2話
初葉「創部ってできるの?」
花「知らんけど、言うだけはタダやん」
初葉「でも結局痛いじゃん、ボクシング」
花「当たらなきゃ痛くないんじゃないの?殴る時もグローブもつけるんだし」
初葉「いや、当たらなきゃいいって相当難しいよ?」
花「意外と反射神経と動体視力いいんだから、いけそうじゃね?」
初葉「いやいや、意外とロードワークとかも疲れるんだから」
花「でもママといっつも走ってるじゃん」
初葉「そりゃ、一緒に走ろって言われるから仕方なく」
花「毎日10Kmくらいでしょ?」
初葉「うん」
花「それじゃそんなに変わらないじゃん」
初葉「うぐぐ…」
花「ほら言うだけタダだから行って来な」
初葉「作ったら花も入る?」
花「できたら考えておく」
初葉「それじゃ一緒に行こうよ〜」
花「いいよ。着いていくだけね」
初葉「助かるわぁー!」
花「ぱぱっと済ませよ」
―職員室―
初葉「伊草先生いますかー?」
伊草「南久留さん、どうしましたか?」
初葉「部活に入らない選択肢は無いんですか?」
伊草「無いですねぇ…学校説明などの時に説明があったと思うのですが?」
初葉「そうですよねぇ…ちなみに特別処置なんて…?」
伊草「無いですねぇ」
初葉「わかりました…」
伊草「それだけですか?」
初葉「創部することは可能なんですか?」
伊草「創部と言うと、何かしたいことがあるんですか?」
初葉「はい…」
伊草「創部するには、部員が3名と顧問の先生が必要です」
初葉「あと一人かぁ…」
伊草「顧問の先生はこちらで色々と考えますが、部員に関しては自分達で集めてくださいね」
初葉「頑張ってみます!」