第一一三話 新年の初デートの贈り物
香織が先に目が覚めた。
嘉位はまだ寝ている、
香織は、自分の胸をさわってみたが、特になにも感じない
おかしいな、嘉位に触られるとドキドキというか、変な感じ、気持ちになってしまうのに
嘉位おきないかなー、嘉位の寝顔をずっとみていた。
すこし、いたずらしちゃおう。
嘉位の唇にかるい、キスをした。
嘉位は気が付いていない、
もう1回、かるくキスをした。
嘉位は気が付いていない様子だった
様子だったが、
下半身にあたるものが、硬くなってきているのは
パジャマ越しに感じだ、キスするだけで硬くなるのかな?
触ったりしたら痛いのかな
いやらしい想像と若気の好奇心がわいてきて、すこしだけなら触ってみてもよいよね?
自問自答していた。
嘉位
「うーーーーーん」
ゆっくりと瞳をあけた
が
そこには
香織が、嘉位のJrを凝視して手を伸ばしている姿が映り込んできた
香織も嘉位が起きたことに気が付いて
香織は顔が真っ赤である
香織
「いや、ちがうのです、違わないんです」
わけのわからないことを、話しながら
「いや、病気なのかなと、…」
嘉位は察知していて
「もう、香織も、知っている事で、すよね?」
香織は照れながらも、自分から手を差し伸べたことの恥ずかしさに枕を顔にあてて
顔が真っ赤になった
「お、おはようございます」
嘉位の顔を見る事が出来ないくらい、枕で顔が隠れていた
一方で、パジャマからお胸はお見事というべき、はだけだしており
あと少しで、全容があらわになる寸前であった。
嘉位の下半身はますます男の子特有の元気さに、バフがかかったようになった
嘉位はこのお胸、揉んで良いということなのかな、いや迷ったら罰がくだる
嘉位はどうでもよい、自己判断をし
すかさず手を伸ばして、両手で揉んだ
の
もつかの間であった。
そのまま、香織から枕が降り下りてきて
会心の一撃を食らった
香織
「まったく」
といいつつも、嘉位のJrを触れようとしたのは自分である。
香織は顔があかいままであったが
「今日はお買い物にお出かけするのですよね」
「新年初デートですね」
「お召し物はいかがしましょうか?何ももってきてはいないのですが」
嘉位は、両手の幸せを感じ取ったまま、手から視線をどけず
嘉位
「それならば、大丈夫だよ、千佳さんに頼んであるから」
「あと、香織、楓は今日までは家にいると思うが、明日から始業式まではロケで泊まり込みになるからね」
香織はなんのことか、一瞬理解できなかったが
「あ、ゲームですね。大丈夫です」
嘉位
「香織、ゲームやるならパソコンここに置こうか?」
「ゲーミングPC」
香織
「いや、大丈夫です」
嘉位
「今日は着替えてから朝食を済ませて、お買い物にいこう。
車ではなくて、電車でね。」
香織
「はい」
二人っきりのデートで電車なので嬉しいのであったが、車を使わないことも何故だろうと思っていた
普通は、そういうものなのだ、確かにそうだ、自問自答していた。
今日は朝食に楓もいる
3人で朝食をとった。
もっとも話題は、楓のオンステージでゲームの話だった
嘉位はおかまいなく、朝食をがつがつと、頬張っていた。
食事が終わると
楓から
「香織お姉さま、今日はわたくし最後のお休みで、いろいろ整理し、それから宿泊ロケにいきます。ですので、新学期がはじまってから、またやりましょうね!」
香織
「あ、はい」
香織は楓が気さくに話してくれることが、とてもうれしかった。
嘉位が、
「千佳さん、今日買い物にでかける。歩いていくから、夜食には戻るね」
千佳
「かしこまりました。」
千佳
「香織様のお出掛け着は準備ずみです。お寒いので防寒具もセットです」
香織
「千佳さん、ありがとうございます」
二人は身支度を整えて、
新年初デートに向かった
正月4日目ともなるとデパートは賑やかになっていた。
どちらかというと、生活品の買い増しや、お年玉の買い物のお客さんが
沢山いるイメージだった
初売りセールや、売れ残った福袋もあった。
そんななか、嘉位と楓はお洋服をみたり、バックを見たり
嘉位のエスコートでたくさんのお店にはいり
お互いが、お互いを評価していた
しかし、レジに並ぶことはなかった。
徐々に上の階のショップに足を運んで行った
嘉位
「あ、ここだ、ここ」
「そして、このコーナー」
「コラントッテ」
香織
こ、これは、かわいい
こういうものがあるのは、プロ野球とか、メジャーのニュースに
じゃらじゃらつけているのは知っていましたが
あれは、お金を持っているぞー、というなんというか、別格を示す
ものだと思っていただけに、このような効果があり、さらにペアもあるなんて、嘉位流石です
「かわいい…が、お高い」
嘉位
「お金は気にしなくても良いのです」
「僕が香織と同じものを付けていたくて、プレゼントしたいのです。」
「いわゆるペアだよね。ずっと一緒に同じものを」
「洋服、ペアルックも考えたのだけど、学校ではお揃いになれないし。」
「学校でも、家でも常にペアで、というと」
「普通は時計や、指輪、アクセサリーが思いつくのだけど」
「自動巻きの時計等も考え、宝石の小さ目の指輪とかも考えたのだけど」
「運動するときには、外してしまうし、学校でつけては目立ってしまうし…」
「スマホのストラップは、ある意味オリジナルで作ったほうが」
「ほら、前に渡したキーホルダー、あれはスマホのストラップにも出来るのだよ」
「色々機能を盛り込んだ、自信作、下手な言い方すれば、あい4TELというのだけどね。」
「既に二人で持っているので、肌身は出さずとなると、これが1番かな、どう香織」
香織
「うん、すごくかわいい、本当に良いのですか」
嘉位
「もちろんだよ、ちなみにこちらの説明は先ほど受けた通り、寝るときも、お風呂もつけたままで肌身離さず使えるよ。いや先ほどの説明にあったと通り効果を発揮するためには常備が必須なのだよ」
「これであるなら、学校でも目立たないし、デート等では逆に外に目立つように出すことも出来るからね」
「デザインもかわいいよね」
香織
「うん、とてもかわいいです。
「ありがとうございます。沢山もらってばっかりですので…」
嘉位
「良いのです、僕が常に香織と一緒にいたいから」
「下着に変身できれば、密着していられますが…」
香織
「まったくもう、照れ屋さんなのですね、そう言ってはぐらかす(笑)
「わかりました、お言葉に甘えてお願いします。まだ、少し早いですがバレンタインは頑張ります!」
嘉位
「良かった。ありがとう」
店員さん:
「彼女さん、羨ましいですね。素敵な彼氏さんで、そこまで考えてくださって」
香織は、顔が真っ赤になっていた。そうだ、二人で話していたはずが目の前には店員さんがいたのであった。二人の世界に入り込んでいたことに
店員さん
「彼氏さん、どこかでお会いしたというか、なにか見たことがあるのですよね、気のせいでしょうか?」
香織はすかさず、何故か自慢げに、自分のことのように。
「はい、昨年良くテレビ等に出ていました、U-15日本代表のエースです」
店員さん
「わー、すごい、彼氏さんをお持ちなのですね、サインとかもらえたりします?」
嘉位
香織と店員さんなにやら、ひそひそと話しているな。嬉しいと言ってくれたけど
そうじゃなかったのかな、これ以上は思いつかない。
学校も問題なく、肌身離さずだと、あ、ミサンガもあるなあ。作るかな?
ミサンガってサッカー選手がつけていたりするけど、あれはあれで
たしか、切れたときに願いが成就するのだったかな。
実際のところ、どれ程頑張ったかが分かる、証なのだよね。相当体を動かさないと、きれるものではないから。
手首はスローウィングで、気になるから、足首かな…
香織が、すっと、嘉位の方に近寄ってきた
「あの、ですね、あちらの品物をお願いしたいのですが、店員さんが、ですね、個人的にサインをくださらないかと…。わたしが勝手に大丈夫ですとお答えしてしまいました。」
嘉位
「あ、サインね、うん、もちろん大丈夫、よくあることだし、あ、ペンは持ってないけど」
店員さん
「よ、よろしいのですね、ありがとうございます。皆さんに自慢致します」
嘉位
「あ、いや、僕のサインはその芸能人等のサインではないから、誰の?と笑われてしまいますよ?」
香織
「そんなことは、ありません、誰もが成し遂げられなかった、世界一。そしてノーヒットノーラン、衝撃的ですからね
香織は自分が放った言葉に、あらためて、嘉位の魅力と嘉位を守る責任感を感じた。それはもちろん、彼女という枠組みではなく、妻として添い遂げるために何をするべきなのかをひしひしと感じていた。
嘉位
「では、こちらをお願い致します。」
「あと、ペン持ってきていないのですが、どこにサインを?」
店員さんは手帳と、別のスマートフォンを取り出して
「こちらによろしいでしょうか?」
レジから油性マジックをもってきて、嘉位に手渡す。
店員さん
「お願い致します、お写真はダメですよね?」
嘉位
「あははは、照れながら、ちょっと複雑な事情がありまして、写真はごかんべんください」
香織は、なんでなんだろうと思った。
店員さん
「3人で一緒にと思いましたが、流石にご迷惑ですよね、申し訳ありません。」
嘉位
「いや、本当に、こちらが申し訳ないのですが、すいません」
香織、あ、そういうことか3人?・・・1,2,3,あ、私も、この時代情報速度が秒間世界を数週するからですね。納得
香織
「ありがとうございます、さっそくつけたいのですが」
店員さん
「かしこまりました、梱包はこちらで開けますが、つけて頂くのは彼氏様でお願い致します」
香織は照れながら、嘉位が髪の毛をかきわけて、つけてくれた。
嘉位のも、香織がつけた。
二人は姿見で確認し、にっこり微笑んだ。嘉位はその姿見にうつる、二人をスマートフォンに納めた。
嘉位
「ありがとうございました。又、来ますね。その時にはもっと派手なのをね」
店員さん
「ありがとうございます。ご卒業なさってから、お二人でお越しください。お待ちしております」
嘉位と香織はお店を後にした、いったん小腹もすいたこともあり、また歩いたこともあり、ファーストフード店に入って休憩をとることにした。
香織は、ネックレスを手にとって、かわいいな、ペアなのだ、嬉しい。八重になんといわれるかな?等考えていた
嘉位
「香織、もう1か所行きたいところがあるのだけど、良いかな?」
「すこし、ゆっくりここで休憩してからで」
香織
「はい、もちろんです。どちらに?」
嘉位
「あ、こんどは僕のものを一緒に見てもらえたらと、たぶん?」
スマートフォンを取り出し、営業しているのか、確認した。
嘉位
「大丈夫今日からお店開いている、みたいだから、この後お付き合いください」
香織、あらためての言い回しに、なんだか、おかしくなってしまった
香織
「はい」
と甲高い声で答えてしまった。
香織は、すこし思うことがあり、嘉位に聞いてみた。
「あの、ですね、ネックレスなのですが、あのような効果があることは丁寧に説明を受けて理解しました」
「それであれば、以前から嘉位はお持ちであったのではないのかな?と少し疑問だったのですが、気が付いたのも今なのですけど…」
嘉位
「うん、もちろん、あるよ、あったよ」
香織
「そうですよね、わざわざ私のために、あらためて、ありがとうございます」
嘉位
「いや、そうではないのだ。あったのだけど、あげてしまって」
香織
「え?え?あのような高価なもの、そしてスポーツ選手としては必須であると店員さんが言っておりましたが?」
嘉位
「うん、そうだよね。とても大切なものだから、大切な人に送ったというか、あげたんだよね。それから何故か首元がさびしくてね((笑)
香織は、すこしムっとした、なにその大切な人に送ったというのは、それはこの数日での色々ありましたが、その前のこと?なのかな?すこし、気になって、いや、なんとなく嫌な気になっていた。
嘉位
「大切な人というのはね、香織も知っているひと、香織が大切にしている人だよ」
香織は嘉位が言っている意味がわからず、頭に?マークがいくつもとびかっていた。
嘉位
「球道君に一式全てあげたのですよ、元日の日だよね」
香織
「えーーーー!!」
声に出して、驚いた。
球道そんな大事なものを、受け取っていながら、あとでお説教だ
嘉位
「千佳さんも確認していたけど、僕は思うところがあって、お揃いのを考えたときに、これがしっくりくるかなと、千佳さんには球道君に一緒に渡してあげてと伝えたんだ」
香織、そんなことは知りません、もっとも弟も知らないのであろう、それがどれ程貴重であって、世界一を背負ったものであるのかと同時に、嘉位は蓬田家全てを受け入れてくれることに感謝を、改めて感謝をしていた
嘉位
「では、いこうか、ここからは少し僕の趣味になるけど、近いから、歩いていけるし、夜食は家に戻ってからにしないと、作って下さった方にご迷惑をかけてしまうから、次のお店で、家に帰ろうね、良いかな?それとも、大人の世界へ?」
香織は顔が赤くなるいっぽう、スキンシップが濃厚になっていくことで、大人の世界が開くのも、・・・
やだ、何を考えているの。また、顔があかくなり・・・ここ数日私おかしくなってしまったのかな
何かの病気とか?
香織
「はい、ついていきます」
普段よりは人通りは少ない感覚があったが、目指しているお店にすぐに到着した。
香織は、看板を見て、何を求めているのかをすぐに察した。お店はどちらかというと薄暗く、どこか陰湿な空気もあった。
嘉位
「香織、ここだけど良いかな、秒で決まることもあれば、数時間かかることもあるけど、本当に良い?ダメなら、今度由良とくるよ」
香織
「もちろん、大丈夫です。由良君のアドバイスが必要であるなら、もう1度来店もありえますね」
二人はお店の中を入った
お店の中には所狭しと、グローブ、バット、その他野球道具がびっしりと陳列してあった
香織は球道の付き合いで野球道具のショップに足を運んだこともあるが、
ここまでの量と狭すぎる店内は初めてであった
数名のお客さんと、女性?ソフトボール?なにかしらの経験者が居た。
嘉位
「ここで、グローブとバットとそのほかの備品を揃えたいのだけど、少し時間をもらっていいかな?外に出て待ち合わせる?」
香織
「いいえ、わたしも一緒に見ます」
嘉位
「ありがとう」
嘉位はまず、グローブ、それもピッチャー用コーナーを見渡していた
ただ、手につけることはなく、一つ一つに目をあてながら、何か考え込んでいた
ふと、指を指し、これだという感覚があった。
香織は、いっぱいあるグローブ、バット、黒とか、青とか、真っ赤とか、パステルカラーみたいなもあって、
・・・?
香織は、さらに疑問をもっていた
「嘉位、球道は今年6年生にあがるのだけど、学童野球は軟式、中学生から硬式をやりたいと言っていた。軟式と硬式に広さとかボールが違うのはなんとなくですが、わたしでもわかるのですが、グローブの違いはなんでしょうか?」
嘉位
「お、マネージャさんの感覚だ」
「すごいところに、気が付いたね」
「実は、牛革を使う点では軟式も硬式も変わらないのです」
「規格があって、少し可哀そうなのだけれども、生後間もない牛さんから、カテゴリーが分かれていて」
「そのカテゴリー、いわゆる若い牛さんの皮をベースに作り分けられたのが硬式、そのカテゴリーとかぶるものも一部あるけど、いわゆる牛さんの年齢が、すごいな香織そういう関心。このサイトがわかりやすいかな?」
「もっとも手にはめてみると、すぐにわかるよ、球道くんなら、この違いが」
香織は、スマートフォンのリンク先をずっと読んでいた
嘉位
「店員さん、すいません、右上の最上段にあるあのグロープをフィットしたいのですが」
店員さん
「お、あれですか、お目が高いですね、型付けはすんでいるのですが、お気に召さなければ、メーカからあるいはオーダーも可能です。大変失礼な事をおききしますが、お客様どちらかでお会いしたことがあるような気がするのですが」
嘉位はグローブに手を入れて、これだ!これが相棒だ。グローブは沢山はめ込んでも、第一の感触で間違いなく決まる。
これが、今の僕にあっている。
嘉位
「あ、あ、そうかもしれませんね」
香織がすかさず割って入り、
「U-15代表のエースで世界を初めて日本が制覇をしたのが彼です」
店員さん
「あ!驚きました、そうですよね、だからお顔をお見かけした感覚があったのですよね」
「店長、店長、山本さんがいらしていますよ」
奥からグローブを成形していた店長さんが出てきた
店長
「君が山本君か、やっとだね、今のWBCメンバーですらできなかった、U-15の世界一おめでとう。
いまからグローブかね?」
嘉位
「はい、いろいろ家庭の事情がございまして、1年間は野球にせっしておりませんでした。2年生あたりから野球に復帰します
「あらためて、投手、内野手、バット、その他を一気に揃え得ようとお伺いたしました」
店長
「そうなのか、良かったですね、深くはお聞きしませんが、君ほどの才能、日本の宝が、1年間野球に携われなかった事は」
「辛かったでしょうね、しかし良い目利きをされておられる。これはある意味オーダーに近い状態のグローブでして、はい、あちらの製品が下位グレードのもので、これをベースに作られました。こちらは日本に1つしかありません。」
「わたくしが型付けをして、65年以上やっておりますが、このグローブには炎が宿っております」
「ローリングスの全てをつぎ込んだ、特急品です」
「このグローブの良さに気が付く人は、なかなかプロ野球でもいらっしゃりませんのんで、あえて高い位置に展示品みたいにおいておったわけです」
「それを一目見て、お決めになさるとは、長年野球に携わったわたくしでも、いままでにあったかどうか」
「こちらは、山本様にお譲り致します。値段は、そこ、そこお高いのですが、相談してください。なによりこの子が世にでるだけではなく、出るべき方のもとに嫁ぐということが、わたくしには嬉しくてたまらないのです」
嘉位
「あ、代金はきちんとお支払いしますので、その他も見繕って頂いてよいですか、型付けはされているのは
手を入れた段階で、マウンドに立って投げ切ったイメージがわいたので、わたくしのほうこそ、感謝しきれません」
店長
「長生きはしてみるものですな、どちらの高校でしょうか?差し支えなければ」
香織がとっさに割って入って、
「和井田学園です。来年夏からになります」
店長
「そうですか、和井田も名門、最近はおとなしかったですが、来年期待しております」
店員
「店長、リクエストの品、全て揃いました」
嘉位
「大変失礼な事をもうしますが、許されるのであれば、わたくしの家に送っていただけないでしょうか、宅配便で」
店長は、少しだけ、息を飲んで、隣にいる女性も目にうつし、理解したようで
「そうですか、わかりました。マウンドでの勝負、夜の方での勝負
両方、勝つことを願っております」
嘉位はこのジョークが今一つ伝わらなかったが
香織は、顔が真っ赤であった
嘉位
「ありがとうございました」
深々と頭を下げて、嘉位と香織は、自宅へ向かうのであった。
自宅についたら、お風呂に入って、食事にしよう
なんせ、デートと言っても、ほとんど、買い物に集中してしまし
食事らしい、食事をとっていなかったからである。
自宅につくころには、おなかが、ぐーぐー、と子供のように鳴っていた。
<つづく>