14話
桔梗「それじゃ君、リングに上がりなよ」
初葉「え?私?」
桔梗「だって部長だろ?」
初葉「え…?」
桔梗「さ、上がりな」
初葉「どういうこと?」
グローブをつけ、リングへ上がる。
桔梗「南久留さんの娘さん。ボクシング経験は無いと聞いたわ」
初葉「はぁ…」
桔梗「だからハンデをあげる。3分間起き続けていられればあなたの勝ち。外部講師にでもなってあげる。でも3分後リ
ングに寝ている状態だったらこの話はなし。もちろん10カウントも含めてね」
初葉「それって私に不利すぎません?」
桔梗「南久留さんどう思いますか?」
母「葉っぱ。頑張れ」
初葉「ママぁ…」
母「大丈夫!葉っぱに何かあったら許さないから」
桔梗「えぇ…それパワハラじゃないですかね…」
母「何言ってるの?あなたが最初に始めたんでしょ?ちゃんと自分の尻は拭きなさい」
桔梗「はぁ…やる気なくなるなぁ…」
初葉「それじゃやめておきます?」
桔梗「いんや、南久留さんと戦えるかもしれない。よく考えたらやる気出てくるわ」
初葉「ママぁ」
母「ボクシングの人にたまーにこういう人がいるの」
初葉「やるしかないのかぁ…」
桔梗「そういうこと」
初葉「はぁ…」
桔梗「なんだ、いい目するじゃないか」
初葉「ありがとうございます」
桔梗「口調も変わる。面白そうだ」
カーンとゴングが鳴る。
桔梗「行くで」
初葉「お願いします」
早い右ストレートが飛んでくる。
母「さすが桔梗。新人戦の時よりスピードが上がっている」
胡桃「鬼桔梗に初葉さんがどこまで食いつけるかですかね」




