9話
―次の日―
初葉「よし!胡桃ちゃんも連れて創部届けを出しに行こう!」
花「はいはい、ここまで来たからね」
―
初葉「伊草先生―?いらっしゃいますか?」
伊草「初葉さんと花さんに…えーっと」
胡桃「1−3の胡桃です」
初葉「3人集まりました!」創部届けの紙を先生に提出する。
伊草「ボクシング部…ですか」
初葉「はい!」
伊草「本日校長先生がいないので明日回答しますね」
初葉「え?創部できないんですか?」
伊草「できないとは言えないですが、危険な部活と顧問の問題がありますので」
初葉「顧問は先生がなんとかしてくれるって…」
伊草「まさかボクシングだとは思わなかったので…一応頑張ってはみますけど」
初葉「お願いします…」
―
花「まあ、なんとかなるって」
胡桃「まさか、ボクシングをやると先に言ってないとは…」
初葉「考えだけが先行しちゃって…」
花「先生は掲示板見てなかったのかなぁ」
初葉「じゃないとあんな反応にならなくない?」
胡桃「意外と見てないのかもしれないですね」
初葉「どうしよう…」
花「なるようにしかならないでしょ。ほら、授業が始まるよ」
初葉「はーい…」
胡桃「今日もお家伺っていい?」
初葉「いいけど、何するの?」
胡桃「部活、やらないの?」
初葉「え?」
胡桃「それでは、お先に」
―
初葉「うわぁ…どうしよう…」
花「最悪陸上にでも入りなよ。走れはするんだし」
初葉「花はぁ?」
花「さぁ?」