第一二四話 ユニークスキル
ただいまー!玄関をあけると、
物凄く、オーラを
まとったとでも、言うのであろうか
とてつもない、
形相で
楓
が、
仁王立ちしていた。
いったい何があったのだろうか?ロケでトラブルあったのかな?地震の影響は名古屋ではなかったはずだし、
とてつもない闇のオーラというべきだろうか・・・!?
楓
「香織お姉さま、どちらに、行かれていたのですか、え、もちろんご旅行ということは存じています。パソコンはもっていかれなかったのですか」
ものすごい、勢いで香織にせまる
香織
「ただいま、あ、楓ちゃん、うん、パソコンもっていかなかったの。あれ?!ログインの件?」
楓
「そうでございますわ、なんども、なんども、メッセージいれても既読もつかず・・・。」
「お兄様、香織お姉さまは、本日はわたくしの貸し切りです、良いですね?」
嘉位は、話が呑み込めなかったが、たぶん旅行とかの件はどうでもよくて、ゲームだろうなと思っていた
「え?貸し切りというと?!」
楓、あたりまえでしょう 的な視線で、わたしを誰だと思っているの?的な、上から目線で、嘉位を見て
「そうです。まず、これから3人お食事にしましょう、沢山たべましょう、それから、香織お姉さまと、わたくしでお風呂にはいります」
香織!?え?楓ちゃんと?お風呂
「お風呂ですか、わたくしと?」
楓
「いやでしたら、お兄様も一緒に3人でお風呂でも良いですわ」
香織は、むっとし、きつく嘉位に視線を向けて
嘉位
「いや、一緒に入らないよ、二人で入ってきては?」
楓
「お兄様は、なんど誘っても、わたくしとお風呂に入ってくださらないのです。いままで、1度も・・・。」
「それは、そうとして、香織お姉さま、二人で入りましょう!お話もしたいので」
香織、すこしホットした気分で、でも、嘉位ともお風呂はいりたいけど・・・。楓ちゃんをこれ以上おこらせると・・・。
「あ、楓ちゃん、お土産、なにかどこかで見たことある、イラスト系のマウスパット、今の楓ちゃんのやつに、似ているみたいな?」
楓は、食い入るように、見つめて!!あ!
「香織お姉さま、これは今やっているゲームの限定品のパットです。そう、製作が京都の会社なので、それもお正月シーズン限定発売!わ!うれしい、流石香織お姉さま、大好き!」
香織!やっぱり、どこかで見たことがある、イラストのマウスパッドだとおもったら、そうだ、これ楓ちゃんのイケメンキャラクターのだ、喜んでくれているみたいで嬉しい。
「これで良かったのか、京都のお土産まよったのですが・・・」
楓
「なにをおっしゃいます、このような神的なお土産、いままでいただいた事がございません、家宝にします!」
香織
「そ、そんな大げさな!」
楓
「香織お姉さま、本当にありがとう!いままでのプレゼントの中で、1番嬉しい!です。流石です、香織お姉さま」
「そしてですね、お兄様、よいですね今日は香織お姉さまを貸し切りで、香織お姉さまと、お風呂に入ったあとは、楓の部屋で、ずっとで」
嘉位は、楓と香織が仲良くなるのはとても良いことなのだが、明日の学校の心配があった。
「明日学校大丈夫?明日から、登校だよ」
楓
「大丈夫です、明日は3人で登校しましょうね!」
嘉位・・・これ、香織部屋に戻ってこられないな、・・・たぶんだけど、ただ僕も明日監督と話す事をまとめておきたい点もあったので、仕方がないことなのかな。香織はどう思っているのだろう。
「わかった、三人で登校しよう」
香織・・・嘉位と、エッチもしたいのだけど、この流れで、話を切ったら、楓ちゃん怒るだろうし、嘉位も少しやすませてあげないと、本当は、エッチしたいのだけど、あれ?なんで、エッチな事ばかり考えているのだろう?」
「では、これからお食事を済ませて、お風呂に入ってから、明日の学校の準備をし、お着替えして、パソコンをもって楓ちゃんの部屋でよいですか?」
楓は、とてもまんぞくそうに、
「今16時ですから食事を、1時間、お風呂2時間とすると19時、明日の準備、うん20時には大丈夫、それでいきましょう」
嘉位・・・いったいなんの時間計算をしているのだ、楓は?ま、良いか
千佳が入り
「それでは、楓お嬢様のご予定に合わせる形で、宜しいですね、このままお食事へと」
香織!あ、そうだ
「千佳さん、お土産です、あとでもっとたくさん届きます、明日か明後日着にて」
千佳!生八つ橋! これは、これは!来たぁー!大好きなやつだ
「香織様、ありがとうございます。わたくしこれが大好物でしたので、ありがとうございます」
香織は、嘉位に聞いておいてよかったと思った。
そして3人で食事をしながら、楓は地震についての話を聞いて、そしてお兄様、お姉さまが結ばれたことも聞き、うれしくなり
一方、楓もロケの話をして、ゲームについては、お風呂で話すと
そのような会話をしながら、食事はすぐに終わり、楓と香織はお風呂へと向かった。
嘉位も、単身お風呂へ・・・。どこか寂しかったが、明日の事をまとめよう。うん。自分に言い聞かせた
脱衣所で楓は、すぐに脱いで、
香織も同じく脱いだ
二人は鏡に映っていて、
楓
「わたしも体系を維持していますが、香織お姉さまもスタイルが良いです。お胸は負けています。」
香織
「もう楓ちゃんたら、楓ちゃんはモデルさんなのですから、誰が見ても美人さんで」
そんなことを言い合いながら、お風呂に入った。
あらためて、二人とも体を洗いおえ、あらためて、湯船につかった。それまでの間、会話はなかった。
二人で湯船につかり、向き合いながら
楓は、香織の胸を凝視した、でかい!
香織はすこし、恥ずかしかったが、話を切り替えて
「楓ちゃん、ログインの催促がありましたけど、間違いではなく、わたしに、ですか?」
楓!?あ、そうだ、それだ
「そうなのです、二日目に大幅アップデートが入ってですね、レベルキャップが300になったのです。当然わたくしも、佐伯さんも桜井さんもレベル300に」
「香織お姉さまのキャラは、299なのであと少し、ほんの少しです。あ、あのキャラをそのまま、お姉さまのパソコンでお使いください、といいますが、お姉さまというのは他人行儀にきこえるので」
香織
「かおり、でも、かおちゃん でも、 かお でも良いです」
楓!かお お、しっくりきますね
「かお!これから、かお と お呼びします。それですね、アップデートにてレベル300でいわゆる神の称号といのが付くようになりました。いまのところレベル300に到達したのは10名程度です。あとでランキングを見て頂けるとわかります。」
「レベル300で、それぞれのジョブに応じた新スキル。ユニークスキルを手にすることができます。」
「ユニークといっても、そのジョブLv100までのJOB,レベル200での新JOBをかけわせて、レベル300で変化し神称号とユニークスキルを習得できるようになりました。」
「また、大幅アップデートでいままで、79層までしか開いていなかったのですが、これが85層まで解放されました」
「そして、もちろんわたくしたちのギルドも、79層まではクリアーしていますので、80層に挑んだのですが、全滅です」
香織、え!全滅、ほぼ最強キャラがそろっているのに?なぜだろ?
「設定ミスとかでは?」
楓
「他のいくつかのギルドも80層に挑戦して、全滅、かお が言うように設定ミスではと運営や、サポートに問い合わせたのですが、80層からは神々の世界。設定どおり問題ございません、引き続きゲームをお楽しみください」
「みたいな回答が、Dcodeに書いてありまして、昨日もギルドで挑んだのですが、全滅。」
「かお にも是非手伝って頂きたくて、強引にすいません」
「もちろん、お兄様とエッチをしたいことは、存じておりますが、何卒、お力を」
香織!エッチ・・・うん、したいけど
「え、でも、わたし初心者ですよ」
楓は人差し指をたて、左右にふり
「ご謙遜を、先日のプレーを見れば、そうとうやりこんでいる感があります。別ゲーですが、基本的には同じですので、そうですね、感性というか、センスというかそういったものが、感じとれました」
「かお、お願いですから、お力をおかしください」
香織!でも、正直ちょっとやってみたい、気もあるのよね?
「わかりました。ではお風呂を出てから、明日の学校の準備をして、ノートパソコンをもっていきますね。あ、タイトル名はなんでしょうか?事前にダウンロードとアップロードしておいて、ログインできる状態で、楓ちゃんの部屋にいきます」
楓!は、にやりとし、
やはり、ゲーマーだ。ダウンロードはしておくは、出ていても、最新状態にアップロード済みまでは気が付かないですかね。
かお は、こっちの世界の人だと確信した。
「ではお風呂から出ましょう。準備ができましたら、かお、部屋に来てください」
二人はお風呂から出て、それぞれの部屋に戻った。
嘉位は部屋にいて、なにやら、タブレットに色々まとめているようだ。明日の学校の準備もすませてあるように見えた。
「香織、おかえり、ずいぶんと長く、楓とお風呂に入っていたね」
香織!?・・・。
「あ、・・・、ゲームの話で、それで本当に良いのでしょうか?これから、楓ちゃんの部屋に行って」
嘉位
「うん。風邪をひかないようにね」
嘉位はやさしく、香織にキスをし
香織もっと、触って欲しかったのだが、我慢しパソコンを立ち上げ、ダウンロードを終えた、アップロード中に明日の準備をし、
「では、いってきますね」
香織はやさしく、嘉位のほほにキスをして、部屋を出て楓の部屋に向かった。
嘉位は、楓と喧嘩にならなくてよかったー。あの形相だったから、何事なのかと、ゲームは怖いな。
香織と楓が仲良くなるのはとても良いことなので、
僕は僕に出来る、明日監督に話すこと、あと許しを請う部分をまとめなくては
楓の部屋
香織
「はいりまーす」
楓
「かお、きた!」
楓は既にログイン済みであった。
楓からキャラクターの移行作業を行ってもらい、香織のパソコンでログインできるようにしてくれた。
香織も、さっそくログインしてみた。
ログインすると、楓はもちろん、桜井さん、佐伯さんもログインしていた。
グループチャットを楓がつくり
楓
「お兄様と、かお、京都に旅行に行っていたのですって、もう激しい夜だったらしいですわ」
桜井
「いいな、あれ?かお って 」
楓
「お姉さまをこれから、かお、と 呼ぶことにしたの」
佐伯
「え!かお、いいね、わたしも良いですか?」
香織
「あ、はい、よろしければ、かお で」
桜井
「では、わたしも、かお で」
楓
「もう、ここでは固い話は抜きで、ただし、かお は 無口な女の子キャラクター設定ですから、ギルドチャットでは必要と感じた時だけの発言で大丈夫です。設定は、楓キャラの奥さんという事になっているので、女性扱いはされます。が、基本楓キャラは有名なので、いたずらなどはありませんから、大丈夫です」
桜井
「そうそう、卑猥なワードは、ブロックされますしね、いいなー京都、かお、先に大人になってしまったのね」
佐伯
「わたくしも早く大人になりたい」
楓
「それは、わたくしもです!どんな感じなの?かお」
香織
「え?うん、とっても、凄いというか、わたしのほうがエッチな気分になってしまって、・・・」
佐伯
「うわ!羨ましい。わたしもエッチして大人になりたい」
桜井
「わたしも、わたしも!早く、大人に」
楓
「むふふ、春を迎えるころに、わたしが先にワンちゃんありそう!」
香織
「えーー!!楓ちゃん」
楓
「名古屋で、見つけてしまった、その話は明日学校でね、ではグループチャットをきって、79層を倒し、80層を今日こそ制覇しましょう。」
香織、・・・?いきなり80層へはGATEひらかないのかな?
「80層へはとべないのですか?」
佐伯
「そうなのよ、かお、このアップデートで、必ず79層を通らなくては、上にいけないの、すこし面倒よね」
桜井
「おそらく、どこかの階層に飛べる、ゲートがあるはずなので、まずは79,80を制覇してからかな?」
ギルドチャット
「本日も良く定刻通りに集まってくれた、79層から今日こそ、わがギルドがほかのギルドよりさきに、80層を制覇する」
「ゲート前に5分後移動、79層はあれだけやっているから、パターン化している。」
「問題の80層についたら、待機指示をだすから、79層は各自のグループで押し上げてほしい」
「では、準備の出来たものから、ゲート前へ移動してくれ」
ギルドチャット
「了解、マスター」
一方の嘉位は
監督に仮入部も申し出と、香織、八重さんのマネージャも3月ごろということを伝える事
その他、監督のもとに届いているはずの、ほぼ確約済みの特待生の全名簿の取得、
さらには、入試空けの入部説明会に、立ち合い、説明を自分から、させて欲しい。
課題も等をまとめていた。
由良から事前に送ってもらっていた規則も目を通して
和井田すごいな、原則全員寮で、洗濯などは業者なのだ
そうだろうな、エリート育成学校で基本は学業だからなのかな
寮内にも学習スペースがいくつもあるし、専門の食堂、メニューも凄いな
女性の寮も完備してある。女バスと、吹奏楽部が主みたいだ。男性寮と女性寮は向かい合わせなのか
この寮の施工会社、うちの関連グループ、あ、なるほどね。
そのような事に目をとおしつつ、資料をまとめていた。
香織は、0時には戻ってくるのかな、楓と一緒であれば、問題ないか
エッチはしたいけど、その前に資料をまとめておく時間も必要だったからね。
もくもくと、タブレットにまとめていた。
一方で79層につき、それぞれのグループで、ボス部屋を目指して、ルートを分けてすすむギルドのメンバー
そこで突然ワールドコールがチャット画面に流れた
「レベル300,七星の女神が誕生しました」
楓
「お、かお、やりましたね、レベル300到達です。七星の女神 なんかべたな、とってつけたようだが」
香織
「そうですね、何か、新しいスキル覚えました」
「CPBC complete picture becomes clear」
楓
「なんだろう、直訳すると全てを把握、解明とか、完成図、完全攻略ですよね?」
香織
「そうですね、なんでしょうね。とりあえず、使えるときに使ってみますね」
ギルドチャット
「女神のスキルは、我がギルドが1番早くゲットできた。内容は不明であるが、80層いよいよボス部屋」
「ここ数回全滅している、確実に倒すために、扉を開いても、号令がでるまでその場で待機」
ギルドチャット
「了解、6チーム 48名、待機中」
楓
「この、くそでかい、ドラゴン、はじめはいけると思ったのだけど、いきなり固くなって、全滅なのよね、かお、どうおもう?」
香織、はじめは何故いけると思ったのかな?
「では、どうして、はじめは行けると思われたのでしょうか?」
楓
「はじめ、弱いというか、軽いというか、どんどん削れる感じだったので、色々温存していたら」
「突然、バタバタとグループが倒れていき、全滅」
「他のギルドもそんな感じなの、かお、どう思う?」
香織、はじめは、削れる・・・時間がたつと、全滅
「うーん、あ、そうだ、ここから新しいスキルつかってみてもよいかな?ボス反応してしまいますか?」
楓
「いや大丈夫、基本的には1ポイントでもダメージがあたらなければ、このゲームRAIDボス戦開始しないから」
香織、了解。皆さんに伝えた方が良いですよね?
楓
「かお、そうですね、ではわたくしから」
ギルドチャット
「はじめて取得したスキル、まだこのワールドでは僕らのギルドだけ所有しているスキルである」
「それを一回試してみる、その後、指示をだす、しばし待機、なぐるなよな」
ギルドチャット
「了解、マスター」
香織、
「では、いきますね」
香織はスキルを唱えた、キャストタイムが長い、1分ほどかかるみたいだ、
楓も、香織のパソコンを覗き込んでみていた。
すると
楓、香織は あ!!!と声をだして
そういうことか!!!それは、倒せないわけだ、かお に 目をくばり わたしが言っていいか確認し、香織も頷いた。
ギルドチャット
「きけ、諸君、ユニークスキルでこのボスの攻略ポイントが分かった!」
ギルドチャット
「すげーー、なんだろう、七星の女神 のスキル?」
ギルドチャット
「簡単に説明する、この80層のドラゴンは、ダメージを受けてから、1分後に無敵化になる。」
「つまり、攻撃を開始して1分で倒さないと、全滅する設定だ」
「各メンバーは今持っている最大の武器、スキル、魔法を一気にぶつけてくれ」
「いままでの敗因は、温存だ、WAVEはなしで、一回で、全力でぶちこんでくれ、タイミングを合わす、カウントをする、いいいか?
ギルドチャット
「なるほど、そういうことか、だからはじめは、行けるという気になったのだな、了解マスター、カウントを頼む」
ギルドチャット
「チャージを開始して、こちらでバフ状況を確認してから、10カウントする」
「チャージ開始」
「10」
「9、8,7,6,5,4,3,2,1,突撃、魔法、スキル放て!一斉攻撃開始 ゼロ!」
いっきに斬りつき、そして大魔法が飛び交い、スキルも大幅に
画面はエフェクトだらけで見えない状態であったが
ギルドチャット
「いける、いけるぞ、そのままあと30秒押し切れ!!!」
さらに魔法がどんどん撃ち込まれ、スキルも、多様に使われ、バフはマナがつきるまで重ねられた
「あと10秒!押し込め!!!」
「いった!!!!残り5秒、倒した!」
ワールドコールがチャット画面にながれた、80層を攻略したことが告げられた。
楓は両手をあげて!
「やった!!かお、ありがとう! やっと倒せた!うちらがナンバー1だ!」
香織も、嬉しくて!楓ちゃんとハイタッチ
ギルドチャット
「よし!アイテム分配をして、あとはゲートを探そう」
「マスター、ここ奥に階段とその右にゲートらしきものがある!」
「よし、それをマークしたら、これから80層を飛ばして、いける!」
「皆、お疲れ!では、GATEで町に戻って、各自は自由に、落ちるものは、落ちて、明日会社だろう、遅刻するなよ」
「マスター、遅刻するなといっても、もう、2時、すぎていますよ・・・やばいな。」
香織!?え・・・。
楓・・・え・・・。
ギルドチャット
「よし、寝るわ、おつ!」
「おつかれ、」
「俺も寝ます」
「明日から仕事かー、つれーなー、落ちます」
それぞれがログアウトしていった。
佐伯さん、桜井さんから、楓にSNSでメッセージがあり
やったね!寝るね、あした寝坊しないでね 等があった。
香織は、・・・どうしよう、嘉位怒っていたりしないかな?・・・
楓がスマートフォンを香織にみせてくれた
「楓、たぶん楓の事だから、2時、3時までやるはずだから、香織眠そうであったら、そっちで一緒にねかせてあげて
朝は寝坊しないようにね、おやすみと、香織に伝えてほしい、香織のスマホこっちにあるからね。」
楓
「お兄様から、このように、書いてありました。0時前くらいですね」
香織、うわ、やっちゃった・・・どうしようと困った顔をしていると
楓
「大丈夫です、お兄様は、わたしが言えば、すべて丸くおさまりますし、文面にもあるように、まず今日はかえってこないだろうと察しておりますので、かお 一緒にここで寝ましょうね。アラームは6時でセットしておきます。流石に眠いので、かお、ねましょう」
香織は、こころの中で、ごめん嘉位と言い聞かせて、楓と寝てしまった。横になったとたんに二人は奥深く睡眠にはいり、すぐ朝が来てしまった。
ついに、月曜日の朝
新年初登校の日である。楓のアラームは異常なほどの音量で
香織がびっくりして
飛び起きた、楓も目をこすりながら、
スマートフォンをにらみつけ、
楓
「このアラームあいかわらず、挑戦的ですわ」
と言い放ち
香織は、それをみて大きな声で笑っていた
さて、いよいよ登校である。
< つづく >