4話
―次の日―
花「こんなもんでどうよ」
初葉「完璧じゃん!こんなに綺麗な絵を描けるとは…」
花「パソコンでだけど」
初葉「パソコンができるだけすごいと思う…」
花「じゃ、これ貼っといて〜」
初葉「オッケー!このチラシももらってくねー!」
花「気―をつけてー」
初葉「任せときー!」
掲示板などにポスターを貼っていく。
初葉「ボクシングしたい子なんているのかなぁ…」
ブツブツ言いながら色々な場所へ貼る。
初葉「これでよしっと。それじゃ放課後まで待っとこ」
教室に戻り、花のところへ行く。
初葉「終わったー!」
花「お疲れ、葉っぱ今日一時限目が移動教室だからいこ」
初葉「そうだっけ?」
花「昨日帰りの時に言ってたじゃん」
初葉「まぁいいや。とりあえず行こー!」
―
初葉「初日じゃ来ないかー」
花「そんなすぐには来ないでしょ」
初葉「まぁまぁ気長に行きましょー」
花「あれ?葉っぱ〜下駄箱になんか入ってるよ?」
初葉「え?なんだろ?もしかして告白!?」
花「なわけ」
初葉「冗談じゃん…」
ノートに書き記してあるものを読む。
初葉「“ポスターに教室が書いてなかったので南久留さんの下駄箱に入れました。明日お話しをお聞きしたいので、放
課後よろしくお願いします1−3 胡桃”」
花「そういえば、教室載せるの忘れてたわ」
初葉「明日書いておこ」
花「この子が入ってくれればとりあえずは大丈夫なのかな?」
初葉「明日が楽しみだー!」
花「来てくれればね」
初葉「でも名前とクラスはわかってるしね!」