第一二三話 京都の今日が最後の夜
嘉位と香織はホテルにつき、時間を確認すると20時を回っていた。
嘉位は、フロントへ行き、
「すいません、遅くなりました。予定の時間超えていますよね」
フロント
「問題ございません、お時間を後ろにずらすことも可能でございます」
嘉位
「いえ、今すぐ可能であれば」
フロント
「かしこまりました」
嘉位と香織は手をつなぎエレベーターへ乗った。
香織は、あれだけ食べたのに、おなか入るのかな?嘉位の顔を覗き込んだ。何か考えがあるのだろうな。
嘉位
「あ!お夜食のことだよね、1時間、2時間ずらすのもできるけど、そうなると食べ終わるのが0時、それからお風呂だと・・・」
香織は、言っている意味がよく分かった。わたしも、それは嫌だから
「うん、そうですね。それが良いです」
二人は部屋に入ると、すぐに、係の方がお膳をならべはじめてくれた。
嘉位
「すいません、遅れてしまいまして」
係の方
「いえいえ、構いません。今日はメインを変えております。お楽しみいただければと」
二人は上着を抜いて、料理を目の前にしていた。
香織はすかさず、スマートフォンで写真をとり、前菜は昨夜と同じ、
「頂きます」
香織は、やはりおいしい。あれだけ先程ラーメンを食べたばかりであったが、おいしいものは、おいしいのだ。いくらでも入る。
その後も、続々と運ばれており
「嘉位、おいしいですよね。日本酒も一緒にと想像すると、早く大人になりたいなと、思います」
嘉位
「そ!まさに、それ、僕も思っていた。日本酒も、焼酎も和も洋もあうよね!」
香織
「え!飲んだことがあるのですか!それはわたくしもお家柄的には味を知る必要程度は、お家の勉学としてはありますが」
嘉位
「うん、少しだけですがね。海外では16歳から大丈夫かな、18歳なら殆ど、14歳という国もあるかな。年齢制限もない国もね、まったくダメという国もあるよね」
「日本は20歳から、そこを主眼に考えていると、グローバル化に乗り遅れてしまう。」
香織は、次々来るお料理を、スマートフォンに収めながら、係の方の説明を食い入るように聞き入っていた。
係の方が、次にメインを運んできた
「松坂牛のシャトーブリアンでございます」
香織は目をまるくして、はじめてみた、シャトーブリアンに!沢山の角度からスマートフォンで何枚もとった
「嘉位、わたくしシャトーブリアンは初めてですよ!」
嘉位
「ん!?いや、お正月の時に出ていたけど、僕たち食べられなかったのだよね」
香織、がーん と頭を暗くさげて、とても残念な気持ちと、いや嘉位を一緒にたべれるのが良いのだ、二人きりで、
そのように思い直して、いざ勝負という感覚で挑むような姿勢であった
嘉位はそのいきよいよく、袖をまくった状態がかわいいく、見えてたまらず、香織をスマートフォンに収めた
香織!!!!!!
「消えた、お口にいれたら、あまくてじゅわぁーとした瞬間消えちゃいましたよ」
嘉位
「僕のも食べる?」
香織!欲しいと思ったが、二人で共有することに意味があるのだと
「いえ、嘉位もたべてください、このなんともいえない、魔法の味を」
嘉位!たしかにおいしい、あれだけ食べたのに、これは旨い!
香織は、すぐにシャトーブリアンがなくなってしまい・・・残念そうにしていた。
係の方
「それでは、こちらをご用意いたしました。西京漬けでございます のどぐろ でございます」
香織!!!!、のどぐろ!
のどぐろ!が出るのですか、
それも西京漬け!えーーー、すぐに沢山何枚も何枚も、写真に収めた
「嘉位、のどぐろですよ、のどぐろ!」
嘉位は、のどぐろを、知らなかったのである。そんなに凄いものなのか?
香織は箸をつけると、うーん、これはまた、たまらない、先ほどのお肉とは、全く逆の甘味というか、濃厚でありながら、やさしい口当たりといえばよいのであろうか
「嘉位!嘉位!嘉位!すごーく美味しい!初めて食べました、のどぐろ。テレビとかの料理対決とかでしか見たことなかったのです!」
嘉位!そういうものなのかな、と箸をつけると!!!!!
「うわ、これ、旨い!僕もはじめてだよ、のどぐろ」
「うわ、これは、こういうものもあるのだ、日本はまだまだ知らない事ばかりだ」
香織、いえ、いえ、普通は松坂牛のシャトーブリアン、のどぐろ 等、口にするのは、出来ないのですけど・・・
二人はデザートも食べ終わり、ラーメンでおなか一杯だったはずが、すべて平らげてしまった。
嘉位では!と香織をみつめ、香織も意をくんで
「お風呂いこうか?それとも一人で入る?香織?」
香織は、むっとして、いじわるだな、嘉位は、わかっていて言っているのだ。
香織
「はーい、ひとりで、くまなく露天を堪能し、
よーーく、きれいに、きれいに、
手洗いしてきまーす」
嘉位、それは、それは・・・。がっかりした。手際よくかわされた感じであった
香織
「うそですよ、一緒に入りましょう」
香織は嘉位の腕をぐいぐいとひっぱり、二人は浴室へ
香織は嘉位を脱がせて、嘉位がかおりをぬがせ、掛湯をし、風呂につかった。
香織
「あっというまでしたね、京都、明日で帰るのがもったいないです、また、来たいですね
嘉位
「物凄く濃厚な旅行だったね、明日帰るのはもったいないけど、学校がはじまるからね」
「明日は、お昼過ぎには、新幹線に乗るからね、うん、また来たいよね」
香織は夜景を見つめて、そっと嘉位に寄り添っていた。
嘉位は、もちろんというかたちで、香織の胸に手をやさしくあてた。
香織もものすごく、期待していたので、もう、この おてて と、胸にある嘉位の手の上に重ねた。
嘉位は、胸をもみ、段々と下のほうへ、腕はおりていき、大事な部分をいじりはじめた。
香織はなんとも言えなない、色気のある声をだしていた。
香織はいやらしいような目つきで、嘉位をみつめ、耳元に口を添えた
「あの、ですね、わたしも、触ってみてよいですか?」
嘉位は、香織から予想外の提案にびっくりし、そして、それはもうもちろんというばかりに、香織の手を、自分のものにさしだした
香織は、みーちゃんが、こうすれば喜ぶと言っていたのを実践してみた
香織は、軽く触れたあとに、ゆっくりと、手で上下に、上下にと
嘉位は、気持ちよくなってしまい、いや、このままだと、危険!
嘉位
「香織、もう出よう、我慢できない」
香織も、我慢できなかったのである。
二人はもう、止める事が出来ず、浴衣の帯もしめずに、布団に入った。
そのまま、熱い夜を過ごしていった。既に0時を過ぎていた。日付が変わっていた。
お互い見つめあい、満足した様子で、香織は嘉位にやさしくキスをした、幸せであった。大人の感じを満喫し
みーちゃんが、とめられない、もうと言っていたのがわかる、わかる、と思い、あ!そうだ。
香織は嘉位の、大事な部分に手を持っていき、あれ、元気が、ゆっくり、さわってみると、段々と固く、あれ、元気になってきた。
もう香織の目つきはいやらしい、そのままであった、火照った顔はあかくなるものの、みーちゃんが言っていたことを、さらに実践にうつした。
舌でからめ、お口へと、嘉位の大事なところは、鋼のような状態になっていた。
嘉位は、びっくりして、香織!え?香織!うわ、大人だ。気持ちいが、こ、これは、出てしまう。それは、・・・。
すぐに嘉位は、香織の体の下にはいり、香織を見上げながら、激しく動いた、
とても、とても、それは熱く、二人の声、特に香織の大きな声は、とてもいやらしく
香織は、もう、どんどんエッチな子になっている。と思いながらも、頭の中がまっしろに、なり、何度となく、この気持ちよさを、
幸せだ。いつでも、したい、ずっとしていたい。そんな感じ、あ!嘉位!と。
二人は、そのまま、何回戦も・・・。
もう時間は朝の6時を過ぎていた。
横たわり、ふたりとも、鼓動があらかった。
嘉位は、アラームがセットしてあることを確認して、
香織にやさしく口づけをした。香織は深い眠りについた。
嘉位は、かおりがどんどん大人になっていく。僕も勉強しないと・・・。勉強なのか、いや必須科目だと自分に、わけのわからないことを自分に言い聞かせながら、嘉位も眠りについた。
目を閉じたつもりが、既にアラームがなっていた。
嘉位は、あれ!まばたきしたくらい、のつもりが、既に10時前。今日は10時朝食にしていたので、
そろそろ、起きて、朝食、そして帰り支度をしなくてはならない。
「かおり、かおり、朝だよー」
香織の胸を愛撫しながら、そっと起こした。嘉位の下の部分も起きていたが、これでは、朝食が運ばれてしまう。
香織は、うーーん、と、あまい、もとめるような、声をだしていた。
香織は、うっすらと目をあけて、唇をもとめた。
嘉位はやさしく、添えて、
「かおりさーーん、かおーーーりーーさーん と、髪をなでて、そろそろ朝ごはんのお時間ですよーー」
香織は目をこすりながら、スマートフォンの時計をみて、外は既に朝というか・・・え!
二人はすかさず、すぐに着替えをすませて、布団を軽くたたみ
髪を整えて、何事もなかったかのように平然としていた。
朝食が届き、おいしくいただいた。
帰り支度をしなくてはならないため、嘉位が整理を始めていた
香織はどことなく寂しかったが、十分に心と体が満たされたこともあり、うん。これからは学校では我慢して、家にかえってからと、みーちゃんが、言っていた事を思い出し。うん。そうだよね。みーちゃんもこんな気持ちだったのかな?今度聞いてみよう。あともっと教えてもらおう!と思っていた。
香織が最後に綺麗に、整頓して帰宅の準備を済ませた。
二人でフロントに行き、嘉位は会計をすませ
二人は京都駅についた。
香織は、なにかきょろきょろと、まわりを見渡している。
「嘉位、まだ時間はありますか?」
嘉位
「うん、30分くらい!なら」
香織は、千佳さん、八重にお土産を買っていかなくてはと思いつつ、何を買えばよいのかがわからなかった、嘉位なら千佳さんのお土産わかるのかな?
「嘉位、千佳さんにお土産を買っていきたいのですが、お家の方々にもですけど、何が良いのかは?」
嘉位、昨年の事を思い出した、千佳が郵送できたものの中から30箱を選び、毎日食べていたことに。あれは楓が棚ぜんぶくださいとか言って、お店の方をこまらしていたのを思い出した。
「千佳さん八つ橋がだいすきだよ、生八つ橋、うちに勤めている方もすきだよね」
香織
「では、それを全部買いましょう!それで、良いですね」
嘉位・・・それじゃ、楓とかわらんじゃないのか、女子ってそういうものなのか、楓だけ壊れていると思ってはいたが、香織も。・・・女子わからん。
「あ、それでは5つだけは、手持ちにして、その棚全部というのは、直送してもらおうね」
「ほら、全部買ってしまったら、ほかの観光でこられているかた、困ってしまうからね」
香織は口に手をひらいて、あてて、は!たしかに、というように目をまんまると、みひらいて、嘉位をみた
「そ、そ、そうですね、嘉位のいう通りです。あ!見てください、楓ちゃんはこのマウスパット、手が楽になるやつだ。
民芸日らしいですが、何か見たことあるような、イケメンお侍さんのイラストが施されておりめずらしいです、
よし楓ちゃんはこれ、八重は500Mlの水筒!」
「京都っぽいこの水筒2つ買ってよいですか?同じのを」
嘉位はお揃いにするのは、自分ようではないな、お!良いね、良いね。あの二人分だね
「もちろんだよ、あとは少し飲み物とか、お菓子とかをね」
二人は京都を出て、嘉位は千佳にSNSで迎えを依頼し
席でゆったりし、香織と手をつないでいると、香織は既に深い眠りに入っていた。
嘉位、かおり、昨夜凄かった!いや、なんというか、凄い!そういものなのかな、そう に今度聞いてみようとおもいつつも、嘉位も寝てしまった。
軽く目を閉じたはずが、もう東京駅であった。
迎えの車に乗って、なぜだろうか二人はすごく久しぶりに帰ってきた感じであった
ただいまー!
玄関をあけると、
そこには
楓が立っていた
なぜか、腕を組んで、
そう、仁王立ちで
< つづく >