8話
初葉「美味しかったー!ご馳走様!」
父「はい、お粗末さまでした!花ちゃん、胡桃ちゃんも満足できたかな?」
花「毎回来る度に料理が美味しくてビックリしてます…」
胡桃「味がしっかりしているのにヘルシーだなんて…」
父「出汁をうまく使うとね。減量する時でも楽しくしてほしいからね」
母「パパの料理だったらすぐ減量したり増量できたりするからとっても嬉しいの」
父「ママぁ…」
初葉「はいはい、そこイチャつかない」
父「そうだ、帰りはどうする?送ってく?大丈夫そう?」
花「私は家近いから大丈夫ですけど」
胡桃「ヘルシーだとはいえ、少し食べ過ぎた気がするので運動も兼ねて歩いて帰ります」
初葉「胡桃ちゃんの家ってどの辺なの?」
胡桃「この辺からだったら歩いて30分くらいかな。近くロードワークで走ったことあるから地理は大丈夫」
父「でももう8時くらいになっちゃうしなぁ…危なくない?」
胡桃「はぁ…変な人が出ても大丈夫だとは思いますけど」
母「甘く見ちゃダメ。意外にそう言う時って体が動かないものだから」
初葉「そうだねぇ…ママがパパのこと好きになった理由って…」
母「初葉?そう言うことは言わなくていいの」急に声に怒気が混ざる。
初葉「イ、イエスマザー…」ついつい萎縮してしまう。
父「それじゃ初葉も一緒に来てよ。胡桃ちゃん送りながら花ちゃんも送ってくるから」
初葉「はーい。花も胡桃ちゃんもそれでいい?」
花「私はいいけど」
胡桃「それではお願いします…」
初葉「ごめんね」
胡桃「家でトレーニングします」
父「それじゃ行こっか」
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花「送ってもらってありがとうございました」
父「いいえー。初葉をよろしくね」
花「それでは失礼します」
初葉「また明日ねー!」
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胡桃「送っていただいてありがとうございました」
父「胡桃ちゃん、初葉をよろしくね」
初葉「バイバイー!また明日ねー!」