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第一四一話 グラウンド!そして、作業開始


嘉位は、なにかこの、甘ったるい香を感じていた。

香織は、大胆になって、脱衣所でありながら、嘉位の全身をくまなくといってようほど、吸い尽くしてくる。

・・・。


・・・・・。



ぼーと、した状態で、お風呂に入り、交互に体を洗いあうが、

いつもの洗い方とは、違う、なにかが、・・・。握ったり、触ったり、指で・・・。



嘉位は、辺りを見渡すと。



香が焚いてあった!!!



これだ!!!!とはいうものの、

体は限界を迎えており

香織の目は、とてもいやらしい、誘うような目つきで



二人は我慢ができなくなり、簡単にかわかして、部屋に直行した。



香織の大胆な攻めに、嘉位も抵抗ができなくなり、

こ、こ、これ以上は・・・。



・・・


・・・・







二人は眠ってしまった。





僅か1時間程度であったが、それはとても心地の良い眠りであり、

嘉位・・・すごかったな、香織、大人だ。

自分の勉強不足を反省し、これは、 そう に やはり、じっくりと相談することが、何よりも大事であると思った。


!?あの

お香、

千佳さんだな。サンキュー。

嘉位はわけのわからないお礼を、口走っていた。

香織も、目が覚めて


二人は、着替え、食事をとりにいった



そこには、千佳がどこかうれしそうに、して!やったり!!!と、嘉位を見ていた。


千佳

「いかがでしたか?それではお食事を」



食事を済ませて、部屋に戻り


嘉位と、香織は少しばかり、勉強をすることにした。

嘉位は、すぐに終わらせたが、いっぽう香織は、頭を抱えていた。

嘉位は、香織にわかりやすく、説明し、香織も納得できた。



そろそろ眠くなってきたこともあり、二人はベッドへ。と、


朝目覚めると、香織の髪をなでて、準備してから学校だね

と目で合図を送った。

朝食を済ませて、楓も一緒に3人で登校。

楓は昨夜も遅かったみたいで、とても眠そうであった。


今日も皆揃って、仲良く学校へと

嘉位

「由良、今日放課後部室の件だけど、せんさん、かずきにも連絡してあるから」


由良

「練習ではないよね?ん?」


嘉位

「決め事を、2つ、野球部の規定と、これは八重さん、香織にお願いしたいのだが、マネージャー規則の作成を、その他は、せん さんを、含めて」


八重

「あ!そうだよね、マネージャー18名でしょう。それも15名は寮だし、あ!女バスが寮だから、女バスの規定を借りてくるよ!」


嘉位

「八重さん、それは助かります。」


「いいな、時間が付かないから、かお に任せる!」


香織

「はい、楓ちゃん、了解です」


佐伯

「私たちも、部室いっていいかな?」


由良

「うん、もちろん!女性陣で規則を見てもらった方が、人数は多い方が早く仕上がるし、助かるよ!」

「今日、明日で仕上げて、金曜日には提出、日曜日の説明会で使うから、是非、お願いする」


桜井

「了解!了解!」



午前中の授業を終え、昼食も済ませた。

楓は午前中、ほぼ寝ていたらしい・・・。


午後の授業も終えて、一同は野球部の部室に集まった。せん、かずきも部室に居た。


佐伯

「野球部の部室って、なにかこう、におう?ような、イメージがあったのだけど」


桜井

「ものすごく、奇麗だし、整理整頓されていて、新品?」


八重

「そうだよね!女バスのほうが、もう、・・・酷いよ」


女性陣が笑っていた!女の子のほうが汚いってどういうことよ?



八重

「そうそう、女バスといえば、これ!朝の件、借りて来たよ、寮とマネージャー規定」

「聞いてきたのだけど、寮については、入部説明会にて各部が、直接説明するみたい。これは共通みたい」

「もっとも、吹奏楽と、女バスと、野球部この3つのみ、寮生なのだけどね」


香織

「そういえば、遠方から学業で受験した人は、どういう風に通うのだろうね?」


嘉位

「それは、学園近くに、朝夕付、週7等、の学生寮的に受け入れてくれる所に入って通学かな」


由良

「都内は、多いね、そういえば、せんさん、かずきはどうして寮なの?」


せん

「特に理由は無いかな、あえて言うならば、学校の方が図書の数がものすごいから、ここであればと」


かずき

「そうですね、僕もせんさんと、同じ理由です。」


佐伯

「・・・頭の良い人の言っている意味が、良くわからん」


桜井

「家から通えたのに、寮のほうがとか、自由が・・・!」


香織

「自由って(笑)」



嘉位

「では、八重さんを中心に、女性陣は、寮規則統一ということですから、マネージャー規則を作ってください」


「男性陣は、道具点検も含めて、野球部の規則を見直す、特に練習について」


佐伯

「そうだよ!野球部というか、外での部活動は、スペースが無くて、各運動部交代で使っているもの」


桜井

「女子だけ優遇みたいな、女バス、女バト、女バレーは体育館1,2が使うしね」

「野球部、どうやって練習するの?」


せん

「週3で、1日1時間」


八重

「!!!それって、練習できない事と変わらない!え?そんな、扱いなのに、寮なの?」


かずき

「和井田自体は歴史が長いから、その伝統的みたいですよ」

「春から秋、全ての大会を通して優勝したことは、ないですがね」


桜井

「それだと、せっかくの世界一が・・・もったいない」


香織は嘉位に視線をおくりながら、


「それは、大丈夫」



一同は嘉位に視線を向けて


「うん、香織の言う通り。大丈夫、グラウンド作っておいたから」



かずき

「え?グラウンドを作るって、プラモデル作るわけとは違うのですよ」


香織

「早くて、来月には出来上がるみたい、4月半ば予定だったのが、来月には」



嘉位

「香織の言う通り、おそらくもう、ほぼ完成していると思う、あとは塗装や細かい補修や、届け出等でないかな?」

「せっかくだから、皆で見に行こうか、車で3分位だし、歩いてでもいけるから、行ってみようか?」

「ただ、作業員の方々のご迷惑にならないようにだけど」


由良!まじか、その事なのか、嘉位が問題ない、とか言っていたこと!


「よし、いこう!みんなで」

「荷物は部室において、歩いていこう!」


一同は、正門を出て駅とは反対方向へ向かう

10分位歩くと、大きなものが、目に移りこんできた


せんは、目を疑って、驚いた!!!


「あ、あれだ!あれだ!!!」


佐伯は、すごい!想像を超えていて

「え!!!えええーーー!大きい」


足のペースは速くなり、女性陣は走り出していた



由良は、笑いながら!

「おいおい、練習するのは僕らなのだけど・・・」


かずき

「すごい、あの大きい、ということはナイターも?」


せん、凄いな。

「僕らも、急ごう!」


男性陣が到着すると、既に女性陣は、あっちこっちと、指をさして盛り上がっていた


嘉位は、辺りを見渡して、丁度、ヘルメットを被っていた方が、あ!と思い、近寄っていった


一同は、嘉位の元へかけよって


嘉位

「昨日は、突然お時間を頂きまして、ありがとうございます。陣頭指揮、感銘致します。」


昨日の平取締役も、びっくりしたが、すぐに冷静になり


「知らぬ事とはいえ、昨日は大変失礼を致しました、山本財閥、副社長様」



佐伯と桜井、せん、かずきは

「え!え!え!えええええええ!!!!! 副社長!!―――――!」



昨日の平取締役


「はい、昨日の件は、あのまま夜まで続きまして、3月末に昇格が決まりました、わたくしみたいな5流大学のものが、平取になれただけでも、奇跡というべきです、山本様には、なんとお礼をもうしてよいのか、言葉が見つかりません。」


嘉位

「いえ、役職にとらわれず、現場を指揮して頂きました事により、このような素晴らしい、野球場を、ありがとうございます。練習に励みます」


由良は、外を見渡し、指折り数えて、凄い!

「ここ、大型4台、マイクロ6台、車も60位!!!」


昨日の平取締役

「こちらが、全体図となり、構想通りでございます。せっかくですので、中へご案内致します。ヘルメットの着用をお願い致します」


八重!いいの、中入って?やったーあーー!


佐伯も、すごく、興奮して!


由良は・・・、だから、ここで練習するのは、僕達なのだけど・・・

「ま、いいか、いこうぜ、嘉位」


一同は案内してもらい、

まずはトイレから、男子と女子トイレは、距離が離れていて、

女子トイレを案内され、女性陣が一斉に中にはいる。


桜井が数をかぞえて、1,2、・・・・え!ええーー16!!


八重!16!!!すごい、新品それも、広い!洗面も広いし、奇麗!


「あ!でも、私たち18名なのだけれど」



嘉位は、笑いながら


「18名一斉にトイレにいくことは、ないのでは?」


八重は、それは、そうだと、大笑いして

香織も、一緒に笑っていた。


案内係りの方が、男性トイレも見せてくれて、これが1塁側、3塁側ともにあります。

ロッカールームも、お見せしたかったのですが、今塗装中でございまして、

中のブルペンへ案内してくれた。

ブルペンは3つあり、


由良が興奮して、中ブルペンが3つって、すげーーな。


案内係りの方は、それでは、ベンチへと


そう!!!これは、凄い、プロ野球か?専用チェアーが

「これは、凄い、深めになっていて、多少の雨なら吹き込まない!」


そして一同は、グラウンドへ



桜井は大興奮して!!!!



「なにここ、広いし!すごいよ、すごいよ!」


せんも、大興奮で


「人工芝だ!!両翼は95、センター120、そして電光掲示板!!」


かずき

「電光掲示とか、ありえないでしょう!すごい!」



由良

「外のブルペンも出来上がっている、これは、大会で使える代物だよ」



嘉位

「大会では使わないかな、管理、手続き等、いろいろあるから、ここは和井田専用野球グラウンド練習場。もちろん、ここをホームとしたオープン戦は行う」


八重

「つまり、私たち専用ということなのね、凄い!女バスやめて正解だった。なんか、涙でちゃうよ」



香織、うん、うん


「わかる、わかる、なんだか、泣けてきちゃうね」



桜井

「かお も、そうなのだ、私もすごく、嬉しい、泣けちゃう!」



案内係りの方

「来月になれば、完成です」


昨日の平取締役が、頷き、無線で指示をだす、すると

一斉に明かりがつき


佐伯!!!!! すごーい、

「ナイター、ナイターも出来るのですね!」



案内係りの方

「自動販売機等は、月末に設置されます。ロッカールームにも自動販売機、こちらは軽食用も設置されます」


嘉位!素晴らしい


「ありがとうございます。ここで僕達は成長し、新たな歴史を刻んでいきます!」


一同!おおおーーーー!


「突然の訪問に、貴重なお時間を割いて頂き、ありがとうございました」



一同は、写真を撮りながら、深く、深く、頭をさげて

再度学校の野球部の部室に戻った。





こうなると、女性陣の興奮は、一気にマニュアル作成に邁進していた。



一方男性陣のほうは、


せん

「練習については、この間監督に進言した通りに、書きなしました。」


嘉位

「せんさん、男性の野球部の寮はどのようになっているのでしょうか?」


せん、

「日曜日の入部説明会で、寮については、僕から説明致します」

「寮は御存じの通り、男性、女性ともに免振になっています」

「自動販売機はもちろん、食堂もあり、洗濯については、置き場に出してくと、業者さんにお願いしています」

「部屋は一人一部屋あり、4畳に机1つ、ベッド1つ、クローゼットが8畳もあるので、スペースには困りません」

「中央には、個室勉強ルームと、中、大の勉強が出来るところ」

「また、広間にはシアター的なものがあり、その裏が、とても広いのですが、いわゆる筋トレができるスペースがあります。」

「これは男性寮、女性寮、同じ造りになっています。」

「受付には3名の方が寮を管理しており、警備員は2名、門限は20時です」

「時間を超えてしまう場合は、その旨を寮に伝えます。帰省時に公共交通網の遅延等が良くありますね」

「殆どの寮生は、外に出る事はなく、勉学に励んでいますね」

「年末年始も帰省される生徒は、ほぼ居ないです」

「野球部は、卒部された3年生20名の時は、バディー体制をとっていました。」

「もっとも、和井田の学生ですから、素行不良という方は居ません」

「ただ、一部の先輩は赤点、補習、テストを繰り返していましたね」

「それを相方が面倒を見る形です。」

「ざっと、このような感じです。」


由良・・・・、けい、こうせい、やばいなと思った

嘉位

「あ、確かにそうだ、冬休み年末、学校で試験受けたよ」


由良

「そうか、嘉位、海外行っていたから、あれは?」

嘉位

「海外留学という形にしてくれたが、試験は受ける必要があったね」

「由良もいまの、せんさん、の話を聞いて、1つだけ心配毎が、あったのでは」


由良

「そうだ、こうせい、けい だな・・・赤点、補習、待ったなしだからな」


かずき

「そこまで酷くはないでしょう、たぶんですが」


由良

「いやいや、もう、なんというか・・・。良く和井田に入れたと思うよ、野球は一級品だけど、おつむは」


嘉位

「ま、そこは、せんさんに任せよう。バディー制度は無くして良いと思うけど?」


せん

「キャプテンが言うのであれば、無くしましょう。補習については、僕と、かずきが面倒を見ます」

「お二人は、野球の指導に専念してください」


由良

「せんさん、ありがとう」

「あと、嘉位、1つ頼まれてほしいのだが」

「これ、これだよ!これ、もうボロボロで、これだと公式でられないぞ」


かずき

「確かに、ここ、割れていますし、審判に却下されますね」


嘉位、そうか、この際いっきに、新生するか?嘉位はスマートフォンを取り出し、どこかに電話をした

「山本です、先日は、ありがとうございます」

「和井田の野球部の件で、お電話致しました、お時間宜しいでしょうか?」

「和井田の野球部道具、を全て一新、審判道具、ヘルメット等も含めて、バット等も」

「土曜日、6~8名位でお伺いしてよろしいでしょうか」

「え、そうですか、助かります、もちろんです。そこはプラスで、特急扱いでくりあげてください。」

「では、土曜日に改めて、お伺い致します」


嘉位

「土曜日、僕らと、八重さん、香織で野球ショップにいこう、そこで品定めを確定しよう」

「3月頭に納品してくれるとの事」


せん

「?どういう、お金の使い方を・・・、すごいですね」


由良

「せんさん、それくらいじゃ、まだまだですよ、100万円のお茶碗でごはん食べて、平然としているからね」


かずき

「100万円のお茶碗!!」


由良

「普通なら、震えて、落として割ったらとか思うけど、普通にお茶碗として、使っているから」


せん

「もう、笑うしか、無いですね」


嘉位

「そうなると、寮の事はせんさん、かずきに任せて、野球部規定も練習メニュー以外は殆ど直さなくて、良いかな」

「あと、春の支部大会予選ですが、せんさんと、かずきに、偵察をお願いしたいのですが」


かずき

「もちろんです、もう、ある意味専門ですから!」



一方女子は、まだまだかかりそうであった


「髪の毛、いいじゃん、別に」

「眉毛に、・・・女バスは硬いな、いい、ここも無くしましょう!」

「下着の色は、白、水色、肌系のいわゆる自然体にて、こんなも却下!却下!」

「色っぽい、大人の下着を、つけたいでしょう!ね!?ね?」


・・・・

・・・・・

・・・・・・


ほぼ、野球とは関係の無いところに、大いに、こだわりがあり


女子寮の説明にまで、話は至っていなかった。


せんは、それを見ていて

「大丈夫です。女子寮も、男子寮も構造もルールも同じですので、中には僕では入れないので」

「説明して、寮の中の説明は、同じクラスの吹奏楽部の子に頼んでおきます」


八重

「助かる!!せんさん、ありがとう」


香織

「女バスの案内じゃだめなの?」


八重

「ほら、女バスだとモンスターというのが、沢山いるから・・・」


桜井、腹をかかえて

「八重さん、そ、それは言い過ぎ、笑」


嘉位

「八重さん、香織、土曜日は野球道具を買いにいくから、一緒にいこう。」


由良

「こっちはまとまったけど、マネージャー規定はかかりそうだから、続きは明日にしよう」


桜井、佐伯

「私たちも、明日また、来ていいかな?」


由良

「もちろん!お願いします」



では、戸締りをして


今日は帰ろう!!!



帰り際、駅に向かう際に


嘉位が

「由良、昨日は何をしていたの、放課後?」


由良は、よくぞ、聞いてくださいました!!!!!


「昨日は、八重を、両親に合わせたのだ。八重とお付き合いしていると話したよ。」


佐伯

「わお!ーーーやるぅ!!」


桜井

「それで、それで?」




由良



「子供は、まだか?いつ産まれるのか?だとよ」



嘉位

「由良のお父さんなら言いそうだな、想像がつくよ」



八重は顔が真っ赤になり!!!



佐伯、桜井は、

じーーーーと、

八重をみつめて、それは、どういうことなのかな?



八重は真っ赤のまま!!!


「もう、知らない!!!」


佐伯

「いいなー、大人の階段かーーー」





桜井は、八重に近寄って耳打ちをし、で、どうだったの?


八重は、両手で顔を隠しながら


「す、すごかった・・・」



桜井、えええええーー


「それじゃ、わからないよーー、いいなーー、羨ましい」



そんな会話をしていると、駅についていたのであった



それじゃ、また明日!!




<  つづく  >


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