第一三六話 連の夢
千佳が準備をしてくれ、
「それでは、殿方は露天風呂へ、姫型は浴場へ、ご案内は?如何致しましょうか?」
楓
「千佳さん、ありがとうございます。わたしと、お兄様で致しますので、大丈夫です」
千佳
「かしこまりました。入浴後はこちらで、お待ちしております」
いったん、それぞれ部屋に戻って、下着や、部屋着を手にもち、玄関の前に集まっていた。
嘉位
「ではそれぞれ行こうか!八重さんと、連は場所が、わからないと思うから、香織、楓、八重さんを宜しく」
「連は、僕といきましょう」
由良・・・?!
「おーーーい、嘉位、俺は、俺は?」
嘉位
「!あ、デカいから、見つけられなかった、そこに居たのだね」
由良!!!!!!
「でかいから、目立つのだろうに!!!」
一同、大笑い
連!すごい、お屋敷の中に、露天風呂がある!
連
「あれ、ここから、あそこに見える・・・?先ほどの食事をしていた」
嘉位
「うん、そうだね」
連
「うわー、凄い、外からはここが露天風呂だなんて、わかりませんでした」
由良
「だよな!」
連
「そう!明日、御手洗さん、僕の球を受けてください!」
由良
「ま、そんなに急がなくても、あと、ゆら で良いよ」
連
「はい、ありがとうございます ゆら さん、投げたくて、投げたくて!」
由良
「連は、面接で宣言したのだけど、ま、どこかの誰かさんの、入れ知恵もあっただが」
「連は、和井田でしたいことは、宣言通りなのかい?」
連は、胸をはって!
「はい、和井田で、初!甲子園を目指します」
その連の顔はとても輝いていた。
由良
「そうか!甲子園、出場かー、良いな、野球をやっていれば、いつかは、必ず目指す場所だもの」
「もっとも、俺も、嘉位も甲子園でやったし。あれは中学2年生のときだったかな?頂点極めたな」
連!あ、自分も
「あ、僕も、です。中学3年、ついこの間なのですね、やりました、決勝で世田谷に負けてしまったので、悔しいです」
嘉位
「!けい、こうせい、にやられた感じかな?」
連
「はい!世田谷はチーム全員がトップレベルで、とくに、キャッチャーのけい君の采配に翻弄されて、全ての走塁をシャットアウトされてしまいました」
「彼は逸脱していますね」
由良
「そうだろうね!」
連
「あ、そうか、かい さんや、ゆら さんの、後輩なのですものね、当然ご存じ、な訳ですね」
由良
「ご存じもなにも、かいの従妹だよ、けいは。 1つ下の子。」
連
「ええええ!そうなのですか、それなら、凄いのも納得いきます」
嘉位
「連、その先ほどからでている、こうせい や けい だけどね」
連・・・何かまずい事を言ってしまったのかな?連は身内の事を、下手に触れてしまったのが、いけなかったのではないかと。・・・。
由良
「その、こうせい も けい も、和井田だよ、連と同じ、春から新1年生、野球部特待だ!」
連!は、びっくりして湯船から、立ち上がり、
「!!!!本当ですか、うわー、天才キャッチャーが2名も、ゆらさん、けい、君!」
嘉位
「それだけではないよ、連、各シニア、ボーイズから 総勢15名、和井田の野球部に入る。トップレベルが」
「今年の春は、和井田はでられないけれど、夏からいっきに駆け抜ける」
「な!由良!」
由良
「あ、もちろんだ、連が、面接で言った、初の和井田甲子園、もちろん素晴らしい目標だよ!」
「俺と嘉位の目標は違うのだよ」
連!?野球ではなく、勉学ということなのかな?
由良
「初出場しか出来ない、初出場、初優勝、大会3連覇!これが、俺と嘉位の目標、いや達成する」
連!!!!!
「優勝!」
嘉位
「初出場、初優勝は、1度しか出来ない記録だからね!そんなに簡単ではないけど、出来る事は全てやる。出来た結果を想定して、何をしなければならいのかを、見定める」
由良
「あ!そうだ、嘉位の言う通りだ、優勝した。制覇した、ではなぜ制覇できたのか、何故に和井田は初出場、初優勝できたのか、と仮定し、それをどうすれば、そのストーリーが、どのパターンが、確率が高く、そのために何をすべきか」
「これが和井田!野球、個々を見れば、個人個人は全国に沢山いる。ただ、和井田はそれに加えて、知略、知力で負ける事はない!」
「これが、和井田であり、和井田の野球部!」
連!!!!!目頭が熱くなった。この人達は既に、先を見て、あらゆる計算をして・・・・。
「おおおおおおお!!!!!」
連は、感激した大きな声で、叫んでいた!その声は・・・。女子達の浴場にも十分すぎるほど、聞こえる、
雄叫びであった。
一方そのころ、女子達は
八重、楓は・・・
じーーーと、じーーーーと
香織の胸を見て・・・・。でかい。
自分の胸と比較していた、
八重
「わたしも大きいほうなのだけど」
楓
「わたしもですは」
香織
「じっとみて、ほら八重も、楓ちゃんもわたしより身長が高いから、スタイル抜群だし」
楓?!
「そのお胸で、お兄様を虜にしたのですわね」
そんなことを話ながら、湯船に使っていた。
楓
「ところで、八重!昨夜は、脱いでみたのですか?」
八重は・・・もの凄いストーレートの質問に顔が真っ赤になっていた
八重
「うん、はい」
楓?!
「どんな感じでした?!」
八重
「もう、なんと言ってよいのか、凄い、それ、・・・しか・・・」
楓どこが、どのように・・・・!?
「どこが、凄いのでしょうか」
八重は真っ赤になって、うわーー、攻めてくる。
「首筋を、舌で、胸も、それから・・・下の方へ」
八重は、もう限界、由良の感触を思い出して、顔はもう真っ赤をとおりこして、茹っていた。
楓?!
「え?いや、和井田の野球部の服を、着てみたのか、どうかを、聞いたのですが・・・?」
「和井田の服の首時、下の方?何か刺繍とかでしょうか?」
八重は!!!!!あああああ!!!
「ああああああああ!」
楓、少しからかっただけで
「うそですよ、うそです、少し羨ましくて、からかっただけです」
八重は!うじうじ していた、そうやって、馬鹿にして
香織は、くすくすと、笑っていた
楓
「ほら、わたしもエッチしたいのです、連とエッチを、大人になりたいのです」
「ただ、連が高校生になるまでは、我慢すると決めました」
「今日、一緒に試験に行って、皆和井田に入るために、真剣でした」
「私は、あ、かお も、八重もそうですね、エスカレーターなので」
「受験という大変さというのが、ひしひしと伝わって。」
「これは、合格してから、強いて言うならば、和井田に入学するまでは我慢することにしたのです」
楓は立ち上がり、どうだ!偉いだろう、的に二人を見た。
香織・・・いや、偉いとか、そういうのではなく、そもそも高校生、あれ?エッチって、年齢、ま!良いか
「楓ちゃん、すごいです、我慢できるのですね」
楓
「我慢などしたくはありません、いますぐにだって、連とエッチを」
「ただ、あの試験場の威容な空気、人生をかけているような、重苦しい空気・・・」
「全員が合格とはならないはずです、そう思うと、1つ下の同い年の子が勉強一筋に頑張っているのだから」
「それは連も一緒のはず、だから、和井田に入学するまで、楓は我慢致します」
八重!ほう、すごいな、楓ちゃん
「でも、スキンシップくらいなら、良いのでは?」
楓
「はい、お胸は昨夜揉んでもらいました!」
香織・・・
「そ、それ、別にはっきりと、言わなくても・・・」
皆一斉に笑った!!!!
そして・・・。
どこかから、雄叫びのような声も聞こえて・・・?!
そろそろあがりますか!
男子、女子、それぞれお風呂から出て、髪を乾かし、部屋着で
広間に集まった。
八重!!!!!
「フルーツの盛り合わせだ!!!」
千佳が、紅茶を運んできて
「まだ、ありますので、どうぞ」
皆、わいわいと、楽しそうに、美味しく頂いて
大満足した。
嘉位が、立ち上がり
「そろそろ、皆寝るとしよう、明日は6時過ぎにおきて、和井田の野球部ジャージに着替えてら、朝食」
「8時から、全員練習場へ」
八重は!おお、明日も練習、楽しみだ、由良をみるのが
ごちそうさまでした!それぞれの部屋に戻った。
香織と嘉位も手を繋いで、部屋に入った。
嘉位はさっそく着替えをし、香織も着替えた。
相変わらず、じっと香織の着替えをみつめている、嘉位であったが
あれ?おかしいな、こう、がばっと、あれ?
嘉位のもとに、香織が近づいて
香織
「どうしたのですか?!」
嘉位は香織の胸をもみながら、
香織も、びっくん、としたが、何か嘉位考えている、エッチな事?・・・?
嘉位は、香織を自分に座らせて、胸をもみながら
嘉位
「連は、3月頭に卒業だよね、楓も3月に休業、そうなると、連も楓も甲子園視察につれていけるのでは?どう、思う香織」
香織は、はぁはぁ、エッチな息をしながら、胸を、揉みながら、それも、すでに直接・・・もみながら、話すことでは
香織は、きつく嘉位をにらんで、今は私だけを!と視線を送った
嘉位は、はっとして、あ、香織、怒っている!!!
「ごめんごめん」
と唇を、香織の大切な所へと・・・。二人は今宵も愛を確かめ合った。
一方
緊張している八重であったが、
その緊張もつかのまで、すぐに由良に、脱がされ
電気もつけたまま、もう、このまま由良に全てを任せることにした。
由良は、昨夜より激しく、激しく、2回戦へとすすみ、
八重は指先にしびれ、なんというのであろうか、全身をかけめぐる、しびれというのか、
頭の中が、ぼーと、する感覚に浸っていた。気持ちが良い。
いつのまにか、二人は深い、深い、眠りについた。
楓は、連を脱がせて
二人は裸のまま、ベッドに入った。
楓
「いまは、ぎりぎりの線は我慢します。でも、でもね、連、わたしも女の子なの」
「すこしは、ね」
連は、楓の全身を直視し、美しいボディーラインに、自分の下がものすごく、大きくなり
「うん、これは、和井田に入学してから、でも、でも、我慢できないから」
連は、楓の胸をもみ、全身をくまなく、唇、舌、手でいじくりまわし
楓の大事な部分に、手を添え、舌を絡ませ、軽めに好奇心もあり、指を入れてみた。
ぬ、濡れている。そのまま指をうごかすと、楓はのけぞり
楓は、連の指使いで、頂点に達していたのである。
連は、我慢できなかったが、自分で決めたこともあり、
楓の髪をなでて、
「楓、大好きです。中学生を卒業してから、俺を受け入れてください」
楓も、少し涙ぐみながら
「はい、連が大好きです。まっています」
と大人の口づけを交わして、そのまま、ゆっくりと朝を迎えた。
一同、和井田の野球部のジャージに着替えて、
玄関で、それぞれを見つめ・・・。なぜか女性陣はご満悦の顔であった
< つづく >