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海がキラリと光ったら

作者: 坂上啓甫

自分も含めた中々飛べない人達へ

でも飛ばなくてもいいと思う。

 寒いなあ、ここから出たくないな、ずっとここにいられたら良いのに。

澄んだきれいな空が広がっている、でも僕は知っている、そこには冷たく強い風が吹いていることを。

ずっと寝ていたい、好きなときに遊んでたまにおいしいものを食べて飽きたらまた眠る、そうしていられたら良いのにな。

 僕は怠け者じゃあないんだ、ただみんなと同じようには出来ないだけ、どうして僕は生まれてきたんだろう、こんな風に考えていることをお父さん、お母さんが知ったら悲しむだろうか、弟は元気でやっているだろうか僕のたった一人の弟だから心配だ。

 そうだ今日は遠くへ行ってみよう。

 少し遅い朝方の金色に輝く水面を蹴って空へ飛び出し太陽の方へ向かって行く、最初はフラフラしていたが思い切ってぐんと羽を広げて上昇気流に乗るといつもより高く遠くへ飛んでいった。

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