお姉さんから、話かけられ、胸をこんもりと、アピールしている様子だったのだけど、私の英語が伝わらなくて」


嘉位

「了解、では会計を済ませた後に、外国人のお姉さんを、マタニティーのフロアーに案内してあげよう」


香織!!ありがとう、助かる


店員さん

「本当に助かりました、またご案内頂けるとのことで、助かります」


会計を済ませて、外国人のお姉さんと、マタニティーフロアーに連れて行ってあげた

外国人のお姉さんは、大満足で、まさに、ここよ、ここ!みたいに喜んでいた。



由良、よっしゃ!さて・そろそろと

「では、そろそろ帰りますかね」


八重は、お昼の時を思い出して、あ、そうだ香織の旦那、ドイツに居たのだわ、そりゃ、凄いわ、話せるわけだ



一行はお店を後にし、車にのり


八重をおろし、次に由良をおろして、

二人は屋敷に戻ったのであった。



丁度屋敷に入るころに、久しぶりの雨が降り出していた。



ここ数日気温が高いので、もう雪が降ることはなさそうである。





<  つづく  >



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